5月24日にアカシジミを撮りに舞岡公園へ行ったが、それから数日経ち、例年ならミドリシジミも発生するころと思い、この日は朝、少し早めに車を走らせた。
まず、24日に来た時にアカシジミを撮ったところへ向かう。行く道にはチョウがあまり現れない。アカシジミのポイントに着いたが、全く姿がなかった。ウラナミアカシジミでも来てくれないかと、30分ほど粘って見たが、成果はなかった。どうも、今シーズンのゼフィルスの発生状況はいつもの年と違う。ゼフィルスもさることながら、他のチョウたちもほとんど姿を見せない。
他のポイントへ移動するが、そこでもミドリシジミの姿は無かった。このシーズンの舞岡公園はゼフィルスの撮影を楽しみに来られる方が多いが、会う人ごとに「いませんね」と言葉を交わす。昨年は多くのゼフィルスが集まってきていたクリの木も、吸蜜に来ていたのはベニシジミやコミスジだけだった。
散策路を横切るコジュケイ 2024年5月30日 横浜市 舞岡公園
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1.カワセミ撮影陣地
朝9時前である。かっぱ池の方へ歩いていくと、右側の谷戸の向こう側に宮田池が見える。その池をカワセミが好む。そのカワセミを撮影しようと、大きなレンズと、椅子を携えた愛好家の姿が見えた。カワセミはまだ現れていないようだ。私も以前、ここで偶然にカワセミに出会い、撮影することが出来た。カワセミは、翡翠、翡翆、魚狗、川蝉など、それを表す(読む)漢字が沢山あるそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 203mm ISO640 )
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2.クリの花にはベニシジミ
クリの花は良い具合に咲いているが、主客の姿は無い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 87mm ISO1000 )
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3.クリの花で吸蜜するコミスジ
ミドリシジミ、オオミドリシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ウラゴマダラシジミが好む花なのだが、その姿は見られない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels |
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4.今年羽化したテングチョウ -1
アオバセセリを撮りに八王子へ行ったときには、色は褪せていたが去年羽化したテングチョウが元気に飛んでいた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 200mm ISO125 )
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5.今年羽化したテングチョウ -2
羽化したばかりのテングチョウは、吸水活動が盛んで、湿った地面に止まっていることが多く、歩いていると不意に飛び立つことがある。wikipediaによると、テングチョウという和名は、頭部の触角の内側に前方に伸びる突起があり、これが天狗の鼻のように見えることによる。この突起はパルピ(下唇髭)という器官で、他のチョウにもあるが、テングチョウのパルピは複眼径の3倍以上も伸び、よく目立つ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 203mm ISO125 )
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6.セイヨウオニシバリ(西洋鬼縛り)
蝶が少ないので、花など植物に目が行く。古民家の入り口近くに真っ赤な赤い実を付けた小さな木があった。PictureThisで調べてみると、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属のセイヨウオニシバリのようだ。オニシバリ(鬼縛り)という名は、枝が強く、これで縛られると鬼でも逃げられないという例えからきているとあった。丈夫で育てやすい植物で、挿木で増やすことができる。紫やピンク色のきれいな花を咲かせるとあったが、花に気が付いたことはなかった。いつ花が咲くのがわからなかったので、ChatGptに尋ねると、花は、早春(2月から4月)に咲き、この時期に、葉が出る前に枝に直接、小さな香りの良い花が咲く。そして花が咲いた後、5月から7月頃にかけて写真のような赤い実が成る。この実は非常に美しいが、毒性があるため注意が必要だとの回答をいただいた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 9mm ISO1250 )
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7.田植え
舞岡公園の谷戸の田んぼは田植えのシーズンである。ボランティアの皆さんが代掻きや田植えに汗を流していた。代掻きとは、奥深くにある栄養分を多く含んだ土壌を表面に起こす作業のことだそうだ。機械を入れたら一瞬の作業ですが、機械の重みで土が硬くなってしまうことをしまうことを防ぐために、手作業で行われている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 17mm ISO250 )
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8.コジュケイ(小綬鶏) -1
コジュケイは大きな声で「チョットコイ!」呼んでおきながら姿見せることはまずない。ところが、散策路の路傍に一羽のコジュケイがうずくまっていた。Wikipediaによれば、コジュケイは4-6月で地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む。♀のみが抱卵し、抱卵期間は17-19日。雛は孵化直後に巣立つ。雌雄共に育雛を行う。生後1年で成熟する。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 84mm ISO200 )
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9.コジュケイ -2
気配を感じたか、首を上げ、立ち上がろうとする。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 183mm ISO250 )
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10.コジュケイ -3
♂か♀か私には同定できないが、子供は連れていない。散策路を横切って、右側の藪の中に入っていった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 183mm ISO250 )
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11.ツマグロヒョウモン
いつもの年なら今頃になるとたくさん見られるツマグロヒョウモンも少ない。やっと、駐車場手前のこぶし広場で飛んでいるのを見かけた。アカボシゴマダラに至っては今年は1頭も見ていない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels |
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