先日、小学校時代のクラスメートと「古希の会」をしたが、そのクラスメートのなかに奥多摩、とくに高尾山周辺のボランティア・ガイドをしている女性がいた。その時、彼女と蝶の撮影の話などを交わしたが、かって、石砂山のギフチョウのことを教えてくれたのも彼女だった。
「古希の会」の写真を送ったところ、その返信に高尾山へ行ったが、ウツギの花にアオバセセリが来ていたと記されていた。アオバセセリは撮ったことが無いので、案内を頼んだところ、快く引き受けてくれて、5月19日に同行していただいた。
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1.JR高尾山駅北口
子供のころ、補虫網と三角ケースを携えて、何回も降りた駅である。関東の駅百選に選定されている社寺風デザインの北口駅舎は、大社線大社駅を設計した曽田甚蔵が設計、1927年(昭和2年)に竣工した2代目であるとのこと。これは、元々大正天皇の大喪列車の始発駅として新宿御苑に設置された仮設駅舎(995m²)を移築したもので、初代駅舎の木造平屋建て90m²から木造平屋建て298m²と大規模になったという。この駅舎は2010年春に改修され、飲食店や雑貨販売店ができた。高尾山はミシュラン3つ星に選ばれて以来、訪れる人が多いらしいが、この日も多くのハイキング客が待ち合わせをしていた。私もその一人に加わった。
Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 10.8mm ISOオート) 露出補正 なし
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2.アオバセセリ -1
高尾駅前からバスに乗りJR中央本線沿いの道を行く。バスは満員だった。終点前のキャンプ場の入口で下車して、沢沿いの林道を歩く。その沢にウツギの白い花が咲いていた。黒いアゲハ達が舞っている。そこでよく見ると少し大きめなセセリチョウが飛んでいるのが見えた。花から花へ飛びまわる。アオバセセリである。しかし、蝶まで少々距離がある。付けていた60mmマクロから18-200mmに付け替えて撮った。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 200mm ISO450 ) 露出補正 なし
内蔵フラッシュ使用 トリミング
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3.アオバセセリ -2 飛翔
偶然にこんな写真が撮れた。被写体ブレしているがなんとか眼が確認できる。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 200mm ISO280 ) 露出補正 なし
内蔵フラッシュ使用
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4.アオバセセリ -3
アオバセセリは2頭いた。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/125秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
内蔵フラッシュ使用 トリミング
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5.アオバセセリ -4
アオバセセリはこの日の本命だったので、何とか良い写真を撮りたいとこのウツギの花の周りを右往左往してチャンスを待ったが、なかなか近くへ来てくれない。しかも暗い。フラッシュを使うと眼が光ってしまうので、フラッシュなしで撮った。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
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6.林道のサカハチチョウ
林道を進むとサカハチチョウが吸水していた。
Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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7.サカハチチョウ
吸水していたサカハチチョウを飛び立たせると葉上に止まった。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
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8.コミスジ
コミスジが多く発生していた。翅を開いたのと、閉じたのをセットで撮影。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
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9.ツマキチョウ♀
舞岡公園で撮れなかったツマキチョウの♀に出会った。ムラサキケマンで吸蜜していた。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
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10.カラスアゲハ♀
ちょっと葉の影になってしまったがきれいな♀だった。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
内蔵フラッシュ使用 トリミング
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11.ミヤマカラスアゲハ♀
目の前の花に来たのは何とミヤマカラスアゲハだった。しかも♀だ。後翅の白い帯が鮮やかである。残念ながら表側を撮ることができなかった。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
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12.オナガアゲハ
ウツギの花に来ていた黒いアゲハはオナガアゲハが多かった。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
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13.ジャコウアゲハ
これもオナガアゲハかと思ったらジャコウアゲハの雄だった。腹の赤いので区別できる。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
内蔵フラッシュ使用 トリミング
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14.ミヤマセセリ
再びスタート地点に戻ってきた。だいぶ擦れてはいたがミヤマセセリがまだ元気にハルジオンで吸蜜していた。夢中で吸蜜していたので60mmでここまで近付いて撮れた。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/3200秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
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15.圏央道の工事
帰路はバスに乗らずに高尾の駅まで戻ろうと、バス道を裏高尾のほうへ歩いた。住民の反対運動が続いているようだが圏央道の工事が進められている。東名海老名と中央道の八王子を結ぶところだ。これができると横浜から、中央道や、関越に出るのに選択肢が増える。完成までまだ時間がかかりそうだ。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
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16.ダイミョウセセリ
圏央道の工事をしているところでバス道を離れ、右に入って高尾梅郷への小路を進んだ。ガイドさんの案内がないとこんな道は通れない。川が流れていて気持ちの良い道だった。そこへダイミョウセセリが来て、葉上に止まった。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 60mm ISO400) 露出補正 なし
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17.クロコノマチョウ
木が茂っているところで、ヒカゲチョウの大きいのが飛びだした。追ってみるとクロコノマチョウだった。高尾にもいるのだと改めて驚く。小学生のころ、網をもって高尾山周辺に来ていた頃には考えられなかった。この個体は越冬した秋型のようである。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 60mm ISO1400 ) 露出補正 なし
トリミング
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18.高尾梅郷
やがて高尾梅郷の石碑のあるところに着いた。この梅郷は2月中旬から3月中旬にかけ、関所梅林、天神梅林、湯ノ花梅林、遊歩道梅林を中心に約10,000本の梅が開花するという。ここからは、すぐ甲州街道にでられる。この日は、本命のアオバセセリ、それにミヤマカラスアゲハの♀、そして最後にクロコノマチョウのおまけがついて、大満足の一日だった。小学校のクラスメートの案内に感謝。
Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 10.8mm ISOオート) 露出補正 なし
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