2025/6/21-24 関西旅行 ③ 高野山墓参 中の橋まで 2025年6月22日 和歌山県北部 伊都郡高野町 - Studio YAMAKO

2025年8月16日

2025/6/21-24 関西旅行 ③ 高野山墓参 中の橋まで 2025年6月22日 和歌山県北部 伊都郡高野町

ホテルの隣にある「星乃珈琲店」の"モーニング"で朝食。今日は宿を変えなくてはならないので、チェックアウトをし、荷物はそのままホテルに預けて出発した。
 10時発の南海高野線の特急「こうや号」に乗るため、南海電車の難波駅に行く

 「こうや号」は比較的空いていた。だが、極楽橋駅について、そこから乗り継ぐケーブルカーはさすがに満員になった。外国人観光客も多いが、特にインドからの旅行者が多い。ケーブルカーで一緒になって、ちょっと話をしたインバウンドの若い2人ずれの旅行者と、ケーブルカー山頂駅である高野山駅から苅萱道前まで乗ったバスでも一緒になった。私たちは菩提寺の恵光院へ行くのだが、その二人も苅萱道前で下車した。なんと彼らも恵光院へ行くのだという。恵光院に泊るらしい。
 私たちは恵光院の本堂へ上がり、先祖代々の位牌に参拝した。
 お参りをした後、恵光院でタクシーを呼んでもらい、奥の院への石畳の参道の、中の橋の近くまで行った。自動車が通る道から杉並木の石畳の参道に入り、中の橋の近くにある私の父母と、兄夫婦が眠る先祖代々墓にお参りをした。

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高野山一の橋から奥の院へ続く石畳の参道と杉並木 2025年6月22日 和歌山県高野山参道

043_250622122 X900 南海難波駅 G7X.jpg 43.難波駅構内
10時発の南海電鉄高野線の「こうや号」に乗るため、改札を入る。まだ「こうや号」の電車は入線していない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.1 1/30秒 9mm ISO125 )
044_250622134 X900 南海難波駅 こうや7号 G7X.jpg 44.「こうや3号」
4両編成の「こうや3号」が入線して来た。終点の極楽橋には11時23分に到着する。この車両は、南海31000系だ。高野線の急勾配やカーブを走行できる専用の「ズームカー」設計になっている。1999年製で、すでに25年間が経つが、綺麗に使われている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/640秒 13mm ISO3200 )
045_250622137 X900 南海難波駅 関空特急 G7X.jpg 45.関空へ行く「特急ラピート」
空港線のホームには、ラッピングされた「特急ラピート」が停車していた。難波から30分ほどで関西空港に行ける。30分に1本程度発車しているので、関空利用者にとっては便利と思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO2500 )
046_250622144 X900 こうや3号 ラピート並走 G7X.jpg 46.並んで走る
今日は日曜日だ。休日ダイヤで「こうや号」も特急ラピート」も難波発10時だ。天下茶屋駅の先まで並走する。1994年の関西国際空港開港に合わせて登場した空港特急用の50000系の6両固定編成で、難波側の2両が座席にゆとりがある「スーパーシート」、関西空港側の4両が「レギュラーシート」となっているそうだ。特徴のある"顔"をしている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
047_250622148 X900 こうや7号 紀の川 G7X.jpg 47.紀の川を渡る
橋本駅を出て紀伊清水駅の間で紀の川を渡った、この鉄橋は、紀の川にかかる217mの橋梁である。車内からは見えないが、石積みの橋脚と赤いトラス橋がレトロな雰囲気で人気があるそうだ。高野山参詣関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産にも認定されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
048_250622160 X900 極楽橋 G7X.jpg 48.「こうや号」終点 極楽橋に到着
11時23分に終点の極楽橋駅に到着した。難波からの距離は64.5 kmで、橋本駅から極楽橋駅の高低差は443mだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
049_250622164 X900 極楽橋 G7X.jpg 49.極楽橋
「こうや号」が到着したホームから、ケーブルカーの乗り場へ移動する途中、右側の谷にかかる朱塗りの極楽橋が見えた。極楽橋は、高野山への聖域と俗世を区切る結界とされている場所だそうだ。この駅は 「はじまりの聖地、極楽橋。」 をコンセプトにリニューアルされ、電車側コンコースを俗世、ケーブルカー側コンコースを聖域に見立てたデザインがされている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
050_250622166b X900 極楽橋 G7X.jpg 50.ケーブルカーのりば
極楽橋駅から高野山駅までの800m間のケーブルカーで、高低差は328m、最急勾配は29°21′ だそうだ。2019年3月1日から4代目のこの車両で運行されている。ICカードを利用できる。南海電鉄では難波からケーブルカーを含めた高野山駅までを南海高野線と称し、高野線橋本駅から「こうや花鉄道」の愛称が付いている。高野山駅の標高は、867mだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
051_250622189 X900 恵行院 G7X.jpg 51.恵光院 -1 -
高野山駅から同じバスに乗ってきたインバウンドの二人連と、苅萱道前でバスをおりた。聞いてみると恵光院に泊るという。一緒に、私のご先祖様を守っていただいている恵光院の門をくぐる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
052_250622187 X900 恵行院 G7X.jpg 52.恵光院 -2
驚いたことに、恵光院の門を入ったところにキッチンカーが停まっていた。高野山が世界遺産となって外国からの参詣者も多くなり、恵光院では積極的に外国からの宿泊者を受け入れているようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
053_250622182 X900 恵行院 G7X.jpg 53.恵光院 -3
寺務所で参詣の挨拶をし、本堂への廊下を歩き始めると、右手にお寺ではほとんど見たことがなかったこんな部屋があった。インバウンドのお客さん向けに使う椅子席なのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 )
054_250622691 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 54.石畳の参道
かっては、一の橋から奥の院への石畳の参道を歩いて、中の橋の近くにあるご先祖様が眠る墓前へ行ったが、かみさんが杖を突くようになった前回からは、恵光院でタクシーを呼んでもらって、中の橋の近くまで乗っていくようになった。そこから、参道へ入るのだが、今回のタクシーの運転手さんは、中の橋にごく近いところでおろしてくれた。写真は市川團十郎の墓。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO1000)
055_250622707 X900 高野山 壮兵衛建立 Z50 Z18-140.jpg 55.石畳の参道の杉並木
一の橋から奥の院への石畳の参道は約2kmあり、杉木立の中に約20万基以上の墓石や供養塔が立ち並ぶ、弘法大師空海の聖地である。この参道は一の橋から奥の院御廟橋まで続き、多くの大名の墓石や供養塔が並ぶ。中の橋はその中ほどにある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO560)
056_250622717 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 56.中の橋と汗かき地蔵と姿見の井戸
この中の橋の手前に先祖が眠る墓がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO320)
057_250622719 X900 高野山 姿見の井戸 Z50 Z18-140.jpg 57.汗かき地蔵と姿見の井戸
ここは汗かき地蔵のお堂である。汗かき地蔵は、黒っぽい石材に地蔵尊が半肉彫りに浮き彫りされており、周囲の石や水滴によって、常に汗をかいているように見える。人々の苦しみを代わりに受けて汗をかいているように見えることから、その名がついたと言われる。一方、お堂の右側にある姿見の井戸は、その水を飲んで病気が治ったという伝承や、覗き込んで自分の姿が水に映らないと三年以内に命を落とすという怖い言い伝えがあるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO900

8月17日~24日のあいだ、アップを休ませていただきます。

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