舞岡公園で5月には見ることが出来なかったミドリシジミだが、ようやく発生しているようなので、6月5日に出かけた。今シーズン3度目になる。
だが、いつものポイントを歩くが、ミドリシジミを発見できない。クリの木の下に椅子を持ち込んで、ミドリシジミが現れるのを待ち構えている方もおられたが、まだ、現れていないようだ。
ハンノキが生えるポイントへ行って見ると数人の方が、カメラを向けていた。傍へ行って見るとなんとトラフシジミの夏型が開翅して静止していた。私は始めて見るシーンである。お声がけして、後ろの方から撮らせていただいた。だが、良いポジションで撮れない。数ショット、シャッターを切ったところで飛び立たれてしまった。
いったん、他のミドリシジミがいるかなと思うポイントへ移動してみたが、どこも全く姿は無い。
10時40分ごろ、また、先ほどのクリの木の下に戻ってみた。「あそこに止まっていますよ」と顔なじみになっている方が教えてくださった。ただ、クリの葉陰に止まっているので露出が難しい。八王子でアオバセセリの撮影をした時と同様の失敗がないようブラケット撮影を試みてみた。
それにしても、今年のミドリシジミは数が少ない。どうしたことだろうか。いや、チョウ全体が少ないのだ。
最後に葉に止まっていたウラゴマダラシジミを撮った。
始めて見たトラフシジミの開翅シーン 2024年6月5日 横浜市舞岡公園
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1.ヒカゲチョウ
南の丘のあたりを歩いているとヒカゲチョウが現れた。この辺りで良く見る。RX10M4の露出ブラケットではカメラが判断する適正露出を中心に、-0.7,+0.7、-1.4、+1.4 で連写される。その5枚のなかから良いと思うものを選択する。これは+0.7。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/250秒 50mm ISO1660 )
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2.トラフシジミの開翅 -1
トラフシジミの夏型が開翅していた。先客が数人おられたので、良いポジションがとれない。手前に日の当たる葉があり、開翅したトラフシジミは日陰である。露出ブラケットのお陰で、始めて見る美しい藍色の輝きを撮ることが出来た。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/160秒 190mm ISO1600 )
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3.トラフシジミの開翅 -2
マクロレンズを付けたZ50でもう少し寄って撮りたかったが、飛ばれるといけないのでカメラを持ち替えないでそのままその位置で、RX10m4で撮った。望遠側で撮ろうとすると合焦しない。トップの写真はトリミングしている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 34mm ISO1600 )
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4.トラフシジミ夏型 裏面 -1
翅を閉じた。だが、翅表の藍色の輝きをのぞかせている。初めてであればこの程度翅表が見られても感動する。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 34mm ISO400 )
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5.トラフシジミ夏型 裏面 -2
これはブラケットで+1.4で撮れたコマと思う。これだと全体のバランスとして露出過多のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 34mm ISO1250 )
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6.トラフシジミ夏型 裏面 -3
一旦翔んだが、遠くへは行かずにすぐ近くの葉に止まった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 198mm ISO640 )
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7.トラフシジミ夏型 裏面 -4
全体のバランスでは露光はこの程度が良いのではないかと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 198mm ISO250 )
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8.トラフシジミ夏型 裏面 -5
Z50に持ち替えて、再び翅を開いてくれないかとしばらく待ったが、このシーンを撮ったあと、どこかへ飛んで行ってしまった。露出はオートで撮ったが適正露出になっている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
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9.ミドリシジミ -1
今季初めて撮るミドリシジミだ。クリの葉陰で吸蜜するミドリシジミは、撮り難い。露出ブラケットで5コマ撮って、ミドリシジミの露出が最も良さそうなのを選んだが、日の当たる白いクリの花は白が飛んでしまう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 50mm ISO640 )
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10.ミドリシジミ -2
ここから動こうとしない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 55mm ISO800 )
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11.コミスジ
しばらく、ミドリシジミを観察し、別の個体が飛来するか期待して待つが、来たのはコミスジだけだった。露出ブラケットで撮る。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 43mm ISO1600 )
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12.瓜久保の家のガクアジサイ
火の見櫓の先にあるガクアジサイは、1週間前のその装飾花は白一色だったが、赤く色づいてきていた。・
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO320 )
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13.サトキマダラヒカゲ
このチョウも最近見ることが少なくなった。かっては樹液が出ていると、そこには本種が山のようにたかっている姿をよく見たのだが。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 45mm ISO1600 )
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14.ミドリシジミ -3
先にミドリシジミがいたクリの木の下に戻ってきた。さっきいたのと同じ個体のようだ。露出ブラケットで撮った。最もミドリシジミの露出が適正になっているのを選ぶ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 46mm ISO1600 )
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15.ウラゴマダラシジミ -1
ミドリシジミがいたクリの木の傍にある低い樹の葉に、少々鱗粉が擦れているウラゴマダラシジミがじっと止まっていた。今季舞岡公園での3種目の平地産ゼフィルスである。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 48mm ISO1600 )
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16.ウラゴマダラシジミ -2
右側に回って、止まっていたムラサキシキブの葉の重なる間から真横の位置で撮影。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO500 )
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17.ガクアジサイと古民家
古民家の裏庭に咲くガクアジサイを広角側で撮った。露出ブラケットで装飾花の白が飛ばない駒を選んだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 10mm ISO1600 )
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18.散策路に止まるイチモンジチョウ
この日は、トラフシジミの開翅シーンや、ミドリシジミ、ウラゴマダラシジミの2種の平地産ゼフィルスに会えた。チョウの数が極めて少ない今年今の状況としては良しとすべしか。帰路の散策路にイチモンジチョウが止まっていた。最盛期は過ぎている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 51mm ISO11250 )
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