秋深まる 舞岡公園 9月28日
そろそろ、舞岡公園の柿が熟するころだと思う。昨年、その柿の実にアカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、そしてコムラサキが集まっていた。この秋はどうだろうか。
前回8月31日に行ったときは、ウマノスズクサにジャコウアゲハが産卵をしていた。孵化した幼虫たちは元気だろうかと思い、車を走らせた。
1.ウラナミシジミ -1 ハギの花でウラナミシジミが吸蜜している。秋を感じる。ハギはウラナミシジミの食草でもある。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
2.ウラナミシジミ -2 90mmマクロで撮った。背景がきれいにボケるのは良いのだが、反面ピントの合う範囲が浅くなる。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
3.ウラギンシジミ交尾 -1 公園へのアプローチを歩いていると、何かがきらっと光って見えた。交尾中のウラギンシジミが葉の上に止まっている。上が♂で下が♀だ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
4.ウラギンシジミ交尾 -2 余裕があったので次に90mmマクロで撮る。白飛びしそうなので露出補正をする。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/4000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段 | |
5.ウラギンシジミ交尾 -3 このカップルにはだいぶ長い時間モデルになってもらった。♂が少し翅を開いている。マクロで撮るとすべてにピントを合わせるのが難しい。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
6.ジャコウアゲハ幼虫 -1 ウマノスズクサが生えているところへ行ってみた。元気なジャコウアゲハの幼虫たちがウマノスズクサの葉を食べつくそうとしている。なみへい サイエンスの話題「黒蝶の戦略 ジャコウアゲハの超能力」によれば、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサを食草としているが、単に食べるだけではなく一生にわたって大変な恩恵をこの植物から得ている。その鍵になる化合物がウマノスズクサの作るアリストロキア酸という小さな分子である。つまりジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサのアリストロキア酸をせっせと食べて体内に蓄積して小鳥などの天敵から身を守っているのだ。さらに♀はウマノスズクサに産卵する際、産んだ卵にアリストロキア酸を含むクリームを塗布して外敵から守るという念の入れようである。孵化した幼虫はまずこの卵の殻を食べて効率的に毒で武装すると記されている。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし | |
7.ジャコウアゲハ幼虫 -2 これも3齢か4齢と思う。ずいぶん大きくなっている。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/200秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
8.ジャコウアゲハ幼虫 -3 よく見るとあちらにもこちらにも、2齢~4齢の幼虫がたくさんいる。幼虫はウマノスズクサの葉だけではなく茎も食べてしまう。蛹はいない。(以下、なみへい サイエンスの話題「黒蝶の戦略 ジャコウアゲハの超能力」 から引用)終齢期の幼虫は、蛹化が近くなると何故か食草を離れ地上を這って何メートルも離れたところにある建物の南向きのモルタル壁に攀じ登る。高いのは2、3メートルも登るのである。そこで細い釣り糸のような白い糸を吐いて自分の身体を壁に固定して蛹化する。壁への接着部は黒いタールのような基礎構造がしっかりと塗りつけられている。その姿はさながら後ろ手に縛られて壁に括られたようで番町皿屋敷のお菊を髣髴させる。そんなことから「お菊虫」という別名がついている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 39mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段 | |
9.キンモクセイ 金木犀 古民家の庭にキンモクセイが咲き、強い香りが漂ってきた。wikipedia等によると、キンモクセイは中国南部原産で、日本には江戸時代に渡来したそうだ。一般には桂花の名で呼ばれることがある。まさしく秋に小さいオレンジ色の花を無数に咲かせる。雌雄異株であるが、日本では雄株しか入っていないので結実しないという。キンモクセイの花の匂いの成分であるガンマーデカラクトンには、虫を避ける効果が有るという。また、キンモクセイの花は甘めでしっかりした強い香りであることから、その香りがトイレの芳香剤として1970年代初頭から1990年代前半まで主流で利用されていたため、トイレを連想させることがあるようだ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
10.アカボシゴマダラ -1 アカボシゴマダラは元気だ。舞岡公園ではいつも見られる蝶である。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6 1/125秒 215mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段 | |
11.アカボシギマダラ -2 前の写真とは別の個体。開翅してくれた。♀のようだ。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
12.ウラギンシジミ ♂ ウラギンシジミの♂はこのように梢の葉先に止まって縄張りを張る。蝶まで10mくらい離れているので飛び道具(P610望遠)を使用する。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 236mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段 | |
13.ツバメシジミ 往きにウラナミシジミがいたハギでツバメシジミが吸蜜していた。ハギはツバメシジミの食草でもある。少しピントが甘い、ご容赦。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし |
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)