日帰りで信州の高原へ 9月3日 1/3
今年は海外旅行こそまだチャンスはないが、東海、奥大井、河口湖、福岡、安曇野など国内の旅行をしている。ご厚意でStudio YAMAKOの開発・運営をしていただいている n-shuhei さんに、私が海外旅行、国内旅行で訪れた先の地図を閲覧できるようにしていただいている。
Studio YAMAKOの画面を下の方へスクロールして行くと、右側に示されるカレンダー、Categoly、月別アーカイブ、海外旅行地図のつぎに国内旅行地図というのがご覧いただけると思う。最近、その国内旅行地図の機能を バージョンアップ していただいた。
国内旅行:2012を左クリックしていただくと、2012年に私が旅行した先にピンが立った日本地図が開く。そのピンをクリックすると、そこを訪れた時のブログのタイトルの吹き出しが出る。その吹き出しを左クリックするとそのコンテンツが開くのだが、開く前にその吹き出しにあるZoom [+] [-] をクリックして見ていただきたい。その地点が地図の中心となり、 [+]をどんどん押すとズームアップされていく。素晴らしい機能を付加していただいた。n-shuhei さんは私と同い年でいらっしゃるが、その向学心、探究心には脱帽である。
さて、8月はいろいろなことがあって、なかなか蝶の写真をとることが出来ないでいた。そこで、突然だったが、9月3日、天気もよさそうなので、信州は小諸の先の湯の丸高原へ日帰りで出かけた。朝6時に家を出発して、途中、上信越自動車道の横川SAで朝食にし、10時少し前に池の平駐車場に着いた。高峰温泉から先の湯の丸高峰林道は7,8月の土、日、祭日はマイカー規制があり、シャトルバスが運行されるが、この日は通行できた。天候は天気予報で伝えられたほど良くはなかったが、晴れたり曇ったりで、蝶も飛んでくれた。池の平をひと回りし、湯の丸の地蔵峠へ移動、少しの時間滞在してごご2時半には帰路についた。
1.マツムシソウにオオチャバネセセリ 駐車場から、右回りに池の平を一周するコースを歩き始める。すでに標高は海抜2,000mを超えている。林間の道には最盛期のマツムシソウが咲いていて、オオチャバネセセリが吸蜜している。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
2.ハクサンフウロ まだハクサンフウロが咲いていた。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 100mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段 | |
3.下界 やがて開けたところに出る。村界の丘と呼ばれているところだ。これは上田方面だろうか? 定かではない。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
4.キアゲハがテリトリーを張る 雷の丘というところ。占有行動をとるキアゲハが岩に止まって周囲を監視しているように見える。この日は迂闊にもG12を家に置き忘れてきてしまった。このシーンはG12でもっと被写体に近づいて、背景を入れられたら良い写真になったと思う。しかし、残念ながら左の尾状突起が欠けている。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
5.池の平湿原 今度は左側に池の平湿原が見渡せるところに出た。マツムシソウやヤナギランの群生地だ。鏡池という池が見える。池の平湿原は標高2,000mで数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原である。高山植物の宝庫だ。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
6.最盛期のマツムシソウ 8月中旬から9月にかけて咲く特徴のある花だ。ここでは群生するマツムシソウを見ることができる。この花にいろいろな昆虫が吸蜜に来る。蝶もベニヒカゲ、クジャクチョウやヒョウモン達が訪れる。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
7.ベニヒカゲとマツムシソウ 池の平湿原には高山蝶のベニヒカゲが多産する。道を歩いていると踏みつけてしまいそうになることがあるほどだが、もちろん採集(捕獲)禁止だ。時期的には少し遅いようで擦れた個体が多い。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
8.エゾリンドウ? まだこれから花を開くエゾリンドウも多く見ることができた。池の平湿原では、良く似たオオヤマリンドウも咲くというが、 オオヤマリンドウとエゾリンドウの同定 は、エゾリンドウは茎の途中からも花を付けるという違いか。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
| |
9.クジャクチョウとマツムシソウの群生 8月の後半から9月にかけてクジャクチョウが多くみられるようになる。と言ってもクジャクチョウは本州では山地性の蝶で、舞岡公園などでは見られない。これは多分、第2化の成虫で、きれいな個体だった。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
10.岩に止まるクジャクチョウ 陽が陰っている時間が少し長くなると、吸蜜を辞めて路上や岩に止まることが多いようだった。飛んでいる時はほとんど黒く見えるが、このように開翅をすると鮮やかな色と眼状紋が良く目立つ。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
11.ピンクのイタドリ ピンクのイタドリの花が咲いていた。高山植物ではないがきれいだ。 イタドリ は大きくなる多年生草本で、高さ2m近くにもなる。茎は太く、中空で春に出始めた茎を折り取り、生食したり、漬け物にしたりする。中空の茎を折り取る際に、ポコンと音がし、食べると酸っぱいので「すかんぽ」とか「かっぽん」などと呼ばれたりもするようだ。イタドリは白い花を付けるものが多いが、花の色が紅色を帯びるものをベニイタドリと呼ぶとのこと。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
12.ウスユキソウ セイヨウウスユキソウはエーデルワイズと呼ばれる。このウスユキソウは、エーデルワイズとは同じ属であるが、違う種である。比較的高地に分布し、高山植物とされることが多いようだ。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
13.雲上の丘 雲上の丘というところへ来た。これは小諸の方角だろうか? 素晴らしい見晴らしである。同行したかみさんは、この見晴らしと高山植物の花に魅せられて「ここならまた来ても良い」とのご意見。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
14.池の平湿原 G12を忘れてきてしまい、100mmのレンズしかないので、一周歩くと約2時間の池の平湿原全体の写真が撮れない。先ほど見てきた鏡池はこの左側になる。木道が整備されていて、湿原が守られている。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F8 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
15.新鮮なオオチャバネセセリ 尾根道を歩いてきたが、ここから湿原の方へ下りる。ノアザミにオオチャバネセセリが止まっていた。新鮮な個体だった。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F8 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 | |
16.ベニヒカゲ ベニヒカゲは破損はしていないが擦れて鱗粉が薄くなった個体が多い。個体数は多いので、比較的きれいな個体を選んで撮ることになる。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 |
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)