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1.大きな富士山(車窓から)
この写真を撮ったのは9時少し前である。三島を過ぎたあたりだった。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
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2.浜名湖 -1 (車窓から)
浜松駅をでて、しばらくすると右側の車窓に浜名湖が見えてきた。ここらが浜名湖が一番広く見えるところだ。向こう側は三ケ日の方だろう。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.浜名湖 -2 (車窓から)
浜名湖のボートレース場を過ぎた。浜名湖ともお別れだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.伊吹山 -1 (車窓から)
関が原のあたりから雪をかぶった伊吹山の山頂が見えていたが、関が原を過ぎるとその全容が見えた。伊吹山は滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰(最高峰)で標高1,377 mの山である。滋賀県で最も高い山だ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.伊吹山 -2 (車窓から)
新幹線に乗り込んだ時、この日は天気が良いので車窓から富士山と浜名湖と伊吹山の写真を撮りたいと思っていた。間もなく米原を通過だ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 28mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.岡山駅
婿殿たちの乗る「のぞみ」は私たちが乗った「ひかり」の6分後に岡山に到着する。在来線のホームで無事合流した。ホームで見る車両は見慣れている関東の車両と違っている。これは12時35分発の特急「しおかぜ」松山行だ。「しおかぜ」は、JR四国およびJR西日本が岡山駅 - 伊予西条駅・松山駅を宇野線・本四備讃線(瀬戸大橋線)・予讃線経由で運行している特別急行列車である。車両は8600系。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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7.瀬戸大橋線
4人は瀬戸大橋線高松行の「マリーンラーナー」に乗車した。児島から瀬戸大橋を渡る。瀬戸大橋は、本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称である。瀬戸内海をまたぐ本州四国連絡橋の児島・坂出ルートにあたり、橋の大部分は香川県に属する。1988年(昭和63年)に全線開通。それにより初めて四国と本州が陸路で結ばれた。橋には道路と鉄道が通り、鉄道道路併用橋としては世界最長である。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
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8.坂出工業地帯(番の州臨海工業団地)
瀬戸大橋を渡り坂出の近くになる。ここは瀬戸大橋のたもとにある香川県随一の大型コンビナート工業団地で、620haの広大な用地を整備している。大型生産拠点の誘致を図るため、工業用水の整備や大口の電力供給が可能な工業団地だそうだ。川崎重工(造船)の工場が見える。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 28mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.栗林公園へ
最初に記した通り、栗林公園の入り口には午後3時ごろ着いた。ボランティア・ガイドさんの受付に行くと、ベテランガイドのOさんが待っていてくれた。さっそく園内に入る。案内板の前でOさんから園内の鑑賞コースの説明を受ける。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 23mm ISO110 ) 露出補正 なし
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10.商工奨励館
園内に入って、まっすぐ西へ向かう。大きな木の向こうに見える建物は商工奨励館という。江戸時代には歴代高松藩主が藩の文化を生み育て、発信する場でもあった栗林公園に、 商工奨励館は、明治32年(1899年)に建てられた延床面積1,262㎡の建物で、当時は「香川県博物館」として使用されていた。宇治の平等院鳳凰堂のように左右対称の造りになっており、日本古来の建築様式のなかに西洋的技法も見受けられる。昭和13年(1938年)には現在の「商工奨励館」と名を改めた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 25mm ISO110 ) 露出補正 なし
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11.商工奨励館 本館 大禹謨(だいうぼ)
写真は商工奨励館の本館である。本館2階では、讃岐の家具をこよなく愛し、昭和30年代には「讃岐民具連」に参加した米国の家具デザイナー、ジョージ・ナカシマが手掛けたテーブルや椅子が展示されている。本館の奥に北館、向こう側に西館、手前に東館がある。ガイドさんが「大禹謨」の説明をしてくれた。商工奨励館中庭に「大禹謨」と刻まれた高さ60㎝くらいの石が立てられている。西嶋八兵衛は、江戸時代の初め、伊勢藤堂藩から讃岐生駒藩へ招かれ、多数のため池を造り、新田の開発を行うなど偉大な業績を残した人。渇水で取りざたされることの多い香川県・高松だが、市内を流れる香東川は、扇状地の暴れ川であったのを西嶋八兵衛によって治められた。wikipediaによれば「禹(う)」は、中国古代の伝説的な帝で、夏朝の創始者であり、黄河の治水を成功させたという伝説上の人物である。香東川の改修工事を手掛けた西島八兵衛が、中国の治水の大聖人「禹」王にあやかろうとこの石碑を作り、工事地点に沈めたものと言われている。この工事の成功により、東側の流れの後に豊富な地下水に恵まれた土地が生まれ、やがて大規模な栗林荘に発展していった。「大禹謨」と刻まれた石碑は大正元年に偶然発見され、現在は商工奨励館中庭に設置されている。園内南庭の掬月亭では、毎年西島八兵衛の功績をしのんで「八兵衛茶会」も開催されている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 25mm ISO110 ) 露出補正 なし
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12.紫雲山
栗林公園は1953年に特別名勝に指定された。栗林公園の西側には標高200mほどの紫雲山がたたずみ、尾根沿いから複数の古墳が発見されるなど、古くから人との関わりが深い山である。その紫雲山の東側に江戸時代前期に作られた池泉回遊式の大名庭園、栗林公園が広がっているのだ。栗林公園の平庭部の広さは、東京ドーム3.5個分にあたる約16.2ha。これだけでも大名庭園の中では最大級だが、背景となっている紫雲山を含めた面積は、なんと東京ドーム16個分の約75haにも及び、文化財に指定された庭園の中では日本一の大きさを誇る。大きな池の周りに起伏に富んだ地形で山や谷を表現し、池の周りを散策できるように造られた大名庭園は、広い園内を回りながら様々な景色を楽しむのが最大の魅力である。広大な敷地に6つの池、13の築山を有する栗林公園は、江戸時代初期の大名庭園として優れた地割り石組みを有する南庭、明治以降に近代的な公園として整備された北庭にわかれており、それぞれの多彩な景色を堪能することができる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 35mm ISO140 ) 露出補正 なし
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13.紫雲山 檜御殿跡とお手植松
商工奨励館の西側は檜御殿跡という。檜御殿跡は高松藩初代藩主の松平頼重(よりしげ)が隠居した館があったところだそうだ。その南側には
お手植松があった。案内板には、前に並んでいる背丈の高い5本の松は、次の 方々が来園を記念してお手植えされた松であり、配置は向かって右から ・宣仁親王(高松宮)(大正3年) ・昭和天皇 (大正3年) ・雍仁親王(秩父宮)(大正3年) ・エドワード8世(大正 11 年、皇太子のとき) ・能久親王妃富子(北白川宮)(大正 14 年)と記されていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
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14.鶴亀松(百石松)
栗林公園は松の庭園と思う。wikipediaによれば、栗林公園にはクロマツ、アカマツ、ゴヨウマツなどのマツ類は約1,370本あり、手入れマツは約1,000本であるという。美しい松や、よく手入れされた松が多いが、その中でこの鶴亀松は栗林公園で最も姿が良いとされる松だそうだ。もとは家老の屋敷にあった松で、家老がこの松の手入れに熱中して遅刻したために石高を500石から400石に減らされたという言い伝えがあるそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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15.箱松
北庭と南庭の中間あたりには松の生垣が数か所あり、箱状に仕立てられていることから箱松と呼ばれている。箱松を屏風松との間の路から見ると、複雑に絡むように枝を曲げたあと、枝を下に向けて生け垣の形を作っていることがわかる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 44mm ISO320 ) 露出補正 なし
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16.屏風松と箱松
横から眺めると箱松(手前)の倍ほど背丈がある屛風松が伸びている。立てられた案内板には「北側の背丈の高い松並を屏風松という。絡み合うように屈折して伸びたその見事な枝ぶりはまさに圧巻。南側に並ぶ箱松はその名の通り箱のかたちを装った松。長い年月の手入れのたまもので樹芸の粋を極めたこの箱松はほかには見られない本園ならではの景観を作っている。」と書かれていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし
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17.北湖(ほっこ)
栗林公園内にはいくつか池があるが、南庭ではこの北湖は南湖に次ぐ大泉水である。特に白い玉敷きの汀線の美しさを青い水面にくっきり見せている。北湖は高松松平家の2代藩主頼常(よりつね)が飢饉で苦しむ領民のために、改修工事をさせたり、珍しい木石などを持ち寄らせて食料などの報奨を与えたりしたそうだ。ここから見る北湖の対岸(東側)には芙蓉峰という築山がある。その芙蓉峰から望む北湖は、紫雲山を背景として右に前嶼・左に後嶼、その求心点には、紅の橋である「梅林橋」がある。また、右には箱松・屏風松が重なるように見え、景観をさらに厚く演出しているという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 26mm ISO160 ) 露出補正 なし
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18.日暮亭
南庭を南に進むと、右側の西湖の近くに日暮れ亭が見えた。江戸時代初期の入母屋茅葺き屋根の大名茶室「旧日暮亭」が栗林公園内の南東の端にあったのをここに移築されている。江戸時代初期、高松藩2代藩主・松平頼常の時代に、吹上げの水流沿いに建てられたという「考槃亭」がルーツという歴史ある茶室だそうだ。昭和20年に現在地に蘇った。茶室内部には3畳の畳と3畳の広さの土間があるという珍しい造りで、大きな開口部である貴人口が西面にあり、大名などの身分の高い人が頭を下げずに出入りできる構造になっているという。この「日暮亭「も「二蝶」が営むそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 32mm ISO560 ) 露出補正 なし
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19.掬月亭(きくげつてい) -1
更に南に進むと「掬月亭」が見えてきた。西日がまぶしい。まず、wikipediaによれば、「掬月亭」は江戸時代の初期に建てられた数寄屋造りの純和風建築で、茶室を備える。もとは7棟の配置が北斗七星に似ていることから、「星斗館(せいとかん)」と命名され、歴代藩主には「大茶屋」と呼ばれていた。明治初年に北側の2棟が取り払われ、5棟になる。東南の南湖に突き出る棟が、「水を掬(すく)えば月が手にある」という中国唐代の詩の一節から名付けられた「掬月楼」にあやかり、建物が「掬月亭」に改名された。1965年(昭和40年)、伊藤要太郎の設計で保存修理を完了する。「掬月亭」は四方正面の造りで、床を低くし、壁は少なく、風通しの良い夏向きの建物である。舟をモチーフにした部屋は、へさきの雰囲気を醸し出す。亭内には第68・69代内閣総理大臣の大平正芳の自筆題字を付した「栗林園二十詠」の屏風が展示されている。南庭の中心的な存在の亭内からの眺めは絶景で、開放感にあふれるとされている。と記されている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f11.0 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.掬月亭 -2
「掬月亭」を北側から眺める。立てられた案内板には、「江戸時代初期の頃(1640年頃)に建てられた回遊式大名庭園の中心的建物であり、歴代藩主が大茶屋と呼び最も愛用した建物である。1745年に、5代藩主松平頼恭公が、中国の詩人干良史(うりょうし)の詩の一句「水を掬すれば月手にあり」からとって「掬月亭」と命名したものである。」と記されていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
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21.南湖を巡る和船
「掬月亭」の東側は南湖が広がる。南湖は栗林公園で最も大きな泉水である。広さ約7,890㎡の南湖に舟を浮かべて巡る南湖周遊和船が人気がある。今回も「二蝶」に頼んでみたが、すでに予約がいっぱいだった。湖面に映った半月を思わせる「偃月橋(えんげつきょう)」を水面から眺めるのは、また格別の美しさという。「掬月亭」と南湖のことは次回に続ける。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.0 1/500秒 115mm ISO200 ) 露出補正 なし
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