もう14年も前の旅行なので、コースもあまりよく覚えていない。当時のJTB発行のポケット・ガイド「スペイン・ポルトガル」とWikipediaを参考にして、思い出しながら綴っている。
この旅行をする前に感じていたスペインの印象は、失礼ながら、ヨーロッパの中ではちょっと薄汚れた感じがするのではないかと思っていた。だが、実際に訪れてみると、さすが大航海時代に世界を制覇した堂々たる国だということを改めて知らされた。
9.ロハ
シェラ・ネバダ山脈が眺められ、アルハンブラ宮殿のあるグラナダからさらに南下し、コスタ・デル・ソルへ向かう。ミハスへ行く途中、グラナダから50kmほどのロハという小さな町で昼食になった。3つの教会とモーロ人が作った城砦跡、それに湧き水を引く25の水管があるだけの、ありふれたアンダルシアの町と言うがなぜか印象に残った。1486年、グラナダ王ボアブディル(イスラム)はロハの町をカトリック両王へ明け渡した。
Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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10.ミハス
ミハスはコスタ・デル・ソルの少し内陸に入ったミハス山脈の山麓に位置する。アンダルシアでは強烈な太陽の日差しを遮るために、毎年日差しが強くなってくる3月に壁を白く塗るという。道を細くし、窓を小さくとり、壁を白く塗ることによって、建物に入る熱を少しでも抑えようという生活の知恵であると。陽のあたる斜面にはヨーロッパの富豪たちの別荘が集まる。
Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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11.バロセロナ サグラダ・ファミリア
スペインに入って5日目、早朝のコスタ・デル・ソルのマラガの空港から国内線に乗ってバロセロナに入った。まずは天才建築家アントニオ・ガウディの聖家族教会である。1882年にフランシスコ・デ・ビヤールが建築に着手し、1891年からガウディに引き継がれたという。現在も建築中である。塔の高さは107m。
Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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12.サグラダ・ファミリアの塔の上から
階段で塔の上まで登れるようになっている。上からの眺めはこんな感じ。
Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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13.グエル公園
これもガウディの手による。モザイクを用いた公園のベンチが野外劇場を囲むように設けられている。現代のポップ・アートのような色彩はみごとで、世界から集まる観光客を魅了する。
Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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14.カサ・ミラ
バルセロナのグラシア通りにある。ガウディが54歳の時に設計した。1905年から1907年にかけて実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅として建設されたという。1984年にユネスコの世界遺産に登録された。カサ・ミラは直線部分をまったくもたない建造物になっていて、壮麗で非常に印象的な建物である。
Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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15.ロエベ
ロエベ(Loewe)は、皮革製品で有名なスペインのブランド。マドリードとバロセロナにそれぞれ拠点を構えて事業を展開するようになった。わたくしたちがこのスペイン旅行をした1996年には、ルイ・ヴィトンなどの多数の高級ブランドを抱えるコングロマリットLVMHグループに傘下入りしている。ここは、バロセロナのロエベ2号店。格式は高く、旅行中のカジュアルな格好では入りにくかった。
Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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16.ロス・カラコレス Los Caracoles
「かたつむり」という名のレストラン。自由時間にガイドブックを頼りに行ってみた。店のウィンドウでは鶏をローストしている。なかなか雰囲気のあるレストランだった。店の人が写真を撮ってくれた。
Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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17.モンジュイックの丘
食事の後、地下鉄とロープウェイに乗ってモンジュイックの丘へ行った。丘の上からはバロセロナの町が一望できた。写真の中央に小さくサグラダ・ファミリアが見える。バロセロナでは1992年にオリンピックが開催されている。
Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
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