裏磐梯、会津 ドライブ紀行 9月15日―16日(2) 磐梯ゴールドラインを走り、喜多方の新宮熊野神社へ 9月16日
2日目の朝、すっきりは晴れてくれないけど雨は降っていない。朝食後、出発までの時間、宿の近くのレンゲ沼を一回りした。
「休暇村裏磐梯」を8時半に出発、磐梯山の西側の磐梯ゴールドラインを走る。途中、桧原湖畔でモーターボートに乗った。20分間で湖の3分の1あたりを周ってくる。紅葉の季節はとても美しいそうだ。5人まで5,500円だった。磐梯ゴールドラインに入り、しばらくするとパーキングエリアがあって、そこからは磐梯山を西側から眺められた。裏か表かというとまだ、裏磐梯だ。さらに10分ほど走ると猪苗代湖が見えてくる。
磐梯ゴールドラインを降りたところから1区間、磐越自動車道に乗り、会津若松で降り、喜多方方面へ向かった。目当ては重要文化財「長床」のある新宮熊野神社だ。参拝、見学を終え、ご婦人方は駐車場の前にあった農家のお店で野菜を買い求め、会津若松に戻る。落ち着きのある良い街並みだ。
16.朝の裏磐梯 部屋の窓からは磐梯山が見える。雲が切れないかと見ていたが、山頂が見えることはなかった。今日もこのような天候であろう。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 54mm ISO400) 露出補正なし | |
17.レンゲ沼 -1 フロントで尋ねると「休暇村裏磐梯」から道路を隔てたすぐのところにレンゲ沼があるという。朝食のあと出発するまでの30分ほど、そのレンゲ沼の周りを歩いてみた。静寂そのものだった。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
18.レンゲ沼 -2 沼の水面は緑色の葉で覆われている。アオサギがいた。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
19.レンゲ沼 -3 水面を覆っている葉はジュンサイ(蓴菜)だとKさんのご主人が教えてくださった。ジュンサイは世界に広く分布している植物だが、食用にしているのは中国と日本くらいだそうだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
20.桧原湖畔 檜原湖は最大水深31m、湖岸周31.5kmと裏磐梯地域最大の湖である。ここは遊覧船、モーターボートの乗り場があるところだ。広い駐車場もあり、五色沼散策コースの入り口にもなっている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
21.モーターボート 客待ちのおじさんに勧められて、遊覧モーターボートに乗ることにした。4人で5500円、檜原湖の3分の1ほどを20分間でめぐる。モーターボートといってもそんなに速くはない。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
22.桧原湖島めぐり -1 檜原湖には大小多数の島があり、この遊覧モーターボートのコースは「檜原湖島めぐり」と名付けられている。もうしばらくすると紅葉の季節になるが、さぞ美しいことだろう。水面の標高は822mある。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
23.桧原湖島めぐり -2 磐梯山が見えてきた。残念ながら雲がかかり、すっきりとした姿は見られない。ボートの上で釣りをしている人たちがいる。何を釣っているのかモーターボートを操縦をしてくれているお兄さんに尋ねたところ、ブラックバスだそうだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
24.磐梯ゴールドライン モーターボートで遊覧を楽しんだ後、磐梯山の西側を走る磐梯山ゴールドラインに入った。途中に磐梯山のビューポイントがあったが、そこから眺める磐梯山は荒々しい姿を見せていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正なし | |
25.磐梯山の爆裂噴口 明治21年の大噴火の時の爆裂噴口だ。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f8 1/800秒 130mm ISO200) 露出補正なし | |
26.猪苗代湖 磐梯山を回り込むように走ると猪苗代湖が見えてきた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f7.1 1/800秒 105mm ISO200) 露出補正なし | |
27.西側から見る磐梯山 磐梯ゴールドラインは、磐梯山を横から眺めるところを走る。ここは滑滝展望台。滑滝という滝はどこにあるのかわからなかった。ここからの磐梯山は穏やかな山にしか見えない。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 31mm ISO200) 露出補正なし | |
28.山湖台 眼下に広がる猪苗代湖の姿が一望できる絶好のポイントになっている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f10 1/400秒 48mm ISO200) 露出補正なし | |
29.榮川(えいせん)酒造の蔵 磐梯ゴールドラインを降りたあたりに大きな榮川酒造という蔵元があった。明治2年創業だそうだ。平成元年に良水を求め、醸造部門をここ磐梯山の麓に移転した。この地から生まれる水は「磐梯西山麓湧水群の伏流水」で日本名水百選に指定されているという。榮川の酒はすべてこの名水を使って仕込まれている。今年、株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの子会社となっている。今期の酒造りは始まっていないらしい。銘柄は「榮四郎」「榮泉」などがある。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 46mm ISO200) 露出補正なし | |
30.新宮熊野神社 -1 昼食は会津若松の「萬花楼」というところを予約している。その前に少し喜多方の方へ走って、新宮熊野神社を参拝する。立派な大鳥居が迎えてくれた。「新宮」と称しているが、本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っている。創建は天喜3年(1055年)と伝えられ、その寄棟造、茅葺、正面9間、側面4間の長床は国の重要文化財に指定されている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正なし | |
31.新宮熊野神社 -2 案内板の前には、「注意 ポケモンGOで入社の方はお断りいたします」という札が立っていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし | |
32.新宮熊野神社 -3 「長床」 大鳥居を抜けて参道を進むと、左に大イチョウがあり、正面に「長床」がある。「長床」は拝殿として建てられたそうだ。国の重要文化財に指定されている「長床」は長大な規模と木太い柱の配列が特徴である。直径1尺5寸(45.4cm)の円柱44本が10尺(303cm)の等間隔に5列に並んでいる。平安期の荘厳な趣を今に伝えてくれている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO1400) 露出補正なし | |
33.新宮熊野神社 -4 熊野三社 拝殿である「長床」の奥には階段があり、熊野三社の三つのお社が祀られていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO560) 露出補正なし | |
34.新宮熊野神社 -5 熊野三社 石段を上がると三つのお社が並んでいた。質素だ。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO500) 露出補正なし | |
35.新宮熊野神社 -6 「長床」 熊野三社から降りてきて再び「長床」を見る。間口:27.273m、奥行:12.1m、柱間:3.03m、柱数:44本、軒高:4.3m、棟高:11.25m の板の間だ。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO280) 露出補正なし | |
36.新宮熊野神社 -7 大イチョウ 長床前にある大イチョウは高さ30m・根本周り8.1mで樹齢は600年といわれ、喜多方市天然記念物に指定されているとのこと。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正なし | |
37.新宮熊野神社 -8 宝物殿 木造文殊菩薩騎獅像 「長床」から参道を大鳥居の方へ戻ると左手に宝物殿がった。中に入る。これは木造文殊菩薩騎獅像。インドから砂漠を渡り文殊菩薩の住所と考えられている中国の五台山に行く姿を表しているという。県重要文化財。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f4 1/60秒 28mm ISO3200) 露出補正なし | |
38.新宮熊野神社 -9 宝物殿 薬師如来坐像と木造十二神将像 薬師如来坐像の手前に見える木造十二神将像は、薬師如来の従者で薬師如来像と同時期に作られたものだそうだ。江戸時代に修復され彩色や両手などはすべて修復時のものに変わっている。頭から体を通して一材で彫りだされており、ふくよかな造形がうかがわれる。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.8 1/50秒 26mm ISO3200) 露出補正なし | |
39.新宮熊野神社 -10 宝物殿 木造相撲力士像 向かって左側の体を朱彩としたのを赤力士、肌色とするのを白力士というが、彩色は江戸時代のものだそうだ。腰布を付けて身構えた体には力がこもり、体の肉付きはふくよかで、十二神将像に通じると説明されていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO2800) 露出補正なし | |
40.新宮熊野神社 -11 大鳥居のしめ縄 改めて大鳥居の立派なしめ縄を眺める。社務所のかたに伺ったら、今年のお正月のため、みんなで力を合わせて作ったそうだ。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし | |
41.キアゲハ -1 さて、会津若松に向け出発する。新宮熊野神社から少し走ったところで、キバナコスモスに来ていたキアゲハを発見、車を止めた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 300mm ISO200) 露出補正なし | |
42.キアゲハ -2 全く傷のない美しい個体だった。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 300mm ISO220) 露出補正なし |
なお、このドライブの行程については、「裏磐梯・会津若松ドライブ」地図として掲載している。この地図は、右メニューのボタンからリンクできます。
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