セイタカアワダチソウとキタテハ秋型 新横浜公園 10月19日
10月29日にオープンした「ららぽーと海老名」のことを先にアップしたので、前後してしまった。
10月19日、この日は晴れて気温も上がるという。久しぶりに新横浜公園へ行ってみようと思った。一昨年は、8月に迷蝶としてカバマダラが1頭が飛来し、このあたりに生育する食草のガガイモに産卵、9月から10月には、その第二化がここで発生したということが話題となった。私も最後の最後に1頭(多分第3化)をカメラに収めることができた。昨年、今年はそのような話は聞かない。
新横浜公園には、そのカバマダラが好んで吸蜜していたフジバカマが育てられている。そこには、ヒメアカタテハ、アカタテハ、キタテハも集まってきていた。今日はこのヒメアカタテハを撮りたかった。今年はヒメアカタテハを舞岡公園で全く見なかったし、ほかでもほとんど見ていない。しかし行ってみたところ、そのフジバカマはまだ蕾が多く、十分に咲いていない。もちろん蝶の姿もない。
そこで、まっ黄色に咲いているセイタカワダチソウに蝶を探してみた。いたのはキタテハの秋型だ。それはそれでセイタカワダチソウの黄色に良く似合う。しばらくは夢中になって撮影した。
しかし、イチモンジセセリ、ウラナミシジミが飛んでいるが、ヒメアカタテハやアカタテハは姿を見せない。ヒメアカタテハはどうなってしまうのだろうか? ちょっと心配になる。
セイタカワダチソウには、何種類かのハナブがいた。意識して見ていると興味が湧いてきた。
1.キタテハ秋型 -1 開翅 フジバカマの花はまだ咲いていない。新横浜公園には野球場をはじめ第一運動広場、第二運動広場、球技場と広々としたグランドがあり、その周りにジョギングのコースが設けられている。北西の一番奥が野球場だがその近くにフジバカマは植えられている。フジバカマは諦めて、ジョギングコースと野球場の間に咲くセイタカアワダチソウを見に行った。キタテハのきれいな秋型が飛び出した。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
2.キタテハ秋型 -2 キタテハは関東では年3回発生するが、9月以降に発生する個体は、夏に生まれてくる成虫に比べ、翅表の色は赤褐色、裏面は案褐色になり、たくましく見える。前翅外縁の凸凹は夏型より大きくなる。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
3.キタテハ秋型 -3 秋型の色の濃さは個体により差はあるようだ。これは♂と思う。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
4.キタテハ秋型 -4 3.と同じ個体が翅を開いてくれた。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
5.キタテハ秋型 -5 色の濃い個体はひょっとしてシータテハ?と思わせることがある。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
6.キタテハ秋型 -6 P610の広角側で下から仰いで撮った。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
7.キタテハ秋型 -7 これは♀のように見える。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
8.イチモンジセセリ -1 これだけ花がいっぱいあるとどの花から吸蜜しようかと迷うだろう。蝶にとっては幸せな季節である。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
9.イチモンジセセリ -2 長い口吻を伸ばして吸蜜している。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
10.イチモンジセセリ -3 再びフジバカマがある花壇の方へ行ってみた。吸蜜中の♀に♂がアプローチをしている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
11.ウラナミシジミ 秋になるとみられる蝶のひとつにウラナミシジミがある。でも、そろそろ擦れてきているが。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
12.ウラナミシジミ♂ 半開翅 俊敏に飛ぶ。この蝶は暖地系の蝶だ。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
13.ウラナミシジミ♂ 開翅 破れてはいないが、大分擦れた個体だった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 236mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
14.モンキチョウ♀ モンキチョウは春一番から、秋の遅くまで元気に飛んでいる。意外と敏感でレンズを近づけていくとサッと飛び立つことが多い。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/800秒 236mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
15.キゴシハナアブ 先日、妻籠宿を歩いていた時に、民家のクロホオズキの花に吸蜜に来ていたハナアブがきれいだったことから、ハナアブに興味を持った。セイタカアワダチソウの花に何種類かのハナアブがいた。ハナアブには全く素人なので、撮ってきた写真をインターネットのハナアブ図鑑 などで調べた。これはキゴシハナアブのようだ。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
16.オオハナアブ セイタカアワダチソウの花の周りを飛んでいるハナアブの中では大きいほうだ。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
17.ナミハナアブ これは単にハナアブとも呼ばれる。後脚に花粉団子を付けている。ひと昔前、セイタカアワダチソウが花粉症の原因と言われひと騒動あった。 一部マスコミが取り上げ、机上の学者が認めた為、皆が信じ込んでしまったが、フィールド学者が杉の様な風媒花では無く、虫媒花である事を指摘し、騒ぎは収まったという。セイタカアワダチソウとブタクサとが混同されることもあるようだ。ブタクサとは違う種である。
Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
18.オオバン 新横浜公園の野球場と鶴見川の間にある池にくちばしと額が白い、黒い鳥が10数羽いた。n-shuhei さんにオオバンであると教えていただいた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/250秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし |
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)