舞岡公園 夏の終わり 9月14日 - Studio YAMAKO

2012年10月 1日

舞岡公園 夏の終わり 9月14日


 22日には秋分の日を迎えようとしているのに、一向に涼しくならない。舞岡公園へ出掛けてみたが、公園内は人が少ない。いつもは野鳥の写真を撮る人が多いポイントにも誰もいない。それほど今日も暑かった。
  先月末に訪れた時 は、クサギの花が最盛期で、そのクサギの花の匂いに誘われてかモンキアゲハが吸蜜に来ていた。その時のモンキアゲハ達は傷みが少ないきれいな姿を見せてくれた。ところが、それから2週間経つこの日は、クサギの花はほとんど終わり、残った僅かな花を訪れるモンキアゲハやクロアゲハの翅は大きく傷んでいた。キタテハもまだ夏型で秋の蝶の季節はまだまだである。

ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ムラサキシジミ
公園の南門の近くで、飛びだした小さな蝶が葉の上に止まった。ムラサキシジミだ。羽化したばかりであろうか、とてもきれいな個体だった。陽のあたる反対側に回って撮ろうとしたが逃げられてしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO2000 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 2.ヒメウラナミジャノメ
このヒメウラナミジャノメはとても小さな個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.イチモンジセセリ
この蝶は秋に近づくにつれて多くなる。今年の夏は長いが、秋の気配は感じる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO1100 ) 露出補正 なし
クサギの実;クリックすると大きな写真になります 4.クサギの実
クサギの花は僅かに残って咲くだけになり、多くは実を付けはじめてていた。いい加減に撮ったのでピントが奥に行ってしまっている。赤く見える萼片(がくへん)が、熟すまでやさしく実をすっぽりと包んで守っている。実は熟すると瑠璃色になり、「クサギ染め」に用いられる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クロアゲハ;クリックすると大きな写真になります 5.クロアゲハ
クロアゲハの♀が咲き残ったクサギの花で吸蜜していた。しかしその姿は痛々しい。良く見ると触覚も切れて途中から亡くなっている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ
同じクサギの木にモンキアゲハも来ていた。しかし、先月末に来た時に比べ、多くはその翅が傷んでいる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
みのりの秋;クリックすると大きな写真になります 7.みのりの秋
谷戸の田んぼは黄金色になっていた。日差しは夏のようでも季節は移り変わる。ISO1600に設定し、F6.3の絞り優先で撮っていたが、シャッタースピードの上限1/4000秒を超える明るさがあると、ISOレートが下がる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO800 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリの産卵;クリックすると大きな写真になります 8.ダイミョウセセリの産卵
道端でダイミョウセセリが止まっていたのでカメラを向けた。シャッターを切ったら飛び去ったが、その後に小さな卵がうみつけられていた。ダイミョウセセリの食草はヤマノイモやオニドコロだが、これはオニドコロのようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
上:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -1;クリックすると大きな写真になります 9.アカボシゴマダラ -1
アカボシゴマダラは多くを見ることができた。なかなか撮れないでいたが、やっと止まってくれた。しかし、その前翅は大きく傷んでいる。鳥に食いちぎられたのだろうか?

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -2;クリックすると大きな写真になります 10.アカボシゴマダラ -2
9.と同じ個体である。翅の傷みが目だたないように撮る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
カラタチとアゲハ;クリックすると大きな写真になります 11.カラタチとアゲハ
瓜久保のカラタチにアゲハの♀が産卵に来ていた。このアゲハも尾状突起がない。アゲハの蛹の形はカラタチのとげに似ているように思える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO640 ) 露出補正 なし

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