箱根登山鉄道で湿性花園へ ③ 2025年7月22日 神奈川県箱根町仙石原
この日、ここへ来た甲斐がないのは残念だが、これ以上とどまっていても変化はなさそうだ。湿原植生復元区まで行って、引き返そうとしたその時に、オカトラノオで吸蜜しているオオウラギンヒョウモンを見つけた。きれいな♀だった。
コインロッカーから荷物を出して、汗をかいたポロシャツを着替えた。午後1時に湿性花園を退出し、いつも寄る蕎麦屋さんで、冷えたビールで喉を潤し、とろろそばを食べる。14時発のバスに乗り、強羅駅へ向かう。バスは往きと同じでガラガラだった。
強羅から箱根登山鉄道の14時38分発箱根湯本行きに乗車。最後尾に座り、40分間をスイッチ・バックの写真などを撮って、楽しんだ。
今年の7月は、10日ほど前に行った入笠山といい、今回の箱根湿性花園といい、散々な結果だった。

箱根登山鉄道 3000形「アレグラ号」 スイッチ・バック 2025年7月22日 箱根登山鉄道 上大平台信号所
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39.オオウラギンスジヒョウモン♀ -1 今日はこれまでだなと思い、出口の方へ歩きはじめたところでオカトラノオに止まっていたオオウラギンスジヒョウモンを見つけた。何故かとても嬉しかった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/800秒 250mm ISO200 ) |
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40.オオウラギンスジヒョウモン♀ -2 傷一つない美しい♀だった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 250mm ISO200 )
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41.オウラギンスジヒョウモン♀ -3 望遠端で撮ったが、満足できる解像だった。背景の草のボケも自然だ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 250mm ISO200 ) |
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42.エゾカワラナデシコ -2 数年前に上高地で、シナノナデシコという品種にミヤマカラスアゲハが来て吸蜜していた。日本に自生するカワラナデシコに限れば品種数は少ないが、広義のナデシコ属や園芸ナデシコまで含めると世界的には 数百種以上の品種があると言われている。AIに尋ねて見ると、カワラナデシコは、江戸時代には観賞用として盛んに改良され、花弁の切れ込みの深さ、色の濃淡、斑(ふ)が入るかどうか、咲き方などで選抜され、数十種に及ぶ「撫子品種」が栽培されていたそうだ。当時、カワラナデシコは「大和撫子」と呼ばれて、園芸の世界でもひとつのジャンルを築いていたという。その可憐で小ぶりながら楚々とした花姿、強健で、痩せ地や河原でもしなやかに咲く生命力、華やかすぎず、控えめな美しさは、古くから和歌・俳句・物語の題材になり、やがて「日本女性の美徳」を象徴する比喩に転じたという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 250mm ISO200 ) |
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43.ノリウツギとキタテハ -3 もしかして、と思ってノリウツギの咲くところへ戻ってみた。しかし、いたのはキタテハだけだった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 250mm ISO200 ) |
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44.ガクアジサイ 湿生花園の駐車場の前にある蕎麦屋さんから出てきて、強羅行のバスを待つ間、店の前に咲いていた紫陽花を撮った。この紫陽花は、自宅近くの保土ヶ谷区役所で撮ったのと同じように、萼の色が微妙に変化している。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO125 ) |
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45.強羅駅 14時38分発の電車は、来た時に乗ってきたのと同じ車両の編成だった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) |
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46.大文字焼きの山 強羅を発車してまもなく、進行方向左手の車窓から山肌に「大」の文字が見えた。箱根の大文字焼きは、毎年8月16日に明星ヶ岳で行われる夏の伝統行事。この祭りは、有縁無縁の霊を慰める「うら盆の送り火」として、山腹に「大」の字を大きく描き出すもので、点火と同時に花火も打ち上げられる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) |
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47.箱根登山鉄道 上大平台信号場 -1 箱根登山鉄道は3か所でスイッチ・バックをする。ここは強羅から箱根湯本に向かって最初のスイッチ・バックで、上大平台信号所。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO1250 ) |
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48.箱根登山鉄道 上大平台信号場 -2 強羅で乗車した時は最後尾に陣どったが、今度はこちらが先頭になる。車掌さんがいなくなり、後から運転手さんがやって来た。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO640 ) |
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49.大平台駅へ 進行方向が逆になり、最後尾が最前部になった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO800 ) |
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50.大平台駅で入れ替わり 1989年に登場した2000形(サン・モリッツ号)が前方から上がってきた。強羅行の電車と入れ替わりに同じ線路に入っていく。ここで車掌さんと運転手さんは2度目の交代。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 34mm ISO640 ) |
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51.大平台駅の行き止まり ふたたび進行方向が前後入れ替わる。2度目のスイッチ・バックなのだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO320 ) |
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52.出山信号場へ 3度目のスイッチ・バックがある出山信号所に入る。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) |
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53.最後尾の席が最前部に 再び運転手さんが戻ってきて、マスコンを握り、塔ノ沢駅に向かう。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) |
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54.早川鉄橋 早川橋梁 やがて前方に緑色の鉄橋が見えてきた。塔ノ沢駅 - 出山信号場間にあり、早川に架かる鉄道橋である。鉄橋を渡るとすぐ出山トンネルに入る。一般に出山鉄橋と呼ばれる箱根登山鉄道の名所の一つ。この鉄橋は箱根登山鉄道敷設工事の中で最大の難関だったという。秋の紅葉時には、鉄橋上で数秒間の停車などの観光サービスが行なわれる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 19mm ISO640 ) |
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55.箱根湯本駅着 15時18分箱根湯本に到着した。最新型の3両編成の「アレグラ号」が停まっていた。ここから小田原まで別の電車に乗らなくてはならない。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) |
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56.ロマンスカー「はこね」 隣のホームに小田急ロマンスカーが到着した。これに乗って帰ろうかと一瞬考えたが、結局、小田原から東海道線で横浜に戻ることにした。後でわかったことだがこのロマンスカーは海老名に止まる。わかっていればそうしたに違いない。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO640 ) |

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