昨年9月7日、その前日に軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、インターネットで知った「軽井沢蝶の楽園」というところへ行った。軽井沢と言っても信濃追分である。M.T.さんとおっしゃる個人の方が、少し小諸の方へ行ったところにある御代田の神社で見たアサギマダラの姿に感動し、この地にアサギマダラを呼びたいと思い、6年ほど前に、テニスコートがあったご自分の土地にフジバカマを植えられ、秋に南へ移動するアサギマダラの誘致を試みられた。それが今ではシーズン中3,000頭に及ぶアサギマダラが飛来するという。ここは「軽井沢アサギマダラの会」が管理されている。
昨年は、時季的に少し早く、フジバカマも咲き始めたばかりで、アサギマダラは1頭も現れなかった。しかし、クジャクチョウ、シータテハ、ミヤマカラスアゲハなど、高原のチョウに会えたのは嬉しかった。
今回は、昨年より10日遅い9月17日に現地を訪れた。フジバカマは咲いていて、数は多くなかったが、アサギマダラも舞っていた。お目に掛かってお話をしたM.T.さんは、昨日で30頭くらいかなということだったが、11時近くになると、群舞まではいかないまでも、個体数はさらに多くなったように思う。
マーキングされた個体を見つけたので、その写真をM.T.さんに見せたところ、それはM.T.さんご自身がマークされたものだった。ご存知の通り、アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾へ渡る個体が多く発見され、また、少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。移動の研究は、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別が行われている。M.T.さんが、マーキングをして放蝶したアサギマダラが、鹿児島県の喜界島で再捕獲されているという。
一方、昨年はブッドレアなどで吸蜜していたクジャクチョウやシータテハ、そしてクサギの花に来ていたミヤマカラスアゲハを撮影できたが、今回は見られなかった。
今までゴルフでは毎年のように軽井沢へ来ていたが、特に観光はしていない。今回はかみさん同行で観光旅行でもある。昼前に「軽井沢蝶の楽園」をお暇し、追分宿に移動した。
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1.キタテハ秋型 -1
先週、千葉県の館山で見たキタテハはまだ夏型だったが、シータテハかなと思ってカメラを向けたこのキタテハはきれいな秋型だった。ひときわ色鮮やかに感じた。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.アサギマダラ -1
アサギマダラの個体数はまあまあ多かった。フジバカマの花はまだ蕾をたくさん付けている。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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3.キタテハ秋型 -2 裏面
夏型に比べてすっかり、裏面が茶褐色になっている。シータテハの秋型の裏面はもっと色濃い。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
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4.アサギマダラ -2
きれいな♂だった。胸部の白黒模様がひときわ目立つ。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
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5.アサギマダラ -3
フジバカマ'畑'のはずれに出て、カメラを換え、RX10M4の広角側で撮影した。少し画像ソフトで補正したが、空が入るとチョウの露出がアンダーになる。+補正をしなくてはいけない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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6.アサギマダラ -4
フジバカマにぶら下がるようにして吸蜜する。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO500 ) 露出補正 なし
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7.アサギマダラ -5
アサギマダラはほとんどの個体が♂だった。後翅の肛角部のあたりに♀にはない黒斑があるので雌雄の識別ができる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3,2 1/500秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.アサギマダラ -6 マーキングされた個体
前書きに記したようなマーキングされた個体を見つけた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
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9.アサギマダラ -7 マーキングされた個体
マーキングされた個体の左前翅には、'カル7 9.15 ID''? というように書かれている。この写真をM.T.さんに見せたところ、これはご本人のマーキングだった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
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10.ツマグロヒョウモン♀
すっかり分布を拡大したツマグロヒョウモンは、信州でも多く見られるようになった。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
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11.ツマグロヒョウモン♀ 裏面
このチョウの裏面の前翅付け根の茜色がとても鮮やかで美しい。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
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12.アサギマダラ -8
11時ごろになると個体数が多くなってきたように思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
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13.アサギマダラ -8
あとさきになってしまったが、この日と、その翌日は天気予報では、曇り時々雨だった。関越を走っているうちに晴れ間が見られるようになった。軽井沢へ来ても何とか降られないで過ごせて幸いだった。TAMRON 90mm macro は色が良いと思う。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
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14.アサギマダラ -9
アサギマダラたちにとっては、有り余るほどのフジバカマが咲いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO500 ) 露出補正 なし
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15.アサギマダラ -10
アサギマダラはほとんどが♂のようである。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO640 ) 露出補正 なし
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16.アサギマダラ -11
マクロレンズで寄って撮った。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
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17.はばたくアサギマダラ -1
飛んでいるところの写真を撮りたいと思い、狙ってみたがピント合わせが難しい。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
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18.はばたくアサギマダラ -2
前の写真と同じ個体である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
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19.はばたくアサギマダラ -3
数頭のアサギマダラがフジバカマの上を飛び交う姿を撮りたかったが、チャンスはなかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
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20.キタテハ秋型 -3
キタテハというチョウを改めて見直すほどの鮮やかさだった。舞岡公園で見る秋型より美しく見える。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
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