台湾ファミリーツアー 5月8日~11日 その4 九份 - Studio YAMAKO

2011年5月21日

台湾ファミリーツアー 5月8日~11日 その4 九份


車体を軋ませながら、頑張って走る九份行きのバスは夕方5時少し過ぎに九份の基山街の下に着いた。降りたところから賑やかな商店がならぶ細い坂道の街が始まる。とたんに臭豆腐の強烈なにおいに襲われてしまった。一昨年訪れた上海の豫園を思い出す。
 バス停から基山街を通って、台湾映画「悲情城市」の撮影に使われたレトロな石段に出る。その一角にある「阿妹茶樓」でお茶を飲んで一休みし、暗くなったバス通りに降りてきた。タクシーが停まっていたので、それに乗った。
 タクシーで鉄道の瑞芳駅まで行き、そこから台北へは列車で戻ってみたかったが、時間も押していたので、そのまま台北まで行ってしまった。タクシー代は2000元、およそ6000円であった。

九份 基山街;クリックすると大きな写真になります 28.九份 基山街
バスを降りたところから、お土産やなどの商店が並ぶ基山街が始まる。南北に延びた一番賑やかな小路である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
食欲をそそる匂い;クリックすると大きな写真になります 29.食欲をそそる匂い
基山街の途中で貝や、いかを焼く店があった。江の島を思い起こす。この貝はサザエとツブ貝の合いのこのような感じだが、とても旨そうだった。私のそういう気持ちを同行者は全く、気に留めず素通りしてしまった。せめて写真でも撮っておこう。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 34mm ISO900 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
「九份茶坊」;クリックすると大きな写真になります 30.「九份茶坊」
九份で最も古い茶芸館である。古き良き時代の空気を感じさせると人気の九份であるが、かつて「小上海」「小香港」と呼ばれたはなやかな時代があった。戦後に金鉱が閉鎖されると、九份の町はその繁栄が嘘であったかのように静まりかえったというが、その静けさが芸術家たちに愛され、非情城市をはじめとする映画や、ドラマのロケ地として利用されるようになったそうだ。奥に進み、階段を下りると、階下には、絵画のギャラリーや、陶芸の工房が併設されていて、博物館のようになっていた。記念に茶器を買った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1400 ) 露出補正 なし
みどりさん;クリックすると大きな写真になります 31.みどりさん
この「九份茶坊」へ嫁いだのが日本人の吉村みどりさん。2006年9月にテレビ朝日の「ポカポカ地球家族」という番組で紹介されたことがある。みどりさんはいま39歳になられただろうか。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/80秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
「阿妹茶樓」;クリックすると大きな写真になります 32.「阿妹茶樓」
ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した映画「悲情城市」の舞台となった九份の 茶芸館「阿妹茶楼」である。BSの旅番組などでもよく登場する。ここの3階まで上がり、テラスでお茶を飲んだ。隣の席は韓国から来た4人の女性で賑やかだった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
基隆湾の眺め;クリックすると大きな写真になります 33.基隆湾の眺め
店内からの展望はすばらしく、基隆湾や遠くの山々、太平洋を見渡すことができた。太陽が沈み雲の中に入ってしまった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕暮れの「阿妹茶樓」;クリックすると大きな写真になります 34.夕暮れの「阿妹茶樓」
お茶を飲んで、外に出るとすっかり暗くなっていた。赤い提灯に火が入り、旅情を演出する。ここから石段を写真で見る手前のほうへ降り、バス通りに出た。途中で結婚式を挙げたカップルが写真屋さんに写真を撮らせていた。D5000でシャッタースピード1/125秒でISO上限を3200に設定しておくと、暗くなっても気にせずにシャッターを切れるので楽だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 20mm ISO2200 ) 露出補正 なし
フカヒレ、アワビ、ロブスター;クリックすると大きな写真になります 35.フカヒレ、アワビ、ロブスター
先にもふれたように、帰りはタクシーで鉄道の瑞芳駅まで行き、そこから汽車で台北に帰ろうと計画していたが、遅くなったのでそのまま台北まで乗ってしまった。夜8時少し前に一旦ホテルに入り、歩いて「欣欣魚翅坊」というガイドブックにあったフカヒレのレストランに行き夕食にした。決してガラのいい場所とは言えない長春路に位置するこのお店はド派手な看板が目を引く。しかし、手頃な値段で旨かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
だめ押しで小龍包;クリックすると大きな写真になります 36.だめ押しで小龍包
「欣欣魚翅坊」の道路を挟んで反対側に「京鼎樓」という小龍包が旨いという店がある。せっかくだから入った。腹いっぱいだったのにとても旨いと思った。10個で170元。日本人の客が多かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 32mm ISO1400 ) 露出補正 なし

コメント

決してガラのいい場所とは言えない長春路(笑)・・・よくわかりましたね。でもこの通りこそ隠れたグルメスポットがたくさんあるんです。もしかして台北一ではないかと思います。
もちろん日本人観光客はこういう場所はあまり来ません。

edaatsさん
>決してガラのいい場所とは言えない長春路(笑)・・・よくわかりましたね。
すみません、知ったかぶりをしてしまいました。ちょっと外部情報から引用させていただきました。でも、美味しかったですよ。私は小龍包が大好きで、日本でもよく食べますが「京鼎樓」の小龍包は最高でした。
話は違いますが、NRTは素晴らしいですね。駅は立派できれいだし、車内も清潔でごみ一つ落ちていません。乗客もとても行儀がよいのには敬服しました。

MRTは飲食厳禁です。見つかれば罰金5000元ではなかったかな・・・飴やガムを食べていても注意されます。開業当初から厳しかったのでもう習慣づいたのではないでしょうか。
最近は日本同様携帯電話よりメールやゲームで車内が静かになりましたが、携帯電話は全路線・全駅、走行中でもで使えます。
市内大体のところはバスを使わずMRT+徒歩で行かれるくらいになりましたね。

edaatsさん、
NRTではなくて、MRTでした。edaatsさんは、さすがMRTには乗りなれていらっしゃるのですね。MRTと比べると東京の地下鉄が、空間が少なく窮屈に感じます。

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