先月(7月25日)、湯の丸高原へ行ってきたが、天候もいまいちで、蝶も少なく消化不良だった。もう一度どこかへ行きたいと思っていたが、なかなか天候が定まらない。
8月4日、この日は不安定ながら晴れそうだ。いつも行くところだが、八島が原湿原へ高原の蝶を撮りに行こうと決めた。早朝、自宅を出発し、圏央道、中央高速経由で八島が原湿原の駐車場に着いたのは9時だった。駐車場はすでに混んできている。夏は9時前に来ないと満車になることがあるという。
カメラはこの日も SIGMA 18-300 を付けたD5300を首からかけ、右手にP610をハンド・ストラップで持つ。駐車場からいま登ってきたビーナスラインを小さなトンネルでくぐって、湿原に入った。短パン、スニカー姿で歩いている家族連れが多い。
しかし、いつもの年と違い、ここでも蝶の数が少ない。ノアザミ、ノハラアザミは咲いているが、そこに集まるギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンがなかなか見られない。ヒョウモンチョウだけが元気に飛んでいた。クジャクチョウも撮りたかったが姿を現さなかった。途中で出会った湿原の管理者の方の話でも今年は蝶が少ないという。
昨年7月27日に来たときは、湿原を一周したが、今回は鬼ヶ泉水、鎌ヶ池方面へ歩き途中で引き返した。
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1.エルタテハ -1
湿原の入り口近くで、いきなりエルタテハが飛んできて岩の上に止まった。ゆっくり近づいて撮るがさらに近づこうとしたところで逃げられてしまった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.ヒョウモンチョウ -1
昨年もそうだったが、ここ八島が原湿原にいるのはコヒョウモンではなくヒョウモンチョウだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 135mm ISO200 ) 露出補正 なし
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3.ヒョウモンチョウ -2
ヒョウモンチョウはヒヨドリバナの花によく集まる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 135mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.コオニユリに止まろうとするキアゲハ
ちょっと離れたところだったのでこれが精いっぱいだった。300mm開放でも何とか解像してくれる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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5.湿原のヒョウモンチョウ
背景を写し込んだ写真が撮りたかった。もう少し蝶が近くにいてくれないと広がりが出ない。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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6.マツムシソウで吸蜜するジャノメチョウ -1
ジャノメチョウ自体は普通種だが、マツムシソウとの取り合わせで値打ちが上がる。木道以外歩けないのであまり近くに寄ることができない。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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7.マツムシソウで吸蜜するジャノメチョウ -2
前の写真と同じ個体。カメラを換えて撮る。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 230mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.マルバダケブキにウラギンヒョウモン
木道から離れたところで咲くマルバダケブキにウラギンヒョウモンが来た。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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9.ヒメシジミ♂
ヒメシジミが数頭飛んでいるところがあった。動き回っていてなかなか落ち着いてくれない。だいぶ擦れている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.ヒメシジミ♂ 開翅
前の写真と同じ個体。開翅して見せてくれた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.新鮮なヒメシジミ♂
ちょっと離れたところだったけれど、きれいなヒメシジミが止まって翅を開いてくれた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.木道に止まったコキマダラセセリ
眼にも止まらぬ速さで飛んできたセセリが木道の目の前に止まった。コキマダラセセリ♀のようだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1600秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.ウラギンヒョウモン
やっとノアザミにウラギンヒョウモンが止まった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 260mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.ヒヨドリバナとヒョウモンチョウ
ヒョウモンチョウは元気だ。飛び回ってはヒヨドリバナに止まってストローを伸ばす。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 236mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.八島が原湿原
鎌ヶ池の近くまで来た。蝶々深山、車山方面を望む。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.ノハラアザミにウラギンヒョウモン
ノハラアザミは秋の花といわれるが、もう咲き始めている。ノアザミに比べて棘が多い。破損のないウラギンヒョウモンがそのノハラアザミに飛来して吸蜜を始めた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 250mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.ハバヤマボクチ 葉場山火口
これは見たことがない。ハバヤマボクチという。花が咲くのは秋というから、これは蕾なのだろう。ネットで調べてみると花は紫色でちょっとアザミの花に似ている。花の大きさはアザミより少し大きいようだった。調べてみると、葉場山というのは草刈り場の山あるいは丘を意味している。ボクチはホクチの訛りであり、ホクチは漢字で火口と書く。火は火打ち石などで発火した火を受けて種火をつくることに由来し、口は種火そのもの。つまり、ハバヤマボクチとは草刈り場のようなところに生え、葉の裏に白い綿毛が密生していてこの綿毛に火打ち石などで火を飛ばして種火にすることに由来するらしい。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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