ギフチョウを撮りに行く 4月6日 - Studio YAMAKO

2016年4月28日

ギフチョウを撮りに行く 4月6日

4月に入っていつものところへギフチョウの写真を撮りに行くチャンスを待っていたが、天気予報では、どうやら6日しかなさそうだ。
 天気予報は当たった。6日は朝から晴れている。例年のことからギフチョウが飛び出すのは11時以降に多くなると思い自宅を9時少し過ぎに出た。圏央道が出来たので、1時間半で行ける。 ところが、いつもの駐車場に到着すると、満杯だった。なんとか、邪魔にならないところに停めて、歩き始める。
 私は2004年以来、ほとんど毎年、ここへギフチョウを撮りに来ている。はじめのころは山頂へ上っていた。山頂付近、また登山道の途中にはギフチョウが多い。特に昼前には、一度に4~5頭を目にすることが出来た。しかし、枯草や地面には止まるので、なかなか良い写真は撮れない。せいぜいタチスボスミレがあるくらいで、カタクリの花など気の利いた花はない。・・・ということを言い訳にして、最近は山には上らず登山口付近でギフチョウを待つことにしている。
 ここ数年の間に、この時期、ここへギフチョウの写真を撮りに来られる方が多くなった。ご夫婦やグループで来られていることも多く、とても賑やかだ。当然ギフチョウの数よりも多い。ギフチョウが飛来すると、その人たちが一斉にそこへ移動する。もちろん私もそうだが・・・。
 今年は例年に比べて、花の時期が少しずれている。梅の花によく来るギフチョウだが、今年は梅の花はほとんど落ちてしまっていた。いつもは咲くのがもう少し遅い、マメザクラやミツバツツジがきれいに咲いていた。
 気温は思ったより上がらず、現れるギフチョウも少なかったが、何とか撮ることが出来た。
 90mmマクロでは、ほかの撮影者もいらっしゃるのでなかなか蝶に寄って撮れない。しかし、たまたま周囲に他のカメラマンがいないときに私の目の前に現れてくれて、私専属のモデルになってくれたギフチョウがいた。
 午後2時に撮影を切り上げ、駐車場に戻ったが、ほとんどの車がいなくなっていた。
 PowerShot G7X もベストのポケットに入れていたが、使えるチャンスがなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.満開のマメザクラ
今年は梅の花は散ってしまっていて、いつもギフチョウの写真を撮りにここに来るころは、まだほとんど咲いていないマメザクラがいっぱい花を付けていた。たくさんのカメラマンがこのマメザクラの周りでギフチョウが現れるのを待っている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 64mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.キブシの花にテングチョウ
登山口を過ぎて少し行ったところで、ギフチョウが来ないかと待ってみる。しかし、全く姿を見せてくれない。近くにキフジの花が咲いていて、そこには数頭のテングチョウが吸蜜に来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/160秒 143mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ルリシジミ
オオイヌノフグリの可憐な花でルリシジミが吸蜜する。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミもいた。ルリシジミに比べ裏面の色が濃い。望遠端で撮ったが、ブレを抑えることが出来た。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/500秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミツバツツジに飛来したギフチョウ -1
まわりに同好者の姿がないときに、民家の庭に咲くミツバツツジの花にギフチョウが飛来した。90mmマクロで寄って撮る。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ミツバツツジに飛来したギフチョウ -2
このギフチョウはしばらく、忙しそうにミツバツツジの花から花へと移り飛ぶ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ミツバツツジに飛来したギフチョウ -3
これも前の写真と同じ個体だ。私一人の専属モデルになってくれたこのギフチョウは、一か所にあまり落ち着いてい居てくれなかったが、やっと開いた翅を撮らせてくれた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.枝に止まるギフチョウ -1
登山口の方へ戻っていくと、大勢の人たちが1本の木の幹を囲んでカメラを向けている。近寄ってみると、ギフチョウが木の枝に止まってじっと動かないでいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 81mm ISO110​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.枝に止まるギフチョウ -2
羽化したばかりのようなきれいな個体だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/200秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.枝に止まるギフチョウ -3
撮る位置を変えてシャッターを切る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO220​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.枝に止まるギフチョウ -4
さらに近づく。といっても被写体から3m位まで寄るのが精いっぱいだ。翅を開いてくれているが、じっとして動かない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/320秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.枝に止まるギフチョウ -5
手前に枝があって、AFでのピント合わせが難しいが、P610はあまり迷うことなく合焦してくれる。ちょっと手振れしてしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO220​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.枝に止まるギフチョウ -6
90mmで撮るとこれが精いっぱいである。15分くらいの間、このギフチョウにモデルになってもらった。その後、このギフチョウがどうなったかわからない。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.お地蔵さまと観音様
カメラを持った2~30人の人が、ギフチョウを求めて右往左往する様を見つめるように、石仏が立っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.2 1/125秒 27mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.タチツボスミレにきたギフチョウ
枝に止まって動かないギフチョウから離れたすぐあと、一瞬、私の傍に咲くタチツボスミレにギフチョウがやってきた。ほんの一瞬だった。すぐ飛び去ってしまったが、何とかワンチャンスを捉えることが出来た。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.マメザクラ
午後1時少し前、やっとみんなが待つマメザクラの花にギフチョウが飛んできた。落ち着きなく、花から花へと移る。しゃがみこんで下から狙う。やっと数カット撮ることが出来た。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 
;クリックすると大きな写真になります。 17.スモモの花とギフチョウ -1
また、しばらく登山口から離れて、戻ってくると、スモモの花に多くの人のカメラが向けられている。よく見るとギフチョウが止まっている。聞こえてくる話によれば、これはどうやら「やらせ」のようだ。さっきの枝に止まっていたギフチョウもほとんど動かなかったが、もう1頭、茂みの中でじっとしているギフチョウがいたらしい。そのギフチョウを棒の先に止まらせて、ここに移動させたようだった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正
;クリックすると大きな写真になります。 18.スモモの花とギフチョウ -2
「やらせ」でなければ、まあまあ良い写真に見えると思う。それにしても何故この蝶は動かないのだろうか?羽化したばかりなのか、それとも気温が低いのか。見たところ羽化不全で飛べないわけでは無いようだが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 116mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.ボケ
民家の植え込みに咲くボケの花がとてもきれいだった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正
;クリックすると大きな写真になります。 20.石垣のスギタニルリシジミ -1
登山口の傍の沢に施された石垣に、今年もスギタニルリシジミがいた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 90mm ISO360 ) 露出補正
;クリックすると大きな写真になります。 21.石垣のスギタニルリシジミ -2
前の写真と同じところで、P610の広角端で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.キセキレイ
午後2時を過ぎた。そろそろ引き上げようと駐車場に向かって歩く。電線にキセキレイが止まっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/320秒 258mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
160428_023.jpg 23.おまけ G7Xで撮ったモンシロチョウ 保土ヶ谷公園 4月8日
4月6日は PowerShot G7X で蝶の写真を撮るチャンスがなかった。これは8日に保土ヶ谷公園で撮ったモンシロチョウ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.2 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし


コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)