皆既月食　11月8日

11月8日は、皆既月食がある。また、月が遠く離れた天王星を隠す「天王星食」も同時に起こるという。皆既月食中に惑星食が見られるのは安土桃山時代にあたる1580年以来、442年ぶりだそうだ。だが、天王星は5.6等の明るさのため肉眼で見ることが難しいようだ。
　どう撮れるかはあまり考えずに18時45分ごろ、RX10M4を持って住まいのベランダに出てみた。欠け始めた月が見えた。我が家から見る月は、東側の空の下の方に表れてだんだんと上に上がっていくが、欠け始めはまだ低いところにある。全国どこでも18時9分ごろから月が欠け始め、19時16分ごろから20時42分ごろまで月が地球の影に完全に覆われる「皆既食」の状態を経て、21時時49分ごろに明るい満月に戻る。
　無謀にも三脚も何も用意せず、ズームを望遠端（220mm　35㎜版換算600mm）に伸ばしたRX10M4で手持ちで撮り始めた。外はそれほど寒くはない。時々家の中に入ってはかったるくなった腕を休める。
　今回の皆既月食の写真は、素人が頑張らなくともプロフェショナルな写真家の方々が撮ったシャープな素晴らしい画像をネットで見ることが可能である。手持ちで、遅いシャッタースピードで撮ったブレた写真であるが、442年ぶりという記念に残しておきたい。

000_221108037 X700 ◎皆既月食 RX10M4.jpg
皆既月食ほぼ月全体が地球の影に隠れたころ　2022年11月8日　横浜市保土ヶ谷区

	１．18時56分そろそろ月食が始まっているころと、晩酌の途中にベランダに出てみる。東側の空の下の方に月が出ていた。建物が邪魔になって撮りにくい。しばらく待っていると邪魔になっていた建物の上に出た。太陽の光が当たっているところがどんぐりの傘のようになっている。AFをやめ無限遠にして撮った。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ　f2.4-4　8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影　（ f4 1/5秒 220mm ISO 3200 ）　露出補正 -0.3段
	２．19時16分月が赤く見える。ほとんどが地球の影の中に入ったようだ。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ　f2.4-4　8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影　（ f4 1/4秒 220mm ISO 3200 ）　露出補正 -0.3段
	３．19時24分シャッタースピードは1/3秒になった。手持ちで撮る限界を超えている。ベランダのフェンスに寄りかかって撮った。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ　f2.4-4　8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影　（ f4 1/3秒 220mm ISO 3200 ）　露出補正 -0.3段
	４．19時47分地球の影の真ん中に入るのは19時59分という。上の方がやや明るくなって見える以外は、月は全体が赤い。左下の方に小さな星の輝きがあるが、天王星ではないようだ。シャッタースピードは2分の1秒になってしまった。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ　f2.4-4　8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影　（ f4 1/2秒 220mm ISO 3200 ）　露出補正 -0.3段
	５．20時43分部屋の中とベランダとを出たり入ったりしながら撮影していたが、月が地球の影に全部隠れてしまってから、ほぼ1時間がたった。左下の方から太陽の光が当たり始めている。ちょうど地球の影から抜け出すころだ。天王星は20時44分ごろ月に隠れるとあったが、その姿はわからなかった。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ　f2.4-4　8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影　（ f4 1/3秒 220mm ISO 3200 ）　露出補正 -0.3段
	６．20時49分前の写真から5分ほど塩か経っていないが、さらに明るくなってきた。あと1時間もすれば、満月の月が輝き、テンタイショウは終わる。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ　f2.4-4　8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影　（ f4 1/4秒 220mm ISO 3200 ）　露出補正 -0.3段

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