久しぶりのヨーロッパ旅行 (8)オンダリビア 8月4日
「パラドール・デ・オンダリビア」のチェックインでは、荷物を部屋まで運ぶのが大変だった。エレベータはないし、ベルボーイさんもいない。3階までスーツケースをもって、階段を上らなくてはならなかった。
時刻は午後12時半。さっそくオンダリビアの街を歩いてみたい。「パラドール・デ・オンダリビア」はオンダリビアで一番の高台に建っている。ここから、ビダソア川に沿うように北へ下りて行った。しばらく行くと、バスク地方の伝統的な家屋が並ぶサン・ぺドロ通りがあって、にぎやかなレストラン街にもなっている。
昼食の時間である。先に紹介した「スペイン・バスク 美味しいバル案内」という本に、「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」というレストランが紹介されていた。漁業組合の女性たちが料理を作るレストランと紹介され、「世界一の魚のスープ」が有名なようだ。ぜひ食べたい。娘たちが地図を片手にそのレストランを探し当てた。予約でいっぱいだそうだ。しかし、"3時までならいいよ"という席があったようで、それでよければ、どうぞということだった。OKといって、レストランがオープンする1時まで外で待っていた。「世界一の魚のスープ:ソパデペスカード」は評判に偽りなく、とても良い味だった。
食事を楽しんだ後は、サン・ペドロ通りを歩いてみる。特徴のある街並みは観光客が多い。ビダソア川沿いに歩いてみる。今日も雲一つない素晴らしい天気だ。対岸のフランスのエンダイヤという町もくっきりと見える。「パラドール・デ・オンダリビア」があるアルマ広場に戻ってくる。近くのサンタ・マリア教会を眺めながら、「カルロス5世城」の西側に石畳の道を城壁まで行ってみた。
一旦、ホテルに戻った。私達の部屋の前にあるサロンというところに、ガイドさんに引率された15人くらいの人たちがいたのでちょっとびっくりした。「カルロス5世城」見学ツアーがあるようだ。テラスなどで2時間ほどゆっくりする。
夕食はリーダーがミシュラン一つ星のレストラン「アルメーダ」を8時に予約してくれていた。ここで、シードルという酒を頼んでみたがこれは旨いとは思わなかった。
210.マリーナ地区へ 「カルロス5世城」を背に、石材と木材とがマッチした伝統的な建物が並ぶ道をサン・クリストバル広場へ向けて歩く。この先がマリーナ地区だ。どこを見ても清潔な街だ。これがヨーロッパの「当たり前」なのだろう。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
211.サン・クリストバル広場 サン・セバスティアンからのバスが発着するサン・クリストバル広場に出た。建物の窓にも特徴がある。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
212.マリーナ地区 サン・ペドロ通りは観光客が多かった。リゾート地という感じがする。街路樹が木陰が作り、涼しそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 92mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
213.レストランのテラス席 サン・ペドロ通りにはレストランが並ぶ。客はテラス席を好むようだ。プラタナスの木陰も涼しそうである。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
214.BARもある レストランやバルが多くあるが、どの店もそこそこお客さんが入っている。この「IGNACIO」は有名店らしく、夜は満員になるらしい。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 31mm ISO900 ) 露出補正 なし | |
215.「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」 マリーナ地区の一番奥のサンペドロ通りから1本ビダソア川の方へ入った道に面して、お目当てのレストラン「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」はあった。しかし店内はひっそりしている。扉を半分明けて覗いてみると、女性が出てきて、予約はいっぱいだが、3時までなら使える席があると言ってくれた。もちろんOKだが、それでも中に入れてもらえない。開店時間の午後1時まで待って欲しいということだった。この店は2015年4月、テレビ朝日の「朝だ!生です旅サラダ」で紹介された店だそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 31mm ISO900 ) 露出補正 なし | |
216.「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」 店内 案内されたのは落ち着いた部屋だった。私達が一番乗りだが、すぐに予約済みのグループが入ってきた。「世界一の魚のスープ」はもちろん絶品だったが、太い白アスパラガスが旨かった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 18mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
217.「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」 青と白 食事を終え、レストランを出たのは2時40分だった。振り返って見るとレストランは平屋だったのだ。海の色、青がひときわ目立つ。まさに漁業組合の女性たちが料理を造るレストランというところだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 18mm ISO200 )露出補正 なし | |
218.果実店 桃、プラムなど新鮮そうなフルーツが並ぶ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 18mm ISO1000 ) 露出補正 なし | |
219.ビダソア川 ビダソア川に沿って「カルロス5世城」に向け、のんびりと歩く。日差しは強いけど、からっとしていて空気が澄んでいる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1600秒 26mm ISO200 )露出補正 なし | |
220.釣りを楽しむ人 ビダソア川で、格好良いボートに乗って釣りを楽しんでいる人がいた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
221.「カルロス5世城」の石壁 川の方から道を上がってくると「カルロス5世城」の北側の壁が見えてきた。この右側がアルマ広場で「パラドール・デ・オンダリビア」の入り口になる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
222.サンタ・マリア教会の鐘楼 パラドールの建つアルマ広場はサンタ・マリア教会など昔ながらの姿を残す旧市街地区となっていて、サンタ・マリア教会は「カルロス5世城」のすぐ南側にある。サンタ・マリア教会は15世紀に建てられたゴシック様式の教会である。そしてバロック様式の塔を持つ。フランス領だった時代もあり、1660年にフランスのルイ14世とスペインのフェリペ4世の娘のマリア・テレサの結婚の儀がここでおこなわれたという記録があるそうだ。そして、その後2人の間の孫がフェリペ5世としてスペインのブルボン家として初代国王になった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
223.NAGUSIA通り 旧市街の古い石畳の道を少し下りてみた。両側に古い建物が並ぶ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
224.旧市街の古い建物 何か由来のある建物だろうと思うが、文字を見つけても何が書いてあるかさっぱりわからない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 18mm ISO360 ) 露出補正 なし | |
225.サンタ・マリア教会 石畳の細いみち、NAGUSIA通りから振り返ってサンタ・マリア教会を見上げる。午後3時半、西に傾き始めた陽を浴びた塔が美しい。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 46mm ISO360 ) 露出補正 なし | |
226.「パラドール・デ・オンダリビア」の玄関 時刻は午後4時前。涼しくなる夕方まで、少しホテルで休もうと戻ってきた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 18mm ISO360 ) 露出補正 なし | |
227.「パラドール・デ・オンダリビア」のサロン 私たちの部屋と廊下を挟んで向こう側にサロンと呼ばれる大きな部屋があって、ガイドさんに引率された15名くらいのツアーの方々が来られていて驚いた。ツアーの人達が去った後、改めてサロンの中に入る。アキレスの一生を描いた貴重なタペストリーを展示してある。宿泊客も自由に入れる。椅子に座ることもできる。マナーの大切さを改めて思う。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/20秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
228.旧市街の一角 夕方6時を過ぎた。そろそろ涼しくなるだろうと、再び旧市街へ出る。こんどは「パラドール・デ・オンダリビア」の前からアルマ広場に沿って西へ、ギプスコア広場への道を歩いてみた。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 26mm ISO400 )露出補正 なし | |
229.サンタ・マリア教会 塔 サンタ・マリア教会は高いところに建っていて、搭も高いので旧市街のどこからでも見えるようだ。これは教会を西側から見ている。この道は生活感のある道だ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
230.ギプスコア広場からサンタ・マリア教会を望む 旧市街の中心にある広場だが、格別どうということはなかった。この広場は「カルロス5世城」の西側にある。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
231.城壁への道 旧市街を取り囲むように城壁の跡が残っている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
232.城壁の門 アーチになった門の入り口に説明が書いてあるのだが、スペイン語、バスク語とフランス語で英語はない。サン・ニコラス門というらしい。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
233.城門 下を道路が通る遊歩道の上から要塞内へと通じる城門である。16世紀に建設されたこの門は、かつて堀の上を渡る跳ね橋を備えており、現在は遊歩道に再建されて要塞内側へのアクセスが楽になっている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
234.城門の外側から 下を道路が通る城壁に架かる橋を渡ったところから、城壁の跡と要塞内の家々を見る。人々の要塞の外から旧市街への通行路になっているのだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
235.ギプスコア広場 再びギプスコア広場に戻ってきた。周囲は建物が囲んでいるが、これは小さなホテルだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
236.ホテルのテラスから すっかり気に入ってしまったビダソア川が眺められる「パラドール・デ・オンダリビア」のテラスで、また、しばし、食事前の時間を過ごす。ビダソア川にはたくさんのヨットやボートが浮かんでいる。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
237.サンタ・マリア教会 東側 リーダーが8時に「ALAMEDA」というレストランに予約を入れてくれている。場所は昼に行ったマリーナ地区ではなく、「カルロス5世城」から東に下りたところだ。「パラドール・デ・オンダリビア」を左の方へ行くと下の道に下りるエレベータがあった。降りたところからはサンタ・マリア教会の裏側が見られた。こちらから見ると荘厳な感じがする。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 30mm ISO125 )露出補正 なし | |
238.レストラン「ALAMEDA」 8時5分前くらいに店の前に着いた。しかし、8時までは外で待たされた。入り口の近くはバルになっている。私達はテラス席に案内された。ところが、この時間ではまだ、西日が差しこみ、まぶしくて暑い。席を部屋の中に変えてもらった。「せっかくいいところをリザーブしたのに」という感じだったが、快く席を変えてくれた。こちらの人たちはテラス席がお好きなようだ。30分もすると、ぼつぼつ、予約のお客さんたちが入ってきた。若いカップル、老夫婦などいろいろだが、さすがに客層は良い。シードルはいまいちだったが、レゼルバが旨かった。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
239.バス停の風景 サン・セバスティアン方面へのバスを待つ人たちなのだろう。夏の夕方という感じだが、もう8時だ。やっと「ALAMEDA」の中に入る。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 28mm ISO1000 )露出補正 なし | |
240.帰り道 -1 食事を終えて外に出ると、夜10時半を回っていた。旧市街の中を通ってホテルに帰る。石畳がきれいだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/60秒 18mm ISO3200 )露出補正 なし | |
241.帰り道 -2 サンタ・マリア教会の方へ上がっていく。夜11時近いが、若いひとたちにとっては、まだ宵の口なのだろう。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/60秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
242.サロン 午後11時 部屋に戻るとき、サロンを覗いてみた。まだ、明かりがついている。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.2 1/125秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし | |
243.館内 午後11時 サロンから階下を撮る。天井から長く垂らされた旗が中世そのものだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f1.8 1/160秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし | |
244.夜のアルマ広場 サロンから夜のアルマ広場が見下ろせた。まだまだ、みんな楽しんでいる。「パラドール・デ・オンダリビア」に泊まるのは今晩だけだが、もう少し中世に浸りたい気もする。ホテル1階のBARにも行ってみたかった。今夜は中世の夢でも見たい。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし |
カテゴリー: Travel,overseas,vehicle,カメラ,D5300,SIGMA 18-300mm,Canon PowerShot G7X
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