日光・那須を走る その1 六方沢と霧降の滝 11月7日
11月7日、8日とかみさんの友人ご夫妻からお誘いを受け、日光・那須へ紅葉を見に行った。日光・那須はほとんど見たところばかりだろうと思っていたが、友人のご主人が栃木県にとても詳しく、今まで行ったことがないところへ連れて行っていただいた。友人ご夫妻には、私たちの自宅に迎えに来ていただき、運転もほとんど、御主人にしていただいた。3回に分けて、記す。
今回は、首都高湾岸線から東北自動車道を行き、日光宇都宮道路に入って、途中で(多分、大沢だったと思う)降り、隠れ日光杉並木を見せていただいた。そして、今市から、六方沢、霧降の滝を巡った。
1.首都高から見る東京スカイツリー 首都高の湾岸線を葛西インターからC2線に入り、四ッ木、小菅、千住新橋と通って行くと、左手に荒川が見える。そして、その向こうに東京スカイツリーが一段と高く見えてくる。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
2.オープン間近のスカイツリー 634mのスカイツリーは来年5月22日にグランドオープンされるとのこと。ほぼ完成された姿を見るのは初めてである。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
3.例幣使街道杉並木 日光宇都宮道路を下りて、鬱蒼とした杉並木の続く例幣使街道を案内していただいた。例幣使街道は京の朝廷の使いが、日光東照宮に毎年御幣を捧げるために通った道だそうだ。東照宮の例祭に合わせ、4月1日に京を発ち、4月10日に上州に入り、翌日にこの道を通り、15日に日光に到着したとされている。地元では現在もこの区間(国道293号~国道121号)を「例幣使街道」と呼んでいる。例幣使街道は往路に用いられ、復路は日光街道を利用した。 例幣使とは、元来、伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)に、朝廷より幣帛(へいはく)を奉納するために使わされた勅使のことをいう。毎年恒例の派遣なので例幣使と云われた。 高内寿夫さんという方のホームページを参考にさせていただくと、例幣使の格式は高く、一行が通ると、大きな大名行列でも通行を遠慮しなければならず、また沿道の住民は土下座して一行を見送ったといわれている。ただし、一行50人のほとんどが魚屋、八百屋など公家に出入りしていた商人だったようである。一行の随員の中には、その権威を悪用する不心得者が少なからずいて、彼らは駕籠の中から、担いでいる人足に、「相談せんか、相談せんか。」と声をかけたという。金をよこせという意味だ。この時、人足が金を出さないと、激しく駕籠をゆすって催促し、わざと転がり落ちて、「無礼者、このままではすまさぬぞ。」と脅したと言われている。こうした場合、村役人が詫びて金を渡してその場をおさめることになるが、これが「ゆする」の語源となったといわれているとのこと。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 15.7mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
4.六方沢の谷 あとで寄ることになっている「山のレストラン」、霧降の滝遊歩道入口を通り越して、さらに上ると六方沢にかかる長さ320メートルの逆ローゼ型アーチ橋にでた。標高は1434メートル、谷底からは134メートルの高さにあるという。橋の両端には駐車場が設けられている。先の方の駐車場に車を停め、歩いて橋の中ほどまで戻ってみた。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
5.陽が当たると紅葉が輝く 慶応4年戊辰の年(1868年)の春、日光山に立てこもった旧幕府軍大島圭介ら2,000名は、官軍板垣退助の率いる土佐藩隊の攻撃を受けて4月29日夕刻日光を撤退し、ここ六方沢の谷底に仮泊、良く閏年4月1日会津に向かったと伝えられる。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
6.大笹牧場方面を望む 今回は寄らなかったが、六方沢橋をさらに日光と反対の方に進むと大笹牧場がある。大笹牧場は昭和32年、栃木県酪農業協同組合の預託育成牛夏期放牧場として、112ヘクタールの民有地を買い受け開設された。当時は道とゆう道もなく、草地造成等に必要な機材や肥料は、すべて組合員の人力によって運ばれ、開墾されたという。その後、国有地の払い下げ及び民有地の買収などによって放牧地の規模を拡大し、現在では362ヘクタール(東京ドーム77倍だそうだ)の草地に、毎年約300頭の乳用育成牛を放牧する牧場になったとのこと。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
7.「山のレストラン」 今回、誘っていただいた友人夫妻の奥様のこのドライブの目的のひとつであったのが、「山のホテル」での昼食だった。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 12.1mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
8.「山のレストラン」テラスから 前の写真で見える玄関上のテラスから、入口の方を見ると道に落ちた落ち葉がきれいだった。昼時は込み合うが、予約を入れておいて下さったためか、窓の外に紅葉が見える良い席に案内された。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
9.窓からは美しい紅葉 周囲は、陽が当たって輝く紅葉に溢れていた。今が一番良いタイミングだったのかもしれない。窓の外の紅葉に露出が合うように撮った。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段 | |
10.「山のレストラン」から眺める霧降の滝 ミニッツステーキのランチを食べたが、とても旨かった。デザートを楽しんだ後、屋上のテラスに上がってみた。そこからは彩られた山の木々の中に、霧降の滝を見ることができた。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 12.1mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
11.霧降の滝展望台から 「山のレストラン」に向かって右手に霧降の滝展望台への遊歩道の入口がある。そこから7~8分だったろうか、展望台に着いた。滝のすぐ傍へ行けるわけではないが、少し離れて観る方が美しい。華厳滝、裏見滝とならんで日光三名瀑に数えられる霧降滝は、落差75m。途中、岩に当たって霧のような飛沫になることから、霧降滝と呼ばれているという。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
12.霧降の滝 上段 霧降川にかかる滝は上下2段になっていて、上段が25m、下段が26mとのこと。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
13.霧降の滝 下段 下段の滝は、まるで霧を降らせるかのように水が岩に当たり、飛び散って流れ落ちる。その様子から、この名がついたといわれる。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
14.霧降の滝 遊歩道 石垣に苔がついた遊歩道を「山のレストラン」の駐車場へ戻る。次の目的地は日光市内にある田母沢御用邸だ。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段 |
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