横浜中華街 12月12日 - Studio YAMAKO

2017年1月24日

横浜中華街 12月12日

もうしばらく昨年の撮りの残し分が続く。
 昨年12月のはじめに、かっての勤務先で同じマーケティング部門で仕事した友人W氏が、退職以来初めて会う友人T氏と3人で食事をしようとお膳立てをしてくれた。3人は同じ大学の出身である。
  W氏のアレンジメントで11時半にJR石川町駅で待ち合わせて横浜中華街の上海料理店「三和楼」で昼食会をすることになった。「三和楼」は私も知っているところで2~3回行ったことがある。
 余談になるが、上海料理と言えば上海ガニがある。ところが、香港で、​​​​中国本土から輸入した上海ガニから基準値を超えるダイオキシンが検出され、旬を迎えた上海ガニに影響が広がっているようだ。中国の輸出規制のため横浜中華街でも品薄になり、安全な上海ガニの仕入れ値が高騰しているそうだ。この日は三和楼でも上海ガニはメニューから外されていた。その後輸入は再開され、12月の後半には食べられるようになったらしい。
  再会の会話を楽しみながらゆっくり食事をした後、ほろ酔い機嫌で久しぶりに中華街をぶらぶらと歩いた。横浜開港記念会館でボランティアガイドをしているW氏の案内で今まで知らなかったことを教えていただくことができ、とても参考になった。
 中華街散策の後、私は元町へ向かい、2人は石川町へ戻った。

1.横浜中華街 善隣門
約束の時間よりやや早めに3人がそろい、W氏の案内で延平門から西門通りを歩き、中華街大通りへの入り口である善隣門へでた。私は石川町駅から中華街に入った記憶がない。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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2.市場通り
中華街大通りを東へ朝陽門(みなとみらい線の元町中華街駅方面)に向かってしばらく歩くと、右手に市場通り門があり、そこを右に曲がり市場通りに入った。細い道だけど両側に店が並び人通りが多くにぎやかだ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 11mm ISOオート ) 露出補正 なし
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3.三和楼
三和楼は市場通りを抜けて関帝廟通りを東へ、少し天長門の方へ行ったところにある。石川町駅からなら、はじめから関帝廟通りを来た方が近いのだが、これは中華街見物と、時間調整の意味もあったのかW氏の計らいだった。三和楼の上海料理は少し薄味かなと思うが、なかなかうまい。いろいろ食べたが、この店自慢の排骨(パイコー)がとても旨かった。排骨とは、中国語で豚などのスペアリブ。すなわち骨付きあばら肉だ。その豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた肉料理なのだが、排骨は、中華街では三和楼が元祖なのだそうだ。それと五目焼きそばも旨かった。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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4.関帝廟
2時間以上かけて、ビールを飲み、甕だし紹興酒を飲み、旨い上海料理を賞味した。良い気持ちになって外へ出る。W氏はまず関帝廟へ連れて行ってくれた。酒を飲んでのお参りはご法度なのかもしれないが、静かに見学した。三国志で有名な武将、関羽がまつられている。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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5.横浜中華学院
関帝廟のとなりに学校があり、その校庭が関帝廟から見えた。校庭には中学生らしい生徒たちがのびのびと遊んでいた。台湾系の学校だそうだ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 13mm ISOオート ) 露出補正 なし
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6.日本における新聞誕生の碑
関帝廟をお参りしたあと、次にW氏は「ここは知らないでしょう」と言って、関帝廟の先にある「日本における新聞誕生の碑」へ案内してくれた。中華街には何回も来ているがここは知らなかった。1864(元治元)年、海外事情を明らかにするために、ジョセフ・ヒコ(浜田彦蔵)が外国新聞を翻訳・編集し、日本初の邦字新聞「海外新聞」を発刊したが、ここはその居館跡だとのこと。また碑文には「(前略)木戸孝允、伊藤博文、坂本竜馬など多くの人々に民主政治を伝えた彦は、民主主義の先駆者として、およそ新聞を読むほどの人々の心の奥に残る文化の恩人であった。1994(平成6)年6月28日〈海外新聞発刊130年記念日に ジョセフ彦記念会〉と記されていた。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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7.會芳亭
再び関帝廟通りを関帝廟、三和楼の方へ戻る。三和楼の先の向かい側に山下町公園があり、そこに會芳亭がある。W氏はここは清国領事館跡だと教えてくれた。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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8.横浜媽祖廟
「もう一つ関帝廟のようなところがあったね」というと、會芳亭の先の天長門を右に曲がって、横浜媽祖病 へ案内してくれた。媽祖 とは北宋時代に実在した福建省・林氏の娘だそうだ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 13mm ISOオート ) 露出補正 なし
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9.横浜媽祖廟 太鼓楼
wikipediaによると、2006年(平成18年)3月17日に、横浜媽祖廟は開港から150周年を迎える横浜の新名所として横浜中華街に落慶開廟したとのことで、比較的新しい。この横浜媽祖廟の入り口側に鐘楼、出口側に太鼓楼があるが、それぞれの袴部分には媽祖廟の建設現場から出土した煉瓦が使用されているとW氏が教えてくれた。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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10.谷戸橋
2人と別れ、私は元町へと歩いた。元町の入り口にこの谷戸橋がある。この谷戸橋が架かっている土地はもともと陸​​​地​​​だったであろう​​​という。というのも、谷戸橋が架かっている堀川は1860年に開削した運河で、現在の谷戸橋が架かるあたりから東側は横浜村という陸続きの半島となっていたという。更に、現在の谷戸橋は震災後に現在位置に架けられたもので、元々は山下公園通りより1本内側の水町通りに架かっており、最初は堀川が開削されたと同じ1860年に木製の橋が架けられていたと思われるとのこと。横浜市認定の歴史的建造物だそう​だ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5​.8​​​ 1/​30​​​​​​​秒 ​17​mm ISOオート ) 露出補正 なし
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