きのう(11月1日)、Canon PowerShot SX620HXというコンデジで小さなシジミチョウを撮ってみようと横浜市の自宅近くの小さな公園へ出かけてみたところ、先日別のところで偶然に見たクロマダラソテツシジミにまた出会った。
きょうも好天だった。10時半にクリニックの受診予約があったが、D5300をカメラバッグに入れて、30分ほど早めに家を出て、その公園へ行って見たところ、クロマダラソテツシジミがセンニチコウの花で吸蜜して待ってくれていた。
クリニックへ行かねばならない時間が来たのでいったんその場を去ったが、クリニックで診察券を出すと、私の治療に使う液体窒素が届いていないので午後に改めて来て欲しいと詫びながら言われた。これ幸いと思い公園へ戻ったのは言うまでもない。クロマダラシジミはその1頭のみだったが、まだ、センニチコウで待っていてくれた。
TAMRON 90mm を使うときはf5.6の絞り優先オートで撮るが、被写界深度が浅いので目にピントを合わせると翅がボケる。
明神台公園といい、此処といい、家から徒歩圏内でのクロマダラソテツシジミとの出会いは、今年の秋を楽しませてくれた。
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1.クロマダラソテツシジミ -1
とても小さな個体だった。じっとして、おとなしくセンニチコウで吸蜜していた。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
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2.クロマダラソテツシジミ -2
向きを変えてくれた。尾状突起はか細くちぎれそうに見える。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
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3.クロマダラソテツシジミ -3
開翅してくれた。♂のようだ。 日本チョウ類保全協会編の「日本のチョウ」には、クロマダラソテツシジミは「かっては国内に生息せず、1992年に沖縄島で初記録。一時は途絶えたが、近年は南西諸島や九州南部で定着。強い分散力と植栽による移動で、関東まで発生することもあり、各地でソテツの食害が問題となっている。」と記されている。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
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4.クロマダラソテツシジミ -4
同じく生活環境は「農地、公園、人家といった平地の蘇鉄(ソテツ)が植えられていた明るい泥腋や公園、神社の境内、学校の校庭など。」とあるが、今秋、本種に出会った3か所はすべて「公園」だった。分散力が強く、飛び火的に各地で発生を繰り返すそうだ。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
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5.クロマダラソテツシジミ -5
2007年から10年間、毎年1月にグアム島へゴルフに行っていたが、その際にマダラソテツシジミを見ている。初めて撮影したのは2008年1月21日マンギラオG.C.だった。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
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6.クロマダラソテツシジミ -6
左後翅外縁にちょっと傷がある。尾状突起は両方とも健在なのか微妙である。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
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7.クロマダラソテツシジミ -7
センニチコウの花には白の他に、写真の赤紫色や、キバナセンニチコウには深紅の花もある。赤紫の花に移って吸蜜を続ける。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
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8.クロマダラソテツシジミ -8
口吻は伸ばしていない。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
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9.クロマダラソテツシジミ -9
開翅して表を見せてくれた。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
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10.クロマダラソテツシジミ -10
また白いセンニチコウに移った。このレンズは被写界深度が浅いのでチョウの全般にピントを合わせるのが難しいが、この画は目から尾状突起までがほぼ平行になって、ピントが合っている。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
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11.クロマダラソテツシジミ -11
上から撮った。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.クロマダラソテツシジミ -12
正面から撮った。ブルーが輝いている。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
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13.クロマダラソテツシジミ -13
どうやら左側の尾状突起は欠落しているようだ。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
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14.クロマダラソテツシジミ -14
1頭だけのクロマダラソテツシジミだったが、いろいろな角度からの撮影を楽しませてくれた。今年、我が家の近所で見たクロマダラソテツシジミが世代を繋いでいくのは難しいことと思うが、願わくば来年も現れて欲しい。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
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