湯の丸高原 地蔵峠から池の平湿原へ(3 終) 7月24日
晴れそうもないのでそろそろ引き上げようと思い、池の平湿原の駐車場の方へ向かう。帰りも歩いてマイカーを置いてある地蔵峠の駐車場まで湯の丸高峰林道を歩くのだ。地蔵峠は海抜1732mだから緩やかな下り坂なので楽である。
少し晴れ間が出て、明るくなった。コヒョウモンに混じってモンキチョウが飛び出す。離れたところで♂♀が絡んでいたので、望遠端で撮ってみた。ファインダーを覗いたときはわからなかったが、後でモニターを見るとミヤマモンキチョウのようだ。別の♀が近くまで飛んできて、ハクサンフウロに止まり、吸蜜をしている。まぎれもなくミヤマモンキチョウだった。ここへはベニヒカゲのころ、すなわち8月の後半に来ることが多かったので、これまで一度しかミヤマモンキチョウに会ったことはない。ラッキーだった。
帰路も花の写真を撮りながら地蔵峠へと歩く。午前中にベニヒカゲがいたゲレンデにも寄ってみたが、ベニヒカゲはいなかった。
地蔵峠の駐車場に戻ったのは2時半を少し回っていた。一休みして朝に登ってきた県道94号線を下る。帰りは小諸インターから上信越道に上がった。途中一度SAで休憩し、順調に走り無事帰宅したが、往復で7時間半のドライブは少々疲れた。
62.ミヤマモンキチョウ♂ 離れたところでモンキチョウらしき♂と♀が絡んでいるのが見えた。もしかしたらミヤマモンキチョウかと思って連写した。モニターで拡大してみるとミヤマモンキチョウだった。近づけないのでこれが精いっぱいの写真である。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
63.ハクサンフウロで吸蜜するミヤマモンキチョウ♀ 霧が移動して明るくなると、数頭のミヤマモンキチョウが飛んでいるのが見える。1頭の♀がハクサンフウロの止まり、吸蜜を始めた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
64.近くに来てくれたミヤマモンキチョウ♀ 今度はまた別の♀が木道の近くのハクサンフウロに来てくれた。木道しか歩けないので、向こうから来てくれるのを待つしかないのだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
65.クロマメノキとミヤマモンキチョウの卵 ミヤマモンキチョウの食樹であるクロマメノキに卵が2っ産みつけられていた。リュックの中に入れて持ち歩いていたTAMRON 90mmを付けたD5000で撮る。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし | |
66.ウスユキソウで吸蜜するコヒョウモン 木道から少し離れたところで咲いているウスユキソウにコヒョウモンが来ていた。ウスユキソウとコヒョウモンの取り合わせは初めて見る。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
67.コヒョウモン コヒョウモンがあちこちで飛ぶようになり、いろいろな花に立ち寄っては吸蜜するようになった。すこし、明るくなったようだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO280 ) 露出補正 なし | |
68.キンバイソウ? 金梅草 見るからに高山植物らしき、小さな花が岩に絡んで咲いていた。キンバイソウだろうか。小さな花をマクロで撮っておけば良かったと後悔。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
69.コシジバイケイソウ -1 越路梅蕙草 木道の傍らに見たことのない花が咲いていた。「この花の名は?」という掲示板に投稿して、教えていただいたところ、コシジバイケイソウという花だそうだ。コシジは北陸の越路を意味するそうで、 コバイケイソウとバイケイソウの中間種という。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
70.コシジバイケイソウ -2 後で花の名を調べようと思って、花を大きく撮っておいた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
71.ツリガネニンジン 釣鐘人参 風が吹くと揺れてオート・フォーカスは外れてしまう。鈴の音が聞こえてきそうな可憐な花だ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6 1/320秒 155mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
72.クロヒカゲ開翅 相変わらず飛んでいるのはクロヒカゲが多い。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
73.ヤナギラン 柳蘭 高さ0.5-1.5 mのほとんど枝分れせずまっすぐ上に伸びるこの花は良く目立つ。しかし、この花に蝶が来ているのを見たことがない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO280 ) 露出補正 なし | |
74.ミドリヒョウモンとヒメキマダラヒカゲ -1 池の平の駐車場を出て、湯の丸高峰林道を湯の丸へと戻り始める。D5300をリュックに収め、90mmマクロを付けたD5000を首からかける。マルバダケブキの花にミドリヒョウモンとヒメキマダラヒカゲが来ていた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
75.ミドリヒョウモンとヒメキマダラヒカゲ -2 2頭は夢中で吸蜜していて、花から離れそうにない。近づいて撮った。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
76.ヒメキマダラヒカゲ ミドリヒョウモンは飛んで行った。残ったヒメキマダラヒカゲはどうやら♀のようだ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
77.ヤマオダマキ -1 苧環 今まで見てきたオダマキと少し違う。花は黄色だが萼片が紫色だ。しかし、花弁や萼片の色には変異があるという。オオヤマオダマキかと思ったが、オオヤマオダマキは北日本に分布し、また、花の先端の角のような距という部分がより内側に巻き込まれているというのでオオヤマオダマキではないと思う。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
78.ヤマオダマキ -2 苧環 この黄色い萼片のヤマオダマキの方が咲いている数は多かった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
79.ナナカマド 七竃 もう紅葉し始めている木があった。ナナカマドだろうと思う。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
80.ハナチダケサシ 花乳茸刺 よく似ている花が多くみられる。ネットで調べてみると、このハナチダケサシは、基本種のトリアシショウマや変種のアカショウマに似ているが、花序が密で先があまり垂れず、花弁が長く雄しべの倍以上ある。トリアシヨウマなどは林縁に生えていることが多いが、ハナチダケサシは日当たりのよい草地でも目にすることが多い・・・と記されている。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
81.ノアザミにモンキチョウ アザミの花は時がたつと傷んでしまうことが多いが、咲き始めたばかりできれいだ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
82.アカショウマとヒメキマダラヒカゲ アカショウマと思われる白い花にヒメキマダラヒカゲが来ていた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
83.交通事故に遭ったクロヒカゲ 車にひかれてしまったクロヒカゲの死骸に別のクロヒカゲが寄り添っている。どうやら吸汁しているようだ。道路の水たまりなどに、捕えたカラスアゲハの死骸を翅を開いて置いておくと、他のカラスアゲハが集まってくるという習性があり、ほかの種でも同じようなことが見られる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO480 ) 露出補正 なし | |
84.ゲレンデに咲くヤナギラン 湯の丸スキー場のゲレンデは夏の間花畑になる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
85.サカハチチョウ夏型 黒地に白い逆さ八文字が鮮やかなサカハチチョウの夏型が飛んできて、少し離れた地面に止まった。1回シャッターを押すのが精いっぱいで、どこかに飛んで行ってしまった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
86.ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリ -1 ヒメキマダラセセリかコキマダラセセリか迷ったが、前翅前縁の前頂にかけての形からコキマダラセセリと同定した。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
87.ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリ -2 前の写真と同じ個体。この写真方が前翅前縁の反り上がりが判りやすい。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
88.ゴイシシジミ -1 昨年来た時には地蔵峠の駐車場から、少し湯の丸キャンプ場の方に入ったところにゴイシシジミがいた。そこでゴイシシジミの写真を撮って帰ろうと思っていたが、その前に、ここ湯の丸高峰林道で見つけることができた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
89.ゴイシシジミ -2 これは別の個体。チラチラと数頭が飛んでいた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし | |
90.エルタテハ 日が出てきたと思ったら、エルタテハが飛んできて路上に止まった。忍び足で近寄ったが、1回シャッターを切ったところで逃げられてしまった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
91.スジグロシロチョウ ウツギの花だろうか白い花にスジグロシロチョウが止まって、じっとして吸蜜している。ふと見つけたが、はじめは気が付かなかった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし |
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)