上野の森から旧岩崎邸庭園へ 5月18日
日本画を描く家内の高校時代の友人の作品が5月12日から19日まで東京都美術館で開催されている日本画院展に入選し、展示されているとの案内をいただき、見に行ってきた。
久しぶりに上野へ行ったが、新緑が目に優しい、さわやかな季節で、人出が多かった。上野ミュージアムウィークをはじめ、いろいろなイベントも行われていた。
JR上野駅から、国立西洋美術館の前を通り、広場に出ると、最近できたのか「PARK SIDE CAFE」という店があったので入ってみた。この日は天気が良くオープンテラスでコーヒーとケーキを楽しんだ。
そこから東京都美術館の日本画院展を見て、上野動物園の前から不忍池を湯島の方へ抜け、旧岩崎邸庭園を見た。
上野公園は花見があまりにも有名だが、この新緑の季節も良い。久しぶりに上野公園を歩いたが、改めてなかなか良いところだなと思った。
1.国立西洋美術館 JR上野駅の上野公園出口を出る。東京文化会館を左手に見て進むと、右側に国立西洋美術館があった。500年目の初来日というラファエロ展が行われていた。ラファエロはルネッサンスを代表するイタリアの画家・建築家である。「大公の聖母」「アテネの学童」など、イタリアを旅行した折に、現地の博物館で見た記憶がある。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
2.「PARK SIDE CAFE」 右手に国立博物館が見える広場に出た。広場では「えちご長岡・佐渡 広域観光フェア」が開催されていて、越後から運び込まれた雪で子供たちが遊んでいる。その手前に比較的新しくできた「PARK SIDE CAFE」があった。まだ11時前なので食事には早いが、テラス席で公園の人の動きを見ながら、コーヒーとケーキを楽しんだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/1250秒 6.6mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
3.「えちご長岡・佐渡 広域観光フェア」 テントが設けられて、中には観光案内やら、特産品が販売されている店がある。酒も並んでいて、肴もある。サザエ、ホタテ、ツブガイやイカの串焼きがうまそうに並んでいた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 8.2mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
4.旧因州池田屋敷表門 国立博物館の前の通りに面して、黒門と呼ばれる旧因州池田屋敷表門があった。国の重要文化財に指定されている立派な門だ。屋根は入母屋造、門の左右に向唐破風造の番所を備えており、大名屋敷表門として最も格式が高いといわれる。門の向こう側には国立博物館の緑が見える。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/2000秒 6.6mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
5.東京都美術館 日本画院展 東京都美術館に入る。入場料は無料だった。日本画院展はその名の通り日本画の展覧会で第1会場、第2会場がある。大きな絵が多かった。わたくしにとって興味深かったのは蝶が描かれた作品が数えただけでも5点もあったことだ。これは何、と種類が分かるような描かれ方をしている。この絵は福沢尚子さんという方が描かれた「旅立ちの時」と題された絵だ。描かれているのは、モンシロチョウとカラスアゲハだった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/200秒 7.0mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
6.家内の友人の入選作品 「帽子店ニテ」と題された家内の友人、宇都宮和子さんの入選作である。日本画院展は73回を数える。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/60秒 9.8mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
7.東京都美術館 東京都美術館ではレオナルド・ダビンチ展も開催されていた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 9.7mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
8.動物園の前の遊園地 上野動物園入口の左手に遊園地がある。小さな遊園地だが、乗り物もたくさんあって子供たちがはしゃいでいる。親は動物園や遊園地で疲れ果ててしまうのではないか。そして子供たちはそれぞれの父親の背中で寝てしまう。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
9.花園稲荷神社 不忍池を目指して進むと、幕末、彰義隊の戦では最後の激戦地(穴稲荷門の戦)として知られる花園稲荷神社があった。鳥居の奥には参道があり、中国からの観光客が記念写真を撮っていた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/640秒 8.2mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
10.森鴎外の旧居 花園稲荷から五條天神社の脇を通って、不忍池に沿う道路に下りた。不忍池の淵に行こうと思うが、塀があっていけない。右へ行ってみる。と先日、「ぶらり途中下車の旅」というTV番組で石丸謙二郎さんが訪れた水月ホテルへ出た。ここに森鴎外の旧居があるというのを思い出した。水月ホテルのかたに伺ったところ快く「どうぞ」と見学させていただいた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
11.森鴎外の居住の跡 舞姫の間 かって、森鴎外が暮らした日本間で、ここで名作「舞姫」が執筆されたことから「舞姫の間」と名付けられている。現在は水月ホテルの食事処として使われている。写真10.の玄関になる。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
12.鴎外荘 当時の梁をそのまま活かした土蔵造りの「蔵」や、文学サロンの趣を伝える「於母影(おもかげ)」など、文明開化の風情が色濃く残っていると水月ホテルのパンフレットに記されている。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
13.不忍池 弁天堂 水月ホテルの前で、ちょうど郵便配達のかたが来合わせた。不忍池にはどこから入るか、また、旧岩崎邸庭園へはどう行くのが良いか、尋ねてみた。いま来た五條天神社の少し先まで戻ると不忍池に入るところがあり、池にかかる橋を渡って弁天堂の先を左に行くと旧岩崎邸庭園に行けると親切に教えてくださった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/200秒 7.2mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
14.不忍池 都会の中の自然だ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
15.不忍池 かもめ 不忍の池にはカモなどの水どりはいなかったが、カモメが一羽、池端の杭に止まっていた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/2000秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
16.旧岩崎邸 不忍池の反対側に出て、不忍通りを左に進むと旧岩崎邸庭園の入口があった。東京都立で65歳以上の入園料は半額の200円だった。まず、建物の中に入る。この日はコンサートが行われていた。順路に従って庭園へ出て、外側から建物を見学する。これは洋館の奥にある日本建築である。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/320秒 7.4mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
17.旧岩崎邸庭園 広大な庭に面した洋館南側のベランダには列柱が並んでいた。日本の建築史に残るこの洋館は、三菱創設者である岩崎家の本邸であった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
18.旧岩崎邸洋館 洋館の設計者はジョサイア・コンドルで明治29年(1896年)に完成した。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 9.7mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
19.撞球室の屋根 まず、屋根に魅かれた。建物の脇に立っていた案内板を見ると、この建物は撞球室だそうだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/400秒 14.2mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
20.撞球室入口 撞球室は洋館から少し離れた位置に別棟として建てられている。これもジョサイア・コンドルの設計で、当時の日本としては珍しいスイスの山小屋風の造りだそうだ。洋館から地下道でつながっているという。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 11.2mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
21.正面玄関側から見た洋館 この写真の右側に車寄せがあり、玄関がある。見学者はその玄関から靴を脱いで洋館に入る。昭和27年に国有財産になっているそうだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 11.2mm ISOオート ) 露出補正 なし | |
22.旧岩崎邸正門 江戸時代には越後高田藩の榊原氏の中屋敷であったそうだ。この正門付近の写真に見られる積み石は、当時、越後から運ばれた歴史的に貴重なものだと聞いたが。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 なし |
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