秋燃ゆる遠州三山紅葉めぐり(1) 法多山尊永寺 11月29日 - Studio YAMAKO

2016年12月23日

秋燃ゆる遠州三山紅葉めぐり(1) 法多山尊永寺 11月29日

日帰りバスツアーも度重ねていると段々行くところがなくなってくる。9月の初め、送られてきた某旅行社のブックレットを見ると「ふぐ鍋・ふぐ刺身・ふぐから揚げと松茸ご飯の昼食 秋燃ゆる遠州三山紅葉めぐり 可睡斎・油山寺・法多山尊永寺」と題するコースがあった。この「遠州三山紅葉めぐり」に誘引され、申し込んだ。いつもご一緒するKさんご夫妻にもお声がけしたが、奥様は白内障の手術予定があるとのことでご主人だけお付き合いくださることになった。
  11月29日、横浜駅西口を7時50分に出発したバスは、まず法多山尊永寺へと向かう。国道16号のバイパスを走って東名高速の横浜松田インターを入る。約1時間走って足柄で休憩、10時30分ごろ掛川インターで東名高速を降りた。道中は雲が垂れ込めていて、足柄でも由比でも富士山は見られなかった。一般道の県道R403を法多山へ向かう。この頃になって空は晴れてきた。県道R251を600mほど入って堀田山尊永寺の駐車場に到着した。法多山尊永寺は厄除観音としてお参りする人が多いという。駐車場から約15分ほど歩き、259段あるという階段を上った先に本堂があった。紅葉はまだ少し早かったようだ。
12時15分にバスは次の目的地である昼食会場へ向かった。さてどんなところか?

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仁王門に掲げられていた境内案内図

1.足柄サービス・エリア
9時10分ごろバスは東名高速の足柄SAに到着した。20分の休憩がとられる。SAの後ろ側に廻ってみると箱根の山々が眺められたが、曇っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.法多山尊永寺 門前
11時に法多山尊永寺の駐車場に到着した。本堂まで15分ほど歩くようだ。仁王門までの門前には土産物屋や食事処が軒を連ねる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.仁王門
ツアコンさんの旗の後についてしばらく進むと大きな門が見えてきた。仁王門という。法多山尊永寺のホームページによれば、「仁王門は寛永17年(1640年)建立。国指定重要文化財。江戸時代初期の建立でありながら桃山時代の遺風もよく残しており、播州二見(兵庫県)より移築されたとの伝もある。 垂木も太く、肘木や斗拱も大きくおおらかで、法多山の総門に相応しい雄大かつ豪壮な三間一戸の楼門である。」と記されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 32mm ISO160 ) 露出補正 なし
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4.門前から仁王門までの参道
仁王門を背にして、門前の通りを振り返る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.黒門
本堂に向かって参道を進むと左手にこの門があった。同じく法多山のホームページによれば、この門は黒門といい、宝永8年(1711年)に建立された。市指定文化財である。旧塔頭寺院正法院の山門で、全体が黒塗りであることから黒門と呼ばれるそうだ。 江戸時代中期の建築様式を伝える桧皮葺の四脚門であり、柱の建ちも高く屋根勾配も強いため、簡素でありながら趣きあふれる優美な姿の門であると言われる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/125秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
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6.本堂への参道
黒門から先も長い参道が続く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 20mm ISO160 ) 露出補正 なし
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7.不動明王
しばらく行くと左手に上がる道があった。一意一願不動明王の赤い旗が並んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.不動明王像
一意一願不動明王の像がった。心に願うただ一つの願い事を成就すると言われる。毎年4月28日に行われる「一意一願不動明王大祭」には参拝者が家内安全や無病息災を願い、火渡りに臨む。大谷住職と山伏姿の僧侶たちが護摩法要を行い、参拝者はそれぞれ「家内安全」などと書いた護摩木を火の中に投げ入れる。その後素足になり、僧侶に続いて平らにされた炭の上を歩くという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.紅葉
ここは、不動明王像の上にある氷室神社のあたりだと思う。この辺りの紅葉は美しかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/125秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.法多山本堂
数えはしなかったが、259段あるという長い石段を、途中休みながら登り、法多山の本堂に着いた。朝の曇り空は何処へやら、大きな澄み切った青空が広がっている。法多山尊永寺は高野山真言宗の別格本山だそうだ。身近に感じる。寺伝によれば、神亀2年(725年) 聖武天皇の命により「大悲観音応臨の聖地」を捜し求めた行基によって建立されたという。本尊の正観世音菩薩は厄除開運のご利益に霊験あらたかであるとされ、古来より厄除観音と呼ばれているそうだ。江戸時代後期の火災で伽藍を焼失し、この本堂は昭和58年(1983年)に再建されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.本堂内部
「厄除」と記された額が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.灯篭
これは本堂に向かって左側の灯籠である。法多山のHPを見ると、この灯篭は天保11年(西暦1840年)の江戸時代後期、大塩平八郎の乱が起こったころの時代のものだそうだ。 幸い、戦時中の金属回収による引き渡しからも免れ、今も本堂の前で静かに存在感を放つ。この歴史ある灯籠は、約170年も前の信仰深い人たちがお金を出し合って奉納したもの。 今でも行われている奉納形式がその当時から既に始まっていたことを知る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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13.諸尊堂
このお堂は本堂右手にあった。「遠江三十三観音五番札所 北谷寺」の札が掛けられている。旧本堂であった堂で本尊に北谷観音を祀るほか、十二支守本尊、四国三十三観音、出世大黒天、賓頭盧尊者などの諸尊が祀られているとのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.諸尊堂内部
右に見えるのが、賓頭盧尊者だ。賓頭盧尊者にはいろいろなところでお目にかかる。鎌倉建長寺の三門にもおられる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.諸尊堂天井
ネットで天井画について検索を試みたが、なかなか思うようにヒットしなかった。中心にある12角型の台?には明治36年6月吉日の文字や、三つ葉葵の紋が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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16.落ち葉
本堂から階段を下りて再び一意一願不動明王の赤い旗が立ち並ぶところに戻ってきた。落ち葉が散っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
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17.紫雲堂のあたり
法多山本坊客殿である紫雲閣は戦後間もない昭和20年代に建てられたようだ。詳しいことは調べられなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 25mm ISO125 ) 露出補正 なし
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18.本坊と家康手植えの松
本坊は法多山一山の本坊として、持仏堂、紫雲閣、一乗庵などの諸堂を備え、法話などの宗教行事の会場として、また各祭礼の接待場所として参詣者に利用されている。本坊の前にある枝張りの良い松は徳川家康手植えの松と伝えられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
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19.仁王門を出る
法多山出発の予定時間である12時15分が近づいてきた。そろそろ駐車場の戻らなくてはならない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
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20.門前の遊戯屋
今時、このようなパチンコまがいのゲームをする人がいるのだろうか? オール5と書かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
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