昨年の7月に、ここ日比谷公園で数十年に1回咲くと言われるリュウゼツラン(アオノリュウゼツラン)の花が咲いたというニュースが流れた。
学生時代の仲間10人ほどが集まり、毎月、内幸町で五七五の句会を行っている。昨年7月19日のその句会が始まる前の時間に、日比谷公園に行き、黄色い花を咲かせたリュウゼツランを見た。
それ以降、毎月の句会の始まる前に毎回、日比谷公園を散策するようになった。最初はリュウゼツランのその後をフォローするのが目的だったが、日比谷公園の四季を追ってみようと思うようになった。
今日はその10か月目である。
日比谷公園は、桜はあまり多くない。散策路にはネモフィラやハナニラ、花壇にはパンジーなどが咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

散策路に咲くネモフィラ 2025年4月26日 日比谷公園
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1.アブラナ(油菜) -1
いつものように幸門から日比谷公園に入る。にれのき広場に出ると、右手に菜の花が咲いている。この季節は黄色い花がよく目立つ。PictureThisで検索してみると、アブラナと同定された。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 )
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2.アブラナ(油菜) -2
ナノハナとアブラナは違うのかと、ChatGPTに尋ねたところ、「アブラナとナノハナは基本的には同じ植物を指す場合がありますが、使い方や意味合いに違いがあります。アブラナは、菜種油の原料として栽培される品種を指すことが多く、農業用語です。ナノハナは、菜の花の意味で、春に咲く黄色い花の総称として使われます。アブラナだけでなく、セイヨウアブラナ(カナリアナタネ)やカラシナも「ナノハナ」と呼ばれることがあります。」とあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO125 )
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3.芝庭広場 -1
芝庭広場は、中に入って芝生の上で遊んだり、寝転がったりして楽しめるようになっている。ところが、一部芝生が荒れて茶色になっているところが見える。綱が張られ、「芝生養生中」とされ、立入り禁止になっていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
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4.芝庭広場 -2
大噴水の方へ行くと、保育園の子供たちが保育士さんと楽しそうに遊んでいた。ここは、立ち入り禁止にはなっていなかったが、やがてそうせざるを得なくなるのではないかと心配する。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
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5.花が埋め込まれた塀
子供たちが遊んでいた芝生の向こうは、工事中の大噴水を覆う塀になっていた。塀には、花が咲く小さな植木鉢がはめ込まれていた。さすが日比谷公園だ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
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6.工事中の大噴水 -1
東京都は、老朽化した既存の大噴水を撤去し、その形状やスケールを継承した新たな噴水を整備する方針を示している。この再整備は、バリアフリー化を含む「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として行われているとのこと。まだ撤去工事の段階である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 )
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7.工事中の大噴水 -2
撤去工事は2025年1月下旬から6月上旬までが予定されている。その後、再整備工事が進められるのでまだまだ工事が完了するまでには時間がかかる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 )
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8.ネモフィラ
ネモフィラは国営ひたち海浜公園が有名であるが、日比谷公園にもネモフィラの咲くところがある。ここは宮崎県から贈られた埴輪がある傍である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 17mm ISO125 )
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9.ハナニラ(花韮)
色がネモフィラによく似ていたが、これはハナニラだ。原産地はアルゼンチンだそうで、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、今は逸出し帰化している。球根植物だそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 11mm ISO125 )
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10.アオノリュウゼツラン
第一花壇の奥のペリカン噴水の四隅にアオノリュウゼツランが植えられている。写真のアオノリュウゼツランの影になって見えないが、ペリカン噴水の南西側に植えられていたのが、昨年7月、7mほどに伸びた花茎の先に黄色い花を咲かせていたリュウゼツランだった。この次の数十年先に花を咲かせるのは、多分この写真の株ではないかと思う。残念ながら見届けることはできないだろう。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO125 )
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11.自由の女神像
第一花壇の北側のバラ園に立つ自由の女神像(乗松巌 作)は 昭和25年11月3日に文化の日制定を記念して設置された。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 )
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12.ムラサキセキナン(紫石楠)
この日は日比谷公園に入る時間が遅くなってしまい、そろそろ句会の時間が近くなってきたので、西幸門の方へ戻る。その途中に見慣れない紅紫色の花が咲いていた。シャクナゲに似ているが雄蕊が黄色い。PictureThisで検索するとムラサキセキナンと同定された。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 )
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13.都会の蝶 アオスジアゲハ
句会が終わるのは午後2時半ごろだ。都営地下鉄に乗るため国会通りを内幸町駅まで歩く途中、ビルの谷間に置かれた花壇の花にアオスジアゲハが飛来した。アオスジアゲハはこういった都会でもよく見る蝶である。アオスジアゲハの食草は、市街地でも植えられているクスノキなのだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO180 )
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