2023年の春になるとコロナの感染者数は著しく減少し、5月8日から「5類感染症」に移行され、行動制限も緩和された。だが、お盆休みを挟んで再び増加傾向となり、感染者数は5類になって最高になった。その前後に6回目、7回目のワクチン接種を受け、幸い今日まで感染せずに過ごしてきた。
そんな中で、4月には小石川植物園と武蔵嵐山へ出かけた。小石川植物園のツマキチョウの発生は今年は早かったようで、すでに♂の最盛期は終わってしまっていた。武蔵嵐山もタイミングを逸し、数頭の♀の写真を撮ったに過ぎない。
日野原のオオムラサキセンターへも行った。7月18日に行った箱根湿生花園は、猛暑でミドリシジミの姿は全く見られなかった。
7月の終わりには上高地へ日帰りで出かけたが、天候がすぐれず期待した成果は無し。8月に入り、永年行きたいと思っていて実現できていなかった黒部立山アルペンルートの観光ツアーに出かけた。黒部峡谷のトロッコ列車に乗ってみたかったのだ。立山の弥陀ヶ原はまずまずの天候だったが、チョウは何も現れなかった。翌日、ツアー・コースに含まれていたにこの年二度目の上高地は天候も良く、僅かな時間だったが、小梨平を歩き、久しぶりにキベリタテハが多く見られた。8月の終わりに行った入笠山ではクジャクチョウをはじめ高原のチョウの撮影を楽しむことが出来た。
秋は、もっぱら近くの公園で撮影を楽しんだが、前年現れなかったクロマダラソテツシジミが二年ぶりに姿を見せてくれた。
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1.ミヤマカラスシジミ 2023年7月6日 山梨県日野春
オオムラサキセンターのビバリウムを出て、敷地内を歩いていると、裏面の色鮮やかなミヤマカラスシジミがヒメジョオンで吸蜜していた。一瞬、見たことのないウラキンシジミかと緊張した。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f11 1/1000秒 105mm ISO400 )
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2.カラスシジミ 2023年7月27日 長野県上高地大正池付近
バスを大正池で下りて、河童橋へと散策路を歩く途中、路傍に咲いていたヒヨドリソウでカラスシジミが吸蜜していた。上高地ではカラスシジミが多く見られる。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 105mm ISO400 )
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3.キベリタテハ 2023年8月10日 長野県上高地小梨平
上高地ビジターセンターの裏側に数頭のキベリタテハがいた。キベリタテハは、地面に止まることや、建物の塀などに止まることが多く、良い写真が撮り難い。樹液に来て開翅して吸汁しているところなどの撮影チャンスがあれば良いのだが。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500 210mm IS0100 )
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4.一輪のマツムシソウに2頭のクジャクチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
いつも思うのだが、沢山花が咲いているところでも、チョウたちは同じ一輪の花で吸蜜することが多い。この写真のように表と裏が見られることもある。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 213mm IS0400 )
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5.草原のクジャクチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
冬はスキーのゲレンデとなる草原の端から、富士見町を俯瞰するクジャクチョウ。向こう側は八ヶ岳連峰
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250 9mm IS0100 )
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6.ノアザミにアプローチするスジボソヤマキチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
スジボソヤマキチョウは止まるときは必ず翅を閉じる。翅の表側を撮るには飛んでいるときしかない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0800 )
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7.クロマダラソテツシジミ♀ 2023年10月3日 横浜市保土ヶ谷区
前年は全く姿を見せなかったクロマダラソテツシジミだったが、買い物帰りに立ち寄った、近くの小さな公園の花壇に植えられた花に止まっていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
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8.ムシャククロツバメシジミ 2023年10月17日 神奈川県秦野市
神奈川県のタウンニュースに秦野市で外来種のムシャククロツバメシジミが発生しているとの記事があった。車で行ってみたところ、1頭だけだったが運よく撮影することが出来た。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0250 )
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9.キタテハ秋型 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷公園
キタテハのちょっと翅がくびれた赤銅色の秋型が好きだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 155mm IS0400 )
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10.ベニシジミの求愛シーン 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷公園
良く晴れた秋の日の一日、満開のセイタカアワダチソウの群落に秋のチョウが集まっていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先プログラムオートで撮影 ( f11 1/500 201mm IS0500 )
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補1.ショカツサイの花で吸蜜するツマキチョウ♀ 2023年4月4日 小石川植物園
2023年の春のチョウの発生時期は例年より早まっていたと思う。例年より早めに行ったこの日だったが、♂の個体数は極めて少なかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0320 )
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補2.クモガタヒョウモン 2023年4月27日 東京都八王子市郊外
アオバセセリ、ウスバシロチョウ狙いで八王子へ行ったが、クモガタヒョウモンが発生していた。飛んでいるのはもちろん発生初期の美しい個体である。このチョウは花にとまるときは翅を開くので、逆に裏面の撮影機械が少ない。よく見ると"雲形"はオオウラギンスジヒョウモンなどに似通っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0160 )
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補3.ルリシジミ♀ 2023年5月26日 横浜市戸塚区舞岡公園
たまたま陽の光が良い角度で翅にあたり、鮮やかなブルーの輝きが見られた。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 )
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補4.コオニユリに来たキアゲハ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
高原にポツンとコオニユリの花が咲いていた。周囲にキアゲハが飛んでいる。これはきっとこの花に来るなと思って見守っていると、案の定止まって口吻を伸ばし始めた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 203mm IS0250 )
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補5.クロマダラソテツシジミ♂ 2023年10月3日 横浜市保土ヶ谷区
自宅近くの小さな公園の花壇に咲くセンニチコウに、綺麗な個体のクロマダラソテツシジミが来ていた。マクロレンズでしっかり撮った。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
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