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2013年4月10日

シンガポール チャンギ空港 バタフライ・ガーデンで撮った蝶 -2 2月12日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 4月5日にギフチョウの写真を撮ってきた。旬なので、「シンガポール チャンギ空港 バタフライ・ガーデンで撮った蝶」を中断し、それを先にアップさせていただいた。 バリ島旅行については今回が最後になる。
 さて、空港の中に「Butterfly Garden」を作ってしまおうというのは、なんという発想なのだろうか。ここチャンギ国際空港は全て国際線で、乗り継ぎの時間待ちをしなくてはいけない乗客も多い。その人たちへの思いなのだろうか。でも、なぜ「Butterfly Garden」なのだろう。豊かな気持ちになるのは、蝶好きな人たちだけだろうか。
 ここで1時間余り楽しんだ後、MRTに乗って、Marina Bay Sands へ行き、57階からシンガポールの街の夕暮れを眺めた。これも良かった。充実した旅のしめくくりであった。
 今回も、娘たち夫婦のおかげで、我々老夫婦だけでは出来ない旅をさせてもらった。感謝。

リュウキュウムラサキ ♂;クリックすると大きな写真になります 83.リュウキュウムラサキ ♂
これはメスアカムラサキの♂だと思った。「バリ島のフィールドで撮った蝶 -2 2月9日~12日 /バリ島旅行 2月5日」の53.と何回も見くらべてみた。色といい、前後翅の白い紋やはり違う。これはリュウキュウムラサキ♂と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
オナシアゲハ;クリックすると大きな写真になります 84.オナシアゲハ
きれいな蝶だった。思ったより小さかったがそれがまた可愛らしく、羽化して間もない、美しい個体に感動を覚えた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし
トラフタテハ;クリックすると大きな写真になります 85.トラフタテハ
トラフタテハはインドから、東南アジアの島嶼地域に至るまで広く分布していて、地域により、個体により、褐色、茶色、瑠璃色、緑色など色合い、大きさに違いがあるという。ここにいたのは私が知るもっともトラフタテハらしいトラフタテハだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO2200 ) 露出補正 なし
オナシアゲハ;クリックすると大きな写真になります 86.オナシアゲハ
84.と同じ個体。ここにはオナシアゲハ、しかも羽化したての新鮮な個体がほかにも多くいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
ハレギチョウ Cethosia cyane;クリックすると大きな写真になります 87.ハレギチョウ Cethosia cyane
「タバナン バタフライ・パークで撮った蝶 -2 2月8日 /バリ島旅行 2月5日~13日」のCethosia hypsea ヒプセアハレギチョウと見比べてみると後翅裏面の白い帯のくびれ方が異なるのが分かる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし。
ハレギチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 88.ハレギチョウ♀
Cethosia cyaneの♀は地味な色だが、♂とはまた違う魅力がある。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし。
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります 89.シロオビアゲハ
沖縄やグアムで見るシロオビアゲハに比べて、後翅の白帯のはばが広い。午後4時50分、日が差さなくなって、園内はいよいよ暗くなってきた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし。
シロオビアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 90.シロオビアゲハ♀
ベニモンアゲハかと騙されそうになった。しかし、腹が赤くない。シロオビアゲハの♀はさまざまに変化するようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO2500 ) 露出補正 なし。
130409_091.jpg 91.Papirio nephelus
タイワンモンキアゲハ(別名 シロオビモンキアゲハ)と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/100秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし。
シロオビアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 92.シロオビアゲハ♂
暗いので仕方なく内臓フラッシュを使用してみた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし。
シロオビアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 93.シロオビアゲハ♀
同じく、内臓フラッシュを使用。変化の多いシロオビアゲハの♀の中で、このタイプの♀はベニモン型といわれる。毒を持つベニモンアゲハに擬態しているといわれる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO2800 ) 露出補正 なし。
コミスジ?;クリックすると大きな写真になります 94.コミスジ?
バタフライ・パークの説明パネルではNeptis hylas となっている。日本各地にいるコミスジ(Neptis sappho)と瓜二つである。内臓フラッシュ使用。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし。
Athyma selenophora ♀;クリックすると大きな写真になります 95.Athyma selenophora ♀
最後の写真がこんな写真になってしまった。入園者のバッグの汗を吸っている。しばらく飛び立ってどこかよいところに止まるのを待つが、動かなかった。日本の南西諸島にいるヤエヤマイチモンジの仲間。♂はイチモンジチョウのような模様だが、♀はミスジチョウのような模様になる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし。


2013年4月 5日

シンガポール チャンギ空港 バタフライ・ガーデンで撮った蝶 -1 2月12日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 本題に入る前に、Studio YAMAKO のオーナーのn-shuheiさんが、今回のバリ島旅行の地図を作成してくださった。「バリ島ってどこにあるの」と聞かれることもしばしばあるが、この地図をご覧いただくと、バリ島内の行先とともに、オーストラリアや、シンガポールなどとの位置関係がよくわかる。いつもながら、n-shuheiさんに感謝。ブログの右側にあるメニュー・ボタンの海外旅行地図の「バリ島旅行」をクリックしてご覧いただきたい。
 さて、日本へ帰る日にシンガポールのチャンギ空港で7時間くらいの乗り継ぎ待ち時間があると知らされいた。以前に行ったことのあるセントーサ島へ行くにはちょっと余裕がないし、同行者の同意も得にくい。何をしようかとインターネットで検索していると、チャンギ国際空港の中にButterfly Gardenがあり、蝶が放たれているという。そうであれば、そこに寄らない理由はない。同行者に1~2時間使わせていただく了承を得る。
 それでも中に入るまでは、「どうせ空港内の遊び場」くらいに思っていたが、入ってみて驚いた。まず、環境整備が行き届いている。置かれているエサ台や、そのエサ台の上のパインアップルも清潔感がある。蝶の好む花も植えられていて、きれいな花が咲いている。スペースは限られてはいるものの、2階と3階が使われているので、天井も高く、上から眺めることもできる。説明パネルによると、1年のそれぞれの時期に50種くらいの蝶がいるという。たまたまなのか、入場者もそれほど多くはなく、撮影を楽しむことができた。

バタフライ・ガーデン入口;クリックすると大きな写真になります 68.バタフライ・ガーデン入口
  バタフライ・ガーデンへは、第3ターミナルの2階および3階から入ることができる。ちょっと奥まったところにある入口はわかりにくい。第3ターミナルは2008年から使用開始され、バタフライ・ガーデンは2009年5月にオープンした。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/30秒 4.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 69.ウスキシロチョウ
入口の床でウスキシロチョウが吸水していた。天井から降り注ぐ日の光を受けて、翅が透きとおって美しい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
トラフタテハ Clipper;クリックすると大きな写真になります 70.トラフタテハ Clipper
翅を開くと5cmほどある大型のタテハチョウで特異な斑紋で同定しやすい。有名な種である。日本にはいない。飛んでいるトラフタテハは初めて見る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
ハレギチョウCethosia cyane;クリックすると大きな写真になります 71.ハレギチョウCethosia cyane
タバナンのバタフライ・パークにいたのとは、後肢の帯模様の切れ込み方が異なる。別の種だ。ここチャンギでは♀も飛んでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
IXY30で撮ったオオゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 72.IXY30で撮ったオオゴマダラ
園内にはオオゴマダラがたくさん飛んでいた。このオオゴマダラは日本の沖縄以南に生息するオオゴマダラと同じに見える。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
TANRON 90mmで撮ったオオゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 73.TANRON 90mmで撮ったオオゴマダラ
今度は90mmマクロレンズで撮った。じっとして動かない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
カバマダラ♂;クリックすると大きな写真になります 74.カバマダラ♂
これはこのバタフライ・ガーデンならでは光景だ。日本にも、生息し、かっては南西諸島に限られていたが、近年は九州南部にも定着し、本州や四国でも記録される。2010年9月、浜松市のフウセントウワタ畑でカバマダラが大発生したという。後翅の黒点で♂と♀が区別できる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
オナシアゲハ;クリックすると大きな写真になります 75.オナシアゲハ
思ったより小型の蝶だった。日本には生息していない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
カバマダラ♂;クリックすると大きな写真になります 76.カバマダラ♂
これも♂のようだ。バタフライ・ガーデンの中は思ったより暗かった。自動的にISOが上がる設定にしておかなければシャッタースピードが遅くなってしまい。手振れしてしまう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/160秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
リュウキュウムラサキ;クリックすると大きな写真になります 77.リュウキュウムラサキ
リュウキュウムラサキの♀と思う。リュウキュウムラサキの♀には、フィリピン型、パラオ型、大陸型と異なったタイプがあるが、これは大陸型のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
リュウキュウムラサキ;クリックすると大きな写真になります 78.リュウキュウムラサキ
これは♂だろうか、♀だろうか。♀のように見えるが前翅のブルーが気になる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/100秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
130405_079.jpg 79.トラフタテハ
本当にこの蝶の模様は特異だと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
リュウキュウムラサキ交尾;クリックすると大きな写真になります 80.リュウキュウムラサキ交尾
  ♂♀ほとんど区別がつけにくい。上が♀で下が♂と思うが。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
カバマダラ♂;クリックすると大きな写真になります 81.カバマダラ♂
裏面を見ると♂♀の区別がより分かり易い。♂は後翅の黒班が4っある。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし
リュウキュウムラサキ;クリックすると大きな写真になります 82.リュウキュウムラサキ
これも♀のように見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし