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2017年4月22日

海野和男写真展 と 都庁展望室 3月31日

​ 昆虫写真家の海野和男氏の写真展が、3月31日~4月5日まで、新宿副都心にあるオリンパスギャラリーで開催されることを知り、行ってきた。​2009年に行われたニコンサロンでの写真展「蝶の飛ぶ風景」にも行って、ご本人と会い、お話もさせていただいた。今回の「蝶・舞う」ではマレーシア、タイ、カメルーン及び日本国内で撮影された50点ほどの写真が展示されていた。
 受付に海野氏ご本人が立っておられた。飛翔写真を中心に素晴らしい写真が展示されている。アカエリトリバネアゲハの♀の開翅写真のところで見入っていると、海野氏が来られたので「♀の写真は珍しいですね」と声をかけさせていただいたところ、撮影時の話を聞かせていただくことができた。4月1日に行われたギャラリートークも大勢の人が集まられたようだ。
 写真展の会場に行く前に、東京都庁舎を訪れてみた。45階、地上202mにある展望台にも上がってみた。あいにくの天候で見晴らしはいまいちだったが、思ったより人は多くなく、展望室にあるCafeも空いていた。新宿へ行ったときはここへきて、外の眺めを楽しんだ後、お茶(ビール?)にするのも良いと思う。都庁舎に関しての記述は東京都財務局による「東京都庁見学のご案内」というサイトを参考にした。

1.都民広場の彫刻 「犬の唄」
海野和男氏の写真展を見るのが目的で新宿に来たが、せっかく新宿へ出たのだから、ゆっくり見たことのない都庁の建物を見学して行こうと思う。湘南新宿ラインを降りて、少々迷いながら都庁方面という案内板を頼りに地下道を進む。京王プラザホテルのあたりで地上に上がり、議会議事堂から都民広場に出た。都民広場には第一本庁舎を取り囲むように彫刻があった。この作品は柳原義達氏の「犬の唄」という。向こう側に見えるビルは第二本庁舎だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.都庁本庁舎と「早蕨」
正面に都庁第一本庁舎を見る。第一本庁舎は高さ243m、地上48階、地下3階 ある。ブロンズの彫刻は佐藤忠良氏の「早蕨」。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.「アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)」
池田宗弘氏作の「アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)」という真鍮鍛造作品。都民広場には第一本庁舎に向かって8体の彫刻が立ち並んでいるが、これは第一本庁舎に向かって一番右側にあった。都庁舎には彫刻やレリーフなど38点のアートワークが設置されているそうだ。日本の現代美術を代表する作家や代表的な外国の作家のほか市民や若手作家による公募作品がある。この日は都民広場にある限られた彫刻作品しか見ていない。改めて見に行ってみたいと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.都庁第一庁舎 南展望室
この日はあいにくの天候だったが、展望室へ上がってみることにする。正面から第一本庁舎に入ると右側に北展望室、左側に南展望室があった。南展望室に上がることにした。地上202m、45階へ直通のエレベータがある。この日は天候が悪いためか、待っている人がいなかった。南の方を見ると明治神宮の森が見えた。こうしてみると緑は結構広い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.展望室からの眺め 南東方向
写真の中央やや左側に見える背の高いビルはNTTドコモ代々木ビルで240mある。そこから右の方にある東京ミッドタウンビル(248m)の左隣に細く東京タワー(333m)が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.新宿駅の方向
正面の大きく見えるビルは新宿センタービル、左側は新宿三井ビルだ。そしてその右側にあるちょっと変わった形のビルは朝日生命保険本社跡地に2008年に竣工したモード学園コクーンタワーという。学校法人日本教育財団の運営する3つの専門学校などが入居しているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.都民広場俯瞰
真下にある都民広場を見下ろす。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.南西方面
中央左の大きなビルは新宿パークタワー(234m)、右側に東京オペラシティータワー(234m)、その右下に新国立劇場がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.南展望室内部
展望室の内部のスペースには、「Tokyo Cafe 202」というカフェもある。この日は空いていた。展望を楽しんだ後、ここでビールを一杯飲むのもいいなと思った。また、写真のような日本全国物産展というコーナーもあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​10​​​​​​​0秒 ​10​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
1​0.都民広場へ戻る
南展望台から降りてきた。降りる前に2020東京オリンピック、パラリンピックのピンバッジを買った売店で、「南展望台と北展望台では見えるものや見え方が違うのですか?」と尋ねてみたところ、「ほとんど変わりません。南展望台の方が良いと思います」という返事だった。エレベータで下りて都民広場に戻ったが、北展望台へは上がらなかった。もう一度、都庁第一本庁舎を見上げて、海野和男写真展「蝶・舞う」が行われているエステック情報ビル地下1階のオリンパスギャラリーへ向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​25​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
170422_010.jpg
11.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -1
久しぶりの海野和男氏の写真展である。今回は、マレーシア、タイ、カメルーンなどでオリンパスの機材を使って撮影された作品、約50点が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/​5​​​​​​​0秒 ​15​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -2
ここはタイで撮影された蝶の写真だ。「蝶・舞う」 とあるように飛翔写真が見事だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/​3​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -3
多くの人が来られていた。飛翔写真も多くあった。インタビューで海野氏は、蝶の撮影において、ここ数年で大きな技術変化はありましたかという問いに対し、「シャッターを半押しして、蝶が飛ぶのを狙ってシャッターを押すと、14コマ遡って撮影できるプロキャプチャーモードの登場や、手持ちで撮影できる高性能の超望遠などの登場で、蝶の飛翔の撮影が身近になった。」と述べられている。プロキャプチャーモードは、ファーストレリーズ(シャッターボタン半押し)で電子シャッターでの連続撮影とバッファーメモリーへの一時記録を開始し、セカンドレリーズ(全押し)でバッファー分も含めてSDカードへの記録を開始するというもの。ファーストレリーズからセカンドレリーズまでの間の画像は最大14コマまでさかのぼって記録することが可能という。この機能は、私は「パスト連写」ということで知っていた。2008年3月にCASIO がこのパスト連写ができる EX-F1 というデジカメを発売している。私が愛用しているP610にも同様の先取り撮影という機能があるが、うまく使えないままでいる。再度挑戦してみたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/​5​​​​​​​0秒 ​15​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -4
左の3点がタイ北部で撮影されたキシタアゲハ、シロモンアケボノアゲハ、アタマスフタオチョウで右側の2点がマレーシアで撮られたアカエリトリバネアゲハだ。左側の吸水シーンは♂で、一番右の写真は♀である。アカエリトリバネアゲハの♀の写真は珍しいなと思って見ていたところ、海野和男氏が傍に来られたので、「♀は珍しいですね」とお話したところ、撮影されたときの様子を話してくださった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/​3​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2009年4月 5日

ギフチョウ

 3月20日ごろ、一旦気温が上がり、ギフチョウが飛び出したとのニュースも届いたのだが、その後はまた、寒い日が続いていた。天気予報で4月3日は快晴で、気温も17℃くらいまで上がるというので、期待していたところ、当日、その通りになり、D300 と新しく買い求めた COOLPIX P90 を携えて、神奈川県は相模湖の少し先のギフチョウ保護地域へ行った。
津久井湖の桜と菜の花:クリックすると大きな写真になります 1.津久井湖の桜と菜の花
途中、津久井湖畔の公園に寄った。ここで新しく購入した COOLPIX P90 で桜と菜の花を撮ってみた。この P90 というデジカメは新しい機能がいっぱいで、ついつい誘惑に負けて買ってしまった。試しにチルト式の液晶モニターを使ってローアングルで、広角側(4.6mm、35mm版換算26mm)にし、手前に菜の花、バックに桜を撮ってみた。

COOLPIX 90
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/400秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
桜にギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 2.桜にギフチョウ
ギフチョウ棲息地についてしばらくすると気温も上がってきて、ちらほらとギフチョウが飛び出した。そのうち1頭が低木の桜に吸蜜にきた。5、6人は居られたであろうか同好のカメラマンがその桜の周囲を取り囲んで撮影する。たまたまスタンバイしていた P90 で撮った。28.8mm(35mm版換算で160mmほど)の距離だった。

COOLPIX 90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/230秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
ギフチョウの裏面:クリックすると大きな写真になります 3.ギフチョウの裏面
あまり撮ったことのないギフチョウの翅の裏側をとることが出来た。2.の写真と同じ個体である。

COOLPIX 90
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
パスト(past)連写 4.パスト(past)連写
P90 を買った一つの理由にパスト連写機能がある。もともと12Mある画像サイズは3Mになるが、1秒間に10駒以上撮影が出来る。パスト連写というのは、シャッターボタンを半押しにすると記録を始め、シャッター全押しにする前の最大10駒まで記録できる機能である。もちろんシャッター全押した後は毎秒10駒以上で連写を続ける。このシーンは全部で38駒撮れていた。この機能で蝶が飛んでいる瞬間を撮りやすくなった。その中から3枚を抜き出したのがこれ。ASAは自動的に640以上になるので画質はイマイチか。旨く撮れるように練習したい。

COOLPIX 90
スポーツ連写で撮影 ( F8 1/730秒 ASA640 ) トリミング 
コツバメ:クリックすると大きな写真になります 5.コツバメ
春一番、ギフチョウと同じ頃に飛び出すコツバメ。いつもは地面に止まっているところしか撮らせてくれないが、菜の花に止まってくれた。マクロレンズでの蝶の写真は通常、絞り優先F5.6で撮るが、この日はプログラムオートに設定したままで撮影を続けてしまった。反省。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
  アクティブD-ライティング標準
スミレとギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 6.スミレとギフチョウ
午前11時半、小さなスミレの花を訪れたギフチョウを撮ることが出来た。花での滞在時間はとても短く、どう撮るかなど考えていられない。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
  アクティブD-ライティング標準
桜とギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 7.桜とギフチョウ
正午近くになると気温も上がり、ギフチョウは活発に飛び、花を訪れる。小さな桜の木の下に体を入れ、仰角でギフチョウを捉えることが出来た。

Nikon D300  Tokina 100mm macro
  プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
アクティブD-ライティング標準
民家庭先のギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 8.民家庭先のギフチョウ
相変わらず、カメラを持ったギフチョウ愛好家の数は多い。そろそろ潮時かなと思い、ここへ来たときは車を置かせていただくお宅の庭先に戻ってくると、ここでもギフチョウが花を訪ねている。後翅が美しい。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
  アクティブD-ライティング標準
越冬明けのルリタテハ:クリックすると大きな写真になります 9.越冬明けのルリタテハ
ギフチョウ棲息地を後にし、相模湖から国道20号線に出て大垂水峠を越え、高尾山の反対側の木下沢に行った。木下沢林道をしばらく歩いてみるが、越冬後のテングチョウがいるくらいだった。テリトリーを張るルリタテハが、道端の石で日光浴をしていた。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F11 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
   アクティブD-ライティング標準