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2011年9月19日

北イタリア旅行 その2 ヘルシンキからミラノへ


 2日目、9月3日の朝は、やはり早くに目が覚めてしまった。しかし、ぐっすり寝られたのでさわやかだった。周囲を散歩してみようと朝7時にホテルをでた。まず、昨日は行かなかった港の方へ行ってみる。市場広場では、テントの店々の開店準備が始まっていた。
 ヘルシンキ大聖堂と元老院広場を廻って、朝の散歩からホテルに戻り、4人で朝食をとった。この日はミラノへ移動するため、午後1時半ごろホテルを発つ。それまでヘルシンキの観光を楽しんだ。1
 5:20発のフィンランド航空でミラノへ。途中アルプスを越えるが、眼下にその山並みや、湖水が見えた。

13.朝の散歩 旧港の市場
エスプラナーディ公園の中を通って旧港へ出た。港の周りを歩いてみる。まだ、市場は準備を始めたばかりだったが、7時半ごろになると商品が運び込まれ、店が開き始めた。いろいろな店がある。果物を売る店、観光客向けの土産物を売る店、そして、スナックまである。開店早々のスナックでモーニングコーヒーを楽しんだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧港の市場;クリックすると大きな写真になります
14.旧港の市場 果物屋
果物屋の前を通りかかったら、威勢の良いお兄さんに呼びこまれた。小さなリンゴのような果物の皮を眼の前でナイフで剝いてくれ、食べろという。リンゴのような、桃のような味だった。買ってあげたかったけど、食べるチャンスがなさそうで、やめにした。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
果物屋;クリックすると大きな写真になります
15.朝の元老院広場
市場へはまた後で来ようと思い、元老院広場へと歩いた。時刻は8時少し前、朝日がヘルシンキ大聖堂に降り注いでいる。皇帝アレクサンダー2世の像と重ねて撮る。朝の光は優しい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
朝の元老院広場;クリックすると大きな写真になります
16.旧港に大きな客船
ホテルで朝食を済ませた。朝食はビュッフェだが、生ハムやソーセージ、ベーコンが豊富である。果物もおいしい。しかし、野菜がない。9時過ぎに、4人でヘルシンキの徒歩観光に出かけた。まず、朝散歩をした旧港へ行く。港には大きな客船が入っていた。この船はロシアのサンクトペテルブルグとを14時間半で結んでいる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 82mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧港に大きな客船;クリックすると大きな写真になります
17.旧港の市場 帽子屋
市場はとても賑やかになっていた。このお店は、朝来た時には、マネキンの首を売っているのかと思った。帽子屋さんである。このおばさんが編んで売っているようだ。向こう隣りではビーズの指輪を売っていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/400秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
帽子屋;クリックすると大きな写真になります
18.オールド・マーケット
市場から少し離れたところに、オールド・マーケットという屋内市場があった。ここには1889年にオープンして以来、ヘルシンキの食通と観光客が集まる。スモークサーモンなどを売る店が並ぶが、なかに「海苔寿司」という寿司屋があった。椅子が置いてあり、食べられるようになっているが、まだ、客はいなかった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F5 1/320秒 65mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
オールド・マーケット;クリックすると大きな写真になります
19.ウスペンスキ寺院
港の向こうにひときわどっしりとした煉瓦色の教会が見える。ここカタヤノッカというところにあるウスペンスキ寺院は1868年に建設された北欧で最大のロシア正教の教会だそうだ。内部は金箔が使われた豪華な造りだった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
ウスペンスキ寺院;クリックすると大きな写真になります
20.アカデミヤ書店
ウスペンスキ寺院を見た後、また、エスプラナーディ通りへ戻り、街の散策となった。娘たちがガイドブック片手に連れて行ってくれたのは、アカデミヤ書店という大きな本屋。有名なアルバ・アアルトという人のデザインによるこの建物は、大理石を多用した吹き抜けと、大きなボリュームのトップライトを持つ。「MANGA」コーナーもある。入口ドアーの取っ手も凝っている。私は、フィンランドの蝶の本を15ユーロでお買い上げ。もちろん書いてある文字は読めないし、解からない。2階にある Cafe aalto でビールとサンドイッチで昼食にした。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
中:プログラムオートで撮影 ( F2.5 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F2.2 1/30秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
アカデミヤ書店;クリックすると大きな写真になります
21.テンペリアウキオ教会
午後1時半、一旦ホテルに戻り預けてあった荷物を受け取って、タクシーで空港に向かう。昨日、中を見ることができなかったテンペリアウオキ教会へ寄って行くことにした。中は岩盤を掘り抜いた礼拝堂になっている。周囲から採光され明るい。このあと、ここで結婚式が行われるそうで、あと5分も遅かったら、貸し切りになってしまい、また中を見ることができなくなるところだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
テンペリアウキオ教会;クリックすると大きな写真になります
22.アルプス上空
15:20発のフィンランド航空でミラノに向かった。ほとんど揺れのない快適なフライトで、イタリアに入るころ翼の下にアルプスの山々と湖水が見えた。この日はミラノに泊る。夕食は出歩かずにホテルで済ませたが、なかなか旨かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 10.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
アルプス上空;クリックすると大きな写真になります


2011年9月16日

北イタリア旅行 その1 FINNAIRでヘルシンキへ 9月2日


 6月に南イタリアのツアーを予約していたが、東日本大震災があり、行く気分になれず、3月中にキャンセルしてしまった。夏になって、娘夫婦から北イタリアへ行かないかと誘われた。4人で旅行するのも、これからは段々と難しくなるだろうと思い、同じイタリアも南から北へ変わったが、一緒に行くことにした。
 JALがミラノ直行便をやめてしまった。ミラノへはヨーロッパのどこかで乗り継いで入らなくてはならない。今回の旅の手配は娘の主人が全てやってくれた。便数が減ったためか飛行機も混んでいるらしく、フィンランド航空でヘルシンキで乗り継ぎミラノへ行くことになった。お陰で一日ヘルシンキ観光ができた。
 なお、このブログの記述にあたってはWikipediaなど、インターネットで得られる情報、およびダイアモンド社発売の「地球の歩き方 イタリア '11~'12」を参照させていただいている。

 旅のスケジュールは次のようになった。私にとってミラノ、フィレンツェは3度目である。
9月2日 午前11時 成田出発、ヘルシンキ泊
9月3日 ヘルシンキ観光後、ミラノへ
9月4日 ミラノから日帰りでコモ湖観光 ミラノ泊
9月5日 ミラノからジェノバへ。ジェノバ観光後、ラ・スペツィアへ
9月6日 ラ・スペツィアからチンクエテッレ観光、夜パルマへ
9月7日 パルマでグルメツアー、夕方パルマ市内観光 パルマ泊
9月8日 パルマからフィレンツェへ
9月9日 午前中フィレンツェ観光、観光後ミラノへ
9月10日 娘は仕事のため帰国、娘の主人はモンツァへGPイタリア観戦。さて、私たち老夫婦は?
9月11日 娘の主人はもう1日F1を観戦、私たちはヘルシンキ経由で帰国の途へ
9月12日 午前9時 成田着

 ヘルシンキには9月2日午後3時過ぎについた。空港からタクシーでホテルへ。ホテルは旧港に近く、ヘルシンキ大聖堂にも近い。エスプラナーディ公園、エスプラナーディ通りに面し、便利なところだった。一休みして、市内観光に出かけた。
 目指したのは、テンペリアウキオ教会というところ。エスプラナーディ通りにあるショップをのぞきながら、その教会に着いたのは5時半過ぎだった。残念ながら閉館時間が過ぎたのか扉が閉まっていて中に入ることはできなかった。
 仕方なく、ヘルシンキ中央駅や、大聖堂を見ながら、戻ってきて、食事にすることになった。いくつかのレストランの扉の外に示されているメニューを見ながら、フィンランド魚料理の店に入ることにした。

1.ヘルシンキ空港
フィンランド航空のAY74便は、定刻15時20分にフィンランド空港に到着した。ヘルシンキ国際空港はヴァンター空港と呼ばれ、フィンランド最大の空港であり、北欧のみならず、中欧や東欧へ向けた便のハブ空港として機能している。また、日本と欧州を結ぶ最短飛行距離の空港であるため、毎年多くの日本人観光客が利用するという。ヘルシンキから15kmのところにあり、ここからはタクシーで、運転手に紙に書いたホテル名とその所在地を示し、ホテルへ向かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ヘルシンキ空港;クリックすると大きな写真になります
2.エスプラナーディ公園
ホテルはとても便利な所にあった。午後4時半、さっそく、夕方の観光と夕食に出かけた。日本との時差はサマータイムなので-6時間、ということは日本は、夜の10時半である。ホテルの前のエスプラナーディ公園には、若者が芝生に車座になって語り合っていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
エスプラナーディ公園;クリックすると大きな写真になります
3.エスプラナーディ通り
ヘルシンキの目抜き通りのひとつであるエスプラナーディ通りは公園に並行して延びている。マリメッコやイッタラという有名店も並んでいる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
エスプラナーディ通り;クリックすると大きな写真になります
4.マリメッコ
娘がまずは入ったのはこの店だった。私にはわからないが、マリメッコは鮮やかな色の大胆なプリント柄をデザインした商品ラインナップで世界的に知られるているフィンランドのアパレル企業で、もちろん日本にも入ってきている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
マリメッコ;クリックすると大きな写真になります
5.マンネルヘイミン通り
最新型のトラムが走る目抜き通りだった。デパートはじめ大きな建物が立ち並ぶ。ヘルシンキ中央駅に近い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
マンネルヘイミン通り;クリックすると大きな写真になります
6.テンペリアウキオ教会
地図を片手に、寄り道をしながらトーロというところにあるテンペリアウキオ教会にやっと着いた。福音ルーテル派の教会であるとのこと。スオマライネン兄弟によって設計され、1969年に完成したと言われる。時刻は5時半を少し回っていたが、扉がすでに閉ざされていて、内部を見ることができなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
テンペリアウキオ教会;クリックすると大きな写真になります
7.ヘルシンキ中央駅
是非見たいと思っていた。想像通り立派な駅である。駅はフィンランド産の花崗岩で造られ、高さ48.5mの時計塔が目を引く。正面出入り口の両脇に2体ずつ、計4体のランプを持った像が鎮座している。ヘルシンキ中央駅は1860年に開業した。1904年に新駅舎のデザイン・コンペが行われ、エリエル・サーリネの新駅舎案が採用された。サーリネンは他の若い建築家達達の意見を聞き入れ、徹底的な計画変更を行い、鉄筋コンクリートを使用した現在の駅舎案を1909年に完成させ、これを元に建設が行われ、1919年に新駅舎が完成したとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヘルシンキ中央駅;クリックすると大きな写真になります
8.ヘルシンキ中央駅プラットフォーム
駅には19のプラットフォームがあり、東側から順に番号が振られている。1から4番線はローカル線(近郊電車)、5番線から12番線は長距離列車の発着が行われている。11番線、12番線はエスポー経由トゥルク行きの特急列車が使用する。13番線から19番線は西行きのローカル線が発着する。写真の左端に見える車体に「ALLEGRO」と書かれた列車は、昨年末から走り出したというロシアのサンクトペテルブルグ行きの特急列車だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヘルシンキ中央駅プラットフォーム;クリックすると大きな写真になります
9.午後6時23分
まだまだ明るいが、陽がだいぶ傾いてきた。ヘルシンキ大聖堂に向かって歩く。振り返るとトラムの線路が光ってきれいだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
午後6時23分
10.元老院広場
トラムの向こう側に見える広場は元老院広場という。この広場はカール・ルドゥヴィグ・エンゲル(1822年-1852年)によって設計された。四方をヘルシンキ大聖堂、政府宮殿、ヘルシンキ大学本館、国立図書館の4っの建物に囲まれている。中央には、ロシアの皇帝アレクサンダー2世の像があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
元老院広場;クリックすると大きな写真になります
11.ヘルシンキ大聖堂
この大聖堂はヘルシンキ・ルター派教区に属している。1917年のフィンランドの独立までは「聖ニコラウス教会」と呼ばれていた。ヘルシンキの中央のランドマークであるこの教会は1830年から1852年にかけてネオ・クラシック様式に改築された。カール・エンゲルによって独自にデザインされ、彼の後継者であるエルンスト・ロールマンによって継承されたと言われている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 9.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヘルシンキ大聖堂;クリックすると大きな写真になります
12.エスプラナーディ通りの夕暮れ
大聖堂を見終えて、さて、どこで食事にしようかと言うことになった。無難にホテルでという案も出たが、少し歩いてみた。エスプラナーディ通りを旧港の方へ歩くと、Finnish Restaurant 「AINO」という店があった。どうやら魚を食べさせてくれるようだったので、ここにしようということになった。メニューがよくわからなかったが Grilled Vendace Fish というのを食べてみることにした。食べた感じはシシャモのようであり、とても旨かった。帰国して調べてみると Vendace とはシロマスのようだ。食べ終わって外に出ると、夜9時になろうとしているのに、外はまだうす明るかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/30秒 18.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
エスプラナーディ通りの夕暮れ