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2014年5月28日

江の島 と 鎌倉長谷観音 5月13日


  小学校のクラス会の幹事を引き受けている。これまでも2年に一度くらいは集まる機会があったが、70歳を過ぎて、お互い時間もできたので、「もう少し頻繁に会おうか!」ということになり、半年に一回開催することにし、その幹事を引き受けることにした。
 昨年12月は、横浜に来てもらった。その時に次回の希望を聞いたら、江の島へ行きたいという。続けて神奈川県に来ていただくのは申し訳ないと思ったが、ご希望に従う。幹事といっても特に何をするわけではない。前回開催時に、今回の開催日は決めてあるので、どこを周るかを少し考えて、食事をする店を決め、案内を出すだけだ。今はe-mailがあるので、連絡も簡単である。(しかし、約3名ほど携帯のメールも使ったことがない方がいる。この方々には郵便で知らせて、返事をいただくしかない。申し訳ないが電話連絡は億劫だ)
  午前11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合。全員遅れることなく到着した。江の島大橋を渡って、参道の石畳を歩き、江島神社、奥津宮をお参りして、岩屋通りを下って、海岸に出る。3~4名は戻ってくるときの登りが辛そうだと下りなかった。この日は何やら工事中で岩屋に入ることはできなかった。昼食は岩屋に行く途中にある「魚見亭」というところを予約しておいた。各自、好きなものを食べてもらう。
 昼食後は江ノ電に乗って、長谷寺と大仏へ行くことになった。片瀬江ノ島からまっすぐ帰るというメンバー2人と別れ、江ノ電に乗る。結局、時間にあまり余裕もないので、長谷寺だけにした。小一時間散策をして、JR鎌倉駅へ着いたのは夕方5時だった。

1.トンビ
朝のうちははっきりしない天気だったが、11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合し、江の島に向け歩き出すころには、日が射すほどになっていた。江の島大橋を渡りながら、浜を見ていると、トンビが2~3羽、翅を休めていた。トンビなのかトビなのか、はっきり知らなかったが、トンビともトビともいうらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/480秒 185。0mm ISO100 ) 露出補正 なし
トンビ;クリックすると大きな写真になります。
2.江島神社
江島神社の階段を上がる。階段の手前には、エスカーというエスカレーターがある。昭和34年に国内初の屋外エスカレーターとして、高低差46メートルを4連で結ぶ全長106メートルの「江の島エスカー」が登場した。頂上まで石段を上っていくと20分かかるところ、江の島エスカーだとわずか4分で登れるという。参加者の意見を聞いたが、エスカーはやめて階段を上ることにする。瑞心門から、いま上がってきた参道を眺める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.5 1/840秒 5.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
江島神社;クリックすると大きな写真になります。
3.江の島ヨットハーバー
江の島ヨットハーバーは1964年10月に開催された東京オリンピックのヨット競技の会場として使うために、1961年より江ノ島の北東側海岸にあった岩場を埋め立て1964年に完成している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 38.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
江の島ヨットハーバー;クリックすると大きな写真になります。
4.岩屋道通り
予約した昼食の時間調整と、頂上まで登ってきた疲れを癒すため、海の見える Cafe でお茶にする。男性はビールだ。一休みしたあと、岩屋への道を歩く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/250秒 10.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
岩屋道通り;クリックすると大きな写真になります。
5.奥津宮
江の島が二つにくびれているところ(山ふたつ)の断崖を眺め、先に進むと江島神社の奥津宮がある。江島神社のご祭神は三人姉妹の女神だが、この奥津宮の祭神は多紀理比賣命(タギリヒメミコト)。 三人姉妹の一番上の姉神で、安らかに海を守る神様といわれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/850秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥津宮;クリックすると大きな写真になります。
6.龍宮
関連のインターネット情報によると、江の島は沸出以来龍の棲む所と言われ、古来より龍神は弁財天信仰と習合し、密接な結びつきから江島縁起を始め多くの伝説が残っている。鎌倉で悪行を重ねていた、5つの頭を持つ5龍頭は、江ノ島に舞い降りた弁財天の弁天様に一目惚れし、更正を誓い結婚した。五龍頭は江ノ島の正面にある龍口寺に五龍頭は祀られてが、ここ龍宮(わだつみのみや)にも祀られている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
龍宮;クリックすると大きな写真になります。
7.稚児ヶ淵
江の島の一番奥にあたる稚児ヶ淵の上に出た。ここから石段を下りて、左の方へ行くと岩屋である。この日は防護ネットの張替等工事のため入ることができなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/850秒 15.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
稚児ヶ淵;クリックすると大きな写真になります。
8.茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望
茅ヶ崎の烏帽子岩をHS50の望遠端(35mm版換算1000mm)で撮る。烏帽子岩は正しくは姥島(うばしま)ということを知った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/900秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望;クリックすると大きな写真になります。
9.もどり道
昼食は稚児ヶ淵の崖の上にある「魚見亭」を1時に予約していた。少し早めに着いたが、平日のためか、入ることができた。みんな自分の食べたいものをそれぞれ注文し、1時間ほど海を見ながら、食事とおしゃべりを楽しんだ。ここで次回開催の日取りと場所が決まり、合わせて、この日はこれから江ノ電に乗って、鎌倉の長谷へ行こうということになり、「魚見亭」を後にした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/950秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
もどり道;クリックすると大きな写真になります。
10.鵜
来るときはトビを見てきたが、帰りには鵜がいた。鵜にはウミウとカワウがいて、両者はよく似ている。くちばしの基部の露出部が小さく、口角で三角形に尖るという特徴から、これはウミウと判断した。'環境省のウミウとカワウの見分け方を参照した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
鵜;クリックすると大きな写真になります。
11.江ノ電 江の島駅
江ノ電は単線運転だ。ここ江の島駅で交換する。車内は学校帰りの小学生たちでにぎやかだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/350秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
江ノ電 江の島駅;クリックすると大きな写真になります。
12.長谷
江ノ電を長谷で下車した。大仏へ行こうか、長谷寺へ行こうか、両方行こうか、相談したが、時間も心配なので長谷寺に行こうということになった。長谷寺に向かって歩いていくと左側に収玄寺というお寺があった。何回か長谷寺を訪れているが今まで気が付かずに通り過ぎていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 12.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
長谷;クリックすると大きな写真になります。
13.イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ
長谷寺の境内で小さな花が咲いていたが、花に詳しいクラスメートがイワシカギクと教えてくれた。そのイワシカギクにヤマトシジミの♂が吸蜜に来ていた。なかなか落ち着いてくれず、撮りにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 106.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります。
14.オガタマノキの花
境内にオガタマノキの花が咲いていた。木に名札があったのでオガタマノキと分かった。オガタマノキ(招霊木)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/120秒 30.3mm ISO800 ) 露出補正 なし
オガタマノキの花;クリックすると大きな写真になります。
15.カイウ
海芋という札が立てられていた。サトイモ科の多年草だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/120秒 11.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
カイウ;クリックすると大きな写真になります。
16.弁天窟の弁財天
境内の放生池を過ぎた辺の弁天堂をさらに奥へすすむと、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり、その名にちなみ窟内壁面には弁財天とその眷属(けんぞく:神の使者)である十六童子が彫られている。光はほとんどなく、ノーフラッシュで無理やり撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/6秒 6.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
弁天窟の弁財天;クリックすると大きな写真になります。
17.和み地蔵
弁天窟から出てくると和み地蔵に迎えられた。その名の通り、心を和ませてくれるお顔をされている。宮城県の石神彫刻工房で作られたそうだ。長谷寺を出て、再び江ノ電に乗り、JR鎌倉駅へ。みなさんはちょうど来た湘南新宿ラインに乗り、切符を買っていて乗り遅れた人と、その面倒を見ていた人と私の3人は次に来た横須賀線の電車に乗って帰路に着いた。次回は今秋11月に三鷹のジブリの森で再会を予定している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
和み地蔵;クリックすると大きな写真になります。


2012年1月13日

江の島 1月5日 2/2


 写真の説明をするのに、現地の観光案内所でもらったイラストマップや、インターネットのWikipediaほかで情報を得ながら綴っていったら、何やら観光案内のようになってしまった。しかし、起源や歴史を調べながら訪問した土地を振り返るのも、なかなか興味深い。
 奥津宮にお参りした後、さらに海岸まで下って岩屋まで行った。降りる途中で、帰りにここで食べようと磯料理の店をチェックしておく。岩屋まで行き、戻ってその店で食事にしたのは、午後2時前だった。「江の島ビール」などを飲み、ゆっくり食事をし、3時前に弁天橋に向かって戻り始めた。弁天橋までたどり着いたのが3時40分、まだ陽は高い。しかし、日没を見届けてから帰りたかった。

20.岩屋付近
ここは稚児ヶ淵と言われるあたりだ。稚児ヶ淵の名は、鎌倉相承院の稚児白菊がこの淵に投身したことに由来するという。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
岩屋付近;クリックすると大きな写真になります
21.富士山絶景
相模湾の向こうに富士山の優美な姿を遮るものなく見ることができた。大きな波が岩に当って白い波が上がるのを待って、シャッターを切った。岩屋の前に広がるこの岩場は、関東大震災の時、隆起したもので、絶好の磯釣り ポイントにもなっている。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
富士山絶景;クリックすると大きな写真になります
22.岩屋の入口
江島神社は、552年、欽明天皇の勅命で、岩屋に宮を建てたのがはじまりとされると先に記した。岩屋は波の浸食によって出来た自然の洞窟で古くから信仰の対象として親しまれてきた。この岩屋に最初に入ったという記録として、寿永元年(1182年)4月5日、源頼朝を先頭に鎌倉武士47名が文覚上人を招いて岩屋にて戦勝祈願を行ったとある。江戸時代には弁財天信仰を集め訪れる人の絶えなかった岩屋だが、昭和46年3月に落石の危険ありとされ閉鎖された。しかし再開の要望強く平成5年4月に藤沢市によって完全に補修され、又入窟出来るようになった。かつての岩屋とは趣もずいぶん変わってしまったというが、潮の満干にも関係無く、少々荒れ模様でも入れるように、コンクリートの歩道橋が高い場所に造られた。私が岩屋の中に入ったのは、昭和46年に一旦閉鎖される前で、岩の上を歩いて入った記憶がある。今回は中には入らなかった。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/160秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
岩屋の入口;クリックすると大きな写真になります
23.再び富士山を望む
江の島深訪はここが終点である。来るときにチェックしておいた店「魚見亭」で昼飯にすることにする。もと来た道を戻る前にもう一度、富士山を撮っておこうとカメラを向けた。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
再び富士山を望む;クリックすると大きな写真になります
24.磯料理「魚見亭」
御岩屋通りの階段を上ったところに「魚見亭」はある。後で調べてみたら、この地で創業140余年だそうだ。崖の上に建てられているが、その崖に突き出た席で、焼き蛤、サザエの壺焼、焼いかを肴に、地ビールの「江の島ビール」で喉を潤した。少々歩き疲れてもいたので、ビールも旨い。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F5.6 1/125秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
磯料理「魚見亭」;クリックすると大きな写真になります
25.相模湾ととんび
「魚見亭」では外を眺めながら心地よく、のんびりとした時間を過ごした。相模湾、富士山、そして上空にはとんびが舞う。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
相模湾ととんび;クリックすると大きな写真になります
26.「龍恋の鐘」
奥津宮の右側に「龍野ヶ岡自然の森」という脇道があった。眺めが良いのかと思い行ってみると「龍恋の鐘」というのがあった。この鐘は、江島縁起「天女と五頭龍伝説」の恋物語に因んで建てられ、その伝説にあやかろうと多くの人が鐘を鳴らしている。「天女と五頭龍伝説」とは、この地域を支配する五頭竜が江の島の弁天様に一目惚れし、求婚したが、人間に対する残虐非道の行いを理由に断られた。五頭竜は一度は引いたが翌日に心を改め、人間を守ることを弁天に誓い、五頭竜の恋は成就したという言い伝えである。周囲の柵には恋人たちの鍵が掛けられていた。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
龍恋の鐘」;クリックすると大きな写真になります
27.再び「中村屋羊羹店」
再び「中村屋羊羹店」の前を通る。通り過ぎて振りかえってシャッターを切った。階段のある道と歴史を感じさせる店構えが撮ってくれと訴える。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F5 1/125秒 38mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
再び「中村屋羊羹店」;クリックすると大きな写真になります
28.児玉神社
端心門まで下りてきた。その手前の右側に児玉神社の入口がある。お参りする人は少ない。この児玉神社は台湾総督をへて日露戦争で日本を勝利に導いた児玉源太郎陸軍大将を祀った神社で、大正10年(1921年)の創建以来、勝運の神として仰がれてきた。境内には爾霊山(203高地・いれいさん)の石などがあった。年末のNHK-TV「坂の上の雲」の記憶が新しい。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F3.2 1/125秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
児玉神社;クリックすると大きな写真になります
29.しらす問屋「とびっちょ」
TVで有名なしらす問屋「とびっちょ」。店の前のサンプル棚には24cmもある巨大などんぶりに新鮮なお魚がのっている。こだわり抜いた塩分控えめ、ふんわり釜揚げシラスもある。生しらすは朝獲れたしらすのみ使用するというが、1月~3月はしらすが禁漁だそうで生しらすは食べられない。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F3.5 1/125秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
しらす問屋「とびっちょ」;クリックすると大きな写真になります
30.弁天橋から眺める午後の富士山
時刻は午後3時35分。陽はだいぶ傾いてきた。露出は難しいのだろうが、-0.3段補正のままでマルチパターン測光のカメラ任せ。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F18 1/1250秒 19mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
弁天橋から眺める午後の富士山;;クリックすると大きな写真になります
31.境川河口
相模湾に流れ込む境川の河口に掛かる片瀬橋を江の島水族館の方へ渡る。河口の岸で釣りをしている人がいた。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/320秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
境川河口;クリックすると大きな写真になります
32.西浜から
この日の最後の目的である夕陽を西浜の江の島水族館の辺りで撮ろうと思う。時刻は3時50分。陽が落ちてくるまで小一時間掛かりそうだ。海にはサーファーが多いが波は穏やかであった。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
西浜から;クリックすると大きな写真になります
33.Ristorante 「il Chianti」
少し時間をつぶさなくてはならないが、そこにイタ飯屋さんがあったので、ピザでも食べようと入って見ることにした。もうだいぶ陽は傾いて、私たちの影が長い。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
Ristorante 「il Chianti」;クリックすると大きな写真になります
34.Ristorante 「il Chianti」の中
ピザを1枚とグラスワインを注文した。客席と厨房との境の棚に、パルミジャーノ・レジャーノが4つも置いてある。これは立派なもんだと思ったが、待てよと思い、ウェイトレスのお嬢さんに「あれは本物?」と尋ねてみた。やはりダミーだった。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F4.5 1/320秒 62mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
Ristorante 「il Chianti」の中;クリックすると大きな写真になります
35.落陽
16時35分、いよいよ太陽が相模湾の向こうに隠れようとしている。波がしらが夕陽に染まってきれいだった。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
落陽;クリックすると大きな写真になります
36.紅く染まる空とシルエットになる富士山
前の写真とほとんど同じ時刻に撮った。富士山の周りに全く雲がないので、夕焼けにメリハリがない。サーファー達もそろそろ引き上げてくる。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅く染まる空とシルエットになる富士山;クリックすると大きな写真になります
37.日没頃の富士山
16時42分。いよいよ太陽が姿を消そうとしている。その太陽の光を受けて、富士山の山肌が紅く見える。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -1.3段
日没頃の富士山;クリックすると大きな写真になります
38.日没頃の相模湾
西の空は赤く染まった。上空は青さが残る。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
日没頃の相模湾;クリックすると大きな写真になります
39.16時48分
太陽は完全に沈んだ。富士山はシルエットになり、波が砂浜に縞模様を描く。このショットを最後に帰路に着いた。小田急線の片瀬江ノ島駅は近い。帰りは小田急線で大和にでて、相鉄線に乗り換え、1時間ほどで帰ってくることができた。今日は満足の一日だった。以前に来た時に比べ江の島は良く整備され、公衆トイレや案内板も多く、その案内板も英語、中国語、韓国語が併記されているものが増えていた。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -1.3段
16時48分

2012年1月 9日

江の島 1月5日 1/2


 1月5日 しばらく行っていなかった江の島へ出かけた。江島神社への初詣と、海を見ながら磯料理で昼飯、そして富士山を眺めることが目的である。この日は良い天気だった。富士山は全く雲に隠れることはなかった。お陰で楽しみにしていた夕焼けの富士は、ちょっとメリハリがない写真になってしまった。
 かみさんの提案で、往きはJRで大船まで出て、そこから初体験の湘南モノレールに乗った。モノレールの江の島駅に着いたのは12時少し前で、それから日没近くまで楽しんできた。

1.湘南モノレール大船駅
湘南モノレールに初めて乗った。今まで眺めることはあったが、なんだか遊園地の乗り物のようで、実用的な乗り物という感じはしなかった。しかし、実際に乗ってみてその先入観を改めた。湘南モノレールは1970年(昭和45年)3月7日に大船駅 -西鎌倉駅間が開業し、その翌年7月1日に大船駅-湘南江の島駅間が開通して全線開通となった。全長6.6km、全線単線で8駅ある。所要時間は13分45秒であるが、7分間隔で運行されている。全線単線なので、隔駅で上りと下りが交換する。大船から江の島までの運賃は300円だった。湘南モノレール株式会社は三菱重工の連結子会社。この車両は1988年(昭和63年)3月に登場した500型という。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
湘南モノレール大船駅;クリックすると大きな写真になります
2.とんび
正しくはトビという(鳶、学名: Milvus migrans)は、タカ目タカ科に属する鳥類の一種だ。江の島弁天橋のたもとに来ると青空に多数のトビが舞っていた。時折、低いところまで滑空してくる。特に江ノ島では、トビの大群が見られ、観光客の弁当や肉まん、ハンバーガー等を狙われることが多いという。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
とんび;クリックすると大きな写真になります
3.弁天橋と江の島全景
江の島定番の写真である。時刻は12時10分。全くの快晴であった。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
弁天橋と江の島全景;クリックすると大きな写真になります
4.弁天橋の途中から
弁天橋の舗道を歩いて江の島に渡る途中、右手に富士山が見える。海は相模湾で、対岸は所謂湘南海岸だ。左手に小さく茅ヶ崎の烏帽子岩が見える。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
弁天橋の途中から;クリックすると大きな写真になります
5.青銅の鳥居
12時20分、江の島上陸。江島神社の参道へと進む。参道の入り口のある青銅の鳥居は、藤沢市指定文化財とのこと。文政4年(1821年)に再建されたものであるが、両方の柱には当時の多くの寄進者の名前が彫られている。江戸時代の信仰の広さが伝わる。額には江の島大明神と記されている。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
青銅の鳥居;クリックすると大きな写真になります
6.「岩本楼」
「岩本楼」は現在は旅館として営業されている。江戸時代までは岩本院と言われ、弁天社の本宮をあずかった一山の総別当ともいわれる由緒ある院だったとのこと。ちょっと長くなるが、江島神社のことを知る上で、Wikipediaに記されている概要を紹介する。江島神社は欽明天皇13年(552年)、神宣に基づき欽明天皇の勅命により、江の島の南側の洞窟に宮(岩屋)を建てたのに始まると伝える。その後、神仏習合により当社は金亀山与願寺と称する寺となった。そこには岩本坊・上ノ坊・下ノ坊の3つの別当があり、それぞれ岩屋本宮(現在の奥津宮)・上之宮(現在の中津宮)・下之宮(現在の辺津宮)を管理していた。その中で岩本坊は総別当とされ、江島寺とも称した。慶安2年(1649年)に京都・仁和寺の末寺となってからは、岩本坊のみ院号の使用が認められて岩本院と称するようになった。三坊は競って当社の縁起を説いて回り、参詣者を集めた。そのうちに利権争いが起こり、寛永17年(1640年)、岩本院は幕府からの朱印状を得て上ノ坊を吸収した。後に下ノ坊も支配するようになり、岩本院が全島の権益を握ることとなったという。その後、明治6年(1872年)、神仏分離によって仏式を廃して神社となり江島神社へ改称、県社に列せられた。同時に僧侶は全員僧籍を離れて神職となり、廃仏毀釈により多くの仏教施設や仏像などが破壊された。岩本院は参詣者の宿泊施設としても利用されていたことから、旅館となり「岩本楼」へ改称したとう。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/160秒 19mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
「岩本楼」;クリックすると大きな写真になります
7.江島神社 端心門
奥津宮・中津宮・辺津宮からなる江島神社の御神門。竜宮城を模して造られたといわれる。清々しい心で参拝してほしいと命名されたという。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F5.6 1/500秒 62mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
江島神社 端心門;クリックすると大きな写真になります
8.日本三大弁財天
琵琶を形取った板に「日本三代大弁財天 江島神社」と書かれているのが、気になった。江島神社は江戸時代までは弁財天を祀っており、江島弁天・江島明神と呼ばれたそうだ。現在の祭神(多紀理比賣命、市寸島比賣命、田寸津比賣命)は、先にふれたとおり、明治の神仏分離の際に改められたものとのこと。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/200秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
日本三大弁財天;クリックすると大きな写真になります
9.辺津宮
端心門を通って上に上がると辺津宮があった。江島神宮に祀られる宗像三女神(海の守護神)のうち、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)が祀られる辺津宮は、かっての下之宮である。現在の社殿は昭和51年に改築されている。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/160秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
辺津宮;クリックすると大きな写真になります
10.奉安殿
辺津宮境内にある奉安殿には八臂弁財天と妙音弁財天が安置される。この江島弁財天は安芸の宮島、近江の竹生島と並んで日本三大弁財天とのこと。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F5 1/125秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
奉安殿;クリックすると大きな写真になります
11.八坂神社
同じく境内にある八坂神社は、京都の八坂神社と同様に、祇園精舎の守護神である牛頭(ゴズ)天王を祀る社だそうだ。江戸時代は天王社と称した。入母屋造の社殿は弘化元年(1844年)に再建され、さらに現在の社殿は、江島神社御鎮座1450年記念事業の一環として平成14年に改築されたと案内板にあった。この写真の鳥居を上がった左側にその小さな社がある。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/200秒 21mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
八坂神社;クリックすると大きな写真になります
12.ヨットハーバー 湘南港
八坂神社の鳥居をでたところから、ヨットハーバーが見下ろせた。江の島の東側に位置している湘南港は、1964年、東京オリンピックのヨット競技場として整備された。オリンピックでは参加国40カ国、参加選手281人、参加艇数109艇がフィン級からドラゴン級までの5種目を戦ったという。以来、湘南港は公共ヨットハーバーの草分けとして、数々のヨットレースが開催され、日本のヨット活動の普及に貢献してきているそうだ。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヨットハーバー 湘南港;クリックすると大きな写真になります
13.中津宮
植物園があり、展望タワーがある「江の島サムエル・コッキング苑」の方へ歩くと右手に中津宮が見えた。中津宮は市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)を祀る。仁寿3年(853年)創建。権現造の社殿は元禄2年(1689年)に改築された。そして昭和55年に改修。その後、平成8年9月に大改造され、元禄2年の権現造を再現したのが現在の社殿だそうだ。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F5 1/125秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
中津宮;クリックすると大きな写真になります
14.水琴窟
中津宮の境内の脇に水琴窟があった。左に見える立て札に、柄杓で水鉢から水をすくい、水鉢の手前にある円く置かれた玉石の中心部にその水を注ぐとあった。試してみたが、小さいがきれいな音が聞こえた。水琴の音に含まれる高周波が心身の浄化、運気向上と幸運を招いてくれるそうだ。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F3 1/125秒 21mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
水琴窟;クリックすると大きな写真になります
15.「サムエル・コッキング苑」
この辺りが江の島で一番高いところと思う。1880年(明治13年)に横浜在住のアイルランド人貿易商のサムエル・コッキングが金亀山与願寺(現在は神仏分離され江島神社)の敷地3800坪を買収し、菜園を設けたのが始まりであるここ「サムエル・コッキング苑」は、現在は国際交流をテーマに藤沢市の姉妹友好都市コーナーが設けられている庭園だそうだ。南洋植物園があり、四季折々の花が植えられているというが、この時期、花は少ない。展望台も含めて入場料は500円。中へは入らなかった。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 45mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
「サムエル・コッキング苑」;クリックすると大きな写真になります
16.御岩屋通り
江の島の南側にある岩屋への道である。ここからは下りだが、また、上ってこなくてはいけないと思うと辛い。正面に富士山が見えた。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
御岩屋通り;クリックすると大きな写真になります
17.御岩屋通りの商店
御岩屋通りには歴史を感じさせる商店が並ぶ。この「中村屋羊羹店」は明治35年(1902年)の創業で今年で110年にもなる。三代目の中村助次郎が、島の岩場一面に、付着する海苔に思いつき、東京のお菓子屋に、海苔の入った羊羹を製造してもらい、「弁天海苔やうかん」と名付けて、岩屋参道名勝「山二ツ」のところで販売を始めたのが起源だそうだ。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/160秒 45mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
御岩屋通りの商店;クリックすると大きな写真になります
18.奥津宮
旧本宮である。江島神社の起源である岩屋に一番近い。三人姉妹で一番上の女神である多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)を祀る。入母屋造の社殿は天保13年(1842年)に再建された。源頼朝が養和2年(1182年)に奉納した石鳥居があったという。写真の鳥居は昭和16年の台風で破損し、補修されたもの。手前に拝殿があり、奥に本殿がある。拝殿は昭和51年(1976年)に新築されたもので、社殿は平成23年に全面修復された。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F10 1/320秒 34mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
奥津宮;クリックすると大きな写真になります
19.八方睨みの亀
奥津宮の拝殿の天井に、江戸時代の画家、酒井抱一作の八方睨みの亀が描かれている。ただし、これは模写である。原画は潮風と年月で、金箔等はすべて剥がれ落ち、傷みが激しいので江島神社に保存されているという。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F4 1/125秒 45mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
八方睨みの亀;クリックすると大きな写真になります