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2010年3月 5日

鎌倉 梅散策 1/2

 2月24日、昨年、紅葉の季節に訪れた鎌倉の瑞泉寺へ梅を見に出かけた。鎌倉駅から歩くと30分以上かかるので、駅から鎌倉宮までバスに乗った。そこから瑞泉寺まで1km弱だ。
 瑞泉寺で観梅のあと、再び鎌倉宮の脇を通って金沢街道に出た。先ほどバスが左(北)へまがった「岐れ道」というところを東(鎌倉駅と反対の方向)へ進む。バス通り(金沢街道)をしばらく行くと、左に杉山寺(杉山観音)があった。
 さらに進んで右に少し入ったところに報国寺、金沢街道に戻ってさらに進むと左手に浄妙寺の入口があった。今日の散策はここまでである。
1.瑞泉寺の梅
瑞泉寺は臨済宗円覚寺派の寺で、1327年の建立された。開山の夢窓国師は後醍醐天皇や足利尊氏も深く帰依し、鎌倉~南北朝期に禅宗で重きをなした僧という。鎌倉公方(鎌倉府の長)の菩提寺として鎌倉五山に次ぐ関東十刹に列せられた格式ある寺院とのこと。本堂前にある梅園はまだ少し早いようだ。梅の花が白飛びしないように-0.7の露出補正をした。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
瑞泉寺の梅:クリックすると大きな写真になります
2.瑞泉寺本堂
正面左にあるのが瑞泉寺の黄梅。右側に庫裏がある。期待していったが梅は少し淋しかった。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
瑞泉寺本堂:クリックすると大きな写真になります
3.鎌倉市指定天然記念物 黄梅
立て札には、「黄梅(おうばい) 江戸時代から知られた梅の品種で花弁はやや退化して帯黄色。この木により牧野富太郎博士は「オウバイ」の学名とした」とある。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
鎌倉市指定天然記念物 黄梅:クリックすると大きな写真になります
4.黄梅の花
ところがインターネットで「黄梅」調べると、モクセイ科の落葉低木で「迎春花」と呼ばれる黄色い花であるといい、いわゆる梅とは違う花である。瑞泉寺の黄梅(鎌倉市指定天然記念物)は俗称であり、バラ科ウメ亜属に属し園芸上は野梅系の一般的な梅の一種類であるとのこと。花は退化し小さくなった五弁で香りが強く、花弁にくらべて雄しべが長いのが特徴と。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 45mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
黄梅の花:クリックすると大きな写真になります
5.黄梅の木
黄梅の木はこの1本だけ。はっきり言ってあまり見栄えのする花ではなかった。しかし、他では見たことがない。是非、サムネイルを左クリックして、写真を大きくして見ていただきたい。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
黄梅の木:クリックすると大きな写真になります
6.梅園の白い梅
本堂前にある梅林、と言ってもあまり広くはないが、白い梅の花が満開であった。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
梅園の白い梅:クリックすると大きな写真になります
7.福寿草
境内に福寿草が咲いていた。上から押さえつけるように撮ってしまうとつまらない写真になってしまう。なんとか背景に本堂を入れてと思って、コンデジを取り出して、ローアングルで撮った。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
福寿草:クリックすると大きな写真になります
8.紅白の椿
瑞泉寺の入口を入ってすぐ左側にも梅林があり、椿も植えられている。その椿の中に、同じ木に赤い花と、白い花をつけた木があった。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
紅白の椿:クリックすると大きな写真になります
9.しだれ梅
瑞泉寺を出て、ふたたび鎌倉宮のほうへ歩きだしたところに、大きな植木屋さんがあった。その植木屋さんに見事な花を咲かせたしだれ梅がった。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
しだれ梅:クリックすると大きな写真になります

2010年1月 9日

秋の鎌倉

 2009年11月27日 一昨年に続き昨秋も鎌倉の紅葉を見に行った。私が大変お世話になった方が亡くなり、前々日(11/25)お通夜、前日(11/26)告別式があった。さびしい気持ちを癒したかった。一昨年は円覚寺、海蔵寺を巡ったが、昨年は鶴岡八幡宮からその反対側にあたる鎌倉宮、さらに足を延ばして瑞泉寺まで行ってみた。紅葉はちょうど見ごろだったと思う。
1.鎌倉駅のレトロなバス
このバスは「京急りんどう号」という。鎌倉駅と大仏の間の路線バスとして運行されている。最近は電車もバスも行き先表示板は電光式になったが、これを写真に撮ると旨く読めないことが多い。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 62mm ISO400 ) 露出補正 0段
鎌倉駅のレトロなバス:クリックすると大きな写真になります
2.段葛
鶴岡八幡宮の南北に延びた若宮大路で、二の鳥居から鶴岡八幡宮入口(三の鳥居)までの、車道より一段高くなった歩道を段葛いう。段葛は,頼朝の夫人・北条政子が、二代将軍・源頼家を懐妊した時、安産を祈って養和2年(1182)3月、北条時政以下の御家人と共に土石を運んで築いたと言われる。春は桜が咲く。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
段葛:クリックすると大きな写真になります
3.鶴岡八幡宮
三の鳥居を抜けたところから、太鼓橋を見ると、舞殿の屋根の陰になって大石段は見えないが、その大石段を上がりきったところの本殿が見える。本殿への61段の大石段の左側に大銀杏がある。この日は修学旅行生の姿が目立った。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 0段
鶴岡八幡宮:クリックすると大きな写真になります
4.奉献
大銀杏の左側にいわゆる薦被りが奉納されている。神社ではよく見かけるが、ここのはさすが立派である。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
奉献:クリックすると大きな写真になります
5.齋館
本殿に向かって舞殿の手前右側、源平池の向こうに齋館がある。齋館は献幣使をお迎えしたり又、国の内外からの賓客をお持て成しするところだそうだ。香席なども行われる。モミジがきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 50mm ISO400 ) 露出補正 0段
齋館:クリックすると大きな写真になります
6.瑞泉寺
鎌倉宮(大塔宮)を参拝して、瑞泉寺に向かった。鎌倉宮の拝殿前には、鎌倉宮の伝統とも言える獅子頭守があったが、他はこれと言って見るところもなく、ちょっと期待外れであった。瑞泉寺までは鎌倉宮から20分ほど歩く。瑞泉寺のある一帯は紅葉ヶ谷(もみじがやつ)と呼ばれる谷戸に位置している。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 46mm ISO1000 ) 露出補正 0段
瑞泉寺:クリックすると大きな写真になります
7.冬桜
本堂手前の庭に冬桜があった。1輪ずつさびしく咲く。ここは来春、梅のころに訪ねたいと思う。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
上:プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
下:プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 38mm ISO400 ) 露出補正 0段
冬桜:クリックすると大きな写真になります
8.本堂裏
本堂裏手の夢窓国師作庭と伝わる石庭は、一切の無駄を省き、岩と水だけで作られた禅の庭という。その石庭を背に見る本堂裏のモミジが陽の光を透して輝いていた。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 56mm ISO400 ) 露出補正 0段
本堂裏:クリックすると大きな写真になります
9.なかむら庵
鎌倉小町通りを駅に向かって歩いていくと、左側の路地に「なかむら庵」という蕎麦処がある。有名な店でいつも外に列が出来ているという。冒頭に書いた、亡くなられた私がお世話になった方が無類の蕎麦好きで、以前からこの「なかむら庵」のことは聞かされていた。一昨年も寄ったのだがその日はあいにく定休日であったので、この日、初めて店に入った。旨かった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.6mm ISOオート )
なかむら庵:クリックすると大きな写真になります