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2012年4月23日

青梅 梅の公園、レトロな映画看板、そして鉄道公園 3月29日 3/3


 キネマ通りを永山公園の方へ、青梅線の跨線橋を渡って、上っていく。15分ほどで青梅鉄道公園に到着した。ここも子供たちに混じって大人の団体も来ている。まずは、屋外に展示されているD51やクモハ40等懐かしい実物車両を見て歩く。新幹線の最初の車両である01型もあった。
 記念館の中に入ると、懐かしい青梅線の写真や、車両の模型、そして大きなHOゲージのジオラマがあった。前から行って見たいと思っていた青梅鉄道公園だが、正直なところ、あまりインパクトはなかった。
 40分ほど滞在して再び、キネマ通りを戻り、青梅駅へ向かう。途中にあった、イタ飯屋さんでビールで喉を潤し、スパゲティなどを食べ、3時少し前に帰路に着いた。少々盛りだくさんになってしまったが、私にとってはとても充実した青梅行だった。

39.D51 452
青梅鉄道公園に着き、100円の入場料を払って、中に入る。D51が迎えてくれた。この機関車は昭和15年に製造されている。ひとつの形式としては、日本で最多の1115両が1936年から1945年まで製造され、戦前から戦後にかけて全国で活躍した。小学生のころ、山手線の貨物線で50両以上の貨車を牽くD51をよく眺めた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
D51 452;クリックすると大きな写真になります
40.旧型国電 クモハ40型
子供のころ見た、あずき色の国電は、モハ63型や、その改良型のモハ72型がほとんどだった。このクモハ40型は戦前の1932年から42年にかけて製造された20m級の両側に運転台ある電動車だ。青梅線には戦後になって導入され、1978年(昭和53年)まで活躍した。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧型国電 クモハ40型;クリックすると大きな写真になります
41.田中伸車両
写真40.のクモハ40型の名板に 昭和10年 田中伸車両 とある。田中伸車両とは今の近畿車輛の前身だそうだ。モハ40134型として新造され、当初は総武線で使われた。山手線を経て戦後は中央線を中心に走り、昭和37年に日光線に転じた。昭和20年代半ばに青梅線に転属されたことがあり、青梅-氷川(現奥多摩)間を1両編成で往復した。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
田中伸車両;クリックすると大きな写真になります
42.ED16 1
戦前の1931年(昭和6年)に生まれた初期の国産電気機関車である。昭和初期は全体に電化区間は少なく、幹線の勾配区間やトンネルが多い区間として電化の進んだ上越線や、中央線で活躍した。最後のころは輸送量の比較的少ない南武線や青梅線で貨物列車を引いた。私は1977年~79年にかけて、立川営業所勤務になり、南武線で通勤したが、その時はまだ、このED16型電機が貨車を牽いていた。懐かしい。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/160秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
ED16 1;クリックすると大きな写真になります
43.昭和6年 三菱電機株式会社、三菱造船株式会社
  ED16 1 の名板には、ビッグ・ネームが並ぶ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/125秒 34mm ISO640 ) 露出補正 なし
ビッグ・ネーム;クリックすると大きな写真になります
44.キューロク
1913年(大正3年)製造。大正時代の標準型貨物用機関車(動輪4軸)で、国産独自の技術が各所に使われていたという。四国を除く全国各地で784両が活躍し、キューロクの愛称で親しまれ、蒸気機関車が国鉄から最後に消えた昭和51年まで使用された。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/160秒 24mm ISO640 ) 露出補正 なし
キューロク;クリックすると大きな写真になります
45.ジオラマ
記念館の中に入った。1階の展示室には、HOゲージの模型が走るジオラマがあった。1時間に1回、運転されている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.2 1/125秒 24mm ISO500 ) 露出補正 なし
ジオラマ;クリックすると大きな写真になります
46.懐かしい青梅線の風景
2階には青梅線の歴史や、その写真が展示されている。小学生のころ、昆虫少年だった私は、当時住んでいた原宿から、山手線、中央線快速で立川へ行き、この青梅線に乗って、現在は奥多摩という駅名になっている氷川へ行った。そこから日原鍾乳洞まで片道2時間歩いて、蝶を追った思い出がある。青梅線の電車の窓から下を流れる多摩川を見て、ワクワクしたのを覚えている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3 1/125秒 21mm ISO450 ) 露出補正 なし
懐かしい青梅線の風景;クリックすると大きな写真になります
47.電話ボックス
青梅鉄道公園の見学を終え、再び旧青梅街道へ降りてきた。これは電話ボックスだが、昭和レトロというよりは妖怪劇画に登場するような電話にしか見えない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G 絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
電話ボックス;クリックすると大きな写真になります
48.看板
旧青梅街道のおかしな電話ボックスの隣に、青梅市住江町商店街振興組合の看板があった。とても解かりやすい。写真を撮って、後で、その撮影場所がどこなのか、どういう位置関係にあるのか、が思い出せないことがある。そんなときに案内板を備忘録として撮っておくと助けになる。このあと、青梅駅の方へ向かい、途中のイタ飯やさんで、ビールで喉を潤し、ボンゴレスパゲティで空いた小腹を満たして、帰路に着いた。自宅まで2時間を覚悟。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
看板;クリックすると大きな写真になります

2012年4月20日

青梅 梅の公園、レトロな映画看板、そして鉄道公園 3月29日 2/3


 今日は見たいところがたくさんあるので、早めに「梅の公園」を退出した。1時間半弱の散策だった。
 朝来た道を日向和田の駅へ戻ったが、神代橋の上で、老犬を散歩させているおばあさんに話しかけられた。神代橋から見える多摩川にある岩は亀岩ということ、多摩川の上流のほうを眺めると、女の人が左側を頭にして、赤ちゃんのいるお腹に手を置き、足を右の方にして、仰向きに寝ている姿をしている山なみがあると指差して教えてくれた。そして神代橋を渡って、青梅街道をちょっと左に行くと「へそまんじゅう」の店があり、「へそのを観音」があることも教えてくれた。そんなことがあり、日向和田の駅に着くと青梅行きの電車は出たばかりで、次の電車まで30分待つことになってしまった。

20.吉野街道から青梅街道へ
道路わきに梅の木が植えられた、「梅の公園」から日向和田駅へ戻る道は、大勢の人が行きかう。しかし、梅の時期以外はひっそりとした路になるのだろう。帰路、吉野街道を背に、多摩川に掛かる神代橋の方へ歩く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
吉野街道から青梅街道へ;クリックすると大きな写真になります
21.「へそまんじゅう」
神代橋の上で会った老犬を連れたおばあさんが教えてくれた「へそまんじゅう」の店は青梅街道沿いにあった。車を停めて買っている人がいる。暖かいまんじゅうを二つ買って食べた。1個100円なり。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/125秒 62mm ISO900 ) 露出補正 なし
「へそまんじゅう」;クリックすると大きな写真になります
22.青梅駅地下道
日向和田での待ち時間は30分ほどあったが、12時20分ごろ、青梅駅に着いた。改札を出るには線路の下の地下道をくぐるが、その地下道に懐かしい映画看板があった。仲代達矢も佐久間良子も良く似ている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F2.8 1/20秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
青梅駅地下道;クリックすると大きな写真になります
23.駅前ロータリー
駅舎を出ると目の前に「風と共に去りぬ」の映画看板があった。映画看板には、板観というサインが入っている。板観とは、久保板観さん(本名、久保 昇)の号である。久保板観さんは昭和16年生まれ、私と同い年で、青梅市本庁の生まれ。昭和32年に中学卒業後すぐに、その頃青梅駅前にあった「青梅大映」で使ってもらうようになって、すぐに市内3つの映画館の看板を書くようになり、年間365枚以上書いていたという。昭和48年に映画産業は斜陽となり、青梅にあった3っの映画館がすべて消えるとともに、映画看板を描く仕事がなくなり、商業看板業に転向されたという。そして、平成3年から地元商店街が街おこしで始めたイベント「青梅宿」に参加し、平成6年から青梅商店街には「昭和30年代の映画看板」が飾られた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
駅前ロータリー;クリックすると大きな写真になります
24.旧青梅街道
旧青梅街道は「シネマチック・ロード」と名付けられ、映画看板をあちらこちらで見ることができる。これも昔、見た映画「グレンミラー物語」の看板。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧青梅街道;クリックすると大きな写真になります
25.「昭和レトロ商品博物館」
旧青梅街道に「昭和レトロ商品博物館」というのがあった。ここを見るのも今日の目的の一つである。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/200秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
26.懐かしい昭和 「昭和レトロ商品博物館」
狭い入口で300円の入場料を支払い、なかに入る。ミシン、テレビ、電話・・・どれも懐かしいものが置かれている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/13秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
懐かしい昭和 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
27.カメラ 「昭和レトロ商品博物館」
どれも懐かしいカメラが並んでいた。私が親に買ってもらったのは、リコーフレックスとオリンパス・ペン。アサヒペンタックスは初めてのボーナスで買った。ここにあったリコーフレックスは、ボディに張ってあったレザーもどきの布が剥がれてしまっていた。私は今でも親に買ってもらったリコーフレックスを持っているが、私のもレザー様の布が剥がれてしまっている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.2 1/125秒 24mm ISO2500 ) 露出補正 なし
カメラ 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
28.売薬 「昭和レトロ商品博物館」
「メンソレータム」など懐かしい薬があった。明治38年、日本へのキリスト教伝道を目指し、ウィリアム・メレル・ウォーリズという人が来日した。布教活動の資金を得るため、日本での「メンソレータム」の販売権を取得し、「近江セールズ社」(のちの株式会社近江兄弟社)を設立し、大正9年(1920年)からメンソレータムを販売したという。現在はロート製薬がこれらのライセンスを取得し、資本・技術の全面提携を経て、1988年に米国メンソレータム社を買収して自社の海外拠点としている。当時は「メンタム」という類似品もあった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F2.8 1/125秒 17mm ISO500 ) 露出補正 なし
売薬 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
29.昆虫セット 「昭和レトロ商品博物館」
子供たちの文房具と一緒に、昆虫セットがあった。私も小・中学生のころ、昆虫少年だった。しかし、昆虫セットなるものは使ったことがない。蝶は捕虫網でとらえて、その中で蝶の胸を押さえて動けなくし、三角紙に包み、三角ケースに入れる。標本にするには、三角紙に包んだ蝶を取り出し、展翅板に翅を開いて止め、数日放置して、乾燥、硬化させる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.8 1/125秒 38mm ISO1000 ) 露出補正 なし
昆虫セット 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
30.雪女の部屋 「昭和レトロ商品博物館」
昭和レトロ商品博物館の2階に上がると雪女の部屋というのがあった。小泉八雲の「怪談」で雪女の舞台は雪深い地方ではなく青梅だったという。青梅には雪女、雪女郎、幸座頭などのほかに数々の妖怪伝説や民話が伝えられているが、それらは物語性のあるものはほとんどないという。しかし、その中の1つが八雲に伝えられ、文学的に昇華され、「怪談」の中に「雪おんな」として再生されているという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3.2 1/125秒 24mm ISO3200 ) 露出補正 なし
雪女の部屋 「昭和レトロ商品博物館」;クリックすると大きな写真になります
31.「昭和幻燈館」
「昭和レトロ商品博物館」の隣に「赤塚不二夫会館」というのがあった。なぜ、赤塚不二夫が青梅なのか?赤塚が青春時代、胸躍らせながら観た「哀愁」「第三の男」「駅馬車」など、映画黄金時期を彩る映画の看板の傑作が立ち並ぶ楽しい青梅の街並み。テレビに映ったそれらの映画看板を観たのが、赤塚不二夫と青梅の町との出会いだったようだ。赤塚不二夫がその昔、新潟の看板屋さんで働いていた時期に映画看板を描いていたという。どうしようかと思ったが、この日はここには入らなかった。昭和レトロ商品博物館と赤塚不二夫会館が並ぶ「シネマチック・ロード」を少し進むと、道路の反対側に「昭和幻燈館」というのがった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
「昭和幻燈館」;クリックすると大きな写真になります
32.映画看板 「昭和幻燈館」
「昭和幻燈館」に入った。入場料は200円。中は懐かしい映画看板がいっぱい。もちろん板観の作品である。映画看板を描く板に張る紙は白い紙ではだめで、少し厚手のワラ半紙が良いのだが、今はそれも苦労して探さねばならない。そして、そのザラ紙を自分で表装する。今はコンピュータを使ったり、手書きでもプロジェクター等を使って描く人はまだいるが、ぶっつけで直接描くのは久保板観さんしかいないという。絵具はニカワを溶かした泥絵具で描く。肌の色など暖かい感じは他の絵の具ではだせない。板観は泥絵具を使用する唯一の職人である。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F2.8 1/30秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
映画看板 「昭和幻燈館」;クリックすると大きな写真になります
33.幻想の昭和 「昭和幻燈館」
昭和の町並みと、そこに住まう人々をテーマにしたジオラマを作り続ける山本高樹さんという方の作品数点が、この「昭和幻燈館」に常設展示されている。郷愁をさそう。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F3 1/125秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし
幻想の昭和 「昭和幻燈館」;クリックすると大きな写真になります
34.住吉神社
「昭和幻燈館」の手前に住吉神社の鳥居があり、本殿に上がる長い階段がある。この階段を登ろうかどうしようか迷ったが、思いきって登ってみることにした。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
住吉神社;クリックすると大きな写真になります
35.住吉神社本殿
青梅市教育委員会によって建てられた案内板には「応安2年(1369年)延命寺を開山した季竜が、創建と同時に季竜の故郷である摂津の国住吉明神をこの地に祀ったのが始まりと伝えられる。旧青梅村の総鎮守であり、祭り神は上筒男命(ウワツツオノミコト)、中筒男命(ナカツツイオノミコト)、神功皇后である。本殿は変形春日造(背面入母屋造)で、正徳6年(1716年)に建立されている。江戸時代に建て替えられた本殿、幣殿、拝殿が一体として残り、大変貴重である。」と書かれていた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
住吉神社本殿;クリックすると大きな写真になります
36.本殿の屋根と梅 住吉神社
本殿は大きな建物で屋根も大きかった。境内に梅の木が植えられている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
本殿の屋根と梅 住吉神社;クリックすると大きな写真になります
37.住江町バス停
住吉神社の下に、昔は何処にでもあったような待合所があるバス停があった。さて、次は今日の最後の目的である青梅鉄道公園へ向かう。「シネマチック・ロード」を少し、青梅駅の方へ戻って、「キネマ通り」と名付けられた道を右へ、永山公園へ向かって歩く。青梅にはかって映画館が3館あり、その一つが「青梅キネマ」と言い、青梅街道からその 映画館へのこの通りは今でも「キネマ通り」と呼ばれている。レトロな 2軒の写真館もあった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
住江町バス停;クリックすると大きな写真になります

2012年4月15日

青梅 梅の公園、レトロな映画看板、そして鉄道公園 3月29日 1/3


 以前から見てみたいと思っていた懐かしい映画の看板が立ち並ぶ青梅の町に行ってきた。「梅の公園」も見てみたいし、青梅へ行くなら「青梅鉄道公園」も見ておきたい。
 今年もギフチョウに会え、その旬のコンテンツを先に載せたので、前後してしまったが、3月29日、快晴の日、3っの目的を持って青梅へ。
 マイカーで行こうかと思ったが、のんびりと電車で行くことにした。最初の目的地は、青梅の2っ先の日向和田で下車する「梅の公園」。横浜から横須賀線で武蔵小杉へ行き、そこから南武線で立川へ。立川から青梅線で青梅まで行って、30分に1本の奥多摩行きに乗リ継ぎ2駅目の日向和田で降りた。日向和田駅に着いたのが、9時半少し過ぎ、歩くこと15分で梅の公園に到着、1時間半、梅を見た。
 再び、日向和田駅に戻り、青梅へ。青梅駅を降りるとさっそく懐かしい映画の看板が迎えてくれた。レトロな町と「昭和レトロ商品博物館」や「昭和幻燈館」を見て、線路の反対側の丘の上にある「青梅鉄道公園」を訪れ、青梅の町でビールを一杯飲んで、スバゲティを食べて、帰路に着いたのは午後3時だった。

1.青梅駅
青梅駅に停車中の折り返し立川行きの電車だ。先日来の都電荒川線や、東急世田谷線での失敗を顧みて、電光の行き先表示板をシャッタースピード1/100秒で撮ってみた。なんとか行き先の「立川」は撮れたが、946Tの文字が少し欠けている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/100秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
青梅駅;クリックすると大きな写真になります
2.青梅駅ホームのそば屋
9時少し過ぎに青梅に着いた。ここで次の奥多摩行に乗り換えるが、30分近くの待ち時間がある。駅のホームにレトロな装いのそば屋があったので、入って朝飯代わりのそばを食べる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
青梅駅ホームのそば屋;クリックすると大きな写真になります
3.青梅駅ホームのそば屋の映画看板
青梅のレトロな町は、日向和田で「梅の公園」散策の後、ゆっくりを見たいと思っているが、その雰囲気が青梅駅のプラットホームにあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
青梅駅ホームのそば屋の映画看板;クリックすると大きな写真になります
4.多摩川上流にかかる橋
日向和田には9時37分に到着した。駅前の地図を見て、人の流れに沿って「梅の公園」へと歩き始める。青梅街道を渡って、多摩川に掛かる神代橋を渡る。この写真はその神代橋の上から多摩川の下流方向を眺めたところ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
多摩川上流にかかる橋;クリックすると大きな写真になります
5.紅梅 -1
神代橋から「梅の公園」への道を歩く。左側に「紅梅苑」という菓子屋があり、その横壁を背景に満開の紅梅があった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F10 1/400秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅梅 -1;クリックすると大きな写真になります
6.「紅梅苑」
吉川英治は、生前こよなく紅梅を愛し、雪中に映えるその色をめでていたという。その英治の愛した紅梅にちなんで、「紅梅苑」と名付けられた菓子屋だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/200秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
「紅梅苑」;クリックすると大きな写真になります
7.「梅の公園」
青梅市の中心部よりやや西部に位置するこの辺りには、日の出山から伸びる丘陵と多摩川との間の長さ4kmほどの地域に25,000本の梅が植えられている。青梅市「梅の公園」のほか、一帯には個人の梅園が多く点在する。東京都内ではあるが、都心部より標高がやや高いほか、丘陵の北面に位置するため、都心部より遅く見ごろを迎える。2009年春、植物防疫法の法令検疫対象のプラムポックスウイルスの感染が日本で初めて確認され、追跡調査等により、1500本程度が2010年春までに伐採駆除された。今年の観梅シーズンが過ぎると、さらに約5分の1にあたる5000本が伐採、および抜根されるという。駅から10分ほど歩くと吉野街道に出る。その向こうが「梅の公園」だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
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8.「梅の公園」東入口
「梅の公園」には120品種、1,500本の梅が植えられており、開花期には山の斜面が赤、白、ピンク、黄などの色で埋め尽くされる。 この公園は、青梅市が1972年に整備した。入園料は無料だが、開花期(おおむね3月中)のみ有料となる。吉野街道を過ぎると、右が「梅の公園」正面入り口、左が東入口との案内板があり、東口周辺の梅が見ごろを迎えていると書かれている。それならと東入口から入ることにした。入場料は200円。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「梅の公園」東入口;クリックすると大きな写真になります
9.緑色の梅
白梅だが、花の中心が緑色なので、うっすらと緑色に見える。周囲の梅は見ごろなのだが、この梅はまだちらほらと咲く程度であった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
緑色の梅;クリックすると大きな写真になります
10.満開の紅梅、白梅
一斉に見頃を迎える桜(ソメイヨシノ)と違い、梅は品種により「早咲き」「中咲き」「遅咲き」があり、開花期間も長いので長期間楽しめると言うが、この紅梅、白梅は今が見ごろである。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
満開の紅梅、白梅;クリックすると大きな写真になります
11.山々を背景に咲く紅梅、白梅
山の斜面に咲く紅梅、白梅の向こうには、日向和田の住宅街と奥多摩に続く山並みが見える。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
山々を背景に咲く紅梅、白梅;クリックすると大きな写真になります
12.枝を伸ばす
しだれ梅というのもあるが、この梅の木は、反対に枝をまっすぐ上に伸ばして、その枝にびっしりと花を付けている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
枝を伸ばす;クリックすると大きな写真になります
13.ゲンカイツツジ
この花を見たとたん、どこかで見たことがあると思った。そうだ、2日前に行った保土ヶ谷公園で初めて見た花だった。名前が解からなかったので、「この花の名は?掲示板」というサイトで尋ねたところ、ゲンカイツツジだと教えてくださった。「梅の公園」には白い花の咲くゲンカイツツジもあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ゲンカイツツジ;クリックすると大きな写真になります
14.紅梅 -1
ぼやけた写った日向和田の町と、山並みを背景にほぼ満開の紅梅の花々が映える。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅梅 -1;クリックすると大きな写真になります
15.「梅の公園」の丘を歩く -1
丘の上まで登ってきた。そこから下を見ると、上ってくる道が見える。写真を撮っている人が多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「梅の公園」の丘を歩く -1;クリックすると大きな写真になります
16.「梅の公園」の丘を歩く -2
この写真の右側が東入口の方で、左側は公園の中央部になる。確かに公園中央部はまだ十分に咲いていない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「梅の公園」の丘を歩く -2;クリックすると大きな写真になります
17.犬の散歩
淡いピンクに染まる梅を背景に、犬を連れた女性が丘を上がってくる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
犬の散歩;クリックすると大きな写真になります
18.紅梅 -2
五分咲きのひときわ色の濃い紅梅があった。しかし、実は白梅、紅梅は、花の色で区別するのでは無いのだという。枝(幹)の断面の色で区別するのだそうだ。もちろん、枝を切ってみなければわからない。白い花が咲いても、枝の断面が紅色なら紅梅なのだそうだ。その逆に、紅色の花が咲いても、枝の断面が紅色でないと紅梅ではないという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
紅梅 -2;クリックすると大きな写真になります
19.稲荷神社
結局、正面入口の方へは行かず、再び東入口へ戻ってきた。丘を降りたところにこのような稲荷神社があった。栄泉稲荷神社という。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/200秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
稲荷神社;クリックすると大きな写真になります