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2011年5月25日

台湾ファミリーツアー 5月8日~11日 その6(最終) 龍山寺と中正記念堂


 5月11日 楽しく過ごした台北も最後の日となった。台北松山空港15:30発のJAL032で羽田に戻る予定である。
 この日は、台北観光の目玉である龍山寺、中正記念堂を見ておこうということになった。今日も汗をかくだろうし、着替えをしてから空港に行きたいと思い、娘婿殿がホテルと交渉してくれ、午後1時までチェックアウトを待ってもらえることになった。
 まず、ホテルからタクシーで龍山寺へ、そして中正記念堂へ行って、永康街で買い物をして、ホテルに戻った。一昨日食べた「京鼎樓」の小龍包に未練があり、ホテルから歩いていき、そこで昼食にした。
 そして、われわれの乗った飛行機は無事、羽田に降りたが、その日の東京は雨が降っていて気温が低く、寒さを覚えた。こうして楽しい3泊4日の台北旅行は終了した。

龍山寺;クリックすると大きな写真になります 49.龍山寺
ホテルからタクシーで龍山寺に着いた。この龍山寺、台北では最も歴史がある「万華」という地区にあり、当然ながらこのお寺の歴史も古く、1738年創建という。その後何度も戦禍に見舞われ、改修と再建を繰り返しながら、今までこの地の信仰を一身に集めてきた。270年という年月をかけ、仏教、道教にかかわらず、いろいろなお願い事に長けた神様が一堂に会し、いわば「神様・お祈りごとのデパート」となっているとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
信者さん;クリックすると大きな写真になります 50.信者さん
龍山寺の御本尊は木製の観音菩薩。龍山寺に来たら必ず参拝しなければならない神様と言われ、私たちもお参りした。入口入ってすぐ目の前にドーンと構える大きな建物の真ん中に居られる。第二次世界大戦のとき、一度空襲に見舞われ、寺全体が焼けてしまったのにもかかわらず、観音菩薩だけは、傷一つつけず無事だったといわれている。霊験あらたかな御本尊のため、このように毎日朝から晩まで、参拝者の線香が絶えないそうだ。 黒い衣を着た信者さんたちが大勢お参りしていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/125秒 20mm ISO720 ) 露出補正 なし
剥皮寮歴史街区;クリックすると大きな写真になります 51.剥皮寮歴史街区
龍山寺の見学とお参りを終え、歴史のある街であるというその周りを少し歩いてみることにした。するとレンガ造りの建物が目に入った。ここは剥皮寮歴史街区という。
 現在の剥皮寮歴史街区で見ることのできる建築物は、年代はばらつきがあるものの、古いものは清朝時代に建てられたもの。歴史的には200年以上も昔のものだそうだ。
 剝皮寮という不思議な名前に関しては、当時この地域で輸入した木材を切削して加工し販売する様子が見られたことがその所以という説がある。その後、1895年に日清戦争が終結すると日本の統治が始まり、この周辺は日本人によって区画整備されたとのこと。ちなみに、「萬華」という名前はその頃日本人が改名したもので、それ以前は「艋舺(マンガ)」と呼ばれていたそうだ。
 建物はどれも立派なレンガ造りで、清の時代から日本統治時代、そして現在に至るまで、奇跡的に完全な形で生き残ってきた街並みという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/125秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
東三水街市場;クリックすると大きな写真になります 52.東三水街市場
和平西路を東へ進み、康定路を左に曲がったのだろうか、少し先に東三水街市場の入口があった。まだ、午前10時であるが、賑やかな場所である。何か懐かしい感じもする通路のような市場に、複雑な匂いにも惹かれて、中に入ってしまった。
下町風情色濃いこの東三水街市場(新富市場)は、台北市の古跡に指定されて おり、大正期から続く伝統ある市場だそうだ。西洋の市場を模倣し、当時の日本政府が商店を 1ヵ所に集めてつくったというこの市場は今も現役。肉屋・魚屋・総菜屋や雑貨屋などのお店が続く。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/125秒 28mm ISO1600 ) 露出補正 なし
国家音楽庁と国家戯劇院;クリックすると大きな写真になります 53.国家音楽庁と国家戯劇院
再びタクシーに乗り中正記念堂へ廻った。中正記念堂の敷地内に入ると、この国家音楽庁と国家戯劇院の立派な建物が目に入る。上の写真の国家音楽庁にはコンサートホールがあり、2074席を有する。下の写真の国家戯劇院は1526席の劇場であり、オペラ、バレエ、ミュージカルの上演にも利用されるとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
上:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 75mm ISO400)露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 75mm ISO400)露出補正 なし
中正記念堂と自由広場;クリックすると大きな写真になります 54.中正記念堂と自由広場
中山南路に面したところに中正記念堂の自由広場門がある。正面奥が中正記念堂で、その間にある芸文広場の右側が国家戯劇院で左側が国家音楽庁である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/3200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
中正記念堂;クリックすると大きな写真になります 55.中正記念堂
中国国民党政府の故蒋介石総統を記念して建てられた広大な公園の中に、高さが70mで青い瑠璃瓦の屋根と白い大理石の記念堂がある。そして正面の石段は89歳で死去した蒋介石の年齢と同数の89段ある。広場では先生に連れられた子供たちが遊んでいた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
蒋介石像;クリックすると大きな写真になります 56.蒋介石像
89段の石段をふうふういいながら上がったところに蒋介石の像がある。衛兵が身動きしないで立っていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/200秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
永康街 「泌園」;クリックすると大きな写真になります 57.永康街 「沁園」
中正記念堂を観たあと、永康街のほうへ歩いた。「鼎泰豊」などもある。その「鼎泰豊」のある角を永康街のほうへ入って右側に「沁園」というお茶屋さんがあった。ここでお茶を買うという。お店の女性がお茶(凍頂烏龍茶)を入れてくれた。「写真を撮っていいですか」と了解を得て撮らせてもらった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/100秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
帰国;クリックすると大きな写真になります 58.帰国
すべてのスケジュールを終え、台北松山空港に向かう。15:30発のJAL032は定刻に動き出した。台北101ともお別れだ。短かったけれど、盛り沢山な楽しい旅行だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/400秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段

2011年5月21日

台湾ファミリーツアー 5月8日~11日 その4 九份


車体を軋ませながら、頑張って走る九份行きのバスは夕方5時少し過ぎに九份の基山街の下に着いた。降りたところから賑やかな商店がならぶ細い坂道の街が始まる。とたんに臭豆腐の強烈なにおいに襲われてしまった。一昨年訪れた上海の豫園を思い出す。
 バス停から基山街を通って、台湾映画「悲情城市」の撮影に使われたレトロな石段に出る。その一角にある「阿妹茶樓」でお茶を飲んで一休みし、暗くなったバス通りに降りてきた。タクシーが停まっていたので、それに乗った。
 タクシーで鉄道の瑞芳駅まで行き、そこから台北へは列車で戻ってみたかったが、時間も押していたので、そのまま台北まで行ってしまった。タクシー代は2000元、およそ6000円であった。

九份 基山街;クリックすると大きな写真になります 28.九份 基山街
バスを降りたところから、お土産やなどの商店が並ぶ基山街が始まる。南北に延びた一番賑やかな小路である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
食欲をそそる匂い;クリックすると大きな写真になります 29.食欲をそそる匂い
基山街の途中で貝や、いかを焼く店があった。江の島を思い起こす。この貝はサザエとツブ貝の合いのこのような感じだが、とても旨そうだった。私のそういう気持ちを同行者は全く、気に留めず素通りしてしまった。せめて写真でも撮っておこう。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 34mm ISO900 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
「九份茶坊」;クリックすると大きな写真になります 30.「九份茶坊」
九份で最も古い茶芸館である。古き良き時代の空気を感じさせると人気の九份であるが、かつて「小上海」「小香港」と呼ばれたはなやかな時代があった。戦後に金鉱が閉鎖されると、九份の町はその繁栄が嘘であったかのように静まりかえったというが、その静けさが芸術家たちに愛され、非情城市をはじめとする映画や、ドラマのロケ地として利用されるようになったそうだ。奥に進み、階段を下りると、階下には、絵画のギャラリーや、陶芸の工房が併設されていて、博物館のようになっていた。記念に茶器を買った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1400 ) 露出補正 なし
みどりさん;クリックすると大きな写真になります 31.みどりさん
この「九份茶坊」へ嫁いだのが日本人の吉村みどりさん。2006年9月にテレビ朝日の「ポカポカ地球家族」という番組で紹介されたことがある。みどりさんはいま39歳になられただろうか。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/80秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
「阿妹茶樓」;クリックすると大きな写真になります 32.「阿妹茶樓」
ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した映画「悲情城市」の舞台となった九份の 茶芸館「阿妹茶楼」である。BSの旅番組などでもよく登場する。ここの3階まで上がり、テラスでお茶を飲んだ。隣の席は韓国から来た4人の女性で賑やかだった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
基隆湾の眺め;クリックすると大きな写真になります 33.基隆湾の眺め
店内からの展望はすばらしく、基隆湾や遠くの山々、太平洋を見渡すことができた。太陽が沈み雲の中に入ってしまった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕暮れの「阿妹茶樓」;クリックすると大きな写真になります 34.夕暮れの「阿妹茶樓」
お茶を飲んで、外に出るとすっかり暗くなっていた。赤い提灯に火が入り、旅情を演出する。ここから石段を写真で見る手前のほうへ降り、バス通りに出た。途中で結婚式を挙げたカップルが写真屋さんに写真を撮らせていた。D5000でシャッタースピード1/125秒でISO上限を3200に設定しておくと、暗くなっても気にせずにシャッターを切れるので楽だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 20mm ISO2200 ) 露出補正 なし
フカヒレ、アワビ、ロブスター;クリックすると大きな写真になります 35.フカヒレ、アワビ、ロブスター
先にもふれたように、帰りはタクシーで鉄道の瑞芳駅まで行き、そこから汽車で台北に帰ろうと計画していたが、遅くなったのでそのまま台北まで乗ってしまった。夜8時少し前に一旦ホテルに入り、歩いて「欣欣魚翅坊」というガイドブックにあったフカヒレのレストランに行き夕食にした。決してガラのいい場所とは言えない長春路に位置するこのお店はド派手な看板が目を引く。しかし、手頃な値段で旨かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
だめ押しで小龍包;クリックすると大きな写真になります 36.だめ押しで小龍包
「欣欣魚翅坊」の道路を挟んで反対側に「京鼎樓」という小龍包が旨いという店がある。せっかくだから入った。腹いっぱいだったのにとても旨いと思った。10個で170元。日本人の客が多かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 32mm ISO1400 ) 露出補正 なし