一度は見てみたいと思っていた
三春滝桜へ、日帰りバスツアーで行ってきた。
一週間くらい前の天気予報から、この日だけ雨マークがついていた。しかし、申し込んである日程を今更変えることもできず、蝶が目的でもないので、あまり降らなければよいかと思っていた。だが、天候は悪くなる一方で、とうとう朝から雨になってしまった。
新宿を朝7時に出発したバスは、東京駅の丸ビル前で、7時半に私たちをピックアップしてくれる。ところが新宿出発が遅れ、東京駅到着が15分ほど遅れた。ここからこのバスツアーにはいろいろなことがあった。
東京駅を出発し、首都高速から東北道に入る。順調だ。朝早かったので眠くなる。羽生PAで最初の休憩をとったあと、寝てしまった。気が付くと下道を走っている。まず、日光街道の桜並木を見るとのことなので、多分宇都宮で東北道を下りて、国道119号線(日光街道)入ろうとしているのだろうが、バス1台がやっと通れるような細い道に入りこんでいる。その時、突然「バリーン」と大きな音がして、左側のサイドミラーが後ろに飛んで行った。何かに接触したようだ。運転手さんはバスを停めて、とれたサイドミラーを拾いに行く。運行には問題はなく、119号線に入り、花が散ってしまった桜並木を走って、日光たまり漬の店に着いた。ドライバーさんは、とれたミラーの始末をしている。どうして、こんな乗用車ともすれ違いが出来ないような細い道を入ってきたのかわからない。
サイドミラーがないバスは、運行に差支えがないとはいうものの、高速道路では、追い越しなどで車線変更をするときに不自由である。運転手さんは会社に連絡していたようで、再度、東北道に戻った最初の矢板北PAで、バス会社から交換部品が届けられるのを待つことになった。40分くらい待っただろうか壊れたサイドミラーを取り換えて、バスは出発した。これが2つ目の出来事だった。
予定より、30分ほど遅れたが、三春滝桜の駐車場に入る。昨日は日曜日で、大混雑だったようだが、この日は平日で、しかも雨、スムーズに駐車場に入ることが出来た。
ツアー参加者は、高齢者のご夫婦が多い。あるご高齢のご夫婦がおられた。ご主人は写真が好きで、脚が少しご不自由と見受けられる。滝桜の入り口の案内所で車椅子を借りられたようだったが、ご主人は滝桜では、車椅子から降りて写真を撮られていたらしい。そこで車椅子の番をしていた奥様とはぐれてしまわれた。やっとバスに戻ってこられたのは、出発の集合時間を20分ほど過ぎていた。
そして、最後の出来事は、朝バスの中で添乗員が注文を取って、代金も集めていた夜の弁当が、届いているはずの安積PAに届いていなかった。べんとう屋さんとの受発注のコミュニケーションがうまくいかなかったようだ。携帯で添乗員さんが、苦情を言っていたが、もうどうにもならない。
以上のようにいろいろなことがあった雨の三春滝桜日帰りバスツアーだったが、東京には予定の9時20分より40~50分早い、8時半過ぎに無事到着した。
言い訳になるが、何せ、雨が降っていて、傘を片手にシャッターを押すという状況だったので、写真はうまく撮れていない。ソフトで補正している。
1.サイドミラー破損
とても乗り心地の良いバスだった。ベテランの運転手さんだったが、バス1台がやっと通れるような道に入り、何かに接触し、左サイドミラーがとれてしまった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/125秒 15.5mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.補修
日光桜並木を走って、予定されていたたまり漬の店で「お買い物ストップ」したが、みんなが買い物をしている間、運転手さんは脚立を出して、壊れたミラーの応急処置をしていた。さすがプロである。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/100秒 18.5mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.雨の三春滝桜
午後2時過ぎに、三春滝桜の観光バス専用駐車場に入った。昨日の日曜日に比べると空いているそうだが、それにしても雨なのにたくさんの人が来ている。ツアー料金に含まれているが、入園料は一人300円だそうだ。駐車場からトンネルをくぐって進むと滝桜の正面左側に出てくる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/550秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.満開
バスの添乗さんから、滝桜は満開であると聞かされていたが、その通りだった。びっしりと花が咲いている。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/220秒 88.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
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5.滝桜 上から眺める
正面は人でいっぱいだったので、左回りに遊歩道を歩き、上に上がっていく。この滝桜は、樹齢1000年以上と推定されているエドヒガン系のベニシダレザクラで、高さ13.5m、幹回り8.1m、根回り11.3mとのこと。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 12.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.稲荷神社
さらに左に上がっていくと稲荷神社の社があった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/140秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
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7.滝桜を俯瞰
稲荷神社から滝桜を見下ろすことが出来る。稲荷神社の境内にもベニシダレザクラが咲いていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 22.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
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8.雨滴
稲荷神社のある高台からいったん下に下りた。車道の脇から再度、滝桜にアプローチする。雨が強くなってきた。傘の花も咲く。カメラは濡れる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/480秒 7.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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9.滝桜正面 -1
「天然記念物 三春滝桜」の石柱が立っている。大正11年(1922年)に国の天然記念物に指定されている。バスの駐車場は左手の方にある。花をいっぱい付けた枝が滝が流れ落ちるように見える。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/300秒 6.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.滝桜正面 -2
傘をさして大勢の人が、滝が流れるように満開の花をつけた滝桜の姿を眺めている。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.滝桜正面 -3
さらに近づいて広角で撮る。こうすると見物客が画面に入らなくなる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/900秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
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12.枝垂れ
満開の花をつけたベニシダレザクラの枝は、滝が流れ落ちるように枝垂れる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 7.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.樹上
根元から上の方を見上げる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/340秒 5.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.ベニヒガンザクラとスイセン
滝桜からバスの駐車場への通り道にある民家の庭に植えられていた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.地蔵桜
バスの駐車場に戻り、前述したように、はぐれてしまったご夫婦の到着を待って、この日の最後の予定地である地蔵桜に向け出発した。途中、浪江町の方々が入っていらっしゃるという東日本大震災の仮設住宅を車窓に見て、10分くらいで地蔵桜に着いた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/500秒 5.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
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16.滝桜の娘 地蔵桜
地蔵桜は三春滝桜の娘といわれる枝垂れ桜で樹齢は約400年といわれる。地蔵桜という名は、延命地蔵と書かれた地蔵堂にちなんで命名されたそうだ。昔から赤ん坊の短命、夭折の難を逃れるため、この地蔵に願をかけたと言われている。花の色が滝桜よりも濃く鮮やかである。福島県の枝垂れ桜番付では東の横綱の三春滝桜に対し、西の横綱となっており、風格がある。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/340秒 6.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
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17.バス出発時間
16時20分、そろそろ帰路に着く時間になった。バスに乗り込む。この写真ではドアーに隠れて見難いが、破損したサイドミラーは修復されれている。安心だ。郡山東インターから磐越道に上がり、郡山JCTから東北道に入って、安積PA、那須高原SA、川口PAで休憩して、8時半過ぎに東京駅丸の内口に到着した。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/600秒 7.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
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