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Studio YAMAKOで“眞性寺”が含まれるブログ記事

2012年2月10日

都電荒川線 1月17日 3/3


 巣鴨地蔵通商店街を抜け、眞性寺のお地蔵さんをお参りし終えたのが、午後2時だった。食事にしようかと思ったが、もう一か所どこかを訪ねてから、帰宅の途につく前にゆっくりしようと思う。六義園に行こうか、それとも芥川龍之介や谷崎潤一郎の眠る染井霊園にでも行って見ようかと考えたが、六義園に行ってみることにした。
 40年くらい前になるだろうか、勤めていた会社の運動会で来て以来、六義園を訪ねていない。ところが巣鴨から六義園はやや遠かった。20分近く歩いてやっとその正門に出た。帰りは駒込駅へ歩いた。駅の近くの中華やさんでビールを一杯飲んで餃子、野菜炒め、ラーメンで食事にし、東京メトロの南北線駒込駅のホームに降りると、日吉行きの急行が来た。

22.巣鴨から六義園へ
白山通りを左に曲がってしばらく行くと六義園の塀が現れた。その塀に沿ってさらに歩く。20分近く歩いただろうか、やっと六義園正門と書かれた案内板があった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
巣鴨から六義園へ;クリックすると大きな写真になります
23.六義園正門
六義園(りくぎえん)正門に着いた。入園料が300円だが、65歳以上で150円になる。六義園は五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主の柳沢吉保が元禄15年(1702年)に築園した。江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので、明治時代に入って、三菱の岩崎彌太郎の別邸となった。そして、昭和13年に岩崎家より東京市に寄付され、昭和28年に国の特別名勝に指定されたという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
六義園正門;クリックすると大きな写真になります
24.心泉亭(集会場)への入口
六義園の入口を入って左に進むと正面に内定大門があり、その先に池が見える。その手前の左手に小さな木の門があったので行って見た。その門をくぐると左手に大きな石灯篭があった。右手の道の先に心泉亭という集会場があり、25人、4800円で半日利用することができる。右手前に見えるのは宣春亭という茶室で、ここも借りることができる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
心泉亭(集会場)への入口;クリックすると大きな写真になります
25.雪吊り
六義園では、冬の庭園を飾るものとして、毎年11月中旬から雪吊りが行われるとのこと。雪国で、雪の重みから枝を守るために生まれた雪吊りであるが、ここ六義園では雪もほとんど積もることはない。冬の風物詩として作製しているとのこと。冬の金沢兼六園で雪の日に見た、徽軫灯籠(ことじとうろう)と雪吊りの松を思い出した。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 21mm ISO400 ) 露出補正 なし
雪吊り;クリックすると大きな写真になります
26.吹上茶屋
玉藻磯というあたりから吹上茶屋を望む。雪吊りのある松と茶屋の赤とが美しい。この右側に池に突き出た中の島に妹山・背山(いもやま・せやま)と呼ばれる築山がある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 95mm ISO400 ) 露出補正 なし
吹上茶屋;クリックすると大きな写真になります
27.霜除け
これは何だろうと思った。家に戻ってネットで調べてみると霜除けということが分かった。霜除けはソテツ等の南方系の植物を寒さから守るためのものだが、ここにはソテツなどの南方系の植物もない。雪吊りと同じで冬の風物詩として作られているそうだ。この時期は、梅はなく、桜はなく、ツツジもなく、紅葉もない殺風景な六義園であるが、雪吊り、霜除けが目を楽しませてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
霜除け;クリックすると大きな写真になります
28.藤代峠
池の北側へ廻ると藤代峠という園内で一番高い築山があった。高いと言っても35mだが、上ると素晴らしい展望が開けていた。紀州にある同名の峠から名付けられたそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
藤代峠;クリックすると大きな写真になります
29.つつじ茶屋
藤代峠を上ってきたのと反対側に降りて、左に回り込むとつつじ茶屋があった。これは明治時代につつじの古い木材を用いて建てられたという。モミジの紅葉がきれいらしい。しかし、昨年3月11日の地震で危険な状態になっているそうで、茶屋には近づけなかった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
つつじ茶屋;クリックすると大きな写真になります
30.蔵
出口近くにこんな蔵があった。和歌の趣味を基調とする六義園にはそぐわない。何か印象派の絵画に登場しそうである。しかし、良いものを見たという気分にさせてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 29mm ISO400 ) 露出補正 なし
蔵;クリックすると大きな写真になります
31.染井門
午後3時になった。正門から退出するのだが、その案内板に駒込駅まで7分とあったので、帰りは駒込駅へ歩くことにする。正門を出て左に行くとすぐ本郷通りだ。そこを左に行くと駒込駅である。六義園の石の塀が切れる駅前の交差点のところに、染井門という六義園のもうひとつの立派な門があった。通常は閉門されているが、桜の季節と、紅葉の季節には使用されるらしい。正門を入ってすぐのところにあるしだれ桜の樹は立派だった。是非、桜の季節に来てみたい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 28mm ISO400 ) 露出補正 なし
染井門;クリックすると大きな写真になります


2012年2月 4日

都電荒川線 1月17日 2/3

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 都電荒川線を庚申塚で下車し、「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨地蔵通り商店街へ向かう。今日は平日のためかあまり人通りは多くない。庚申堂のある猿田彦大神にお参りしてから、巣鴨地蔵通り商店街を巣鴨に向けて歩く。とげぬき地蔵のある高岩寺のあたりまでくると、人通りが多くなった。巣鴨から来る人が多いのだろう。商店街を抜けたところに杖を持つお地蔵様の像がある眞性寺あった。

14.巣鴨地蔵通商店街 庚申塚側入り口
この写真は巣鴨地蔵通商店街の都電荒川線庚申塚駅側の入口である。ご覧の通り、人出は少なく、ひっそりとしていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
巣鴨地蔵通商店街 庚申塚側入り口;クリックすると大きな写真になります
15.猿田彦大神
正式名称は巣鴨猿田彦庚申堂という。巣鴨地蔵通商店街(旧中山道)の一方の端、都電荒川線「庚申塚」駅前に鎮座する小さな社である。ここは「武州豊島郡巣鴨庚申塚」として江戸時代にはよしずで囲んだ「団子茶屋」という有名な茶店のある場所だったとのこと。狛犬の代わりに猿神が左右にあるが、これは明治の初期に近辺の有志が千葉県銚子市の猿田神社から猿田彦大神を分祀してからのことだそうで、祭神の猿田彦大神にちなんで「お猿さん」を祀っているといわれている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
猿田彦大神;クリックすると大きな写真になります
16.赤パンツ
地蔵通商店街の中ほどの両側に創業昭和27年の「マルジ」という「おばあちゃんの原宿」を代表するような衣料品店があった。そのうちの1軒が赤パンツの元祖・巣鴨のマルジで、この写真の店だ。還暦、長寿祝いに使われるという。おばあちゃんにとってははくだけで元気が出るそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
赤パンツ;クリックすると大きな写真になります
17.巣鴨地蔵通商店街 とげぬき地蔵入り口
とげぬき地蔵本尊のある高岩寺の入口までくると、だいぶ人通りが多くなった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
巣鴨地蔵通商店街 とげぬき地蔵入り口;クリックすると大きな写真になります
18.高岩寺
高岩寺は曹洞宗の寺院で山号は萬頂山。本尊は地蔵菩薩(延命地蔵)で一般にはとげぬき地蔵の通称で知られる。左側に「高岩寺前路上での托鉢等は御遠慮ください」という札が立てられているが、右側に托鉢の僧の姿がある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
高岩寺;クリックすると大きな写真になります
19.とげぬき地蔵
江戸時代、妻が病に苦しむ武士の田付又四郎が、夢枕に立った地蔵菩薩のお告げにしたがい、地蔵の姿を印じた紙1万枚を川に流すと、その効験あってか妻の病が回復したといい、これが寺で配布している「御影」の始まりであるとされている。その後、毛利家の女中が針を誤飲した際、地蔵菩薩の御影を飲み込んだ所、針を吐き出すことができ、吐き出した御影に針が刺さっていたという言い伝えから、とげぬき地蔵の通称があるらしい。本尊の地蔵菩薩像(延命地蔵)は秘仏につき非公開である。この写真は境内に立つ石造の聖観音(しょうかんのん)像で「洗い観音」と通称される。自身の治癒したい部分に相応する観音像の部分を洗う、または濡れタオルで拭くと利益があるという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 170mm ISO720 ) 露出補正 なし
とげぬき地蔵;クリックすると大きな写真になります
20.眞性寺
巣鴨地蔵通商店街を抜けた右側に眞性寺があった。真言宗豊山派の寺院で山号は医王山。院号は東光院という。本尊は薬師如来である。境内に大きな傘をかぶり、杖を持つ地蔵像がある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
眞性寺;クリックすると大きな写真になります
21.眞性寺地蔵像
大きな傘をかぶり、杖を持つ地蔵は江戸の六街道のそれぞれの出入口に置かれ、旅の安全を見守ったという。ここ巣鴨は中山道の入口である。江戸六地蔵尊の一つとして知られ、その像の高さは2.6m。深川の地蔵坊正元が発願し、江戸市中から多くの賛同者を得て、江戸六地蔵大四番(巡拝の順番は三番)として正徳4年(1714年)ごろ建立されたものと記されている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
眞性寺地蔵像;クリックすると大きな写真になります