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2010年2月23日

1996年 スぺイン旅行 2/2


 もう14年も前の旅行なので、コースもあまりよく覚えていない。当時のJTB発行のポケット・ガイド「スペイン・ポルトガル」とWikipediaを参考にして、思い出しながら綴っている。
 この旅行をする前に感じていたスペインの印象は、失礼ながら、ヨーロッパの中ではちょっと薄汚れた感じがするのではないかと思っていた。だが、実際に訪れてみると、さすが大航海時代に世界を制覇した堂々たる国だということを改めて知らされた。
9.ロハ
シェラ・ネバダ山脈が眺められ、アルハンブラ宮殿のあるグラナダからさらに南下し、コスタ・デル・ソルへ向かう。ミハスへ行く途中、グラナダから50kmほどのロハという小さな町で昼食になった。3つの教会とモーロ人が作った城砦跡、それに湧き水を引く25の水管があるだけの、ありふれたアンダルシアの町と言うがなぜか印象に残った。1486年、グラナダ王ボアブディル(イスラム)はロハの町をカトリック両王へ明け渡した。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
ロハ」クリックすると大きな写真になります
10.ミハス
ミハスはコスタ・デル・ソルの少し内陸に入ったミハス山脈の山麓に位置する。アンダルシアでは強烈な太陽の日差しを遮るために、毎年日差しが強くなってくる3月に壁を白く塗るという。道を細くし、窓を小さくとり、壁を白く塗ることによって、建物に入る熱を少しでも抑えようという生活の知恵であると。陽のあたる斜面にはヨーロッパの富豪たちの別荘が集まる。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
ミハス:クリックすると大きな写真になります
11.バロセロナ サグラダ・ファミリア
スペインに入って5日目、早朝のコスタ・デル・ソルのマラガの空港から国内線に乗ってバロセロナに入った。まずは天才建築家アントニオ・ガウディの聖家族教会である。1882年にフランシスコ・デ・ビヤールが建築に着手し、1891年からガウディに引き継がれたという。現在も建築中である。塔の高さは107m。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
バロセロナ サグラダ・ファミリア:クリックすると大きな写真になります
12.サグラダ・ファミリアの塔の上から
階段で塔の上まで登れるようになっている。上からの眺めはこんな感じ。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
サグラダ・ファミリアの塔の上から:クリックすると大きな写真になります
13.グエル公園
これもガウディの手による。モザイクを用いた公園のベンチが野外劇場を囲むように設けられている。現代のポップ・アートのような色彩はみごとで、世界から集まる観光客を魅了する。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
グエル公園:クリックすると大きな写真になります
14.カサ・ミラ
バルセロナのグラシア通りにある。ガウディが54歳の時に設計した。1905年から1907年にかけて実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅として建設されたという。1984年にユネスコの世界遺産に登録された。カサ・ミラは直線部分をまったくもたない建造物になっていて、壮麗で非常に印象的な建物である。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
カサ・ミラ:クリックすると大きな写真になります
15.ロエベ
ロエベ(Loewe)は、皮革製品で有名なスペインのブランド。マドリードとバロセロナにそれぞれ拠点を構えて事業を展開するようになった。わたくしたちがこのスペイン旅行をした1996年には、ルイ・ヴィトンなどの多数の高級ブランドを抱えるコングロマリットLVMHグループに傘下入りしている。ここは、バロセロナのロエベ2号店。格式は高く、旅行中のカジュアルな格好では入りにくかった。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
ロエベ:クリックすると大きな写真になります
16.ロス・カラコレス Los Caracoles
「かたつむり」という名のレストラン。自由時間にガイドブックを頼りに行ってみた。店のウィンドウでは鶏をローストしている。なかなか雰囲気のあるレストランだった。店の人が写真を撮ってくれた。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
ロス・カラコレス:クリックすると大きな写真になります
17.モンジュイックの丘
食事の後、地下鉄とロープウェイに乗ってモンジュイックの丘へ行った。丘の上からはバロセロナの町が一望できた。写真の中央に小さくサグラダ・ファミリアが見える。バロセロナでは1992年にオリンピックが開催されている。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
モンジュイックの丘:クリックすると大きな写真になります

2010年2月18日

1996年 スぺイン旅行 1/2

 また、ネタが枯渇してしまったので古い写真を見ていただく。1994年、家族とのはじめての海外旅行はイタリアを訪れたが、その2年後、第2回目はスペインへ行った。長時間飛行機に乗るのが嫌だと言っていた家内も、先のイタリア旅行ですっかり病みつきになってしまったようだ。
 搭乗機は今は日本に乗り入れていないスペインのイベリア航空、途中、モスクワのシェレメチェヴォ第二空港に寄ったが、真夜中でもあり、薄暗い空港施設の中で再び飛ぶのを待っていた記憶がある。
 この旅行では、まず、首都マドリードへいき、トレドを訪れ、それから南へ、グラナダ、コスタ・デル・ソル、そして、マラガから飛行機に乗り、バロセロナへ行った。8日間の旅行である。
  この旅行に携行したカメラはNikonのD50とコンパクトカメラのOlympus μ。 実はEOS650を購入した後、Nikonのフラッグシップへの憧れからF3を買い込んだ。マニュアルフォーカス最後のNikonのFひと桁機である。それからしばらくして、中野サンプラザへ何かのコンサートを聴きに行ったとき、駅前のフジヤカメラで店頭に並んでいた中古のF50を衝動買いした。
1.マドリード プラド美術館
プラド美術館は1785年に建設が始まり、1808年に完成した。1868年までは王室の付属博物館として、311点のコレクションから出発したというが、国立となって、収集された絵画は6,000点以上に及んでいるらしい。2006年に東京都美術館でプラド美術館展が開催され、大変な人気であった。この絵は、ゴヤの「着衣のマハ」と「裸のマハ」。このほか、ベラスケスの「官女たち」などがある。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
以下同じであるので省略
マドリード プラド美術館:クリックすると大きな写真になります
2.トレド
トレドはマドリードからバスで1時間ちょっとで行ける。この日はプラド美術館を見学した後、トレドへ行った。かってスペインの首都だったトレドはタホ川が巡る海抜530mの岩山の上に広がる。タホ川を挟んで展望台から眺めたトレドの町は、なにか赤ちゃけた印象であった。中央に見えるのは大聖堂だ。
トレド:クリックすると大きな写真になります
3.マドリードのタブラオ
第1日目のマドリードの宵は、同行した娘と娘の友人が予約をしてくれ、コラル・デ・ラ・モレリアというダブラオでフラメンコを楽しんだ。夜が更けるにつれ、真打が登場する。翌朝3時までやっているということなので、まだ宵の口のようだったが、明日のこともあるので11時過ぎに引き揚げた。撮影可ということだったのでコンパクトカメラで撮った。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
マドリードのタブラオ:クリックすると大きな写真になります
4.アトーチャ駅
マドリードの第2日目は自由行動となった。ガイドブック片手に歩きだす。1992年まで使用された旧駅舎は外観を保存しつつ、内部は乗客サービス・商業施設・カフェテラス・待合室等に利用されて現在の駅舎の一部に組み込まれている。なかでも待合室・カフェテラスとして利用されているかつてのプラットホーム部分は、鉄とガラスを用いた天井の高い空間を、旧駅舎と同時期にヨーロッパ各地に建てられた「植物園」に見立てた演出がなされている。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
以下同じであるので省略
アトーチャ駅:クリックすると大きな写真になります
5.王宮
ムーア人によって築かれたアルカーサス(城塞)が1734年に全焼した跡に、1738年から1764年にかけて、建設された壮麗な宮殿である。王宮前には広いオリエンテ広場がある。王宮内の室数2800以上と言われている。
王宮:クリックすると大きな写真になります
6.王宮のエントランス
ここは王宮エントランスの階段部分である。王宮見学の第1歩は白と黒の大理石で作られた大階段を上ることから始まる。
王宮のエントランス
7.マヨール広場
マドリッドの中心であるプエルタ・デル・ソルからマヨール通りを経て、5分位のところにマヨール広場があった。17世紀の古い建物に囲まれた縦94m、横122mの長方形の広場で、中央にフェリペ3世像がある。ここに座ってコーラを飲んで休憩した。
マヨール広場
8.アルハンブラ
3日目はグラナダへ移動した。ここには有名なアルハンブラ宮殿がある。800年近くイベリア半島を支配していたイスラム教徒の最後の砦であった。アルハンブラ宮殿は14世紀の建築。イスラム文化の香りが高い。15世紀の終わり、1492年にカトリックのレコンキスタによってグラナダが陥落する。アルハンブラ宮殿はレコンキスタの後、大部分が改修された。
アルハンブラ:クリックすると大きな写真になります