隠居の旅:奥飛騨の露天風呂を巡る (3)白川郷
2日目、東京組が乗ってきたバスに、名古屋・大阪組も便乗して、白川郷に向かった。高山からは、高速道路仕様の国道高山清見道路で、東海北陸自動車道の清見まで行き、富山方面に向かって走り、白川郷ICで降りる。この間は、ほとんどトンネルである。
12年も前に、金沢での某IT会社のユーザー会からの帰りに、岐阜に向かった時には、まだこの道路はなく山間の曲がりくねった道を走ったのを覚えている。その時、白川郷に立ち寄っているが、まだひっそりとした田舎だった。
バスは、ようやく走れるような細い道を丘に登って行くと、白川郷が一望できる展望台にでる。ここには、バスも停まれるような駐車場がある。だが、天気予報どおり雨が降りだした。昼食を予約している蕎麦屋「脇本」の草原駐車場でバスをおり、傘をさして白川村を散策する。
郷土館にもなっている妙善寺は、この白川郷で最も大きい合掌造りの建物である。次に、江戸期には名主であったという和田家の合掌造りを見学した。昔は養蚕が主要な産業だったらしく、その名残が屋根裏に残っている。
昼食は、蕎麦屋「脇本」で、「とろろご飯とざるそば」を楽しんだ。素朴な味がした。
その日の観光はそれだけ。きた道を高山まで引き返し、平湯を経て、露天風呂が待つ【槍の郷】までバスに揺られた。
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