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Atelierで“DIY”が含まれるブログ記事

2020年11月 3日

隠居の庭:10月の花など

お隣さんの老夫婦(我々よりも10歳くらい年上の)が亡くなられてから家は売家になっていたが、ようやく新しい居住者が決まって、解体工事が始まった。
 解体が進むと、お隣の陰になっていた手作りパーゴラが汚くむき出しになった。このパーゴラは、15年前にまだ少しは体力が残っていた時分に作ったものだが、材木が安物の2X4材で、その後塗装などの手入れをしなかったのでぼろぼろになっていた。
 この取り壊しをしていると、庭に咲いているフジバカマにアカタテハが吸蜜にやってきた。以前にアサギマダラが飛来したことがあるので期待したが、翅が欠損しているアカタテハだった。この蝶は、3日間にわたり飛来した。

DSC06710.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺)センシュウギク(マリーゴールド)
地植え。寂しい秋の庭に、唯一、鮮やかに咲いている。
Sony α7Ⅱ + FE3.5-5.6/28-70mm
70mm 1/500 F5.6 ISO:160
DSC06699.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺) フジバカマにアカタテハ
アカタテハは、翅の一部が欠損している。
Sony α7Ⅱ + FE3.5-5.6/28-70mm
70mm 1/500 F5.6 ISO:200
DSC06623.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺) ホトトギス
裏庭のあまり日当たりのよくない小さな花壇に咲いている。家内によれば、今年は多くの花がきれいに咲いているそうだ。
Sony α7Ⅱ + Sigma18-300mm
75mm(35mm換算112.5mm) 1/500 F5.6 ISO:3200


2017年4月29日

隠居の庭:4月下旬

寂しかった庭にも、ソメイヨシノの時期が終わったあたりから、彩りが賑やかになってくる。坐骨神経痛で、歩行が思いのままにならないので、庭の小さな花を観察して気を紛らわしていた。自宅なので、カメラやレンズの組み合わせをいろいろと替えてみて、学習してみた。
 この時期になると気になるのは、垣根のカロイナジャスミンとモッコウバラである。一昨年秋に、古くなっていた垣根をやりかえた。そのとき、フエンスに絡んでいたモッコウバラは剪定した。3本の株のうち黄色の花が咲く一本は、枯らしてしまったが、家内が残った黄色と白の2本のつるを丁寧にフェンスの格子に絡みつけた。春先にはたくさんの花芽がついたので楽しみにしていた。このモッコウバラは黄色い花の方が先に咲く。この白バラは、ひょっとしてモッコウバラとは異なる種かもしれない。
 昨年の春の記録を見ると、同じような花が咲いているが、この時期が庭の花は一番綺麗だ。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
カロイナジャスミン
垣根の蔓性植物は、この花が真っ先に咲きだす。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/640s f/8.0 ISO100 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/2 桃山台(堺市)
モッコウバラ
今が一番きれい。傾きかけた午後の光を浴びて、輝いている。

SONY α7Ⅱ+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/800s f/9.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/2 桃山台(堺市)
白のつるバラ
黄色に遅れて咲き出す。こちらは、お向かいの建物で午後の光は当たっていない。

SONY α7Ⅱ+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/200s f/6.7 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/2 桃山台(堺市)
イエローボタン(クリンケファルム・アビクラツム)
ヨモギギクと思っていたのだが、ネットで確認してみるとどうも違うようであった。それで、いつもの「この花の名は?掲示板」で尋ねてみると、「ハハコグサ」と「ヘリクリサムの一種?」ではと二通りの答えが返ってきた。どちらもぴったりではなかったが、すぐその後に、「ヘリクリサムの一種?」と教えてくれたオレンジさんという方が、更に調べてくださり、「クリンケファルム・アビクラツム」と指摘頂いた。ネットで早速サーチしてみると正にその花だった。一般的にイエロー・ボタンというらしい。

SONY α7Ⅱ+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/30s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/23 桃山台(堺市)
ミヤコワスレ
色々なカメラを試してみようと P610 を引っ張り出してマクロで撮ってみた。ファインダーが小さいので撮りにくい。

Nikon Coolpix P610
5.4mm AE 1/500s f/5.0 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017/4/19 桃山台(堺市)
ミヤコワスレ
α7Ⅱに90mm macroをつけて、同じ花を撮ってみると趣がだいぶ違う。

SONY α7Ⅱ + SEL90M28G macro
90.0mm AE 1/1000s f/4.0 ISO200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/5/2 桃山台(堺市)
青紫のミヤコワスレ
一株だけ濃い色のミヤコワスレが咲く。普通のものより、開花の時期は遅い。このカメラとレンズの組み合わせが、花を撮るには面白いと思っている。

SONY α7Ⅱ + SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/125s f/2.8 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/23 桃山台(堺市)
クリーピングタイム
別名「ようしゅいぶきじゃこうそう(洋種伊吹麝香草)」。これも P610のマクロで撮ってみた。35mm換算で30mmである。

Nikon Coolpix P610
5.4mm AE 1/500s f/5.0 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/25 桃山台(堺市)
コデマリ
別名で「すずかけ(鈴掛)」、「てまりばな(手毬花)」とも呼ばれる。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
47.0mm AE 1/250s f/8.0 ISO100 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/25 桃山台(堺市)
ヒメウツギ
ウッドデッキ横に、10年以上、この時期になると可憐な白い花を花を咲かせる。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
47.0mm AE 1/640s f/9.0 ISO100 EV -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/25 桃山台(堺市)
フイリツルニチニチソウ
あまり日当たりの良くないお隣の裏庭に咲いている。垣根越しに取らせてもらった。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
47.0mm AE 1/200s f/4.5 ISO100 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
真紅のパンジー
小さな花壇に地植えされている。パンジーとビオラの差異は、花の大きさらしい。花の大きさが、5cm以上のものをパンジー、以下のものをビオラというらしい。いずれも学問的な呼び名ではないらしい。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/100s f/4.5 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台(堺市)
寄せ植えのビオラ
濃い青の縁取りが可愛いビオラである。手ブレ防止のために、シャッタースピードをあげたら、ISOが5000に跳ね上がった。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28G macro
90.0mm AE 1/1000s f/8.0 ISO5000 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
山椒の若葉
裏庭に植わっている小さな苗木である。若葉をちぎって吸い物などに散らすといい香りがたまらない。ちぎってもすぐに芽を出す。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/100s f/11.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
サルスベリの若芽
夏の花のシーズンが終わると枝はすべて剪定する。この時期に若芽を出し、夏には花を咲かせる。背景のお向かいのレッドロビンは、真っ赤だ。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/320s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台(堺市)
ブルーベリーの花
玄関先の少し大きな鉢植えで咲いている。この花が紫色の実をつける。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28G macro
90.0mm AE 1/1000s f/11.0 ISO6400 EV 0


2016年1月15日

隠居のDIY:作業納屋の改造

10年前に、庭の改造に合わせて部分的に自分で作った納屋兼作業場は、最近になって雨もりがひどくなった。隣家との境界に、コンパネを使ったことで10年も経つと腐食してきたのだ。作業をあまりしなくなったこともあり、道具類が錆びついてきた。作った当初は、木製は格好がいいが、時間が経つとよほどメインテナンスをしてないかぎり、屋外で使うものは腐ってくる。
 プロの製作である枕木ライクの柱をあしらった垣根の支柱も土と接触する根元の部分が腐ってきた。支柱の上に、手作りのブリキのキャップを被せることや根元をモルタルで補強するなどしてきたが、グラグラしてきたので、家内の発案で、アルミ製支柱の金網に取り替えた。趣はなんとなく味気ないが、今後を考えるとやむを得ないのかもしれない。垣根に絡んでいたモッコウバラも短く切ったので、今年の5月の花は期待できない。

今回は、納屋兼作業場の壁や扉は、プロにお願いした。隣家との境界の壁は、グレーのポリカーボネートが嵌めこまれた。ドアも、枠はアルミでカーボネートが嵌めこまれた既成品である。もともとアルミの柱が垂直でなく、自分で作った木製のドアを付けるときには随分苦労したのだが、プロはまず柱を垂直に補正してからつけたので、既成品で全然問題がない。鍵も付いている。

場所はできた。問題は、10年の間に貯めこんできた道具類の整理である。家内は整理大好きである。この機会を手ぐすね引いて待っていた。家内の希望を叶えて、思い出だけが残るが、今後は使いそうもないものはできるだけ捨てた。が、DIYに熱中していた頃の道具類はなかなか捨てがたい。
 それでも、収納名人を自称している家内のアドバイスに従って、道具類を収納する棚は金属製で最小限にとどめた。収納する場所があるほど、ものが増えるらしい。ただ、ドライバーやペンチ・ノミ、ノコギリ・金槌などは、すぐに使えるように収納棚を、端材でこしらえた。久しぶりの DIY である。
 今までに作った作品のメインテナンスも増えているので、このような作業場ができたのは嬉しいことだ。久しぶりに、下手な木工も始めようかなとも思っている。

垣根・納屋兼作業場所の改造など

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
殺風景な金網となった。
2016/1/13 撮影
SONY DSC-W300 7.8mm
前の金網に絡んでいたモッコウバラは根元近くで切られた。
2016/1/15 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
改造後の納屋。隣家との境は、グレーのポリカーボネートである。
2016/1/9 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
改造後の納屋。木製だったドアもアルミとポリカーボネート製の既成品となった。
2016/1/13 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
納屋内部。手前には金属製の棚を置いている。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
納屋内部。奥の方にかろうじて作業場所が確保できた。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
端材で作成した小物収納棚。1x4 の板の真ん中に電鋸とドリルで穴を開けた。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
端材で作成したノミ収納ボックス。たいしたノミはないが。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
 

2013年10月15日

山小屋の秋:軽作業と鉢伏高原の散策


 夏に、それぞれの家族と行って以来訪れていなかった山小屋 Hütte Hachi に、10月1・2日とパートナーと久しぶりに出かけた。
 パートナーは、厳冬期に台所の水道栓を凍結から守るための電熱線を水道管に巻きつける作業をするという。私は、台所の棚を増設することにした。
 それと、将来の Hütte Hachi の取り扱いについて地主さんであった民宿の主人と文書を取り交わすことも目的である。お互いに高齢化しており、口約束では心もとないからである。

新設した台所の棚板;クリックすると大きな写真になります。  昨年の秋に、北近畿豊岡自動車道が八鹿氷ノ山IC まで延伸して、山小屋 Hütte Hachi に行くのは随分と楽になった。パートナーが住む池田からは、2時間で着く。お陰で、山小屋での作業を早く始められるようになった。

 台所の棚板は、トイレの改造工事をした時に余っていた腰板と、1X4材を並べたものを棚受け金具に置くだけの簡便なものである。苦労したのは、棚受け金具を取り付けるときに、壁のベニヤ桟とうまく寸法が合わないことであった。それでも、この素人大工も4時頃には終わり、そのあとのデッキでの焼き肉BBQでは、いささか飲み過ごした。

 翌日もいい天気である。元地主さんの民宿で、奥さんと山小屋 Hütte Hachi の将来について取り交わす文書について話し合い、次回にご主人の了解も得て正式に取り交わすことにした。
 天気もいいので、久しぶりに鉢伏高原に車で登って散策してみることにした。下の古くからある民宿街は寂れる一方であるが、高原には近代的な民宿が増築をしているなど、発展しているようである。

 小学生の宿泊訓練だろうか、元気な声が聞こえてくるなか足元を気をつけながら歩いていると、蝶の姿は少ないが、大阪ではあまり見たことのない野草が花をつけている。ミヤマヨメナやウドの花などはいたるところに咲いている。
 撮った写真の名前をネットや図鑑で探してみるが、同定は難しい。植物の種類は、鳥や蝶の比ではない。例によって、【この花の名は?掲示板】に助けを仰ぐ。今回も、シュウメイギクとノゴマを教えてもらった。

兵庫県鉢伏高原:秋の野の花
ウラギンヒョウモン:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 ミゾソバ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 タムラソウ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 イヌタデ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。
ミヤマヨメナにウラギンヒョウモン:鉢伏高原
2013/10/2
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
460mm(35mm換算660mm)
プログラムオート 1/250s F6.3 ISO100 露出補正 0
ミゾソバ:鉢伏高原
2013/10/2
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
95mm(35mm換算142mm)
プログラムオート 1/320s F5.0 ISO100 露出補正 0
タムラソウ:鉢伏高原
2013/10/2
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
95mm(35mm換算142mm)
プログラムオート 1/320s F5.0 ISO100 露出補正 0
イヌタデ:鉢伏高原
2013/10/2
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
73mm(35mm換算109mm)
絞り優先オート 1/125s F7.1 ISO1000 露出補正 +0.3
アキノキリンソウ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 ツリガネニンジン:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 チカラシバの向こうに高丸:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 サワヒヨドリ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。
アキノキリンソウ:鉢伏高原
2013/10/2
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
54mm(35mm換算81mm)
絞り優先オート 1/1320s F7.1 ISO100 露出補正 +0.3
ツリガネニンジン:鉢伏高原
2013/10/2
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
191mm(35mm換算286mm)
絞り優先オート 1/320s F7.1 ISO125 露出補正 +0.3
チカラシバの向こうに高丸:鉢伏高原
2013/10/2
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
37mm(35mm換算55mm)
絞り優先オート 1/320s F7.1 ISO100 露出補正 +0.3
サワヒヨドリ:鉢伏高原
2013/10/2
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
51mm(35mm換算76mm)
絞り優先オート 1/100s F7.1 ISO100 露出補正 -0.3
ゲンノショウコ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 シュウメイギク:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 ゴマナ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 ウドの花:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。
ゲンノショウコ:鉢伏高原
2013/10/2
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
200mm(35mm換算300mm)
絞り優先オート 1/640s F7.1 ISO100 露出補正 -0.3
シュウメイギク:鉢伏高原
2013/10/2
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
50mm(35mm換算75mm)
プログラムオート 1/200s F7.1 ISO100 露出補正 0
ゴマナ:鉢伏高原
2013/10/2
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
50mm(35mm換算75mm)
プログラムオート 1/200s F8.0 ISO100 露出補正 0
ウドの花:鉢伏高原
2013/10/2
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
210mm(35mm換算315mm)
シャッター優先オート 1/640s F6.0 ISO400 露出補正 0


 帰途、近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山IC近くのイタリアン Cafe de Manma で昼食をした。 鄙にはまれななかなか洒落た店である。

 

2013年5月 5日

隠居のDIY:バラを誘引するネットのウォールを作る


 10年くらい前に作ったガーデン・パネルは、一度色を塗り替えるなど改修をしてきたが、合板を使っていたこともあって一部が膨れ上がるなどみっともなくなってしまった。
 最近は、その前にバラが植えられて、ガーデン・パネルがその誘引先になってきていた。それで、その壁面にバラの誘引パネルを作り、古いガーデン・パネルとはおさらばすることにした。

Before After
Before;クリックすると大きな写真になります After


 設計はいろいろと迷ったが、出来るだけに簡便にと、2X4材で2本の支柱を立て、その間にゴルフ用のネットを張ることにした。といっても、支柱を立てる基礎はある程度しっかりしたものでないと、ちょっとした力が加わると歪んでしまう。このような場合、普通は2X4材用の束石を土中に埋めるのであるが、この束石が結構な値段だったように思ったので、先日和泉リサイクル環境公園に行った時に買い求めたプラスティック再生加工品のジュリプラスで作られた正立方形の箱を使うことにした。
 これに、同じくジュリプラスの端材で短い支柱を立ててモルタルで埋めた。立派な束石である。ジュリプラスなら、土中に埋めても腐ることはない。これに2X4材をボルトで固定することにした。

 深さ30cmほどの穴を掘り、底に余っていたバラスを1cmほど敷き、その上にインスタントセメントを撒き上から散水栓でお湿り程度の水をまいた。その上に、先ほどの束石を置き、回りにモルタルを流し込んだ。高さは、家屋の外壁のそばだったので、外壁の下の高さからメジャーで図りながら調整した。そのまま20時間ほど放置して、翌朝強度を確かめてみると、2X4材一本を立てても大丈夫のようであった。

 事前に、2X4材を束石のジュリプラスにボルトで固定できるように、ドリルで穴を開けている。仮組みとして2X4材をボルトで固定(今までの経験から、ボルトとナットで固定するのがもっとも強力である。)してみたが、穴の中に手を入れての作業だったので、インパクトドライバーの使用など少々苦労した。が、バラの誘引程度に使うにはなかなかしっかりしたものでできたように思う。

 横棒は、2X2の角材でも良かったのだが、かっこいいのではないかと径3cmの丸棒2本を使うことにした。あなぐりビットで、2X4材に穴を開け、2本の支柱にわたす。支柱との固定は、結束バンドが最も簡単で強力である。

 枠組みは一旦外して、白の水性ペンキを塗った。1時間もすると乾くので、組み上げた。この枠組に、ゴルフ用のネットを、これも結束バンドを使って張った。このゴルフ用のネットが結構高い。2m幅で1mが1890円(ロイヤルホームセンター)もする。ネットのほうが見栄はいいかもしれないが、バラを誘引するなら針金を格子状に張るのでもいいかもしれない。

ジュリプラスの箱に支柱を付けたところ;クリックすると大きな写真になります Iジュリプラスの箱で作った束石を掘った穴に置く;クリックすると大きな写真になります 束石の周りにモルタルを流し込んだ;クリックすると大きな写真になります 横丸棒と支柱との固定は、結束バンドを使った;クリックすると大きな写真になります
ジュリプラスの箱に支柱を付けたところ ジュリプラスの箱で作った束石を掘った穴に置く 束石の周りにモルタルを流し込んだ 横丸棒と支柱との固定は、結束バンドを使った


2013年4月16日

隠居のDIY:エクステリアのメンテナンス:デッキの塗装、テーブルの修繕

 
 桜の時期も過ぎて、屋外の作業をしていても快適になった。庭や垣根の花もいろいろと咲き出した。
2003年に、プロに作ってもらったウッドデッキを10年以上使ってきた。床板の材料は、アイアンウッド(多分ウリン)を使っているので、耐久性に問題はないと思うが、塗装が少し剥がれてきたので、防腐を目的に塗装することにした。
 エクステリアの清掃は、高圧洗浄機のケルヒャーの出番が多い。今回も、デッキの汚れをケルヒャーで洗浄した。古い塗装が剥がれて、地が見えているところもあるが、綺麗に塗装するのが目的ではないので、ペーパーは書けないことにした。
 水気がなくなるのを待って、リビングに続くアルミサッシ下部やデッキ中に立っているベランダを支える鉄柱などに、養生テープを貼った。
 ホームセンターで買い求めた1.6L(デッキは六畳ほどの広さがある) のオリーブ色防腐塗料ウッドスティンを刷毛で塗った。塗装作業は家内が自分でするというので任せた。中腰で移動しながらの作業は辛い。塗料は良くかき混ぜたつもりであったが、残量が少なくなるにつれて濃厚になってきので、最後に上塗りした部分はむらになってしまった。まあ、これで何年かは持つだろう。

ウッドデッキの塗装
ケルヒャーで洗浄;クリックすると大きな写真になります ケルヒャーで洗浄後;クリックすると大きな写真になります" 刷毛で塗装;クリックすると大きな写真になります 塗装後;クリックすると大きな写真になります
ケルヒャーで洗浄 ケルヒャーで洗浄後、塗装が剥げている。 刷毛で塗装、最近は便利な養生テープを売っている。 塗装後、少しむらになっている。


 もう一つ、手を入れたい場所は梅の木の下に作ったテーブルである。DIYをやり始めた2004年に、一生懸命に作ったものを、2009年に塗装しなおした。この天板の一部が腐ってきた。もともと、一般的な2X4材で作ったものだから、耐久性には問題がある。
 今回の修復は、この腐っている部分を、新しい部材と張り替える作業である。昔作ったものは、10年も経つと修復しなければならないものが増えてきた。
 天板はすのこのように角材にビスで止めている。この角材を脚部(ソーホースを応用したもの)に、ボルトで固定しているので、天板を外すのは、このボルトをインパクト・ドライバーで緩めるだけだから簡単な作業である。だが、天板はビスで止め、おまけにビス頭を隠すために、埋め木をしていた。
 この埋木を外して、中のビスをインパクト・ドライバーで抜けば簡単と考えていたが、10年も経つとネジ頭が錆びてもろくなっており、インパクト・ドライバーで抜けたのは2~3本であった。こんな時のために、メカアリゲータという治具を持っていたのを思い出し、これに付属している補助座掘錐でビスの周りを掘り下げ、プライヤーで抜くなどして、天板を取り外した。今回の作業で、最も時間を要した作業だった。
 ホームセンターで新しく求めた 1X8(コーナンでは売っていなくて、ロイヤルホームセンターで求めた。)と 1X6 を元のテーブルの曲線に合わせて、ジグソウでカットして、天板の横木としている元の角材にビス止めした。今回は、ビスの頭を隠すのはやめた。
 まだ、塗装はしていないが、塗装が剥がれてきているガーデンチェアと一緒に、塗装するつもりである。

腐ってきたガーデンテーブルの天板;クリックすると大きな写真になります ビスの頭は、埋め木で隠れている;クリックすると大きな写真になります 補助座掘錐を使う;クリックすると大きな写真になります 後日ペンキを塗るつもり;クリックすると大きな写真になります
腐ってきたガーデンテーブルの天板 ビスの頭は、埋め木で隠れている 補助座掘錐を使う 後日ペンキを塗るつもり


2013年3月14日

隠居のDIY:久しぶりの庭仕事


 ようやく庭に出て作業をしても寒くないようになったので、庭の造作の修理をすることにした。 2003年に改造した庭は、家内の希望で枕木様の木柱を立てるなど、当初はおしゃれだったが10年経つと、腐り始めた。ウッドデッキに使っている、防腐剤がよく染み込んだ本物の枕木はまだまだ大丈夫そうだが、飾り用に使った高さ1mほどの枕木様立柱は、地面と接触する部分が腐ってグラグラしだした。

 修理は、腐ってきている部分で折って根本から切り離して、もう少しは持つかもかも知れない長さに切り詰める。切り詰めた部分も腐っている部分があるので、これを余っていたコーキングで埋める。根本は掘り起こし、切り詰めて短くした立柱をコンクリートで固めて再度立てるだけである。

 これだけの作業であるが、歳をとっての腰をかがめる作業や力仕事は長時間できない。さすがプロがした仕事はしっかりしていて、穴掘りシャベルで根本を掘り起こす作業だけでも大変である。一日目の作業はこれだけ。2時間かかった。
 翌日、20X15cm角 立柱を切り詰めた。これくらい角材になると、家庭用の丸のこでは一気にきれない。中心の部分に刃が届かないので、のこぎりで手動で切ることになる。これに、また息が切れる。切断面の割れた部分にコーキングを埋めて、余っていた防腐塗料を塗った。2日目の作業はこれだけ。

 ホームセンターで、18kg のバラスと 10kg のインスタントセメントを買った。ついでに、モルタルを練るときに使うプラスティックの一番小さな舟も買った。改装してから古くなってきている庭の修理には、これからも役に立ちそうだ。
 バラスにインスタントセメントをすこし混ぜてねり、掘った穴に流し込んだ。その上に、30cm切り詰めた立柱を、練ったインスタントセメントを流しこんで固めた。まっすぐ立っているかを見るために、一応水平器は使った。このような腰をかがめてする作業が、腰には一番堪える。
 立柱自身が、もろくなっているのでいつまでもつかわからないが、まあ応急修理はできた。

腐って折れた根本;クリックすると大きな写真になります コーキングを埋めた立柱;クリックすると大きな写真になります 根本にコンクリートを流しこんだ;クリックすると大きな写真になります 完成;クリックすると大きな写真になります
立柱の下部が腐ってきたので、応急修理はしていた 立柱を切り詰め、割れている部分にはコーキングを埋めた 根本にコンクリートを流しこんだ 完成:元のトタンのキャップを乗せた。
 

2013年2月16日

隠居のパソコン備忘録: ブログ(MT4.1)サイトにあるウェブページへリンクできない


 【隠居のパソコン備忘録: (続)ブログ(MT4.1)の表示レイアウトを変更する】に記録したように、表示レイアウトを変更してから、いろいろなトラブルが出てきた。
 MovableType(MT) で構成している私のブログ・サイトには、右サイドメニューに日付やカテゴリーで管理されない 野鳥日誌であるとか、Jazz Player のリストなどの独立したウェブページにリンクするボタンを置いている。これらのリンクボタンをクリックしても、「ページが見つけられません」という表示がでて、リンクできないようになった。ネットをサーチしてみたりして、いろいろと弄ってみたが、知識の乏しい老人では、原因がわからない。思い余って、テンプレート使わさせてもらっている「小粋空間」の荒木さんに、質問を投げかけてみた。だが、上っ面だけの知識では教えてもらったことが、よく理解できない。
 とりあえず、MT のサイトの外に、静的なウェブページを作成し、リンクすることで急場をしのいだ。

 今回、何が原因だったのかがよくわからないのであるが、なんとか修復することができたので、修復した方法を備忘録として記録しておきたい。 
  1. MT ではブログ作成作成画面と同じように、 ウェブページを作成・編集する画面があるのであるが、ブログ作成・編集では、表示するファイル名は、/blog-url/yyyy/mm/dd_HHMM.php (2013/02/06_1131:2013年2月6日11時31分の意)というフィル名が自動的に付けられる。(変更はできるようだが) これに対して、ウェブページのフォルダー名・ファイル名は自分でつける。例えば、、/blog-url/web/birds-diary-2012.php という具合に下線部分を自分で決める。
    ブログの公開で、「アーカイブテンプレートをダイナミックに構築する」を選択し、ファイル拡張子 .php としていると、ファイル名の拡張子はすべて php となる。
  2. このウェブページのファイルを、Blog URL フォルダーの直下に置くなどして、ファイル名を変更し、表示を確認(プレビュー)して問題がなければ、保存する。
  3. ウェブページへのリンクは、「テンプレート・モジュール」の「サイドバー」の中で指定しているので、上で指定したファイル名(例:/blog-url/web/birds-diary-2012.phpを間違えないように書き換える。書き換えた「サイドバー」テンプレートを保存し、サイトの再構築(すべてのファイルの再構築とした)をすると、ブログの右カラムに置いているリンクボタンのクリックで、ウェブページが表示されるようになった。ダイナミック・・パブリッシングになっているので、サイトの再構築はそんなに時間がかからない。

 修復できてみれば、大した作業ではないのであるが、それまでに同じような試みをして、上手くいかなかったのは、きっと入力文字の綴りを間違えるなど初歩的なミスをしていたせいかもしれない。

 MTサイト内のウェブページへのリンクにしておくと、MTサイトでカストマイズしている最新のカレンダーが使えるなど、体裁が良くなる。ただし、内容によっては、MTサイト外で表示したほうがいい場合もある。たとえば、DIY作品集などは、静的なウェブページのほうが、スッキリしていいようだ。

2013年1月16日

隠居のDIY:メジロ用のバードフィーダー


 シジュウカラのバードフィーダーを吊るすようになって、メジロやスズメがやってくることがあるが、餌のヒマワリの種には手を(嘴を)出さない。スズメは別にして、メジロも庭にやってきてくれると賑やかになる。
メジロ用餌台;クリックすると大きな写真になります メジロ用の餌台をネットでサーチしてみると、作るのはそれほど難しくなさそうな簡易餌台がヒットした。これをヒントに、右の写真のようなメジロ用の餌台を作ってみた。
 中心にしている緑の棒は園芸用の支柱である。この支柱は、家内が花を育てるために買っていたものだが、中に少し太めの針金が入っており、回りはプラスティックで被い竹のように節まで作ってある。この支柱の先のプラスティック部分を剥がし、金ノコで斜めに切った。みかんを突き刺しやすくするためである。みかんが下にずり落ちないように、先のネットで紹介されているように、針金を螺旋状にして、受け皿のようにつけた。針金は、手持ちの細い針金を、ドリルを使って撚り合わせて太くした。螺旋状にするには、殺虫剤の缶に巻きつける方法で作り、下に少し真っ直ぐにして、これを先の支柱に結束バンドで取り付けた。
 みかんばかりでなく、バナナのかけらなどを置いておけるように、ペットボトルの上部部分を切り取り、先の螺旋状の針金の中においた。

 メジロは、シジュウカラがバードフィーダーを見つけるよりも早くやってきた。みかんを横半分にして、支柱に差して置くと支柱に留まったり、螺旋状の針金に留まったりして、長い時間みかんをつついている。同じ餌台を2つ作って、土に突き刺して置いたが、すぐに平らげられてしまった。食べたあとは、人間でもここまではきれいにほじくることは難しいほど、きれいに皮の部分だけ残っている。
 バナナの端っこを3cmぐらいに切って、みかんと同じように支柱に突き刺しておいてみた。みかんとおいてある時にはみかんに行くが、バナナしか置かないときにはバナナをついばんでいる。食べた後は、見事に薄皮一枚になっている。メジロにずっと給餌するには、シジュウカラのヒマワリの種に比べて、ずっと割高だ。
 試しに、すだちを突き刺してみたたが、見向きもしなかった。

下の画像をクリックするとWindows Media Playerが立ち上がり、動画が始まります。 メジロの餌台;クリックすると動画が始まります。

2012年11月15日

隠居のDIY:シジュウカラを誘うバードフィーダーを作ってみる


 5月ころからバードフィーダーの作製を試みてきた。作るにあたって、ネットでサーチしてみると色々なものが販売されている。これらの製品をヒントに、庭にときどきやってくるシジュウカラを狙ったものを作ることにした。 ヒヨドリやムクドリもやってくるが、あまり招かざるお客さんである。

  バードフィーダーは、できるだけ木で作りたい。できれば自然の木がよい。春に、山小屋で、枯れかかった栗の木を伐採した時に薪にでもしようととってあった径が10cmほどの枝部分を使うことにした。
 シジュウカラを狙ったバードフィーダーに入れる餌は、ヒマワリの種が一般的である。クリの丸太をジグソウでくりぬいて、ヒマワリの種を入れる部分を作った。
 餌を入れる部分を開放的にすると大きな鳥が来て餌が咥えるだろう。シジュウカラが餌をついばめ、しかし、こぼれない程度とおもわれる金網をホームセンターで探した。
 ヒワマリの種を供給できるように、フィーダーの上部に座ぐりビットで穴を開けた。その上には、雨がかからないように、100円ショップで買った小さなブリキのバケツを取り付けた。
 これらの取り付けには、何かの時にとおいてあったビニール皮膜の細い針金を二本より合わせて使った。強度的には一本で十分と思うが、撚り線にした方がかっこいい。この撚り線は、電動ドリルを使えば簡単にできる。
 できあがったフィーダーを庭の道路に面した梅の木にぶら下げてみた。

ジグソーで丸太をくり貫いた;クリックすると大きな写真になります フィーダーの上に穴を開け;クリックすると大きな写真になります 梅の木にぶら下げた;クリックすると大きな写真になります
ジグソーで丸太をくり貫いた フィーダーの上に穴を開け、
餌を供給できるようにした
梅の木にぶら下げた(6月1日)


 ぶら下げたのは、夏に入った6月1日である。ところが、近くにはシジュウカラの姿は見かけるが、このフィーダーにはよりつかない。夏で、虫などの餌がほかに沢山あるせいか、人や車が通る道に面したところなので警戒しているのか、餌を入れた金網の目が小さすぎるのか、買い求めたヒマワリの種が古いのか、原因をいろいろと考えてみた。
 11月になって、シジュウカラが頻繁に庭の近くに姿を現すようになった。その内の一羽が、金網の穴に嘴を入れるのを観察した。どうやら、啄みにくいようだ。
 そこで、思い切って金網の一部を切って目を大きくすると同時に、ヒマワリの種がこぼれてもいいように、下に受け皿を取り付けてみた。これも100円ショップでみつけた一応ステンレスのボールである。
そしてその器に、ヒマワリの種を撒き餌のように盛りつけてみると、なんと数時間もしないうちに、シジュウカラが餌を啄みに来た。冬が近づいて、虫などの餌が少なくなってきているせいかもしれない。
 シジュウカラは、種を嘴に咥えて近くに移動して種の中身だけ食べているようだ。

金網の目を広げ、下に器をつけた;クリックすると大きな写真になります 器の中の種を啄みにきた;クリックすると大きな写真になります 庭の石の上で啄んだ種の中身を食べる;クリックすると大きな写真になります 飾り植木鉢に留まって種を啄む;クリックすると大きな写真になります
金網の目を広げ、下に器をつけた 器の中の種を啄みにきた 庭の石の上で啄んだ種の中身を食べる 飾り植木鉢に留まって種を啄む


 今朝、観察してみると、2羽のヒヨドリと2羽のシジュウカラがフィーダーをぶら下げている梅の木にきていた。ヒヨドリもどうも察知したようだ。ヒマワリの種は、ヒヨドリの好物ではないはずであるが、食べ物となると他の鳥を威嚇するのかもしれない。しばらく、様子をみることにしたい。近くでのこのような観察は、結構楽しいものだ。