このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Atelierで“Incredible_Jazz_Guitar”が含まれるブログ記事

2009年5月 8日

隠居のJazz:Guitar, Vibraphone artists の演奏を集めてみる

 1月から始めた、メインとなる楽器別の Artist による Track をRadio Senboku の特集で続行している。先月は Piano Artist の Album から特集を組んだが、今回は Guitar と Vibraphone artists を主体とした Album から編集することにした。

 今月も、後藤雅洋さんの「新ジャズの名演・名盤」を参照した。

 上の著書にはGuitarist として以下の3人がリストされている。
 ギターのJazz が好きだったと思える兄貴が遺していった LP や、私が持っている CD に数は少ないが Guitar Artists のものが何枚かある。「ジャズ・ギター名演集」などを参照して Guitar Artists をリストしてみた。

 Vibraphone 奏者としては、「新ジャズの名演・名盤」には、次の二人が取り上げられている。  その他に、私のMusic Database である WindowsMedia Player のライブラリーには、以下の Vibraphone 奏者がリストされている。 

 これらの Artists の曲目は、私の音楽ファイル データベースである WindowsMedia Player(WMP) でジャンルを Jazz(guitar), Jazz(vbr) として分類した。ただ、MP3 の Jazz Collection を始めた当初 (2002年末から 2008年3月くらいまで)は、ダウンロード先である eMusic では、いわゆる ID3 タグがダウンロードしたファイルに付加されていなかったので、その時期の曲には、ID3 タグを付加しなければならなかった。この方法については、改めてエントリーしたいと思う。

 WMP ライブラリーで、ジャンルを Jazz(guitar), Jazz(vbr) とした曲から、Live365 の DMCA rules に従って 106 曲(10時間30分)を選択して、Radio Senboku に現在流している。Guitar の曲は、Fusion 系が多いが、一度チャネルを合わせて(リンクして)みて欲しい。右メニューの「Radio Senboku Playlist」をクリックすれば、Playlist で流れている曲の詳細を見ることができる。

The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery
Wes Montgomery
Universal Japan (2008-06-03)
売り上げランキング: 8654
おすすめ度の平均: 5.0
5 最高傑作にして代表作
5 代表作にして最高傑作
5 代表作にして最高傑作

Quiet
Quiet
posted with amazlet at 09.05.01
John Scofield
Verve (1996-09-24)
売り上げランキング: 187231
おすすめ度の平均: 4.5
5 いまだに、この一枚でOK
3 イージーリスニング
5 作曲/アレンジ/演奏ともに素晴らしいトータルなミュージシャン。

Letter from Home
Letter from Home
posted with amazlet at 09.05.01
Pat Metheny Group
Universal/Geffen (2006-02-06)
売り上げランキング: 6025
おすすめ度の平均: 5.0
5 買い直して良かった!
5 新感覚のリマスターで名作復活
5 最高の音質です!
5 BetterDaysAheadがいいっ!

Opus de Jazz
Opus de Jazz
posted with amazlet at 09.05.01
Milt Jackson
Savoy Jazz (1994-06-15)
売り上げランキング: 138478
おすすめ度の平均: 3.0
3 データです。

Departure
Departure
posted with amazlet at 09.05.01
Gary Burton & Friends
JVC Victor (1997-03-04)
売り上げランキング: 180778
おすすめ度の平均: 5.0
5 ジャズ


2008年2月27日

三月の Jazz ダウンロード:Wes Montgomery のアルバムから

月が替わったので、例によって内藤遊人さんの「はじめてのジャズ」 聴いておきたい名盤50 からヒントをもらって、eMusic から新しい曲名 (Track Name) によるダウンロードすることにした。

 今月は、Jazz Guitar で有名なWes Montgomeryのアルバム Incredible Jazz Guitarから、AireginFour On Sixを選んでみた。どちらも、変な Track Name である。
Airegin は、 Nigeria の逆読みらしいが、Four On Sixはもうひとつ分からない。ギターの 6弦と 4弦のことかもしれない。この曲は、演奏が難しいらしい。そのせいか、eMusic でサーチすると収録しているアルバムはあまりヒットしなかった。
 どちらの Track もアップテンポなリズムがご機嫌である。この2曲を加えて、私の Web Radio 局 Radio Senbokuの Playlist を変更するつもりである。ただし、Live365の規約で、同じ Artist の曲は2曲続けて流せないので、 Miles Davis のAireginと Wes Montgomery のFour On Sixを組み込もうと考えている。
(追記:2008/2/27)playlist に組み込みました。同時に、11月にアップした15曲を削除し、15曲を新たに追加しました。
 なお、流している曲のリストは、エクセル・ファイルをご覧ください。
(追記:2008/2/28) 上のWes Montgomeryのサイトにあるフォーラムで、Four On Sixの由来を尋ねてみると、Gibson Boy という方から以下の回答がありました。ネット時代に生きていることを実感しますね。
 “Four on six ”はFour Fingers(4本の指)とSix Strings(ギターの6本の弦)から由来した題名とのことです。詳しくはニュース速報の35号をご覧ください。スタジオ625のVTRでの司会者や最近出た 「Wes Montgomery Live In’65/Jazz Icons シリーズ」のDVDにおけるロニースコット氏の説明に出てくる、曲中に「6拍子(3拍子)が叩かれている」といった説もあるのですが、どう聞いても6拍子はでてきません。従って前述の説が正しいと思いますよ。ちなみにこの曲のコード進行は「サマータイム」のコード進行を基にWESが作曲したものです。

(追記:2008/3/1) Wes Montgomeryのフォーラムに先の質問に続いて、 Airegin は、 Nigeria の逆読みと言うことは分かっているが、なぜ Nigeria なんだろうと質問したところ、「ウェスファン倶楽部」さんという方から、以下のご教示をいただいた。何も知らない隠居に、懇切丁寧に回答をいただき、ありがたいことです。
 逆さ読みはとくに理由はないと思います。いわゆる逆さに言うことで周囲にわかりにくくするためのジャズ業界特有の隠語というのか、格好づけというのか60年代に流行したものです。アメリカなどで見られるのは主にタイトル等に限られていたと思うのですが、それにヒントを得たのか日本の古参バンドマンが日常的に使っていた何でも逆さ読み、例えば「コーヒーを飲みに行く?」というのを「ヒーコみのいく?」と言ったりキーのC,D,E,F,G,A,Bを数字に置き換えて、1,2,3,4,5,6,7・・そのタギーいくら?」との答えに「デージュー・オクターブマン」わかりますか・・デーは2、ジューは十万円代、オクターブは7、マンは万円ですから、このギターは27万円と成るわけです。さすがにこんな言い方はアメリカではしなかったと思いますし、もちろん現在日本のミュージシャンでも使わないと思います。
  ソニー・ロリンズの作曲した〈Airegin〉はナイジェリア国を逆さ読みしたもので、マイルスとロリンズが共演した《Bags Groove Miles Davis/Prestige》に1954年12月24日のクリスマスにに録音されたものです。私はこの録音もさることながら、当然ウェス贔屓ですから《The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery /Riverside》でのウェスの演奏が最も印象深いです。
《Horace Silver Trio Vol.1/ Blue Note》でホレス・シルヴァー作曲の〈Ecaroh〉エカローはホレスを逆さ読みしています。これもウェスの《The Wes Montgomery Trio/A Dynamic New Sound /Riverside》で聴くほうが斬新ですよ。
 帝王マイルスは《'Round about Midnight/Miles Davis / Columbia》で尊敬していたパーカーの〈Ah-Leu-Cha〉アー・リュー・チャを演奏していますが、これはCharlie Parker の作曲でチャーリーを逆さ読みしたタイトルです。
 ベン・ウェブスターとジョー・ザビヌルが共演した《Soulmates/Ben Webster and Joe Zawinul/ Riverside》ではサド・ジョーンズの作曲した〈Evol Deklaw Ni〉が収録されていますが、これも〈In Walked Love〉の逆さ読みです。
 他にも、ジャズに限らず【逆さタイトル】をよく見ますが、逆に読んでたまたま何らかの単語につながったとか格好良かった、などといった単純なものでしょう。
 
The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery
Wes Montgomery
Universal Japan (1991/07/01)
売り上げランキング: 41734
おすすめ度の平均: 5.0
5 Four on Six
5 ウエス・モンゴメリーのエッセンスが凝縮した傑作
4 これぞウェス・モンゴメリー