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2013年5月11日

隠居、LCC(Peach)で九州に飛んでみる


   今話題のLCCで旅行をしてみることにした。幸い、LCC のひとつ Peach Aviation は、近くの関西空港を拠点としている。
 最近、旅行の行き先を決めるのは、今までに宿泊したことのない都道府県にしようとすることが多い。九州では、大分・宮崎や熊本・鹿児島には行ったことがあるが、佐賀と長崎に泊まったことがなかった。それで、関西空港から福岡空港まで飛んで車を借り、唐津と雲仙に泊まって、長崎空港から関空まで戻ってくる2泊3日の計画を立てた。
 ANAやJAL の正規の運賃では、福岡まで飛んで長崎からかえってくると一人4万7千円ほどかかるが、Peach だと座席を指定しても、ひとり1万1千円ちょっとであった。ちなみに、JR でいっても4万円はかかるようだ。

 初めてのLCC利用なので、おっかなびっくりではあったが、結論的に言えば、我々のような年金生活者には、極めて文字通り reasonable である。
 普段から、ネットを使って買い物をしたり、バンキングもしているので、ネットで搭乗予約をするのはありがたいぐらいである。(ちなみに、新幹線も EX-ICmobile-Suica を使えば、パソコン(スマホ)から座席予約ができる。)

 LCC のひとつである Peach の国内線利用経験を、年寄りの備忘録として記録しておきたい。
 
  1. 予約は、Home Page の【予約/購入】タブをクリックすることで始められる。その後は、【予約の流れ】で説明されている通りの手順で進めば、問題はない。
  2. 最終的に、予約同意のチェックボックスをチェックし、確認のボタンをクリックすれば、手続きがすすみ、予約確認書が表示される。
  3. また、登録したメールアドレスに、下のような下のような予約確認書が送信されてくるので、コピーをしておく。この右上に表示されているチェックイン用バーコードと予約番号が重要である。
    予約確認書
    クリックすると大きくなります

  4. 予約の確認や変更は、右上に表示されている予約番号が必要である。出発当日、コピーした予約確認書をクリアファイルに挟んで、カウンターに持っていく。
  5. 関西空港でのPeach 搭乗は、新しくできた第二ターミナルで行う。以前のターミナル(第一ターミナル)から、連絡バス(無料)が出ている。私が乗った空港リムジン Sorae は、第二ターミナルまで行ってくれる。ただし、第一ターミナルから第二ターミナルへは、空港内をくるくると回るので10分ほどかかる。
  6. 余計な装飾のない第二ターミナルでは、ピンク色で統一されたPeach の搭乗手続きのカウンターはすぐわかる。 自動チェックイン機が3台ほどおいてあり、そのバーコード読み取り装置で、予約確認書の右上に表示されているバーコードを読み取らせる。(係員がそばにいるので教えてくれる。)
    読み取るとディスプレイ画面に登場予定者の名前が表示されるので、家内と二人分をタッチし、確定ボタンをタッチすると、下のような薄い紙の搭乗券が発行される。上部のバーコードは、搭乗の際に使用されるので、しわくちゃにしないようにしなければならない。
    ANA や JALの搭乗券はもっとしっかりした紙である。このあたりもコストダウン志向がしっかりしている。

    搭乗券
    Peach02s.jpg

  7. 関西空港の場合、搭乗口から飛行機までは30mほど歩く。翌々日、到着したときは雨で風が強かったので少々濡れた。
    福岡空港・長崎空港では、ボーディング・ブリッジが取り付けられた。
  8. 機内は通路や座席間が少々狭い感じはあるが、いわれるほどのことはない。荷物棚も皆さんかなり大きな荷物を積んでいた。
    空港まで一時間以上乗ったリムジンバスに比べれば、随分快適である。
  9. 飲み物を配って歩く余計な機内サービスやラジオや音楽を聴くなどのオーディオサービスはないが、スマホを機内モードにして好きな音楽を聞けばよい。私は、昔からそのスタイルだ。

Peach 搭乗口;クリックすると大きな写真になります 搭乗口から飛行機まで歩く:関西空港;クリックすると大きな写真になります 使用機材はAIRBUS A320-200型機;クリックすると大きな写真になります 前の座席との間隔;クリックすると大きな写真になります
天井など質素な作りとなっている搭乗口付近:関西空港 搭乗口から飛行機まで歩く:関西空港 使用機材はAIRBUS A320-200型機 前の座席との間隔:短い足では十分だ。
 

   

2010年11月14日

隠居の紅葉狩り:北茨城の花園神社へ行く


 1年ぶりに、11月10/11/12日関東圏へ旅行した。メインは、定年後3年間東京で単身赴任したときの仲間とのゴルフ・コンペである。だが、せっかく行くので、下手なゴルフをするだけではつまらない。

富士山:新富士を通過したあたり;クリックすると大きな写真になります西日を受ける富士山;クリックすると大きな写真になります 多分、1年ぶりの新幹線である。あまり利用もしないのに、パソコンの前で座席指定までできてしまうので EX-IC を持っている。いつも富士山がよく見える席に乗りたくて、E 席を指定する。10日は快晴だった。新大阪 14:17 発の【のぞみ】は、16 時くらいに新富士・三島あたりを走る。Nikkor18-200mm を窓ガラスに押し付けて、西日を受けて珍しくくっきり見える富士山を連写した。

 夜は、親しく付き合っていただいている先輩夫妻と何年かぶりに六本木の【おじちゃん】で、おでんを懐かしく食したあと、【All Of Me Club】で Jazz を楽しんだ。池野成秋のピアノ・トリオ+Vocal であったが、名前を失念したがゲストでサックスを吹かれた方が、なかなか良かった。
 明日はゴルフということで、ゴルフ場に近いつくばエキスプレス守谷駅前のホテルに早めにチェックインするときに、同じコンペに参加する仲間とバッタリと鉢合わせ、そのままスナックバーでカラオケ。就寝したときは、日付が変わっていた。
 翌日のゴルフは睡眠不足がたたってさんざんだったが、一日快晴・無風と恵まれた。早い時間から始まった 19 番ホールのアルコールも効いて、その晩はぐっすりと眠りこけた。

 翌朝も快晴である。埼玉から迎えに来てくれた大学時代の友人は、北茨城の花園渓谷に行こうという。昨年は、袋田の滝に連れていってくれた。同じ時期なので、紅葉が期待できる。しかし、今年は少し遅いらしい。
 ナビが案内するまま、常磐自動車道の北茨城 IC を出て、一般道を走り、水沼ダムを経て花園神社に車を停めた。11時過ぎだったから2時間あまりのドライブである。花園神社は、どうやら桓武の時代に草創されたらしい小さな神社であるが、歴史を感じさせる。あたりの紅葉は、まだ少し早いようであるが、楓は紅く色をつけている。
 神社から林道を上がっていくと奥の院と七ッ滝に出るという。この7月に、フランス・アルプスを歩いてきた友人はスイスイと登っていく。見る間に姿が見えなくなった。追いつこうと汗でジャケットをぐっしょりさせながら一生懸命歩いたが、道を間違ってしまって、ずいぶん歩いたが七ッ滝にたどりつかない。車で登ってきていたグループの人たちと出会って、道を間違っているのに気がついた。途中にあった小さな石造りの鳥居をくぐらないといけなかったのだ。心配して、車で迎えに来てくれた友人に、「信仰心のない人間は、鳥居をくぐるのに抵抗があるんだな。」と冷やかされた。

 帰りは、つくばエキスプレスの【つくば】まで送ってもらって、秋葉原から東京駅に向かい予定通りの【のぞみ】に乗って帰った。金曜の夕刻とあって、駅はビジネスマンが溢れていた。
 よき先輩・友人と快晴の日々に感謝の、何ものにも代えがたい3日であった。
花園神社境内の紅葉;クリックすると大きな写真になります林道脇の黄葉;クリックすると大きな写真になります林道脇の滝;クリックすると大きな写真になります七ッ滝;クリックすると大きな写真になります
花園神社境内のもみじ林道脇の黄葉:紅より黄色が多い間違って上がった林道脇の滝七ッ滝

2009年4月11日

隠居の旅行:EX-IC カードを使う

 「働く」ことから引退してからは、新幹線に乗ることも非常に少なくなった。
 それでも、年に 1・2回は東京方面に出かけることがある。定年後、東京で初めての単身赴任していたときのゴルフ仲間のコンペに参加するためである。

 東京に新幹線で行くにあたっては、友人からジパング倶楽部への入会が割引率が高いと聞いた。調べてみると、年会費が一人 3,670円(夫婦の場合2人で6,120円)で、入会してはじめの3回は(片道でも往復でも)2割引で、4回目以降は3割引となる。ただし、「のぞみ」の特急券は購入できない。入会資格は 65歳以上でなければならないから、それを証明するためであろう入会手続き後にもらえる会員証、旅行記録証を提出した場合に発売されるようである。

 私はものぐさだし、乗り物に乗っている時間は短い方が好きだから、のぞみに乗れないのはつらい。少しくらい高くても飛行機のようにネットで予約できて、すっと乗車できる方法を探してみた。東京 - 大阪間なら JR西日本と JR東海が提供している EX-IC というチケットレス・サービスがあることが分かった。これなら、自宅のパソコンで予約できる。乗車する日の列車と座席まで予約することができる。
 単身赴任時代は飛行機を頻繁に使っていたので、パソコンで予約できるこの方法がありがたい。
EX-IC カードを取得するには、JR東海のエクスプレス・カードか、JR西日本 J-WESTカードのいずれかのクレジット・カードを取得する必要があるので、登録には少し日数がかかる。

EX-IC:利用票 Suica Pitapa:クリックすると大きな写真になります 今回、東京方面にでかけるのに、恐る恐る使ってみた。使い方はすこぶる簡単である。Pitapa や Suica を使うように、改札のIC 読み取りにカードをかざすと、乗車券で改札するときに乗車券が出てくるところに、EX-IC ご利用票という小さなカードででてきて、そこに予約した列車・区間・号車・座席番号が印字されている。
 品川で、山手線内回りに乗り換えたが、品川の乗り換え口では EX-IC と Suica を2枚重ねてかざせば OK である。そのあと、日暮里で京成電鉄に乗り換えたが、私鉄にも Suica が使えるようになっているので、タッチ1回ですむ。ラクチン!
 今回の旅行は、結局 Pitapa(関西 私鉄・地下鉄) EX-IC(新幹線) Suica(関東JR・私鉄) の3枚のタッチだけですんだ。世の中便利になったものだ。

 便利になったはいいが、少し運賃が気になり調べてみた。
  • ジパング:年会費 3,670円
    新大阪→日暮里(ひかり利用往復) 13,750x2x0.8
    合計: 25,670
    割引額 1,830
  • EX-IC(のぞみ利用) (13000+190)x2
    合計:26,580
    割引額 3,240
 もちろん、ジパング倶楽部の年会費は、2回目以降は 0 としての計算になるし、4回目利用以降は割引率は3割になる。もうひとつ良いことは、全国のJR で使えることである。悪いことは、使える列車が限られることと乗車券の購入にでかける必要がある。
 EX-IC が良いのはパソコンの前で予約するだけでいいし、乗り降りが極めて楽である。ただし、東海道新幹線だけしかできない。

 どちらも一長一短がある。今のところ、JR で旅行する予定はないが、予定がある場合は 65 歳以上の特典を活かせば随分お得だろう。