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2023年2月 7日

隠居のPC備忘録:e-TAX 2023

正月早々、家内が手術入院するなど、ごたごたが続いて、ブログにはすっかりご無沙汰になった。幸い回復に向かい、もとに戻りつつあるので、ブログの編集画面に向かう気になった。普段から、家内にはいかに世話になっていたかを身に染みて感じている。
 そんなわけで、昨年の所得申告の確定申告に取り掛かるが遅くなった。
 {2008年に、e-Tax を始めて以来、改良されて便利になってきているが、その分手順が毎年変わってくる。
Windowsやブラウザーもかなりの速さで変化してきているので、年一度の仕事であるが、毎年新しいことを覚えていかねばならない。国税庁もITの変化に対応していくのも大変だろうが、それを使う国民も変化に追いついていかねばならない。} (ここの部分、昨年のブログからのコピペである)が、今年も同じである。ただ、今年度では、Google Chromeeでもできるようになっているので(昨年もできたのかも知れないが)、種々の検索でChromeの方になじみがあるので、今回は Chrome を使ってみた。使用するには、拡張機能として、【e-Tax AP】【Adobbe Acrobat】が必要である。
 また、マイナーカードの普及に躍起になっている政府の肝いりもあるのか、マイナポータルとの連携がかなりの進展をしている。
 e-Taxの事前準備というぺージがあり、申請のための項目は、【社会保険料】【医療費】【ふるさと納税】【住宅ローン控除】【生命保険】【地震保険】【公的年金等】【株式の特定口座】とすべてそろっている。ただし、多くの項目が不十分である。例えば、私はふるさと納税は、「ふるさとチョイス」を使っているが、まだ未対応である。寄付をした自治体からも選べるようになっているが、すべてはそろっていない。例えば、「ふるさとチョイス」で長野県中野市へ2万円を寄付し、返礼品にリンゴをいただいたが、このシステムではヒットしなかった。使えない。申告時に、自治体から送られてくる「寄付金受領証明書」で一枚ずつ入力しても大した手間ではない。

 ただし、医療費控除申請のために、領収書をもとに医療機関毎に集計する作業は必要なくなった。夫婦共々、医者に行くことがメインの行事になっているので、確定申告の主要な作業になっていたから、大いに手助けとなった。これは、e-Taxの事前準備というぺージではなく、ホームページから「診療・薬剤医療費 健診情報の確認」というページをたどって「医療費通知情報」のページにいくと 月別に医療機関別(調剤薬局も含む)に支払った金額が表示されている。これには、漏れがない。
 このデータをもとに、e-Taxで用意されている Excel の医療費集計フォームに、医療機関別に年間の金額を入力すれば、この集計が医療費控除の欄に取り込まれる。領収書を一枚ずつくって電卓を叩く作業はなくなった。これが、今回の申告作業での最大のメリットであった。

医療費集計フォーム(クリックすると拡大します)
iryouhi.png

 PCでの申請は、例年のように、パソコン(スマホにも対応しているが、スマホの小さな画面と入力は苦手である。)で、"国税電子申告・納税システム" という語句検索でヒットするページ(https://www.e-tax.nta.go.jp)で{個人の方}タグをクリックして【個人でご利用の方】ページを開く。質問に答える形で、入力をしていくと申告書ができあがる。

2021年2月11日

隠居のPC備忘録:e-TAX 令和2年分申告備忘録

私は、2007年から、e-Tax を利用しているが、今年(2021年)の e-Tax (確定申告)は、簡便になっていることは間違いないが、従来の申告とは大きく変化しているので、従来手順との変化を確認しなければならない。
 一番大きな変化は、従来、年末・年頭に送られてくる確定申告用の各種支払い証明書などが、 ネット上で得られるようになったことである。
 政府は、いろいろなところで、デジタル化を進めている。マイナンバーカードの普及を図るために、昨年キャッシュレス決済を促進するために、マイナポイント事業を始めた。これに参加するためには、マイナンバーカードを取得しなければならない。この事業はかなりのお得感があるので、めんどくさいと敬遠していた家内でも、マイナンバーカードの取得に動いた。政府はこのカードの普及を促進するために、マイナポータルというサイトを作っている。このマイナポータルのサイトに 令和2年分確定申告特集というページがあり、このページの右上に「確定申告書等の作成はこちら」というリンクボタンがあり、これをクリックすることで、e-Taxの作成をすることができる。
 私は、国民年金と企業年金およびわずかばかりの株式売買益を合わせた所得と、メタボ治療と歯科にかかった費用の医療費控除や、健康保険・生命保険・地震保険とわずかばかりのふるさと納税などの所得控除の申告である。
 ほとんどの項目は、年末から年始にかけて郵送されてくる控除証明書を見ながら入力するだけである。
 毎年、面倒なのは控除される医療費の申請である。医療機関と医療を受けた者別の医療費合計を入力するだけでよいので、家内が領収書から集計してくれた金額を入力した。スマホに自動的に集計してくれるアプリもある。
株式売買益は、従来取引証券会社が送付してくれていた年間取引報告書を見て入力するだけでよかったが、証券会社へネットでの報告でよいと申請していると、従来の紙ベースの報告書は送ってこないから、取引証券会社の画面で取得しなければならない。ただ、証券会社が用意してくれているファイル(.xmlファイル)を入力するだけでよくなっている。

  今年は、1月26日に税務署に送信した。医療費による還付金は、2月の10日に送金されたとのメールが届いた。マイナポータルのメッセージボックスにも通知が来ている。入力の手順など従来より、変わっている部分もあるが、やりやすくなっている感じがした。マイナポータルとの連携が更に進化すれば、さらに簡易になるだろう。 、

2018年2月 2日

隠居のPC備忘録:年金生活者の e-Tax による平成29年度分確定申告

平成30年1月26日、確定申告のための後期高齢者保険(社会保険料控除の大きな部分を占める)の納付証明書がようやく届いたので、e-Tax で申告を実施した。
 私の場合、企業年金と厚生年金だけで生活しており、申告しなければならない所得は、それらの雑所得とわずかばかり上場株式の譲渡益である。所得控除の申請は、何と言っても医療費控除が多く、寄付金として御礼品目当てのふるさと納税が少しある。
 昨年(H27年度分の申告)から、マイナンバーが必要になっていたが、今回は大きな変更はない。

e-Tax 開始画面
2017-01.JPG

「事前準備」で e-Tax をするための環境整備で求められるのは、Windows の場合、以下のような要件である。

  • パソコンのOSは、Windows 7 8.1 10 である。
  • ブラウザは、Internet Explorer 11 のみに対応している。普段 Google Chrome や microsoft edge を使っている人は切り替える必要がある。
  • PDF閲覧ソフトとして、Adobe Acrobat Reader DC が求められるが、これは普通にはインストールされているはずである。
  • 電子証明書(マイナンバーカード・住民基本台帳カード等)を取得していなければならない。住民基本台帳カードでの申告は今年かぎりのようだから、マイナンバーカードを取得しておいたほうがいい。。
  • ICカードリーダライタを持っている。e-Tax をする人は皆持っていると思う。ちなみに私は、SONY の 非接触型 Pasori を使っている。マイナンバーカードを読み込むために必要である。
  • 以上が揃ったら、「事前準備セットアップ」を実行する。ブラウザーで開いている作業は閉じておかないとうまくいかない場合があるようだ。


 ここまでの準備作業が、e-Tax をスムーズに運ぶために大きなウエイトを占めている。準備が終わり、次に進めると、利用者識別番号(16桁)と暗証番号の入力をすることで、登録している住所や生年月日などが表示される。ここでの暗証番号は、8桁以上である。利用者識別番号は、2008年1月に申請し、地元の税務署から通知されている
 それでようやく「所得税の確定申告書作成コーナー」の入力画面にたどり着く。

「所得税の確定申告書作成コーナー」への入り口
2017-14.JPG

 雑所得での年金の申告では、あんまり迷うことはない。
 私の場合、源泉徴収なしの特定口座を選択している、わずかばかりある上場株式の譲渡所得についても、証券会社から送られてくる「特定口座年間取引報告書」に記載されてる通り、入力すればよい。
 迷うのは、既に源泉徴収されている配当所得の申告である。申告したほうがいい場合もあるようだが、申告する必要はない。(参照:配当所得の申告:https://www.kabu-syoshinsya.com/dividend-tax )
 所得の入力が終わると、所得控除の画面に誘導される。

 所得控除でいつも最も手間取っていたのは、医療費控除の医療機関ごとの集計であった。29年度は、スマホの通院ノートというアプリを使って、通院するたびに入力していたので、このデータをメールでパソコンに送り、Excel で医療機関別の集計をした。これを、e-Tax の集計フォームにコピーすると、そのまま医療費控除の明細書となった。昨年までは、家内に領収書の分類と集計を頼んでいたのだ。

医療費集計フォームへの入力結果
13件とあるのは、薬局も含めて罹った医療機関が13施設であることを示している。
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 社会保険料は、私の場合、介護保険(厚生年金から天引きされている)、国民健康保険、後期高齢者医療保険の3つである。
 ふるさと納税の控除は、寄附金控除の項で入力する。このような入力が多いのか、非常に入力しやすくなっている。
 次の配偶者控除の入力には、家内の公的年金の現徴収票が必要である。家内は、昨年70歳となっているので、老人控除対象配偶者である。
 入力をすべて終わると、入力データに基づき自動的に、税金の計算を行ってくれる。 私の場合、医療費が大きいためか、そこそこの還付があるようである。
 データの送信には、マイナンバーカードが必要である。

 無事に送信が終わり受け付けられると、利用者識別番号毎にアクセスできるメッセージボックスで、以下のようにその旨の表示がされる。

送信後に受信確認ができる
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 まだ、判断に迷うような入力項目もあるが、e-Tax は10年前から実施しているが、年々改善・改良されている。事前準備を十分に整えておけば、1時間もあれば、作成・送信できる。
 なお、還付金処理は、申請後2週間ぐらいで、メッセージボックスで確認できる事になっている。昨年は、申告のやり直しをやっているので、還付金が振り込まれたのは、2月18日だったが、今年はもう少しはやくなるのではないかと思う。

2017年1月24日

隠居のパソコン備忘録:2016年度確定申告 e-Tax

2018年度所得税の確定申告用の書類が揃ったので、11回目の e-Tax 申告に取り掛かった。
 今年も、昨年に比べると、変更点があるようである。年一回の作業なので、備忘録として記録しておきたい。
 今年の一番大きな変更点は、 e-Tax にはマイナンバーカードが必要になったことである。昨年から適用予定のようだったが、マイナンバーカードの発行手続きが遅れていた。この e-Tax のためにとっておいたカードを引っ張り出して、作業を始めることにした。マイナンバーカードが必要とされるケースは今までにない。

 次に気をつけたい点は、ブラウザの選択である。Windows10 に変えてから、ブラウザは、Microsoft Edge と Google Chrome にしているのだが、e-Tax は Internet Explorer11 でないとだめという。IT の世界はどんどん変化するが、その変化にはなかなか対応が追っつかないようだ。

 確定申告をネットで送信し受け付けてもらう(電子申告)には、国税庁が用意した「確定申告書等作成コーナー」で入力し、そのまま送信する方法と、e-Tax ソフトで申告書を作成し、それを送信する方法とがあるようだ。(参照:e-Taxと「確定申告書等作成コーナー」の違いは何ですか。)
 私は、「確定申告書等作成コーナー」を利用している。その流れは、下のようになっている。

e-Tax-001.JPG


 作成コーナーのトップ画面の<作成開始>ボタンをクリックすると、<e-Tax>か<書面提出>かを選択する画面になるので、<e-Tax>をクリックする。
 すると、「e-Tax を行う際の確認事項(準備編)」というページなり、準備が整っているかを次の事項で聞いてくる。
  • ご利用のパソコンの環境が推奨環境を満たしている
  • 電子証明書(マイナンバーカード・住民基本台帳カード等)を取得している
  • ICカードリーダライタを持っている
  • ご注意 事前準備セットアップの更新が必要です
  • 確定申告書等作成コーナーの利用規約に同意する
 ICカードリーダライタの設定確認や電子証明書(マイナンバーカード)の有効性については、プログラム(アプリ)の<公的個人認証サービス>にある<JPKI利用者ソフト>で確認することができる。上のページの→動作確認の方法はこちらをリンクすると詳細に解説されている。
 私の場合、ICカードリーダライタは、Sony Fellica Port/Passori 3.0.0 をつかっているが、 実行がOKの場合、次のようなメッセージ ポップアップが出る。

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 また、<JPKI利用者ソフト>画面上の<自分の証明書>ボタンをクリックし、出て来るポップアップで、「署名用電子証明書」を選択するとパスワードが求められるので、マイナンバーカードを取得したときに登録したパスワードを入力すると下のような「公的個人認証サービス 利用者の署名用電子証明書」が表示される。有効性を確認すると、再度パスワードの入力が求められる。

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 ここで、「事前準備セットアップの更新」は、行っているにもかかわらず、チェックが入らない。そのまま、<入力終了>ボタンをクリックすると、次のようなポップアップが出てくる。

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 言われるまま再起動もしてみたが、このエラーメッセージは消えない。これを無視して、入力を続行した。

 次に、e-Tax 利用者識別番号の確認となる。過去に e-Tax をしておれば、16桁の利用者識別番号は持っているはずである。これのパスワードは、マイナンバーカードのパスワードとは異なる要注意である。
 案内に従って入力すると、情報検索というボタンに導かれ、パスワード変更画面となるが、これをキャンセルして、次の画面へ進む。これで、ようやく事前準備は終わりだが、これをきちんとやっておかないと、再度振り出しに戻ることになる。

申告書の作成

 最初に出てくる画面は、申告書の種類の選択である。私は、普通の年金生活者であるから、<所得税の確定申告書作成コーナー>を選択する。次に進むと、申告する内容によっての入力方法の選択が3択になるが、わずかばかりある株式の配当所得が気になって、右端の聞いてくる質問に答える(チェックを入れる、入れない)入力方法を選んだ。
 質問に答えるなかで、迷ったのは「配当所得がありますか」だった。所有上場株式の配当がわずかばかりある。株式の配当は、源泉控除されているので、普通には申告しなくていいようだ。それで、「いいえ」を選んだ。
参照:https://biz.moneyforward.com/tax_return/basic/final-tax-return-cash-dividend/

 質問に答える形で、入力していくと、下の図のように、入力スべき項目が一覧で表示される。

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 私は、特定口座でのわずかばかりの株式譲渡益は、源泉徴収をとっていないので、申告項目になる。また、今流行りの「ふるさと納税」をわずかばかりしたので、寄付金控除の入力をする。
 後は案内されるまま、入力を行っていくと、所得税額が計算され、源泉徴収税額との差し引きで還付金が表示される。医療費の支払いが多額だったことが要因している。
 今回、一度送信が終わったのだが、そのあとに、国民健康保険料の支払い証明が届いた。これを無視するには、あまりにも多額すぎる。申告のやり直しができるのかと調べてみると、申告期限内であれば、再度申告をすればよいということが分かった。初めからやり直して、送信した。 どうやら、最新の申告を採用してくれるようである。このような時には、e-Taxは便利である。
 参照:http://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/yokuaru05/02.htm

 昨年は、2月5日に還付金が振り込まれた。今年は、いつになるだろうか。

再送信してから、国税庁からのメッセージのうち還付金処理状況を覗くと「還付金処理はとりけされました。」というメッセージだった(2月11日)ので、所轄の堺税務署に申告に何か不備があったのか問い合わせてみると、送信が2回されているので、初めの送信による処理を取り消したというメッセージだということだった。2回目の処理が後日行われるということであった。2回目の「税務署からのお知らせ」(2月18日)でメッセージを覗いてみると、還付金処理をして、近々に指定銀行に振り込まれるということであった。
 2月18日に、堺税務署から下のような振込通知書が届いた。

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2016年2月 3日

隠居の e-Tax: 年金生活者の平成27年度の確定申告

今年も確定申告のシーズンがやってきた。申告は、いつも e-Tax である。
  今年から、マイナンバーで申告することになっているのかと思ったが、準備が間に合わないのか、下の案内にあるように、従来の住民基本台帳カードに収納されている公的個人認証の有効期限がまだある人は、それを使っていいらしい。ただし、有効期限(3年間)が切れている場合は、個人番号カードを使うことになるらしい。
 私は。11月末に個人番号カードの申請をしたが、まだ交付通知書が届かない。それで、昨年と同じように住民基本台帳カードを使うことにした。

電子証明書:住民基本台帳カード? 個人番号カード?
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確定申告を行うのは、年に一度のことなので、順序を思い出すのに時間がかかる。作成方法は、年々改良されているが、順序はほぼ同じなので、備忘録として記録しておきたいと思う。
 e-Tax を始めるには、確定申告書等作成コーナーから始める。作成ページを "e-Tax" で検索すると色々なページがヒットするので、" 確定申告書等作成コーナー"で検索するのがいいようだ。
 毎年 e-Tax を行っていて過去のデータを保存している場合は、トップページから【過去の年分のデータ利用】を選択する。そうすると 【e-Tax】か【書面提出】かを選ぶ画面が現れるので、【e-Tax】をクリックする。
 そうすると作成の順序図(下図)が画面上部に示され、【事前準備】の項が反転表示になっている。そして、【事前準備】の段階で作業すべき詳細項目が、順序図の下段に表示される。
 この事前準備を丁寧に行うことで、後々の作業が楽になる。
 私は、ICカードリードライタは SONY PaSoRi (RC-S380) を使っているが、作業を始める前から、USB接続をし、住民基本台帳カードを上に乗せておいた。ずっとそのままの状態で作業を続けても大丈夫である。

e-Tax による確定申告書作成の順序図
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作業のための環境確認は、パソコンとソフトウェア、ICカードリードライタと電子証明書、利用者識別番号の登録などである。
 環境が確認されれば、登録している住所・氏名・生年月日などが表示される。これで【基本情報入力】は終わり、【作成コーナー選択】画面となる。ここで、【所得税コーナーへ】を選択すると、下のような画面で、保存していた過去の年分のデータを読み込むことを要求される。
 昨年(26年度)保存したと思ったデータが何故か見つからない。25年度分は残っている。これを読み込んだ。

過去の年分のデータ読み込み画面
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読み込んで表示されるデータは、本人情報と読み込んだ年度分の申告に入力した事項のリストである。私は、ここでわずかばかりの株式の配当を申告しなければならないと思ってしまったが、配当金にかかる税金は既に源泉されているから、申告をする必要はなかった。まれに、申告をして配当控除を受けられるケースもあるようであるが。過去に間違って申告した名残が残っていたので表示されたが、チェックを外せば良い。受けられるかどうかよく分からない配当控除を受けるための申告は、結構ややこしい。

読み込まれたデータ
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その後は、提出方法に e-Tax を選択し、生年月日を入力すれば、【所得・所得控除等入力】の画面となる。
 申告のための年金などの源泉徴収票や生命保険の控除証明、国民健康保険料納付証明書、などが揃っておれば、指示通りに入力するだけで、規則通りに処理してくれる。
 また、源泉徴収をしない特定口座での株の取引で得た収益がわずかばかりあったので、特定口座年間取引報告書の数字を入力した。
 また、昨年度に、ふるさと納税をしたので申告した。寄附金控除を選択すると、寄付金の種類を選択する欄があるので、【都道府県、市区町村に対する寄付金(ふるさと納税)】を選択し、導かれるままに入力をした。市民税からどれだけ控除されるかは、5月ころになって、市民税の通知がくるまで分からない。ただし、ふるさと納税寄付金は、限度額があるので、自分の所得金額を考慮する必要がある。お礼品を欲しいために、多額を寄付しても、全額は返ってこない。計算を正確にするのは煩雑であるが、所得金額の30%が目安らしい。

寄付金控除の入力画面
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私の場合、成人病や歯科などで結構な治療費を払っている。また、家内も頭痛持ちで、近くの内科医で色々な薬を処方してもらったりしているので、医療費は年間10万を越える。医療費控除は、申告には欠かせない。
 医療費の申告入力は、下の3つの方法から選択できる。私の場合、【医療費の領収書を治療ごとに入力する】を選択し、人別・医療機関別に領収書を合計した額を入力している。日付欄はないからこの方法でいいようだ。このようにすれば、明細書の送付は要求されない。

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入力すべき事項をすべて入力すると、すぐに税額を計算してくれる。ただし、入力に矛盾がある場合は、間違い箇所を指摘して、入力を終えることはできない。このあたりのチェックが年々進化しているように思われる。
 また、作成途中でも、その時点までのデータを保存しておいて、時間をおいて入力を再開することができる。これは便利である。
 私の場合、企業年金での源泉徴収税額が大きいためか、ふるさと納税や医療費控除が多少影響したのか、税金は還付となった。還付金額は、計算後すぐに、画面で知らせてくれる。

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さらに、順序に従って進めていくと、還付金を振り込む口座を指定する次のような画面が現れる。

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そのような入力を終えると、申告書を送信するための準備が始まる。まず、公的認証として、住基カードか個人番号カードかを選ぶ画面が表示される。私は、まだ個人番号カードは手に入れていないので、住基カードを選択する。(住基カードは、ICカードリードライタ(私の場合Sony Pasori)に載せて、申告書作成中はずっとUSB接続している。)
 すると住基カード ログインのパスワードが求められる。このパスワードは、e-Tax 利用者識別番号のパスワードとは異なる。住基カードを区役所で登録した時のパスワードである、

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パスワードを入力してOKをクリックすると、電子証明書の内容確認画面が現れるので [次へ] ボタンをクリックすると【即時通知】という画面が現れ、[受信通知確認]ボタンが表示される。それをクリックすると、【受信通知】画面が現れ、[電子申告等データを受信しました]と表示される。これで、電子申告は終了である。

e-Tax-22.JPG

しばらくすると、国税庁から下のようなメールが届く。

税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】
To xxxxxxx
 e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
 ご提出された還付申告の処理状況について、ご連絡します。
 詳細については、還付金処理状況をご確認ください。

○ 還付金処理状況確認方法
 e-Taxの利用可能時間内に、以下の手順で確認することができます。
1 e-Taxホームページから、「メッセージボックスの確認(受付システムへのログイン)」を選択の上、「受付システム ログイン」画面からログインします。
2 メインメニューから「還付金処理状況」を選択すると、内容が表示されます。
 ⇒ e-Taxホームページへ ⇒ http://www.e-tax.nta.go.jp
※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
 なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
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発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
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上のメールに従い、2月3日午前10時に、還付金処理状況を確認したが、[還付金額や振込先の金融機関情報などの確認を行っています。]ということであった。
 例年、還付金が振り込まれるのは、税務署で確定申告が始まる2月15日ころである。

追記(2016/2/9):

2月5日に、国税庁から下のようなメールが入り、 「還付金処理状況」を確認すると、2月9日に入金されるという。その日に、ネットで銀行の口座を確認すると確かに入金されていた。なお、2月6日には、堺税務署から、「国税還付金振込通知書」が届いた。

税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】

e-Tax(国税電子申告・納税システム) info@e-tax.nta.go.jp gaia.eonet.ne.jp 経由
2月5日
To n_shuhei
 e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
 ご提出された還付申告の処理状況について、ご連絡します。
 詳細については、還付金処理状況をご確認ください。

  ーーー後略ーーーー

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発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
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