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2016年7月18日

隠居のパソコン備忘録:Windows10 を使う:新しいブラウザ Microsft Edge で Google IME ユーザ辞書を使う

6月になって、しばらく無視していた Windows10 へのアップグレードへの誘いで、無料アップグレードは7月一杯で打ち切ると言ってきた。パソコンのOSは、Windows にしているから、いずれアップグレードはしなければと思っていたので、暇を見てアップグレードを実行した。なにやかやと支障は出るだろうと覚悟はしていたが、今回はいつものアップグレード(例えば、XP から 7 に)に比べて、何事も無くすんなりと終わった。
 Windows10 には、Windows7 にはない(ちなみに私は、Windows8 は経験していない)機能が多くあるが、Windows7 でしていたことは、少々手順は異なるもののできるようだった。
 例えば、見失ったファイルの検索は、Win7 では、スタートメニューの下に表示される検索ボックスにファイル名(フォルダー名)の一部を入れて探していたが、Win10 では検索ボックスはパソコン画面下にツールバーに表示され、検索対象も Web も含まれる広範囲になっている。自分のPC内を検索するには、エクスプローラを開いて、目指す場所(例えば PC ドライブ ) を選択して、画面右上部に表示される検索枠にファイル名(フォルダー名)の一部を入力しすると検索を始めてくれる。実は、Win10にアップグレード時に見失ったフォルダーはこのようにして発見した。(実は、Win7 でも同様の方法で検索できることを今になって知ったのだが。)
詳細な方法については、「Windows 10で、フォルダー内のファイルを検索する方法について教えてください。」を参照。

 Win10 になって最も大きな変化は、インターネットのブラウザが、従来の Internet Explorer に変わる Microsoft Edge が出現したことである。もちろん、InternetExplorer(11) も動くのであるが、どうやら Microsoft は Edge に移行していこうとしているようだ。
  早速、Microsoft Edge でネットサーフィンを始めた。操作方法は、Google Chrome とほぼ同じである。新しいタグページを開くと、Chrome と同じように画面中央に検索ボックスが表示される。検索エンジンは、マイクロソフトのBingということである。(新しいタブページでの検索エンジンを Google に変更することを試みたが、現在のところ上手くいっていない。)
 ネットサーチするときには、この検索ボックスに検索ワードを入力して目標とするページを探すのであるが、 MS Edge では Google IME による日本語入力ができない。
 Movable Type でのブログ記事作成は、ブラウザ Chrome で行う。 Chrome の作成画面の方が、Internet Explorer より何かと便利がいいからだ。それに、メールは専ら Gmail をつかっている。その結果として、Google IME のユーザー辞書にかなりの単語登録がされている。例えば、"さんくす"と入力し変換すると"ありがとうございます。"と表示される。また、ブログ作成では、しばしば HTML コードを入力するが、あまり使わないコード、例えば、フォントを青色にするときに使うコード "<font color="#0000ff">" は、"あお"と入力して変換すれば出てくるようにしておけば、6桁の番号を覚えていなくてもいい。だが、Microsoft Edge ではこの辞書が使えない。
 Google IME には、MS IME のユーザ辞書をインポートする機能はあるのだが、その逆はない。それで、ネットで方法を探ってみると次の方法で、できることが分かったので備忘録として記録しておきたい。

Google IME ユーザ辞書をMS IME にインポートする方法

  1. Google日本語入力の辞書をエクスポートする
    • Google Chrome を開き、使用辞書をGoogle IME にすると下のように画面下段ツールバー右に、Google IME のアイコンと文字種(ここでは"あ")が表示される。

      IME-01.JPG

    • この文字種"あ"(小文字の場合は"A")を右クリックして出るセレクトボックスから「辞書ツール」を選択すると出る画面で、上の「管理」タブをクリックすると、下のような画面になる。

      IME-02.JPG

    • このセレクトボックスから、ユーザ辞書1を選んで「選択した辞書をエクスポート」をクリックすると名前をつけて保存することを要求してくるので、デスクトップにでも、"Google-IME" とでも名前をつけて保存する。

  2. 辞書の文字コードを変更する
        
    • Google-IMEの辞書コードは、UTF-8 なので、MS IME の辞書コードである ANSI に変換する必要がある。この変換方法は、このエントリーを書くにあたって参考にさせてもらったTanweb.net というサイトの「Google日本語入力の辞書をMicrosoft IMEへ引き継ぐ方法」では、辞書保存の画面下部には、文字コードを示すボックスがあるが、私の環境では表示されない。表示する何か方法があるのかもしれないが、見つけられなかった。
       それで、愛用しているテキストエディターの「秀丸」で、UTF-8 を Shift-JIS に変換した。Microsoft の ANSI というコードは、Shift-JIS をベースにMicrsoft 独自の加工をしている。
    • Shift-JIS に変換したファイルは、同じくデスクトップに保存する。

  3. Microsoft IME ユーザー辞書へインポートする
    • 今度は、MS Edge を開いて、日本語入力を Microsft IME にすると下のように画面下段ツールバー右に、Microsoft IME のアイコンと文字種(ここでは"あ")が表示される。

      IME-03.JPG

    • この文字種"あ"(小文字の場合は"A")を右クリックして出るセレクトボックスから「ユーザ辞書ツール」を選択すると出る画面で、上の「ツール」タブをクリックすると、下のような画面になる。

      IME-04.JPG

    • ここで、「テキストファイルからの登録」をクリックし、さきほどコード変換したテキストファイルを読み込むとユーザ辞書に Google IME の辞書が読み込まれている。


このように、Microsft IME と Google IME に同じユーザ辞書を登録しておけば、ブラウザが Google Chrome でも、Microsft Edge でも同じユーザ辞書を使うことができる。 ただし、MicrosoftEdge では、Google IME 日本語入力はできない。 

2011年8月 7日

隠居のスマートフォン備忘録:(2)Xperia acro でのメールと文字入力


 Xperia acro では、私は従来の i モードメールに代わる sp モードメール、web メールである Gmail 、それにレンタル・サーバー(私の場合:Xserver)がサービスで提供してくれるメール(アドレス)を設定している。別に、 ISP(プロバイダ:私の場合 eo-net )のメールアドレスを持っているが、受信したメールは Gmail に転送している。Xserver で受信したメールも同様の処理をしている。従って、スマートフォン(スマホ)さえ持っておれば、電波が届く範囲では、すべてのメールを確認できる。
 ただ、パソコンで設定したさまざまな業者のCM メールも受信するので, Gmail 受信を知らせる着信音(短いが)と通知LED の緑が点滅するので、いささかうっとうしい。それで、ほとんど見ないメールは受信しないように各業者からのメール登録を見直して、受信を少なくなるようにした。
 ただ、今までパソコン上でのメールの返信は、長年机においた 106キーボードで入力していたから、それほど抵抗はなかったが、スマホ上で文字を入力するのは私のような無骨な指では大変である。

 パソコンでのいろいろな操作はキーボードでするのであるが、スマホ上でのいろいろな操作はパネルをタッチすることで行われる。その操作は、次の図のように6つのタッチが基本である。

paneltouch.gif   【Xperia acro スマートに使いこなす基本&活用ワザ150】より

 Xperia acro での文字入力には、3種のソフトウェアキーボードが用意されている。そのひとつはパソコンと同じような QWERTYソフトウェアキーボードがあるが、太い指でタップするには文字が小さすぎる。その他に、50音キーボードとケイタイと同じようなダイヤルキー(12キー)とがある。50音キーボードもそれぞれの文字が小さいので、太い指ではタップをしにくい。
 その点、12キーはケイタイと同じように一つづつの文字が大きいので、タップはやりやすい。12キーは、ひらがな・英語・数字の3枚が12キーの左下にある文字キーのタップで切り替えることができる。記号や顔文字などは、文字キーの上にある顔のキーのタップで切り替えることができる。このとき、記号を選択するときは、記号をスクロールできることを知っておいたほうが良い。記号のスラッシュ / を探すのに苦労をした。
 Xperia acro には、POBox touch という文章入力補助機能のソフトウェアがインストールされている。私が持っていたケイタイ(S703i )の入力でもバージョンは異なるが使われているソフトである。入力の頻度管理が行われるので、極めて有用である。Google 日本語入力でも、同じようなソフトが使われている。
 パソコンでの日本語と同じように、単語登録をすることができる。メイン画面で設定ボタンを押して出るセレクト画面から「言語とキーボード」を選択し、続いてでるセレクト画面から「POBox touch」⇒「日本語ユーザ辞書」をタップすると登録した単語を見ることができ、その画面でメニューキーを押せば、登録画面が現れる。ただ、POBox touch の予測変換・推測変換による省入力日本語入力システムは優れているので、単語登録は必要がないかもしれない。
 なお、ケイタイメール(i モードメール)でも用意されていた「定型文」は、顔文字キーを長押し(タッチ)することにより得られる。
Xperia_01.jpg;クリックすると大きな写真になりますXperia_02;クリックすると大きな写真になりますXperia_03;クリックすると大きな写真になります
12音キー:英数字画面数字入力と記号選択画面
記号の表示はスクロールもする
POBox touch の表示
「さ」と入力すると表示されているような単語がでてくる。「堺市」を何度か入力したので、早めに表示されている。


  
できるポケット docomo Xperia acro SO-02C スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150
法林 岳之 橋本 保 清水 理史 白根 雅彦 できるシリーズ編集部
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(追記:2011/12/6) 文字入力するときに何かの拍子で入力キーボードが、QWERTYソフトウェアキーボードなどに変わってしまっていることがある。これをPOBox touch に戻すには、文字入力部分(例えば、Google 検索の場合、検索語を入力する部分)をタッチ(長押し)する。すると、【テキストを編集 】という画面がでて「入力方法」という文字が出るので、これをタップすると、【入力方法の選択】という3択画面がでるので、ここで「POBox Touch(日本語)を選択すれば良い。