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Atelierで“京壁”が含まれるブログ記事

2008年10月12日

Hütte Hachi でのDIY:京壁塗りとミニデッキの作成

 パートナーと私は腕はかなり違うが、二人とも DIY が趣味である。DIY することには事欠かない山小屋Hütte Hachiでは、何か作業はしているが遊び感覚である。それでも、行き帰りのガソリン代や高速道の料金はかかるし、材料代も馬鹿にはならない。
 だから、孫のためにと大義名分のいいわけをしているのだが、家内は家を空けることには全く反対しないが、金をかけていろいろといじるのは「滅多に行かない」ことに投資?すると不評だ。今回の出費はDIY と食事の材料を合わせて、12,000円ほどだった。パートナーがいうように、1日3千円で遊ばしてもらった思えば安いものだ。

 パートナーが先週は材料不足で完成できなかった壁塗りを仕上げたいといってきたので、今回も一泊ででかけた。彼はまだ仕事をしているが、こちらはサンデー毎日である。医者にいくとか下手なゴルフに出かける以外は、いつでも OK だ。

クリックすると大きな写真になります このように技術を要するインテリア作業はパートナーの持ち分である。しっかりと養生をしてから塗っているので仕上がりが綺麗だ。腰や肩が痛いといいながら、休まずに続けている。
 昨秋、雨漏りの跡が残る天井をやり替えた和室の壁は35年前に建築した当時の安物の繊維壁だった。これに京壁(聚楽壁)に上塗りしようというのだ。材料の袋で成分をみると主成分は木粉である。トイレの壁の珪藻土塗り替えが上手くいったので、引き続いて左官作業がやりたくなったらしい。
 先週塗った壁は少し色が明るくなっているが、しっとりと落ち着いた色合いである。みすぼらしかった和室が見違えるようになった。

 パートナーが室内で作業を続けている間、私は先週やり残しになっていた入り口ポーチの塗装をした。プロにやり替えてもらった庇の木部に防腐用のオイルスティンを塗る作業である。マスキングテープなどの養生はしないから、脚立に昇って刷毛を動かすだけの作業である。私は、エクステリア作業が持ち分である。

 翌日、雨が予報されていたが、幸い小雨がパラついたりするくらいで陽が射したりする天気となったので、3年ほど前に基礎の杭(束柱)だけを立てて放ってあったミニウッドデッキ作りを再開することにした。基礎の枠(根太)を作るための材料は、そのときに購入して床下に置いていた。

クリックすると大きな写真になります 材料は、2X4, 6材やシンプソン金具・ボルトなどである。束柱の基礎は、穴を掘ってコンクリートを流し込んだもので、3年も経つと少し揺れている。作るデッキは、DIY するときの作業台ぐらいと考えているので、ぐらつくようであればあとで補修することにして、根太にする2X6材をシンプソン金具とボルトで取り付けた。水平器を使いながら作業であったが、水平を保つにはベニア板を小さく切ったようなスペーサーを挟むだけで、おおきなゆがみもなく根太を取り付けることができた。
クリックすると大きな写真になります 最終的にコースレッドで固定する前に、防腐用のオイルスティンを塗った。コースレッドやボルトで固定すると思っていた以上に強固にできあがった。
 ここまでできれば、あとは2X4材を買い求めてきて貼るだけである。木材はほとんど普通の2X4材だから、3~4 年は持ってくれればいいと思っている。


 この時期、小鳥のさえずりや虫の音は少ないが、作業をする周りには可憐な秋の野花が咲いている。花の名前をネットサーチしてみたが、野の花は沢山の種類があり判定が難しい。クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります






 (追記) 花の名前がわからない時には、K's Bookshelf 「この花の名は?掲示板」に投稿させてもらう。たいていは10分も立たないうちにどなたが教えてくれる。今回は、左端の花の名について、この掲示板の管理人である小林芳雄さん自らから早々に教えていただいた。ありがとうございました。
葉の形から「ママコノシリヌグイ」ではないかと思います。
下向きのトゲがあります。うっかり触ると、とても痛いです。
葉の付け根に茎を抱くような丸い葉(托葉といいます)があります。
「ミゾソバ」によく似ているのですが、葉は写真のような形です。比較ご検討をお願いいたします。


ハチ高原近辺私的観光地図に掲載 

  

2008年10月 4日

Hütte Hachi でのDIY:ペンキ塗り

 築35年の山小屋 Hütte Hachi の雨漏りの後の補修や風呂場やトイレの小窓に網戸を作ったりしている間に、20年ほど前に塗ったきりのペンキが剥がれてきている玄関のひさしや窓の桟が気になった。
 パートナーは、天井板を張り替えた和室の壁が古くなっているので、京壁風に上塗りすることをトライしたいという。

  例によって、養父のコーナンで材料を仕入れていった。このショッピング・モールには、イオン系の Maxvalue もある。食事の材料はここで全て手に入る。便利になったものだ。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 台風の接近で天候が悪くなるとのことであったが、どうやら南方海上へそれたようで、ときたま陽がさす天気で雨には降られずにすんだ。その分気温が下がり、夜にはストーブをつけるほどだった。
 全但が手をひいて運行が危ぶまれたリフトの運行も、どうやら今シーズンは運転されるらしく椅子をつける作業が進んでいる。
 小屋の裏の農道脇に鉄柵の大きな罠が設置されていた。いつも世話になっている民宿のご主人の話では、クマよりもイノシシ向けだそうだ。シーズン中に何頭かがかかり、分け合って食するそうだ。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 玄関のひさしを支えている鉄柱は前はチョコレート色に塗られていたが、剥げて下地の赤いペンキが見えている。これをディスクグラインダーにサンダーをつけて掃除をした。その上に若草色の水性ペンキを刷毛で塗った。納屋の屋根が錆びていたので、ついでに同じ色で塗装した。ペンキ塗りは塗る前の養生とか塗ったあとの刷毛の始末などに時間がとられるので、同じペンキを塗る部分は一度にしたほうが効率的である。
 木部は扉枠のアルミサッシなどに接合しているので、マスキングテープで養生した。これが結構時間がかかる作業であった。
 木部は以前(多分20年)のペンキ塗りで残っていたペンキで従来通りのチョコレート色に塗った。雪囲いのポリカ波板には、マスキングテープをしなかったのでずいぶんペンキがついたが、劣化してきているのでいずれ張り替えるつもりである。
 一昨年プロに作りかえてもらったひさし下の木部は、時間が足らず塗れなかった。次回の作業である。

クリックすると大きな写真になります パートナーの作業も室内で続けられていたが、どうやら材料が足らないようだ。トイレの壁に珪藻土を塗ったときも同様であったが、商品に書いてある分量の倍は用意しなくてはならないようだ。折角養生をしたので、またすぐに訪問する必要があるだろう。 

 今回も小鳥のさえずりを録音する用意をしていったが、ほとんど鳴き声は聞こえなかった。虫の音も少ない。栗の実がボトボトと落ちてくるこの時期は、そういうときなのかもしれない。