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Atelierで“医療費控除”が含まれるブログ記事

2023年2月 7日

隠居のPC備忘録:e-TAX 2023

正月早々、家内が手術入院するなど、ごたごたが続いて、ブログにはすっかりご無沙汰になった。幸い回復に向かい、もとに戻りつつあるので、ブログの編集画面に向かう気になった。普段から、家内にはいかに世話になっていたかを身に染みて感じている。
 そんなわけで、昨年の所得申告の確定申告に取り掛かるが遅くなった。
 {2008年に、e-Tax を始めて以来、改良されて便利になってきているが、その分手順が毎年変わってくる。
Windowsやブラウザーもかなりの速さで変化してきているので、年一度の仕事であるが、毎年新しいことを覚えていかねばならない。国税庁もITの変化に対応していくのも大変だろうが、それを使う国民も変化に追いついていかねばならない。} (ここの部分、昨年のブログからのコピペである)が、今年も同じである。ただ、今年度では、Google Chromeeでもできるようになっているので(昨年もできたのかも知れないが)、種々の検索でChromeの方になじみがあるので、今回は Chrome を使ってみた。使用するには、拡張機能として、【e-Tax AP】【Adobbe Acrobat】が必要である。
 また、マイナーカードの普及に躍起になっている政府の肝いりもあるのか、マイナポータルとの連携がかなりの進展をしている。
 e-Taxの事前準備というぺージがあり、申請のための項目は、【社会保険料】【医療費】【ふるさと納税】【住宅ローン控除】【生命保険】【地震保険】【公的年金等】【株式の特定口座】とすべてそろっている。ただし、多くの項目が不十分である。例えば、私はふるさと納税は、「ふるさとチョイス」を使っているが、まだ未対応である。寄付をした自治体からも選べるようになっているが、すべてはそろっていない。例えば、「ふるさとチョイス」で長野県中野市へ2万円を寄付し、返礼品にリンゴをいただいたが、このシステムではヒットしなかった。使えない。申告時に、自治体から送られてくる「寄付金受領証明書」で一枚ずつ入力しても大した手間ではない。

 ただし、医療費控除申請のために、領収書をもとに医療機関毎に集計する作業は必要なくなった。夫婦共々、医者に行くことがメインの行事になっているので、確定申告の主要な作業になっていたから、大いに手助けとなった。これは、e-Taxの事前準備というぺージではなく、ホームページから「診療・薬剤医療費 健診情報の確認」というページをたどって「医療費通知情報」のページにいくと 月別に医療機関別(調剤薬局も含む)に支払った金額が表示されている。これには、漏れがない。
 このデータをもとに、e-Taxで用意されている Excel の医療費集計フォームに、医療機関別に年間の金額を入力すれば、この集計が医療費控除の欄に取り込まれる。領収書を一枚ずつくって電卓を叩く作業はなくなった。これが、今回の申告作業での最大のメリットであった。

医療費集計フォーム(クリックすると拡大します)
iryouhi.png

 PCでの申請は、例年のように、パソコン(スマホにも対応しているが、スマホの小さな画面と入力は苦手である。)で、"国税電子申告・納税システム" という語句検索でヒットするページ(https://www.e-tax.nta.go.jp)で{個人の方}タグをクリックして【個人でご利用の方】ページを開く。質問に答える形で、入力をしていくと申告書ができあがる。

2022年1月29日

隠居の年始の仕事:e-Tax(インターネットで確定申告する)

年金生活者の年初めの仕事は、確定申告である。老齢化とともに、毎月の医療費は馬鹿にならない。この還付金を申請するのが最もおおきな目的である。この年になっても、医療費が年間10万以下の元気な人も多いと思うが、若いころからメタボリックシンドロームを持っていると結構な治療費となる。

 2008年に、e-Tax を始めて以来、改良されて便利になってきているが、その分手順が毎年変わってくる。Windowsやブラウザーもかなりの速さで変化してきているので、年一度の仕事であるが、毎年新しいことを覚えていかねばならない。国税庁もITの変化に対応していくのも大変だろうが、それを使う国民も変化に追いついていかねばならない。

 毎年、国税庁が親切なページを作っている。政府は、マイナンバーカードとe-TAXの普及に一生懸命のようだ。e-TAXのページは、国税庁が用意してくれている。
「確定申告書の作成はこちら」というボタンをクリックすれば、「国税庁 確定申告書等作成コーナー」に導いてくれる。
 私は、毎年e-Taxしているので、昨年の申告書データを利用するを選んだ。(昨年にPCを買い替えたので、保存データを探すのに、いささか苦労はしたが。)

 e-Taxには次の4つの選択肢がある。

  1. マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のスマートフォンを利用する。
  2. マイナンバーカードとICカードリーダライタを利用する。
  3. 税務署で発行されたID・パスワード方式の届出完了通知を利する。
  4. 作成した申告書を印刷し、郵送等により提出する。

1.の方法もあるが、スマホでの操作は、あまり得意でないので、2.の方法を選んだ。こんな時に使わないとe-Tax を始めたころに求めたICカードリーダーは宝の持ち腐れである。実際、年に一度このために使うだけである。e-Tax の作業をしているあいだマイナンバーカードをカードリーダーの上に載せておけば何かと便利である。

あとは「令和3年分の作成」「所得税」と進むと【マイナポータルと連携する】【連携しないで申告書等を作成する】の二者択一の画面になる。注意書きをよく読んでみると、マイナポータル連携では、医療費控除に関するデータは「令和3年9月から12月診療分」しか得られないことになっている。私は、年間を通じて医療機関に世話になっているので、非常に助かる連携と思ったが、「連携しないで作成する」を選んだ。来年以降は、OKのようだが、果たしてすべての医療機関が応じてくれるのだろうか。マイナンバーカードが健康保険証がわりになるとという施策をすすめているようだが、少なくとも私がお世話になっている医療機関では、まだ一軒も採用されていない。

ガイダンスに沿って進めていくと「所得税の過去の年分のデータを読み込むように指示される。昨年、PCを買い替えたときに辛うじてデータは外付けのHDDに保存していたので助かった。ただし、一から入力してもたいしたことはないようである。そうするとようやくデータの入力画面となる。
所得申請ページでは、赤く色分けされた「読込内容を確認」と表示されている項目は、読み込んだデータから情報が引き継がれてる。私の場合、雑所得の年金部分である。送付されてきている源泉徴収票から入力する。

昨年は、NISA枠の株式しか売買していないので、それ以外の所得はない。
次は、所得控除の画面である。これらの項目も、項目ごとに丁寧に作られているので、指示通りに入力すればよい。私は、医療費控除は医療機関毎に年間集計した額を入力している。これが一番面倒な作業である。来年度から、マイナーポータルとの連携できておればますます便利になってくる。

最後のデータの送信で、マイナンバーカードをICカードリーダーで読み込む事が求められるので、マイナンバーカードを乗せたまま作業をすればよい。

 昨年は、確定申告が始まる日に、還付金が振り込まれたが、今年はどうだろうか?
追記:還付金は、2月14日に、指定口座に振り込まれました。

所得控除項目入力画面         ICカードリーダー
e-Tax-03.png      DSC_0196.jpg


2021年2月11日

隠居のPC備忘録:e-TAX 令和2年分申告備忘録

私は、2007年から、e-Tax を利用しているが、今年(2021年)の e-Tax (確定申告)は、簡便になっていることは間違いないが、従来の申告とは大きく変化しているので、従来手順との変化を確認しなければならない。
 一番大きな変化は、従来、年末・年頭に送られてくる確定申告用の各種支払い証明書などが、 ネット上で得られるようになったことである。
 政府は、いろいろなところで、デジタル化を進めている。マイナンバーカードの普及を図るために、昨年キャッシュレス決済を促進するために、マイナポイント事業を始めた。これに参加するためには、マイナンバーカードを取得しなければならない。この事業はかなりのお得感があるので、めんどくさいと敬遠していた家内でも、マイナンバーカードの取得に動いた。政府はこのカードの普及を促進するために、マイナポータルというサイトを作っている。このマイナポータルのサイトに 令和2年分確定申告特集というページがあり、このページの右上に「確定申告書等の作成はこちら」というリンクボタンがあり、これをクリックすることで、e-Taxの作成をすることができる。
 私は、国民年金と企業年金およびわずかばかりの株式売買益を合わせた所得と、メタボ治療と歯科にかかった費用の医療費控除や、健康保険・生命保険・地震保険とわずかばかりのふるさと納税などの所得控除の申告である。
 ほとんどの項目は、年末から年始にかけて郵送されてくる控除証明書を見ながら入力するだけである。
 毎年、面倒なのは控除される医療費の申請である。医療機関と医療を受けた者別の医療費合計を入力するだけでよいので、家内が領収書から集計してくれた金額を入力した。スマホに自動的に集計してくれるアプリもある。
株式売買益は、従来取引証券会社が送付してくれていた年間取引報告書を見て入力するだけでよかったが、証券会社へネットでの報告でよいと申請していると、従来の紙ベースの報告書は送ってこないから、取引証券会社の画面で取得しなければならない。ただ、証券会社が用意してくれているファイル(.xmlファイル)を入力するだけでよくなっている。

  今年は、1月26日に税務署に送信した。医療費による還付金は、2月の10日に送金されたとのメールが届いた。マイナポータルのメッセージボックスにも通知が来ている。入力の手順など従来より、変わっている部分もあるが、やりやすくなっている感じがした。マイナポータルとの連携が更に進化すれば、さらに簡易になるだろう。 、

2019年1月31日

隠居の確定申告:e-Taxによる2019年申告(2018年度分)

堺市の後期高齢者医療保険料納付証明書が、1月26日に、確定申告用の証票類として最後に届いたので、e-Taxを仕上げて送信した。毎年、この証明書が一番遅く届く。
医療費控除の入力作業など時間のかかる作業は、すでに済ませてあった。入力の途中までの作業を保存して置けるのは助かる。
 e-Tax は毎年簡便になってきているが、今年の申告は、昨年度の申告(参照:隠居のPC備忘録:年金生活者の e-Tax による平成29年度分確定申告)とほぼ同じである。
 今年の申告で簡便になっているのは、生年月日等の入力画面で、申告書の様式をイメージした入力画面で申告書を作成する のチェックを外しておくと、年金収入とわずかばかりの上場株式の譲渡所得だけの私のような年金生活者に向いた必要項目だけの入力画面に誘導してくれる。

 1月29日に、以下のような【税務署からのお知らせ【申告に関するお知らせ】】という言わば、リマインド・メールが届いた。昨年以前に、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録している人に e-Tax の普及のために、だしているようだ。

e-Tax01.JPG

メールにある通りに、メッセージボックスを覗いてみると、1月26日に送信した申告書を受け取った旨の記載があった。このメッセージボックスには、還付金(私の場合、医療費控除が大きいので税金は還付される申告となっている)が指定口座に振り込まれた場合も通知がある。還付の通知は、はがきでも来る。
 昨年の還付は、2月18日のようだった。

2018年2月 2日

隠居のPC備忘録:年金生活者の e-Tax による平成29年度分確定申告

平成30年1月26日、確定申告のための後期高齢者保険(社会保険料控除の大きな部分を占める)の納付証明書がようやく届いたので、e-Tax で申告を実施した。
 私の場合、企業年金と厚生年金だけで生活しており、申告しなければならない所得は、それらの雑所得とわずかばかり上場株式の譲渡益である。所得控除の申請は、何と言っても医療費控除が多く、寄付金として御礼品目当てのふるさと納税が少しある。
 昨年(H27年度分の申告)から、マイナンバーが必要になっていたが、今回は大きな変更はない。

e-Tax 開始画面
2017-01.JPG

「事前準備」で e-Tax をするための環境整備で求められるのは、Windows の場合、以下のような要件である。

  • パソコンのOSは、Windows 7 8.1 10 である。
  • ブラウザは、Internet Explorer 11 のみに対応している。普段 Google Chrome や microsoft edge を使っている人は切り替える必要がある。
  • PDF閲覧ソフトとして、Adobe Acrobat Reader DC が求められるが、これは普通にはインストールされているはずである。
  • 電子証明書(マイナンバーカード・住民基本台帳カード等)を取得していなければならない。住民基本台帳カードでの申告は今年かぎりのようだから、マイナンバーカードを取得しておいたほうがいい。。
  • ICカードリーダライタを持っている。e-Tax をする人は皆持っていると思う。ちなみに私は、SONY の 非接触型 Pasori を使っている。マイナンバーカードを読み込むために必要である。
  • 以上が揃ったら、「事前準備セットアップ」を実行する。ブラウザーで開いている作業は閉じておかないとうまくいかない場合があるようだ。


 ここまでの準備作業が、e-Tax をスムーズに運ぶために大きなウエイトを占めている。準備が終わり、次に進めると、利用者識別番号(16桁)と暗証番号の入力をすることで、登録している住所や生年月日などが表示される。ここでの暗証番号は、8桁以上である。利用者識別番号は、2008年1月に申請し、地元の税務署から通知されている
 それでようやく「所得税の確定申告書作成コーナー」の入力画面にたどり着く。

「所得税の確定申告書作成コーナー」への入り口
2017-14.JPG

 雑所得での年金の申告では、あんまり迷うことはない。
 私の場合、源泉徴収なしの特定口座を選択している、わずかばかりある上場株式の譲渡所得についても、証券会社から送られてくる「特定口座年間取引報告書」に記載されてる通り、入力すればよい。
 迷うのは、既に源泉徴収されている配当所得の申告である。申告したほうがいい場合もあるようだが、申告する必要はない。(参照:配当所得の申告:https://www.kabu-syoshinsya.com/dividend-tax )
 所得の入力が終わると、所得控除の画面に誘導される。

 所得控除でいつも最も手間取っていたのは、医療費控除の医療機関ごとの集計であった。29年度は、スマホの通院ノートというアプリを使って、通院するたびに入力していたので、このデータをメールでパソコンに送り、Excel で医療機関別の集計をした。これを、e-Tax の集計フォームにコピーすると、そのまま医療費控除の明細書となった。昨年までは、家内に領収書の分類と集計を頼んでいたのだ。

医療費集計フォームへの入力結果
13件とあるのは、薬局も含めて罹った医療機関が13施設であることを示している。
2017-31.JPG

 社会保険料は、私の場合、介護保険(厚生年金から天引きされている)、国民健康保険、後期高齢者医療保険の3つである。
 ふるさと納税の控除は、寄附金控除の項で入力する。このような入力が多いのか、非常に入力しやすくなっている。
 次の配偶者控除の入力には、家内の公的年金の現徴収票が必要である。家内は、昨年70歳となっているので、老人控除対象配偶者である。
 入力をすべて終わると、入力データに基づき自動的に、税金の計算を行ってくれる。 私の場合、医療費が大きいためか、そこそこの還付があるようである。
 データの送信には、マイナンバーカードが必要である。

 無事に送信が終わり受け付けられると、利用者識別番号毎にアクセスできるメッセージボックスで、以下のようにその旨の表示がされる。

送信後に受信確認ができる
2017-22.JPG

 まだ、判断に迷うような入力項目もあるが、e-Tax は10年前から実施しているが、年々改善・改良されている。事前準備を十分に整えておけば、1時間もあれば、作成・送信できる。
 なお、還付金処理は、申請後2週間ぐらいで、メッセージボックスで確認できる事になっている。昨年は、申告のやり直しをやっているので、還付金が振り込まれたのは、2月18日だったが、今年はもう少しはやくなるのではないかと思う。

2016年2月 3日

隠居の e-Tax: 年金生活者の平成27年度の確定申告

今年も確定申告のシーズンがやってきた。申告は、いつも e-Tax である。
  今年から、マイナンバーで申告することになっているのかと思ったが、準備が間に合わないのか、下の案内にあるように、従来の住民基本台帳カードに収納されている公的個人認証の有効期限がまだある人は、それを使っていいらしい。ただし、有効期限(3年間)が切れている場合は、個人番号カードを使うことになるらしい。
 私は。11月末に個人番号カードの申請をしたが、まだ交付通知書が届かない。それで、昨年と同じように住民基本台帳カードを使うことにした。

電子証明書:住民基本台帳カード? 個人番号カード?
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確定申告を行うのは、年に一度のことなので、順序を思い出すのに時間がかかる。作成方法は、年々改良されているが、順序はほぼ同じなので、備忘録として記録しておきたいと思う。
 e-Tax を始めるには、確定申告書等作成コーナーから始める。作成ページを "e-Tax" で検索すると色々なページがヒットするので、" 確定申告書等作成コーナー"で検索するのがいいようだ。
 毎年 e-Tax を行っていて過去のデータを保存している場合は、トップページから【過去の年分のデータ利用】を選択する。そうすると 【e-Tax】か【書面提出】かを選ぶ画面が現れるので、【e-Tax】をクリックする。
 そうすると作成の順序図(下図)が画面上部に示され、【事前準備】の項が反転表示になっている。そして、【事前準備】の段階で作業すべき詳細項目が、順序図の下段に表示される。
 この事前準備を丁寧に行うことで、後々の作業が楽になる。
 私は、ICカードリードライタは SONY PaSoRi (RC-S380) を使っているが、作業を始める前から、USB接続をし、住民基本台帳カードを上に乗せておいた。ずっとそのままの状態で作業を続けても大丈夫である。

e-Tax による確定申告書作成の順序図
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作業のための環境確認は、パソコンとソフトウェア、ICカードリードライタと電子証明書、利用者識別番号の登録などである。
 環境が確認されれば、登録している住所・氏名・生年月日などが表示される。これで【基本情報入力】は終わり、【作成コーナー選択】画面となる。ここで、【所得税コーナーへ】を選択すると、下のような画面で、保存していた過去の年分のデータを読み込むことを要求される。
 昨年(26年度)保存したと思ったデータが何故か見つからない。25年度分は残っている。これを読み込んだ。

過去の年分のデータ読み込み画面
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読み込んで表示されるデータは、本人情報と読み込んだ年度分の申告に入力した事項のリストである。私は、ここでわずかばかりの株式の配当を申告しなければならないと思ってしまったが、配当金にかかる税金は既に源泉されているから、申告をする必要はなかった。まれに、申告をして配当控除を受けられるケースもあるようであるが。過去に間違って申告した名残が残っていたので表示されたが、チェックを外せば良い。受けられるかどうかよく分からない配当控除を受けるための申告は、結構ややこしい。

読み込まれたデータ
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その後は、提出方法に e-Tax を選択し、生年月日を入力すれば、【所得・所得控除等入力】の画面となる。
 申告のための年金などの源泉徴収票や生命保険の控除証明、国民健康保険料納付証明書、などが揃っておれば、指示通りに入力するだけで、規則通りに処理してくれる。
 また、源泉徴収をしない特定口座での株の取引で得た収益がわずかばかりあったので、特定口座年間取引報告書の数字を入力した。
 また、昨年度に、ふるさと納税をしたので申告した。寄附金控除を選択すると、寄付金の種類を選択する欄があるので、【都道府県、市区町村に対する寄付金(ふるさと納税)】を選択し、導かれるままに入力をした。市民税からどれだけ控除されるかは、5月ころになって、市民税の通知がくるまで分からない。ただし、ふるさと納税寄付金は、限度額があるので、自分の所得金額を考慮する必要がある。お礼品を欲しいために、多額を寄付しても、全額は返ってこない。計算を正確にするのは煩雑であるが、所得金額の30%が目安らしい。

寄付金控除の入力画面
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私の場合、成人病や歯科などで結構な治療費を払っている。また、家内も頭痛持ちで、近くの内科医で色々な薬を処方してもらったりしているので、医療費は年間10万を越える。医療費控除は、申告には欠かせない。
 医療費の申告入力は、下の3つの方法から選択できる。私の場合、【医療費の領収書を治療ごとに入力する】を選択し、人別・医療機関別に領収書を合計した額を入力している。日付欄はないからこの方法でいいようだ。このようにすれば、明細書の送付は要求されない。

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入力すべき事項をすべて入力すると、すぐに税額を計算してくれる。ただし、入力に矛盾がある場合は、間違い箇所を指摘して、入力を終えることはできない。このあたりのチェックが年々進化しているように思われる。
 また、作成途中でも、その時点までのデータを保存しておいて、時間をおいて入力を再開することができる。これは便利である。
 私の場合、企業年金での源泉徴収税額が大きいためか、ふるさと納税や医療費控除が多少影響したのか、税金は還付となった。還付金額は、計算後すぐに、画面で知らせてくれる。

e-Tax-14.JPG

さらに、順序に従って進めていくと、還付金を振り込む口座を指定する次のような画面が現れる。

e-Tax-17.JPG

そのような入力を終えると、申告書を送信するための準備が始まる。まず、公的認証として、住基カードか個人番号カードかを選ぶ画面が表示される。私は、まだ個人番号カードは手に入れていないので、住基カードを選択する。(住基カードは、ICカードリードライタ(私の場合Sony Pasori)に載せて、申告書作成中はずっとUSB接続している。)
 すると住基カード ログインのパスワードが求められる。このパスワードは、e-Tax 利用者識別番号のパスワードとは異なる。住基カードを区役所で登録した時のパスワードである、

e-Tax-18.JPG

e-Tax-19.JPG

パスワードを入力してOKをクリックすると、電子証明書の内容確認画面が現れるので [次へ] ボタンをクリックすると【即時通知】という画面が現れ、[受信通知確認]ボタンが表示される。それをクリックすると、【受信通知】画面が現れ、[電子申告等データを受信しました]と表示される。これで、電子申告は終了である。

e-Tax-22.JPG

しばらくすると、国税庁から下のようなメールが届く。

税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】
To xxxxxxx
 e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
 ご提出された還付申告の処理状況について、ご連絡します。
 詳細については、還付金処理状況をご確認ください。

○ 還付金処理状況確認方法
 e-Taxの利用可能時間内に、以下の手順で確認することができます。
1 e-Taxホームページから、「メッセージボックスの確認(受付システムへのログイン)」を選択の上、「受付システム ログイン」画面からログインします。
2 メインメニューから「還付金処理状況」を選択すると、内容が表示されます。
 ⇒ e-Taxホームページへ ⇒ http://www.e-tax.nta.go.jp
※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
 なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
----------------------------------------------------------
発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
----------------------------------------------------------

上のメールに従い、2月3日午前10時に、還付金処理状況を確認したが、[還付金額や振込先の金融機関情報などの確認を行っています。]ということであった。
 例年、還付金が振り込まれるのは、税務署で確定申告が始まる2月15日ころである。

追記(2016/2/9):

2月5日に、国税庁から下のようなメールが入り、 「還付金処理状況」を確認すると、2月9日に入金されるという。その日に、ネットで銀行の口座を確認すると確かに入金されていた。なお、2月6日には、堺税務署から、「国税還付金振込通知書」が届いた。

税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】

e-Tax(国税電子申告・納税システム) info@e-tax.nta.go.jp gaia.eonet.ne.jp 経由
2月5日
To n_shuhei
 e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
 ご提出された還付申告の処理状況について、ご連絡します。
 詳細については、還付金処理状況をご確認ください。

  ーーー後略ーーーー

----------------------------------------------------------
発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
----------------------------------------------------------


2014年1月31日

年金生活者の e-Tax: 平成25年度分


 2008年2月に始めた e-Tax での所得税申告は、今年で7回目になる。今年も、国民健康保険料 納付証明書が、1月27日に配達をされたのを最後に、e-Tax のための書類が整ったので、作業をすることにした。年に一回の作業なので、色々とつまづく。
 昨年の作業では、使っていたパソコンのWindows のバージョンが XP で Sevicepack 3 をインストールできていなかったために、やむなく家内専用の Windows VISTA のパソコンで作業をした。

 今年は、春に新調した Windows7 のパソコンで作業を始めた。入力方法は年々改善されている。今年度については、初期の画面からの設問に答えていくと、所得・所得控除・税額控除について入力しなければならない画面に導いてくれるようになっている。例を示すと、以下の様なものである。

所得についての質問例
e-Tax2014-01.JPG


所得控除についての質問例
e-Tax2014-03.JPG


 このような設問に答えていくと、入力すべき項目について、次のような整理をシてくれる。私の場合、年金所得以外に、わずかばかり持っている株式の売買所得と配当があるのと、メタボや歯科の治療費がかさんでの医療費控除を受けるための入力である。
所得・所得控除について入力ガイド
e-Tax2014-1.JPG


 それぞれの画面で、保存ができるようになっているので、入力途中でも中断することができる。 入力の再開や修正は、上の画面から各項目ついて再入力すればよい。当初の e-Tax 作業に比べればずいぶん楽になった。
医療費の所得控除の入力は、昨年同様に、個人別(家内と私)、医療機関(科)ごとに金額を集計して入力した。昨年もその方法で問題がないようなので、今年も踏襲した。

 ところが、入力データを送信するとこで引っかかった。公的個人認証サービス(JPKI)がうまくいかない。 昨年は、住民基本台帳カード(このカードに公的個人認証サービスが記録されている)の読み込みを、家内のパソコンVaio の Felica ランチャーにかざすだけでうまくいっていた。今年は、昨年買っていた SONY PaSoRi を使うことにしたのが原因と思ったが、送信できないのは、いろいろとサーチしてみると2つの問題があることが分かった。
  • PaSoRi で公的個人認証サービスが記録を読み取るには、ソフト【PC/SC アクティベーター for Type B】のインストールが必要である。
  • 公的個人認証サービスの有効期限(3年)が切れていた。事前準備での確認が十分でなかった。
 公的個人認証サービスの有効かどうかを確認する方法は、以下のページに有る。
http://www.jpki.go.jp/download/howto_win/certificate_p03.html
 区役所に行って、更新手続きをとった。15分ほど、500円の手数料であった。3年前にも同じことをしているのに、学習ができていなかった。
 少々つまづいたが、1月29日にデータを送信することができた。ただし、何故か今回は、「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」の郵送が求められたので、ファミマでコピーして郵送しておいた。例年還付金は、2月の中旬ころに、振り込まれる。

追記(2015/2/21):還付金が、2014年2月19日に振り込まれた。
DSC02826.JPG

 還付金の処理状況を確認するには、e-Taxホームページのトップページにある「メッセージボックスの確認」をクリックすると出る画面で、利用者識別番号と暗証番号を入力して出る画面「国税電子申告・納税システム(e-Tax)メインメニュー」の
 5 還付金処理状況確認
を選択すれば、次のような画面が表示される。
e-Tax-01.jpg


2013年1月26日

年金生活者のe-Tax 備忘録:平成24年度分、古いパソコンでは要注意

 
 今回で6回目となる e-Tax(国税電子申告・納税システム)を、確定申告に必要な書類が国民健康保険の支払い証明を最後に揃ったので、作業を行い 1月24日に送信した。
 昨年の手続きと変わらないだろうとタカをくくっていた e-Tax に、今回は(平成24年度分)は手こずったので、備忘録として記録しておきたい。

 手こずったのは、次の2点である。
  1. Windows XP は、Srvice Pack 3 でないと申告書作成画面がでない。 下のスクリーンショットのようになり、前に進めない。 e-tax10.JPG
    SP2 は、2010年7月14日でサポートが期限切れになっているためのようだ。SP3 のバージョンアップしようとして上手く行かなかったが、あまり支障もなかったので、ずっと SP2 を使い続けてきたが、初めて障害がでた。 
    再度、SP3のインストールを試みた(かなりの時間がかかる)が、結局、「アクセスが拒否されました」とのウォーニングが出て、駄目だった。仕方なしに、家内が専ら使っている Windows Vista のパソコンですることにした。
  2. Internet Explorer 7 (IE7)では、電子申請はできない。書類郵送を求められる。
    セキュリティの弱さのせいのようだ。無償サポートが終了している。Windows Vista のパソコンは、まだIE7 だったので、IE8 にアップグレードした。これは、問題なく作業ができた。


 無事下のスクリーンショットような申告書作成画面が出てきて、ようやく昨年のように申告書作成を始めることができるようになった。ただし、昨年の順序の 2. に書いた、〘e-Taxを行う際の確認事項(準備編)〙は、今年は申告書作成画面(コーナー)を表示する前に、【事前準備】として求められる。
e-tax_102.JPG
 昨年度(23年度)は、「昨年メモしておいたファイル(22年所得申告データ.data)」を使ったが、今回は、パソコンを変えたので新たに、申告書を作成することにした。昨年のブログに「USB メモリにバックアップしておいた方がいい」と書いているのに、してなかった。まあ、環境設定に費やした時間を考えれば、新たに入力しても大した手間ではない。

その他は、ほぼ昨年と同じ順序である。今年から、医療費控除の入力方法が下のスクリーンショットのように少し変更になっている。
e-tax_103.JPG

 私は、「医療費の領収書を治療ごとに入力する」を選んで、昨年と同じように、事前に医療機関毎に金額を計算しておき、医療機関ごとの合計額を入力した。厳密には、もっと詳細に入力しなければならないのかもしれない。いままで、税務署から指摘を受けたことはないが。

 出来上がった申告書は、昨年と同じように確認し、送信した。受信されたかどうかは、一日ほどして「税務署からのお知らせ」というメールが届くが、送信してすぐには、【メッセージボックス一覧表示】で確認することができる。

(追記:20130/2/14):国税還付金振込通知書が、バレンタイン・デーの2月14日届いた。
【メッセージボックス一覧表示】で表示される「還付金処理状況確認」ボタンをクリックすると、2月8日に通知されてきている。
気にしていた医療費控除の入力には問題無さそうだ。大した金額ではないので、多めに見ているかもしれない。

国税還付金振込通知書 hagaki.jpg
【メッセージボックス一覧表示】で表示される「還付金処理状況確認」 kanpu-web.JPG

2012年1月25日

年金生活者のe-Tax 備忘録:平成23年度分


 今年も確定申告の時期がやってきた。年々、国税庁が用意している e-Tax での申告方法は改善されている。今年は昨年(平成22年度分)とほぼ同じであるが、画面などは少し異なるようである。
 私の場合、e-Tax を始めてから5年目であるが、年一回の作業なので、備忘録として残しておきたい。
  1. トップページは、〘平成23年分 確定申告書等作成コーナー〙である。ここで、〘⇒22・21年分のデータ利用〙を選択する
  2. 次のページで、〘e-Tax を選ぶ〙を選択すると、〘e-Taxを行う際の確認事項(準備編)〙画面が出て準備OK か聞いてくる。
    • PCのOS 、IE のバージョン、Adobe Reader のバージョン の確認 
    • ICカードリーダライタのセットアップも完了している。
    • 電子証明書を取得している。(有効期限は取得後3年であるが、昨年更新している)
    • 平成23年分事前準備セットアップを行っている。(内容は、JPKI利用者ソフトのバージョンが最新のものであるかどうかの確認である。)
    • 以上を確認して、〘テストデータの表示〙ボタンをクリックすると、少し時間がかかるが、〘国税庁HP 「確定申告書等作成コーナー」〙というPDF で表示された画面が出てくれば、OK である。
  3. 次に、利用者識別番号の有無と入力を求めてくる。入力して、【情報検索】ボタンをクリックすると、昨年度までに登録している 住所、氏名、生年月日などを確認して、【次へ】のボタンをクリックする。
  4. クリックすると、〘過年分データ読込税目選択〙画面が出てくるので、【所得税の確定申告書】を選択すると、昨年度に保存したデータを読み込む画面となるので、参照ボタンをクリックして、昨年メモしておいたファイル(22年所得申告データ.data)を指定し、【保存データ読込】ボタンをクリックする。(パソコンを変更した時などに備えて、USB メモリか何かにバックアップしておいた方がいいのかもしれない。)
  5. 〘読込内容の確認〙画面となるので、確認して次へボタンを確認すると〘読込項目の選択〙画面となる。私の場合、昨年との変化はないので、項目すべてをチェックし、提出方法は、もちろん e-Tax で提出するを選択する。
  6. これで、ようやく〘所得・所得控除等入力〙画面となる。この画面で、年金関係の源泉徴収票や国民健康保険の納付証明書や生命保険などの控除証明書にもとづいて、それぞれの入力欄に金額などを入力する。
     また、私の場合、メタボ治療や歯医者に結構かかっているので、医療費控除の欄も記入する。医療費控除は、事前に医療機関毎に金額を計算しておき、記入すれば領収書の送付は必要がない。
     また、まことにささやかではあるが、東日本地震への寄付を日本赤十字社にしたので、これも控除対象としてくれる。ネットで日本赤十字社にした寄付は領収書が送られてきているし、家内が郵便局での振込は振込み書に記載がある。
     その他、わずかばかりの株式譲渡所得特定口座を分離課税としているので、その部分も証券会社から送られた特定口座年間取引報告書に基づいて、入力する。
     入力が終わると、即座に還付金を計算してくれる。今年も、昨年と同額くらいの還付がある見込みである。
  7. 申告書が出来上がると、〘送信前の申告内容確認〙画面となり、送信されるフォームが、下の【送信前の申告内容確認】ボタンをクリックするとPDF ファイルとして表示される。
  8. 確認して、次へ進むと、〘送信準備(利用者識別番号等の入力)〙画面となる。
  9. 入力して、次へ進むと、公的認証を行う画面となり、進むと公的認証のパスワードが求められる。認証が成功すると、再び、利用者識別番号とパスワードが求められる。これによって、送信が実行される。
  10. 受信されると、〘【お知らせ】e-Taxをご利用の方へ〙という以下のようなメールが、届けているメールアドレスに、発信元 info@e-tax.nta.go.jp として, 翌日(私の場合)送られてくる。

    国税電子申告・納税システム(e-Tax)をご利用いただきありがとうございます。
     申告の参考となる情報をメッセージボックスに提供させていただいております。
     お手数ですが、利用可能時間をご確認の上、国税電子申告・納税システムの「認証画面」から受付システムにログインしていただき、メインメニューから「メッセージボックス一覧表示」を選択し、内容をご確認ください。
     なお、受付システムへのログインに際しては、「利用者識別番号」及び「暗証番号」の入力が必要となります。

     認証画面はこちらから → https://uketsuke.e-tax.nta.go.jp/UF_APP/lnk/loginCtlKakutei

     利用可能時間はこちらから → http://www.e-tax.nta.go.jp/info_center/index.htm

    ※ このメールへの返信は受け付けておりません。ご了承ください。


(追記:2012/2/13)月末には、同じ発信元から、還付金の処理状況を知らせる次のようなメールが配信されてきた。受付システムを覗くと、現在確認中であり、まもなう、還付されることが表示されていた。

e-Tax_mail2.JPG

程なくして、サカイ税務署から次のような通知書が送られてきた。なお、この写真は、スマホの撮った写真をEvernote に収録したものである。

e-Tax.jpg

2月10日に、銀行口座をネットで確認すると還付金が振り込まれているのが確認できた。と同時に、受付システムで還付金処理状況を確認すると以下のようになっていた。

還付金処理状況.JPG 確定申告に関する色々な事務が、パソコンの前でできるのは、外に出るのが億劫な老人にはありがたいことである。

2011年1月22日

年金生活者の e-Tax 確定申告体験:4年目(平成22年分) 


Top.jpg 2011年1月20日の毎日新聞朝刊1面左隅に、左のような政府広報が載った。e-Tax の受付は始まっているのだ。国税庁はどうやら本気で普及をはかっているようだ。

 今年で、2007年(平成19年)の所得税の申告をe-Tax で始めてから、4回目になった。申告関連の書類は、最後に国民健康保険の納付証明書が、1月19日に送られてきて揃った。
   昨年からかなりやりやすくなっていたが、今年はさらに改善されている。流れは、下の図のように、昨年とほぼ同じである。
参照http://n-shuhei.net/atelier/2010/01/21_1041.php  e-Tax_02.JPG  e-Tax の作業は、【平成22年分 確定申告書等作成コーナー】のページから始まる。ここで、【平成22年分作成開始】ボタンをクリックすると、新たに、https:// のWindow が新たに開く。後の流れは基本的には昨年と変わらないが、毎年改善されているので、事前準備の確認をしなければならない。私の場合、【電子証明書を取得している。※有効期限は取得後3年 】の項目で引っかかった。2007年11月に、住民基本台帳カード(ICカード)を申請すると同時に、電子証明書を取得している。この証明書は有効期間は3年であり、区役所の窓口に行って更新する必要があった。時間は20分ほどで済んだが、窓口でネットでなぜ更新できないのかと理由を聞くと、更新料(¥500)の支払いのためという。そういえば、このような公的な場所での支払いは、クレジットカードで支払えると聞いたことがない。そうすれば、もう少し簡易にできると思うのだが。
e-Tax_03.JPG  事前準備を確認すると、次に【利用者識別番号】とパスワードが確認される。記録しておいた番号とパスワードを入力し、【情報検索】をクリックすると昨年申告書作成時に入力した住所・氏名・電話番号・生年月日などが表示される。国税庁のデーターベースに格納されているのだろう。
 確認して次へのボタンをクリックすると【作成申告書等の選択・作成開始】が現れる。ここで、【所得税の確定申告書作成】を選択すると、【申 告 書 選 択】選択画面が現れるので、私のように年金生活者の場合は右側の左記に該当しない方である【申告書B様式】の申告を選ぶ。
 【申告書の作成をはじめる前に】という画面が現れ、【作成する確定申告書等の提出方法】を聞いてくるので、電子申告により税務署に提出する。を選択する。次へ進むと【所得・所得控除等入力】の画面となる。
 私の場合、メタボリック・シンドロームの治療と年末に白内障の手術をしたので、医療費控除を申請することと、少しばかりの株式譲渡益があるので、【分離課税の所得】ページで株式等の譲渡所得等を入力する必要があった。その他は、年金生活者のほとんどの方と同じように、社会保険料・生命保険料の控除などの入力である。
 医療費控除については、私の場合医療費を支払った医療機関ごとに集計を入力した。申告書の入力は、途中で保存しておけば再度作成するときは、トップページに再作成ボタンがあるのでそれをクリックして、保存していたファイルを読み込むことで再開することができる。
 申告書の入力が終わると自動的に、納税額(還付額)を計算して表示してくれる。送信を行う前に、確認のページが表示されるので、確認を行った後に、送信する。この時、利用者識別番号の入力などが求められる。また、ICカードの接続などが求められ、これらを処理して「送信」ボタンをクリックする。
 受信されると次のような通知画面が送信されてくる。後は、私の場合、指定口座に還付額が入金されるのを待つだけである。昨年の場合、2月12日に振り込まれていた。 e-Tax_01.jpg

(追記:2011/2/16)今年の場合、2月16日に還付金が、口座に入金された。昨年もそうだが、一般の確定申告受付の初日に e-Tax で早く申告された分は、還付されるようだ。
なお、還付金の処理状況については、【確定申告書作成コーナー(トップページ)】の【申告内容確認コーナー(e-Tax) 】にあるメッセージボックス確認をクリックすると認証を求める新しいウィンドウが開く。認証が確認されれば、新しいウィンドウに 【還付金処理状況確認】ボタンが出てくるので、これをクリックすると、下のような通知書が示される。

msg_box_4.JPG