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2008年4月28日

隠居のお勉強:JavaScript(11) try...catch

 サンデー毎日なのに結構なにやかやと時間をとられて、お勉強がすすんでいない。例によって、W3Schools の tutorial にしたがって、次のステップに進もうと思う。

 ネットでいろいろと調べてみると、try... catch という構文は、Ajaxでほぼ必須になっているらしい。私のJavaScript の勉強は、Web ページをもう少し動的にしたいという、だいそれた願望に基づいているから、Ajax に必須なら、特に力を入れて勉強したいと思う。

 try...catch の構文の文法は、次のように解釈できる。
try{エラーをキャッチしたいcodeの実行}
catch(err){エラーをキャッチしたときの処理内容}


 Script を書いていて、プログラムにバグがないかどうかを確認するときなどに使うらしい。エラーの内容を表示するようにしておくと、バグの箇所と特定するのに役に立つということである。本格的に JavaScript プログラムを書くことはまだまだ先のことであろうが、おぼえておきたい。

 W3Schools には、例示として次のようなコードが示されている。
<html>
<head>
<script type="text/javascript">
var txt=""
function message()
{
try
  {
  adddlert("Welcome guest!");
  }
catch(err)
  {
  txt="There was an error on this page.\n\n";
  txt+="Click OK to continue viewing this page,\n";
  txt+="or Cancel to return to the home page.\n\n";
  if(!confirm(txt))
    {
    document.location.href="http://www.w3schools.com/";
    }
  }
}
</script>
</head>

<body> <input type="button" value="View message" onclick="message()" /> </body>
</html>

 try ブロック部分の adddlert("Welcome guest!"); の adddlert は alert のミススペルでエラーとなるから、catch ブロックの処理を行って、confirm-box を表示させることになる。

 あまり意味はないが、テストのために上のコードを少しいじって、このエントリーに取り込んでみた。下のボタンをクリックしてみてください。 Confirm Box が出るはずです。

    
 なお、この JavaScript 部分を外部ファイル化し、テンプレートの head 部分に読み込んで使うことを試したがうまくいかなかったので、直接 head 部分に書き込んでいる。

2008年3月24日

隠居のお勉強:JavaScript Basic (6) Google Map link の confirm box を作る

 金曜の夜から、夫婦そろって風邪(?)を引いてしまった。どちらも消化器系をやられたので、一種の食中毒かもしれない。陽春の候というのに、二人揃って床に就いた。こんなことははじめてである。医者からもらった薬を服んで寝ていたら、翌朝は体調が戻った。

 引き続き、W3Schools JavaScript Tutorial で、お勉強である。今日は、[JS Popup Boxes] の項である。
  • JavaScript では、3種のポップアップ・ボックスを作成できる。  Alert: Confirm: Prompt: ボックスである。
    • Alert Box は、ページ閲覧者に確認の情報をポップアップ・ボックスに表示する。
    • Example を参考に、次のような js ファイル(名前はなんでもよいが、AlertBox_h1.js とした)を作って、ページの <head> 部においてみた。MTでは、メインページやエントリーページのテンプレートの <head> 部である。
      //JS Study: 改行付き Alert Box
      function disp_alert()
      {
      alert("Alert Box で改行するには" + '¥n' + "¥¥n¥ を使います。");
      }
       ¥は小文字である。MTやGoogle のサーチボックスや Gmail では、101/102 英語キーボードで小文字 ¥ を打つと、\ となって、小文字の ¥ は表示されない。この場合、HTMLのタグで使う、< > をエントリーで使うとき &lt; &gt; と入力するように、&yen; と入力すると小文字 ¥が表現される。なお、秀丸では小文字の ¥ が表示されるので、 js ファイル作成には問題がない。HTMLで表示されている入力部分に、小文字 ¥ を打つと、\ となるらしい。
    • ずいぶん寄り道をしたが、JavaScript での文字列の改行には、¥n を使う。HTML での < br /> と同じである。このときの ¥ をエスケープ・シーケェンスというらしい。エスケープ・シーケェンスについては、後ほど Tutorial の項目にもでてくるようだ。
    • MTテンプレートの <head> 部においた記述を次に示す。 <$MTBlogURL$> は、MT のテンプレート・タグである。
      <!-- JavaScript Study -->
      <script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>AlertBox_h1.js"></script>
      

    • そして、 <body> 部に(エントリーに)次のようなHTMLを記述したとき、下のような Example が実行される。実際のブログへの応用については、まだ、思いつかない
      <input type="button" onclick="disp_alert()" value="改行つき Alert Box の例" />

    • Example:右のボタンをクリックしてみてください。
    • 今回初めて、 <head> 部で js ファイルを呼び出し、 <body> 部でそれを実行することを試みた。Expert が提供してくれている JavaScript プラグインの多くはこの方式をとっている。


  • Confirm Box は、ページ閲覧者に「OK」か「キャンセル」かの確認をとるお馴染みのポップアップ・ボックスである。
    • tutorial の Example と Tag <index> というページにある例を参考に、Alert Box のようによく利用する Google Map へのリンクボタンで確認するスクリプトを置いてみた。
    • 外部 js ファイル(名前はなんでもよいが、ConfirmBox_h2.js とした)と<head> 部(テンプレート)に記述したHTMLおよび <body> 部に(エントリーに)に記述したHTMLは次のようなものである。

    • 外部 js ファイル:別 Window に開きたかったので、tutorial にある location.href ではなしに window.open を用いた。 location.href では新しい Window に表示させる方法が分からなかった。
      //JavaScript Study Confirm Box
      function disp_confirm()
      {
      var r=confirm("Google Map を開きますか?");
      if (r==true)
        {
           window.open("http://maps.google.co.jp/","_blank");
         }
      else
        {
       window.alert('キャンセルされました'); 
        }
      }

    • <head> 部(テンプレート)に記述したHTML
      
      <script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>ConfirmBox_h2.js"></script>
      

    • <body> 部に(エントリーに)に記述したHTML
      
      <input type="button" onclick="disp_confirm()" value="Google Map" />

右のボタンをクリックすると Confirm Box がでる。 
 ブログの右サイドにリンクボタンとして設置してみた。自作 JavaScript 3作目である。

  • Prompt Box は、多くの場合ページの訪問者にページに入る前に、何かの値を求めるときに使われる。
    • Example を参考に学習のために作った外部 js ファイル、<head> 部(テンプレート)に記述したHTMLおよび <body> 部に(エントリーに)記述したHTMLは次のようなものである。
    • 外部 js ファイル。名前はなんでもよいが、PromptBox_h3.js とした
      //JavaScript Study Prompt Box
      function disp_prompt()
      {
      var name=prompt("貴方のお名前を教えてください。","お名前");
      if (name!=null && name!="")
        {
          window.alert("今日は!! " + name + "さん。訪問ありがとうございます。");
        }
      }

    • <head> 部(テンプレート)に記述したHTML
      
      <script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>PromptBox_h3.js"></script>
      

    • <body> 部に(エントリーに)に記述したHTML
      
      <input type="button" onclick="disp_prompt()" value="あなたのお名前は?" />
      


右のボタンをクリックしてみてください。
今のところ、どのように使うか思案しているが、まあ、隠居のお勉強の成果ということで、大目に見てください。

2008年2月 1日

年金生活者の e-Tax 確定申告体験

 退職後、国民年金と企業年金およびわずかばかりの株式売買益を合わせた確定申告している。昨年までは、国税局がネットで提供している、下の所得税の確定申告書コーナーを利用して確定申告書を作成・印刷して、証憑をつけて管轄税務署に郵送していた。
注:セキュリティ上の問題か、下のページには直接リンクが張れない。行き着くには、「e-Tax で確定申告」のページから、「e-Tax を利用しない場合又は作成を再開する場合はこちら」のバーをクリックし、「所得税の確定申告書」をクリックする。


 今年度は思い切って、ネットを通じて申告できる e-Tax に挑戦してみることにした。私のような確定申告を目指しておられる年金生活者も多いと思うので、体験を備忘録的に記してみたいと思う。個人の体験談なので、正確性について保証するものではありません。

 e-Tax での申告については、国税庁の「e-Tax で確定申告」のページが詳しいので、そちらを参照して欲しい。それぞれのページは懇切丁寧にインストラクトしてくれているので、指示通り数字を入れていけば e-Tax の登録ができ、申告書を作成し、送信できるが、沢山のページがありすぎて、歳をとって固くなった頭では混乱してくる。

 e-Tax をするためには、事前に準備が必要である。
  1. 市役所で住民基本台帳カード(ICカード)を取得する。
  2. 市役所で電子証明書を取得する。
    この1. 2. については同じ窓口で同時に発行してくれる。費用は両方合わせて、¥1000 だったと思う。
    参照ページ:http://www.e-tax.nta.go.jp/systemriyou/systemriyou3.html
  3. ICカードリーダーを購入する。大型の電気店でも置いていないので、ネットショップで求めた。¥3,000 ちょっとで手に入ると思う。e-Tax で申告すれば、5,000円の補助がある。
    (追記:2009/2/5)最近は、電気量販店にいけば沢山のICカードリーダーが積んである。昨年、量販店の店員に買いに来る人が増えると進言しておいたが、その通りになっているらしい。私は、次のカードリーダーを使っている。 Amazon では、すでに ¥2000 になっているようだ。
    日立 USB接続 公的個人認証用 接触型ICカードリーダー ライター HX-520UJ.K
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 これで準備は終わりであるが、もちろん入力に必要な数字は、年金の源泉徴収票を揃えたり、年間医療費合計額の計算などが必要である。医療費控除は、支払った医療費が年間10万以上の金額を課税所得から控除してくれる。逆にいえば、お元気で医療費をそんなに使っておられない方は、計算しても意味がない。

 上の「e-Tax で確定申告」のページでも案内があるように、 e-Tax をはじめるには、
  1. パソコンの環境を整備する。よほど古いネット環境でない限り、問題はないだろう。

  2. 上のページの「登録する」ボタンをクリックすると開始届出書を作成・送信する方法が案内されているので、それに従って、開始届出書を提出して、利用者認識番号を取得する。

  3. 開始届出書を作成・送信する前に、「財務省認証局」および「財務省運用支援認証局」のルート証明書をインストールする必要がある。インストールは、次のページに指示がある。
    http://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesyo/kaishi_confirm.html

    上手くインストールできれば、以下のような手順で確認できる。(IE6、7とも)


  4. うまく開始届出書を作成・送信できれば、以下のような「利用者識別番号等の通知」が送られてくる。

  5. 次に、利用者情報の入力、電子証明書の登録、納税用確認番号の入力などを行って初期登録する。ただ、上のページで「初期登録」に進む前に、公的個人認証利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)の最新版をダウンロードしておく。

  6. 「初期登録」に進むと利用者情報の入力画面が出てきて、住民基本台帳カードをICカードリーダーで認識する。「JPKI利用者ソフト」が、古いバージョンだと、エラーコード:AF0020-322がでて上手くいかない。だけでなく、InternetExplorer が開けない状況になったりする。

  7. 次に、Step3 の「作成・送信しよう」→「確定申告書作成コーナー」→「所得税の確定申告書」に進むと一番上に示した「所得税の確定申告書作成コーナー」の画面になる。私の場合、わずかばかりの株式売買差益があったので、「分離課税の申告書」を選択した。

  8. 「分離課税の申告書」を選択(他の申告でも同じと思うが)すると次の画面になるので、「電子申告により税務署に提出する。」を選択する。

  9. 申告書の作成は、印刷・郵送していたときと同じである。今年からは、地震保険がついていない損害保険の所得額控除はないようだ。

  10. 作成したデータを e-Tax へ送信する方法については、「確定申告書作成コーナーから e-Tax へ直接送信する方法」の案内に従って行う。この作業の中で、作成した申告書を保存することができるページが出てくるので、PCの適切なフォルダーに保存しておく。拡張子が、.rtx というファイルができる。

  11. 申告データの送信は、e-Tax ソフトをダウンロードしてインストールすることでもできる。後々の処理を考慮すれば、e-Tax ソフトで処理する方がいいかもしれない。以降は、e-Tax ソフトを利用した例を記す。(e-Tax ソフトでも、電子証明書の登録、納税用確認番号を登録できる。)

  12. まず、e-Tax ソフトのメニューボタンから、「利用者選択」→「新規作成」を選択して先に通知された利用者識別番号を入力して利用者として登録する。

  13. 次にメニューボタンから「作成」→「申告・申請等」を選択して、画面右下の「組み込み」をクリックすると組み込む申告・申請等ファイルを指定するポップアップ画面となるので、10. で保存したファイルを指定する。

  14. 次にメニューボタンから「電子署名」のアイコンをクリックすると先ほど組み込んだファイル名が表示されるので、これを反転させて右下の「署名」ボタンをクリックし、ICカードリーダーに、住民基本台帳カードを差し込んで続けると電子署名が終わる。

  15. 次にメニューボタンの「送信」から送信アイコンをクリックすると先ほどのファイルが表示されるので、これを選んで右下の送信ボタンをクリックすると送信が始まるはずである。送信先は、e-Tax(受付システム)である。

  16. 無事にe-Tax(受付システム)に受信されたかどうかは、次のメニューボタンの「メッセージボックス」で確認できる。「メッセージボックス」のアイコンをクリックすると、今まで e-Tax(受付システム)で受信した受信した受信通知が示される。

    その中の手続名 「所得税申告」行を反転させ、右下の「詳細表示」ボタンをクリックすると下のような画面が表示される。


  17. e-Tax で申告する場合は、証憑の提出は求められていない。これが、e-Tax で申告する一番の理由であるが、申告書送信票は郵送しなければならない。「申告書送信票」は、上の画面の「送付書表示」ボタンをクリックすると印刷画面が現れるので、これを印刷して所轄税務署に郵送する。これで手続きは終わりのようである。

 e-Tax を試行錯誤してみて、このシステムは私のような素人でもできないことはないが、やはり税理士さんのようなプロ向けではないかという感じである。個人では年に1回しか使わないシステムであるから、折角やり方を習得しても来年までは記憶できないかもしれない。そう言う意味で、ブログに備忘録的に残しておくことは意味があるかもしれないが、来年はまた所得税制が変わって、新たな学習が必要になるだろう。まあ、幾ばくかの還付があるのが救いである。