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Atelierで“mt-config.cgi”が含まれるブログ記事

2011年3月27日

隠居のMovableType:データベースをMySQL4 から MySQL5 へ 


 今までのブログ以外にサイトを開設する気になった。新しいサイトをつくるにあたっては、最新の MovableType5(MT5) を導入して見ようと考えた。MT5 では、ブログだけでなくウェブページも管理しやすくなっているらしい。早速、【基本からしっかりわかる Movable Type 5】という参考書を購入して、これに倣ってトライしてみることにした。

 新しいサイトのために、独自ドメインをレンタル・サーバー先の Xserver から取得した。サーバーは、今のところに余裕があるので、これを使うことにした。
 MT5 の導入については、また別のエントリーで記録することにして、今回は MT5 で使用する推奨データベース MySQL5 を設定したときに気をつけねばならない事項を備忘録として記録することにした。
 Xserver では、ドメインが異なっても、同一アカウントではデータベース MySQL のバージョンは複数では運用できないようだ。同じサーバーを使うのだから当然なのかもしれないが。
 知識のない人間がデータベースをいじるので、いささか勇気がいるが、Xserver には MySQL4 から MySQL5 への移行サービスがあるので、これを使って移行した。
 移行の結果、ブログのページを見ると、一見うまく移行しているように見えたが、次のページへリンクできなくなっていた。
  • ブログ内で作成した Webpage
  • ブログ編集画面が開かない
  • アクセス解析の Research Artisan Lite の表示(再設定を求められる)

 対処をネットでググってみると、MT4 のインストール以降いじったことのない mt-config.cgi というファイルにある DATABASE SETTINGS で指定しているデータベース MySql の項にある DBHost をXserver で移行したときに示されたホスト名(私の場合、localhost ⇒ mysql14.xsever.jp )に変更しなければならないことが分かった。
 FFFTP でホストにある mt-config.cgi ファイルを ローカルにダウンロードして、【秀丸】で該当箇所を修正して、再度ホストにアップロードした。すると、今までのブログ編集画面( http://xxxxxx/cgi/mt/mt.cgi )が開くようになった。ここで、ブログごとに再構築を行うと、Webpage へのリンクは復活した。
 また、再設定を求められる Research Artisan Lite は、【「public_html(ドキュメントルート)」ディレクトリの下の階層にある「setting」ディレクトリ】のアクセス権(パーミッション)を書き込み可能("777")に変更する必要があるが、再設定画面でホスト名を変更(他の項目は変更なし)すると、結果が表示されるようになった。
 DB を移行すると文字化けがよく起こるようであるが、文字コードを MT の基本である UTF8 に指定したためか、今のところ文字化けは起こっていない。
 今後も、いろいろと問題が起こるかもしれないが、それぞれで対処していくことになるだろう。これで、MT5 を設定する環境は整った。

   
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2008年6月28日

コメント認証のためのTypeKeyエラー

 私の場合、スパム・コメントを防止するために、コメントをいただくときには面倒だが TypeKey の取得とその登録によるサイインインをお願いしている。ところが、MT4.1 を運営しだしてから、一見上手く機能していたように見えた TypeKey でもサインインできないと友人に指摘された。

 さっそく、ググッテ見ると MT3 でも起こる問題のようである。MT3 のときから認証問題には困ってきた。対処を施したところ、解決しているようなので、備忘録として記録しておきたい。

  • 問題:正確な TypeKey でサインインしても受け付けてくれない。
    対処:いつもお世話になる「小粋空間」さんの古いエントリー「TypeKeyの使い方」は、MT のバージョンが低いときの記述だが、ここからヒントを得た。
    クリックすると大きな画面になります  原因は、MovableType の設定ではなくて、TypeKey の設定である。
     既に TypeKey を取得している人が、コメントするときのログインではなくて、アドレスを指定するなどしてTypekey にログインするとTypeKey の設定画面が出てくるはずである。
     この設定画面の下部に、スクリーンショット(クリックすると大きくなります)のような、「コメント登録するウェブログの指定」枠がある。ここに記述するURLは、MT4.1 の場合 mt-config.cgi で指定した CGI Path (MT をおいたフォルダー)を指定しなければならない。ここが間違っていた。

  • 問題:上の修正をしても、ブログ管理者である人が、自分のブログにコメントするために、サインイン(はできる)し、コメントを投稿すると
    コメントの登録が失敗しました:
    というメッセージがでて投稿できない。
    対処:これもググッテみたが的確なサジェッションはヒットしなかった。
    クリックすると大きな画面になります いろいろと設定をいじって得た結果は、理屈はよく分からないが、MovableType の「ブログの設定」→「登録・認証」(スクリーンショット)に、認証方式を指定するところがあるが、ここで MovableType と TypeKey の両方にチェックを入れると先ほどのエラーはなくなった。 TypeKey のみのチェックでは、先ほどのエラーがでるようである。


 MT4 では、MT3 からはかなりの部分が改定されており、ようやく慣れた MT3 での操作が役に立たないことが多いが、新しい操作に慣れてくるとこちらの方が簡単なのかもしれない。いずれにしろ、老化で硬化した頭では、慣れるのにいじりまわすしか仕方がないかと観念している。 

2008年6月 3日

隠居、MovableType 3.35 から 4.1 へのアップグレードに苦戦する

 手狭になったレンタル・サーバーを lolipop 500MB から xserver 3GB へ引っ越しをしてから、いろいろな障害がでていた。

 その中で最も大きな障害は、ブログの管理画面から「テンプレート」を開こうとすると
maketext doesn't know how to say: _SYSTEM_TEMPLATE_SEARCH_RESULTS as needed at lib/MT.pm line 917

というエラーメッセージがでてテンプレートの編集ができないことである。

 テンプレートは「小粋空間」さんオリジナルをいろいろといじっているから、なにかにつけ手直しが必要である。当然、スタイルシートもいじれないない(FFTP で弄れないこともない)から、テンプレートの改良ができない。海外のサイト:Movable TYpe Community Forum でも同じような障害が報告されているが、これといった解決策はないようだ。

 それに、MT3.3 では spam comment 対策に入れていた SCode が上手く働かない。思い切って、準備をすすめていた MT4.1 へアップグレードすることにした。
 手順は、「小粋空間」さんの「Movable Type 3 から Movable Type 4 へのアップグレード方法」を参考にさせてもらった。
 いろいろとつまずいたので、備忘録的に、注意事項を順を追って記録しておきたい。

  1. MT3.3 のままレンタル・サーバーを lolipop から xserver に引っ越しことを機会に、データベースを SQLite から MySQL へ変換した。
  2. アップグレードするまえに、データベースのバックアップが勧められている。xserver には、MySQLのバックアップは、phpMyAdmin を利用する。
  3. 恥ずかしながら SQL スクリプトなんて書いたことがないから理解が進まない。先の「小粋空間」さんの記事にでている「MySQL + phpMyAdmin によるバックアップ」を参照して、いろいろと試みた。この件ついては理解するまでかなりの時間を要したので、別エントリーで記録することにしたい。
  4. MySQL のバックアップがなんとかできたので、上記記事の手順に従って、FFFTP を使い、MT3.35 の /cgi/mt のフォルダーをアップグレードが上手くいかない場合にすぐに元に戻せるように /cgi/mt33 と名前を変えて残し、新たに空白の /cgi/mt/ フォルダーを作成し、あらかじめダウンロードし展開していた MT4.1 の mt フォルダーにある addons 以下 tools までのフォルダーなどと index.html ? readme.html までのファイルをアップロードした。 
  5. mt-config.cgi は、あらかじめダウンロードしていた MT3.35 のファイルをそのままアップロードした。
  6. ここで、サーバーの .cgi ファイルのパーミッション(属性)を 700 (xserverの場合)にしなければならない。先の手順書に書かれていなかったので、つい忘れたので /cgi/mt.cgi にアクセスしても開かなかった。
  7. 手順書では、ここで /cgi/mt.cgi にアクセスすると「アップグレード開始」が始まることになっているが、私の場合、いろいろといじっていたためか、MT4.1 のダッシュボードがいきなり表示された。エクスポートしていた最新の MySQL をインポートしたためかもしれない。
  8. MT4.1 のダッシュボードは、MT3.35 の時の管理画面とかなり変わっているのでとまどったが、あちこちとクリックしてみると MT3.35 のときの設定はカバーされているようである。
     心配だったテンプレートも、左上のタブで該当のブログを選択し、「デザイン」→「テンプレート」をクリックすると自分で追加して作ったインデックス・テンプレートなども表示されている。
     「メインページ」のテンプレートで手直ししたかった部分も訂正することができた。
  9. 「一覧」→「ブログ記事」で最新順に表示されているエントリーを見ると最近投稿したエントリーが3つほど見えない。私が運営している友人のブログでも同じ現象が出ている。念のため一覧を最後の方まで見ると作成日付が抜けて一覧の最後に見つかった。
     原因ははっきりしないが、再編集画面を開けてみると右サイドに表示される公開(注:表示するには表示オプションで「公開」にチェックを入れる必要がある)で、公開日が空欄になっている。この部分を埋めて「保存」ボタンをクリックすると再構築が始まる。
  10. 再構築を行うとエラーが表示される。ほとんどは、現在使っていなくてコメントアウトしていたテンプレートタグ(Google の Mapper とか SCode 関連である)である。これらを削除するとほとんどはエラー表示はなくなった。
  11. ただ、カテゴリー・アーカイブのテンプレートでエラーで表示されたテンプレートタグの MTEntriesWithSubCategories の原因がよく分からず、色々と探ってみたが丸1日ほど徒労に終わった。
     別の再構築で、カスタマイズで入れているインデックス・テンプレートの calendar.xml というテンプレートでエラーが表示された。MTEntryDate テンプレートタグのエラーも同時に表示される。日付タグのフォーマットを変更するとエラー表示がなくなった。ここからヒントを得て、カテゴリー・アーカイブのテンプレートでエラーで同時に表示されていたMTEntryDate テンプレートタグの日付フォーマットを変更するとうそのようにエラー表示がなくなった。(この現象については、別に記録しておきたい。)
  12. まだまだ、バグが出てきそうだが、ようやく MT3.35 の正常だったときと同様の作業ができるようになった。MT4.1 では、いろいろな機能が付加されているようなので、順次取り入れていきたい。
 

2008年5月18日

隠居、MT3.3 でのDB 移行:SQlite→MySQL

  Movable Type 4.1 を勉強しようとMovable Typeの世界ではそうそうたるメンバーが執筆した「Movable Type プロフェッショナル・スタイル」を奮発して購入した。テンプレートなどを使わせてもらっている「小粋空間」の管理者 荒木勇次郎さんも一部を執筆されている。

 この本の最後の章「設置・運用に関するTIPS」(Online Digital Clock Works:丹羽章さん担当)に、
セキュリティやパフォーマンス、管理ツールの充実度で MySQL を推奨します。
とある。MT4.1 では、データベースは MySQL がいいらしい。
MT3.3 から MT4.1 へのアップグレードの準備として、現在使用している MT3.3 でのデータベース移行を実施した。
移行手順を自分用の備忘録として書いておきたい。

 上の丹羽章さんの「設置・運用に関するTIPS」では、小川宏高さんの移行ユティリティ(MTデータベースの相互変換CGI スクリプト)が紹介されている。データベース変換をググッテみると、皆さん、このスクリプトを使用されている。私の場合、レンタル・サーバーはXserver なので、この環境での実施順を書き留めておく。実際は試行錯誤したが。

1. まず、Xserver のサーバーパネルにログインし、「DATABASE」→「MySQLの設定」を選択し、新たに MySQL Database を設定する。MySQL Database の設定は、小川宏高さんのインストール手順にはない。そんなことは、当然のことかもしれない。

2. 「MySQLの追加」で、例えば nshuhei_mt33 を追加する。

3. 「MySQLユーザーの追加」で、例えば nshuhei_mt33 を追加する。ホスト名は、localhost をそのまま使う。(変えない) 適宜なパスワードを設定する。

4. 「MTデータベースの相互変換CGI スクリプト」で指示されている方法で、[mt-db-convert.cgi] をFFTP で mt.cgi と同じディレクトリーにアップロードする。FFTP では、名前を変えてアップロードするという機能があるので、[mt-db-convert33.cgi]の"33"部分をはずしてUPし、パーミッション(属性)を 700 とする。

5. ブラウザーのアドレス部分に、[http://xxxxxxxx.xxx/cgi/mt/mt-db-convert.cgi] を入力し実行すると左のスクリーンショット(クリックすると大きな図で別画面に表示されます)のような画面が現れる。(この画面は、レタッチソフトでいじっている)

6. 画面の指示に従って、必要な事項を入力する。Source DB が SQLite の場合、フルパスが既に表示されている。DBUser, DBPassword, DBHost は入力しない(できない)。

7. 右側のDestination DB には、MySQL を選択し、DataSource 欄は空欄のまま(入力できない)で、DataBase, DBUser, DBPassword, DBHost をそれぞれXserver のサーバーパネルで MySQL を設定したときの name などを使う。DBHost は、 Xserver では、初期値が localhost となっているのでそのまま使用した。

8. 左下の [convert] ボタンをクリックすると変換が始まる。何か設定が間違っている場合は、エラー・メッセージが表示され変換は中止する。
 途中で、Warning がでたりするが大丈夫のようだ。上手くいくと "Done copying data from DBI::sqlite to DBI::mysql! All went well." というようなメッセージがでる。

9. 無事にデータ移行が完了したようなので、mt/mt-config.cgi を「秀丸」で修正してアップロードした。修正する部分は、MySQL Configuration の設定と SQLite DB をコメントアウトするところである。それぞれ以下のように修正する。
### MySQL Configuration - Add the name of your database, username
# password and, optionally database host given to you by your web
# hosting provider.
#
ObjectDriver DBI::mysql
Database nshuhei_mt33
DBUser nshuhei_mt33
DBPassword xxxxxxxxxx
DBHost localhost

### SQLite Configuration - SQLite requires only the path to your SQLite
# database file.
#
#ObjectDriver DBI::sqlite
#Database /home/xxxxxxxx/n-shuhei.net/public_html/cgi/mt/db/sqlite.db

 これで完了である。見た目は変わらないが、ページ展開などが早くなったような気がしている。なによりも、MT4.1へのアップグレード準備が一つできたので喜んでいる。歳をとっての作業はなにをしても時間がかかる。困ったもんだ。

 なお、DB変換にあたっては、「MOvableType備忘録」の下のページを参考にさせて頂いた。ありがとうございました。http://bizcaz.com/archives/2006/08/02-065216.php#復旧手順  

2008年5月13日

隠居、レンタル・サーバーの引っ越し:lolipop → Xserver

 2006 年2月に、ブログを MovableType で始めだしてから、2年と3ヶ月が経過した。その当時、最も安かった(現在もそうかもしれないが) lolipop という変わった名前のレンタル・サーバーを、ディスク容量 200MB 月額 263円で契約した。
 と同時に同じ系列の、ムームードメインサービスで、n-shuhei.net という独自ドメインを取得した。現在でも、ここが独自ドメイン取得・維持では最安らしい。 

 さすがに 200MB ではすぐ余裕がなくなり、2006年10月に、月額 105円を足して500MB とした。それも容量が残り少なくなってきたので、もう少しディスク容量が大きなレンタル・サーバーを物色していた。
  lolipop の系列に、chicappa とか hemtel といったレンタル・サーバーがあるが、ネットにあまり名前が出てこないのでもひとつ乗り気ではない。
 「小粋空間」さん(現在は引越しされたようだ)など有名な方が使われている SAKURA Internetは、自分用に MP3 ファイルをおいて楽しんできたが、MovableType を移管するにはなんとなく難しそうだ。それに、債務超過も噂されている。音楽は、RadioSenboku を専ら聴いているので無駄遣いはやめて契約を解除した。

 もう少しググッテみると、ディスク容量 3GB で月額 1050円の Xserver というレンタルが見つかった。MovableType との相性も良さそうである。
 このサーバーに、一気に MT4.1 を導入して、現在の MT3.3 を移管したいと思ったが、 MT4.1 を理解するには時間がかかりそうなので、とりあえずディスク容量を確保することを優先することにした。

 一日 200人を越える人が訪問してくださるようになったので、URL は変えたくない。幸い、独自ドメインを取得していたので URL を変更せずにサーバーの引っ越しができそうである。
 Xsever には、このような場合のマニュアルが丁寧に書いてある。ただ、ドメイン管理とかDNS とかいった言葉は familiar ではないので、加齢化現象が起きている頭では理解するのになんども読み返すことになった。

引っ越しの要領は、マニュアルの「他社からの乗り換えについて」→「サーバーだけ移転したい」を参考に、
  1. まず、ドメインの設定で、保有している独自ドメイン名(私の場合、n-shuhei.net)で、xserver にドメイン設定をする。
  2. 次に、FTPソフト(私の場合、FFFTP)で、新しいドメインに、lolipop からダウンロードしておいたファイルを xserver の新しいドメイン(/n-shuhei.net/public_html/) にアップロードする。
  3. 次に、ネーム・サーバー(プライマリーとサブがある)を lolipop のネームから xserver のネームに変えて、浸透するのを待つだけである。この作業で世の中に、サーバーを変えたことを知らしているが、浸透するまでは2日間くらいかかるそうである。
  4.  ドメイン名が同じだから、ほんとに引っ越ししているかどうか分からないが、アップロードする画像ファイルなどを故意に外しておくと表示されないから確認ができる。

  5.    要するに、
    • サーバーをレンタルしている業者と独自ドメインを管理している業者は別である。
    • 独自ドメインを持っておれば、サーバーレンタル会社のネーム・サーバー名(基本的には、IPアドレス)を、ドメイン管理業者(ここの場合、ムームードメインサービス)に用意されているコントロールパネルで書き換えるだけでよい。
    ことが分かった。

     ここまでは、なんとか上手くいったが、サーバーを変えると当然サイト・パスなどが変わってくる。ドメイン名は同じなので、テンプレートタグの<$MTBlogURL$> とか、<$MTCgiPath$> などは内容は変わるが、そのまま変えなくてもつかえる。独自ドメインを持っているとこのような時に幸いする。

     ただ、次の項目は変えなければならない。
  6. mt-config.cgi のCGI Path は変えなくてよいが、Database へのパスはフルパスが変わっているので変えなければならない。(私の場合、SQLite を使っていたので)
  7. ブログ管理画面の「設定」→「公開」でのサイトパスも絶対パスを変える必要がある。
  8. cgi ファイルの属性(パーミッション)は、xserver の場合 700 に変えねばならないが、プラグインで使っている cgi ファイルも plugins のフォルダーを展開してさがし、属性を変えておく必要がある。私の場合、plugin の RebildPreView の cgi ファイル属性を変えていなかったのでエラーを起こした。


 ここまではなんとかたどり着いて、新しいサーバーで運営ができているが、spam comment 対策の Scode plugin がかなり時間をかけて検討してみたが、どうしても上手く動かない。仕方なく、1日20通近くくる Junk Comment は手動で削除している。MT4 には対策方法があるらしい。やっぱりアップグレードを考えねばならないだろう。

 

2007年9月28日

TagCloud による検索結果概要の文字数を変更する

 TagCloud の設置に手こずった経験を前々回のエントリーで書いた。それに付随して得た経験を備忘録的に書き留めておきたい。
 TagCloud をクリックしたときに現れる画面に、該当するエントリーの概要が表示されるようになっている。概要は、エントリー編集画面で入力しておれば、その概要が表示される。概要の入力を省略されているときには、エントリーの冒頭からN文字(英語ではN-wordsのようだが)が表示される。この文字数(N)は、default では40である。
 話は少しそれるが、メインページの概要表示で、文字数を設定するのは、MTの管理画面 「環境設定」→「設定」→(「詳細設定」)→「全般」→「表示に関する初期設定」→「概要にいれる文字」で指定ができる。メインページのテンプレートを見ると、<$MTEntryExcerpt$>のテンプレート・タグが使われている。
 この<$MTEntryExcerpt$>のテンプレート・タグが、TagCloud での検索結果画面テンプレートにも該当するエントリーの概要の表示に同じように使われている。ところが、上のMTの管理画面での設定では表示される文字数をコントロールできない。この件については、いつもお世話になっている「小粋空間」さんの「検索結果画面の表示文字数を変更する」のエントリーで発見した。そこに示されているように、/cgi/mt/mt-config.cgi の中の ExcerptWords 40 がある行頭の # を削除し、文字数を変更すれば良い。なお、私の場合、ExcerptWords がある行を探すような場合は、テキスト編集で使っている「秀丸」で検索をして探している。「秀丸」の良さが最近少しずつ分かるようになった気がする。

2006年10月 2日

MT3.33-ja に VersionUp

 MT3.3-ja にクロスサイトスクリプティングの脆弱性があるとのことで、万が一を考え MT3.33-ja にアップグレードすることにした。この9月26日にリリースされたばかりである。備忘録的に記録することにした。
 私の環境は、サーバーのレンタル先が lolipop で、DBには SQlite を使用している。lolipop から提供されている「既に MovableType をインストール済みの場合の最新版へのアップグレードの方法」マニュアルは db が SQlite の場合となっているので、これに従って実施することにした。以前から沢山のファイルをUPするときのFTPソフトは DreamweaverMX を使ってきたが、IEを使っても簡単にできることが最近になって気が付いた。今回も IE でバックアップを取った。ただ、やり方が拙かったのか旧バージョンの cgi/mt ディレクトリーを丸ごと削除しようとすると上手くいかない。仕方なく少し手間であるが、 DreamweaverMX を使って mt ディレクトリーを丸ごと削除し、解凍した MT3.33-ja をUP(PUT)した。マニュアルには、mt-config.cgi と sqlitedb はバックアップしたファイルをUPすることになっている。 mt-config.cgi はmt ディレクトリーのルートにあるからすぐ分かるが sqlitedb は mt/db ディレクトリーにある。
 前回のアップグレードで苦い経験しているカスタマイズしたプラグインを特定し、バックアップからUPしたと思っていたが、plugins ディレクトリーのルートにあるファイルのUP(PUT)を見落としていたため、カテゴリー項目の並び方につかっている cutfirstchar.pl などのファイルが落ちておりカテゴリ項目の表示が頭3桁の数字が表示されたりした。もう一つのミスは、.cgi ファイルの属性変更である。 mt ディレクトリー直下にある .cgi ファイルの属性は700(lolipopでは、755でなく700になっている)に変更したが(これが結構面倒な作業である。一括で変更できる方法がないものか。)、SCodeディレクトリーにある mt-scode.cgi は見落とした。その結果、コメントスパム対策に要求している入力すべき数字が現れない現象が起きた。そのあたりを修復するとほぼバージョンアップ前の状況になったが、MT3.3用に新たにインストールしたテンプレートを編集するためのプラグイン BigTemplateWindow が上手く動いていない。ただ、今回はカスタマイズを What's New?で簡単に記録していたことがずいぶん役に立った。カスタマイズの記録は今後も必要であろう。

2006年7月 8日

隠居のMT:3.3-jaへアップグレードする

 6月29日にリリースされた(7月3日に修正版リリース)MovableType3.3-jaへアップグレードした。今後のいろいろなカスタマイズは3.3を基本に行われると思われるからである。レンタル・サーバー先のlolipopのMovableTypeのアップグレードIT's MEMOを参考に、慎重に作業を進めた。安易な作業で今まで痛い目にあっている。それに今動いているWeblogの基本ソフトを触る作業なので、初心者にとっては恐る恐るである。それに、何やかやとカスタマイズもしている。
 まず、バックアップをとっていつでも元に戻せる体制にした。幸い、ローカルPCには、十分なディスク容量がある。ローカルPCには、サーバーのサイトと同じ構成のサイトが2組あることになる。次に、SixApart社から修正版をDLし、解凍ソフトLHUT32を使って新たにMT3.3というフォルダーをつくり、そこに解凍した。このようにディレクトリーごとダウンロードしたりアップロードする時のFTPソフトは、HP作成ソフトのDreamweaverMX2004を使っている。lolipopのFTPサービスは、ファイル一つずつしかアップロードできない。いきなりサーバー上のcgiディレクトリーを弄ることはさけて、ローカルPC上で上記のガイド通りに、mt 配下の db と plugin ディレクトリーおよび mt-config.cgi ファイル以外は、削除・追加を行った。このようにローカルPC上でサーバー上に実現する構成をつくり、これを cgi ディレクトリーごと put (DreamweaverMX2004でのアップロードの表現)した。そのうえで、いつもの Movable Type Publishing Platform へログインするとアップデート用スクリプトが表示されたので、その指示通り実行するとアップデートは完了した。苦労した初期のインストールに比べるとずいぶんあっけない。
 ただし、カスタマイズしていた「エントリーを投稿する前にプレビューする」プラグインが動いていない。関連するファイルを削除してしまったためらしい。今、不具合で気がついているのはこれだけだが、また何か出てくるかもしれない。(追記:2006/7/9)どうやら、BigPAPIを使うプラグインは3.3にtransformという同機能のソフトを組み込んだだめに3.3とは相性が悪いらしい。素人の手が出せる解決策もまだ提供されていないようだ。しばらく不便を覚悟しなければならないようだ。まだ、3.3の新機能はエントリーフォームを拡大することができる程度しか確認していないが、もう少しいろいろと試してみたいと思っている。
(追記:2006/7/8) コメントのSCodeが上手く動作していないようだったが、Scodeをインストールしたときにお世話になった「小粋空間」のSCode プラグインでコメントスパムを制限する(その1:基本設定)を再訪問して再度インストールし直すことにした。数字の画像が出ないのでそれに該当するようなコメントあたりも読んでいると、どうやら plugin ソフトのバグらしい。再度、SCodeのソースをDLし、インストールし直すと従前通り表示されるようになった。

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