何か工事をするとか木工作品を作るときには、簡単な図面を手書きで描いてきた。山小屋H?tte Hachi にウッドデッキを工事するにあたって、図面を描くのに、このデジタルの世界だ、PC で描くことができないかとソフトを探してみた。
木材をまっすぐに切断するための冶具
ソーガイドを購入したときの付属として「
もでりん」というソフトを無料でダウンロードできるライセンスがあることが分かった。
ダウンロードして使ってみると、一見は使えそうであったが、CAD ソフトなどを使った経験がないので習得するには少々難しい。
友人が山小屋 H?tte Hachi の
デッキを作るための基礎工事用図面を Excel で書いてきていた。これなら、なんとかマネできそうである。我流でやってみた。手で書くよりは早いし、訂正が素早くできる。
このようにして図面を書いておけば、必要な材料も計算しやすい。地方にも、大きなホームセンターができたといっても、何か材料が足らなくなると往復1時間以上も車で走らねばならない。
エクセルで図面を書く方法は至極簡単である。使用法を備忘録として書き留めておきたい。
- Excel を立ち上げ、メニューバー「表示」→「ツールバー」→「図形描画」にチェックをいれる。すると、画面下部に下のように図形を描くためのツール・アイコンが表示される。
以下の説明は、 Excel のデッキ図面を開いて読むと分かりやすい。- 画面が方眼紙状になるように列幅と行の高さをツールメニュー「書式」で設定する。
列幅を指定するときに入れる数値ははセルに入れる半角文字数であり、高さは文字のポイント数らしい。
経験的に、幅は 5 文字、高さは 30 ポイントを入れるとほぼ方眼紙状になる。このようにして、セルの1マスの大きさの縮尺を決めておけば、図面が引きやすくなる。
(追記:2009/7/25)Excel の初期値で、列の幅を 1.63 と指定すれば方眼紙が得られる。 - 基本的には、ツール・アイコンの「四角形」を使う。例えば、2x4 6ft. 材であれば、縮尺に合わせて 幅89mm 長さ1828mm の四角形を描けばよい。これを何本か並べて使う場合には、[Ctrl] キーを押しながら元の図をドラッグしてコピーすればよい。
- 今回、デッキを作るのには、檜1等の角材とSPF 2x4材を使ったが、それぞれの材の色を区分しておけばあとで分かりやすい。
- 使用するボルトなどの金具については、図形ツール・アイコンの「直線」を使えばよい。アイコン「線のスタイル」で線の太さを決めたり、アイコン「線の色」で線の色を選択できる。
- それぞれの部位の長さは、方眼紙状になっている升目で読み取れるが、図形ツール・アイコンの「矢印」を使えば表示できる。アイコン「矢印のスタイル」で両端が矢となっているスタイルを選択すればよい。
- 図面上にコメントなどを入れる場合は、図形ツール・アイコンの「テキスト・ボックス」を利用すればよい。画面上で見えていても、印刷をしたときに隠れてしまう文字があるので、枠は大きめにとりたい。Excel はどうもできあがりを印刷することを意識していないようだ。
- 図面を印刷するときは、通常の Excel の表の印刷方法に従えばよいが、方眼紙状の升目を印刷したければ、「ファイル」→「印刷プレビュー」→「設定」→「シート」ポップアップ画面にある「印刷」の「枠線」をチェックしておけばよい。
- Excel 図形描画は、3-D の表示ができるようだが、習得には時間がかかりそうだ。いずれトライしてみたいと思うが。
このようにして描いた図面をパートナーにメールで送り、問題個所を指摘してもらう。合意してもらえれば、材料をこちらで調達していきやすくなる。
先週の木・金とパートナーと共によく働いて、古いテラスの残骸処理と根太となる檜角材の据え付けを終えた。
今週、またでかけて仕上げるつもりである。孫の夏休みに使うことが励みである。しんどいながらも、DIY 欲求も満たされている。