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2008年3月 9日

MP3GainによるMP3ファイルの音量一括調整

 eMusic などでダウンロードした MP3 ファイルの音量を一括して調整は、SoundEngine というソフトを使ってきた。ダウンロード MP3 曲の音量一括調整(2)でも書いたように、SoundEngineでは、いったん .wav ファイルに変換し、音量一括調整したうえで、再びMP3ファイルに変換しなければならない。

 最近になって、MP3Gain というアメリカ生まれのフリーソフトが、MP3 ファイルの音量一括調整の主流であることを Google Search で知った。このソフトは世界的に支持されているらしく、30近くの言語に翻訳されている。多分、ボランティアであろう。

 このソフトはエンコード・デコードをしないので、音質の劣化がないということである。早速、MP3Gain のサイトから、"This is what most people will want to download."という mp3gain-win-1_2_5.exe ダウンロードし、インストールした。

 インストール・ウィザードの中で、27言語の中から言語を選択する部分があるので、Japanese をチェックすると、MP3Gain(MP3GainGUI.exe) のツールバーに、Language が表示され、ここで Japanese をチェックすると日本語画面となる。このような言語選択方式ははじめてである。

クリックすると大きな画面になります  使い方については、ネットをサーチするとたくさんヒットするのでそちらを参考にする手もあるが、左の screenshot のように、MP3Gain のヘルプの中の "How Do I ?"に親切に書いてあるので、それを参照するのがよい。この部分はまだ日本語に翻訳されていないが、画面もとりいれられてたり、平易な英語で書かれているので抵抗感はあまりない。
(追記:2009/3/10)ヘルプの日本語化を REIKA さんという方がされたようだ。
 方法は、MP3Gain のホームページにある 5 Feb 2009のHelp file into Japaneseをクリックして zip ファイルを保存する。保存した mp3gain-japanese.zip を解凍すると出てくる MP3GainJapanese.chm ファイルを mp3gain-win-1_2_5.exe ファイルと同じフォルダーに置くだけでよい。


 ただ、注意点もあるので、まだ十分に使いきれていないが、自分自身のためへの備忘録として書き留めておきたい。
  • MP3Gain を使って音量一括調整をしたときの log はファイルとして残される。初めに、「オプション」→「ログ」を開くと分析ログ・ファイルが空白となっているので、MP3GainGUI.exe を置いたフォルダーのパスで、MP3GainAnalysis.log というような名前でファイルを作っておく。
  • 音量一括調整には、2つの方式がとれる。全てのファイルを同じ音量にするときには、トラック分析、トラックゲインを使う。アルバムCDなどをMP3録音したときのアルバム全体抑揚を残したまま音量を上げ下げしたいときは、アルバム分析、アルバムゲインをつかう。
  • 音量一括調整するファイルは、同じフォルダーで書き換えられるので、オリジナルを残しておきたい場合は、コピーをとっておいた方がよい。


 このエントリーを書いていて気になったことであるが、MP3Gain と SoundEngine とでは、音量の表現が異なることである。どちらも同じ dB という記号を使っているが、MP3Gain は 90dB という数字になり、同じくらいの音量が SoundEngine では -16dB というような数字で表現される。この違いをネットサーチしてみたが、数学音痴の私ではよく理解できるページにいきあたらなかった。どうやら dB はいろいろな値の表現に使われるらしい。MP3Gain の 90dB とは、dBspl(Sound Pressure Level) らしいと理解したのだが。

 この学習のおかげで、 SoundEngine のほうがマニア向けで、音を編集するための細かい機能を備えていることが分かった。私のような素人でも、音楽をつないだり、切ったり、フェードアウトさせるなどするときには、 SoundEngine を使う必要がある。ただ、ダウンロードしたMP3ファイルの音量一括調整に使うのには、MP3Gain のほうがずっと簡便である。 

2007年9月20日

第2回和泉の国ジャズストリート

 昨年、和泉市の市制50年を記念して、「和泉の国ジャズストリート」なるイベントがも催された。和泉の新しい住宅地に居を構えるML仲間に誘われて、彼のご家族と共に半日を楽しんだことは、昨年の同時期のエントリーに書いている。市制50周年の記念イベントだったので続けて開催されるかどうか疑問だったが、音楽好きのボランティアが奮闘したのか今年も昨年よりも大きな規模で開催された。
070916_1.jpg 天気は昨年と同じように曇天で蒸し暑いが、雨はパラパラと降った程度であった。仲間と待ち合わせた泉北高速鉄道の南ターミナル和泉中央駅では、ファニーカンパニー・ジャズ・オーケストラというアマチュアのビッグバンドがスタンダード・ナンバーを演奏していた。サックス4,トランペット3、エレキベースギター、アコースティック・ベース、エレクトーンなどアンプを介して大音響である。聴衆は、このバンドをぐるっと囲んでいるだが、よほどJazz好きなのかお爺さんが一人、輪の中で椅子を持ち出して聞き入っていた。アンコールが終わったところで、昨年なかなか上手いバンドがきていたエッテルム・フィノンに歩いた。途中、ルージュ・トマトというベーカリーカフェやモーンというケーキ屋の店の駐車場広場で演奏の準備が行われていた。
070916_2.jpg エッテルム・フィノンでは、ピザやフライドチキンなどの軽食やビールなどの飲み物がオール500円で提供されている。暑い中を歩いてきたのでビールで喉を潤すころに、不動裕子クインテットなるボーカル、ピアノ、ドラムスが女性でとアコースティック・ベースとアルトサックスが男性の若いメンバーの演奏が始まった。ドラムスが女性というバンドは珍しい。まだ、できたばかりのバンドらしいが、アルトサックスを吹く倉都翔平くんは馬力があった。この、「和泉の国ジャズストリート」への出演料は安い(あるいはただ)らしく、チップを求めていた。いろいろと場所を変えるのも面倒なので桃山学院カンタベリーホールの公演まで、ここで落ち着くことにした。070916_3.jpg しばらくして、TONE Quartet というピアノとビブラフォンが女性、アコースティック・ベースとドラムスが男性のバンドの演奏が始まった。このバンド関谷友加里さんのピアノが素晴らしい。Caravan などお馴染みのテーマでの improvisation をかぶりつきで楽しんだ。ただ、ピアノの設置場所(方向)が悪く、ステージの隅っこで壁に向かって弾いているので背中しか見えない。
 次のステージは、MD where is Philly? Trio という男性3人のバンドである。このトリオには、drums がいない。それで、バンド・リーダの大井戸良久が好きな Drum Artist で有名な Philly Joe Jones はどこにいるの?とバンド名を付けたとのことである。大井戸良久のトランペットもボーカルもしっとりした味がある。よい drums が見つかって今度は Quartet で聴けることを楽しみにしたいものだ。
 

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