Atelierで“Snow Shoe”タグの付いているブログ記事

2008年12月31日

Hutte Hachi:ゲレンデを Snow Shoe で歩いてみる

 年末もおしせまって、Hutte Hachi のパートナーが日帰りだけどでかけないかと誘ってきた。
 新聞の雪便りでは、鉢高原も 45cm ほど積雪があってスキーもできるようなので雪景色が期待できそうだ。
 いつも私の車で行くのだが、まだスタッドレス・タイヤを装着する踏ん切りがついていない。パートナーは既にスタッドレスに履き替えているので、彼の車を出してもらうことにした。

クリックすると大きな写真になります 天気予報では雨が降る確率が高いようなことをいっていたが、快晴である。道には雪がなくスタッドレスは必要ないがゲレンデは真っ白である。思いのほかスノーボードをしにきた若い人たちがたくさんいる。高原に上がるリフトも動いている。いつもの冬景色である。
 いつも世話になっている民宿のおかみさんも正月に雪があるのでほっとしている様子だった。

クリックすると大きな写真になります クリックすると大きな写真になります今年のはじめの厳冬期に試した Snow Shoe を今回も履いてみた。長靴の上から履けるので便利である。
 まだ、踏み固められていないゲレンデの雪の上を歩くと靴だけのパートナーと比べるとあきらかに雪の中に沈まない。天気も良いので、これを履いて雪景色の写真を撮りに出かけた。
 雪は地上のいろいろなものを隠してくれるので、見慣れた風景も一変する。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 民宿のおかみさんの話では、H?tte Hachi のそばに高く成長して枯れ葉が屋根にたまり腐食の原因となっていた2本のカラマツの一本を関西電力が伐採してくれたようだ。電線やリフトの索道に触れるくらい大きくなっていたためである。前から民宿のおじさんに伐採の相談をしていたので、二本ともとお願いしてくれたようだが、そう言うわけにはいかないと一本だけだった。ただ、残った1本も下の方の枝打ちしてくれているので、屋根への枯れ葉の心配がかなり少なくなった。
 カラマツの伐採は、クレーン車を持ってきて、上から1m50cmくらいずつ何回かに分けて順番に切ったようで、切り取った材が切り口の年輪を見せて積み上げられている。パートナーは先日下呂温泉にいったときに撮ったチェーンソーでの木彫り作品を見せて、そのようなものを作る材料ができたと喜んでいた。私は、雪解けには仕上げるつもりでいるウッドデッキの上に、椅子でも作りたいと思っている。

クリックすると大きな写真になります 雪景色の良いポイントはないかと Snow Shoe を履いて H?tte Hachi の近くを歩き回ってみたが、結局小屋の窓から樹々を透かして眺められるハチ高原高丸がもっとも良さそうである。暖かいストーブのそばでビールでも飲みながらの眺めは、開放部をわざわざ北向きに設計したかいがあったというものだ。

2008年2月18日

隠居、厳冬の山小屋で遊ぶ

 息子・娘夫婦の子供たち、つまり私にとっての孫たちが、雪で遊ぶことを楽しむ歳になった。昨年は暖冬で行く機会がなかったが、今冬は十分すぎるくらいの積雪となった。

 札幌オリンピックの後の1972年頃に、大学時代キャンプカウンセラーだった仲間8人で建てたラビットハウスは、今はDIY好きの二人が小屋の修繕を楽しむための共同所有になっている。孫のためにというのが大義名分である。

クリックすると大きな写真になります 息子・娘は、その小屋でスキーの楽しさをおぼえた。子供達にも教えたいらしい。小屋を建てた頃の交通の便や施設に比べれば、今は格段に良くなっているが、豪雪だけはいまも難儀である。山小屋への入り口へは、ゲレンデから 20m ほどの距離を下るだけであるが、誰も踏んだことのない雪が、150cm ほど積もっている。昨年使う機会のなかった、ネットで手に入れていた Snowshoe を長靴につけて歩いて下りると、メタボの私の体重でも20cm ほど沈むだけである。これは良い買い物だった。いつも足が太ももあたりまで沈んでしまうこの 20m ほどのラッセルは息の切れるアルバイトだったのだ。

 実は、この Snowshoe を求めたのは、スキーももう危険を感じ始めていたので、これを履いて雪の多いときに周辺を歩いて写真でも撮ってみたいとおもったからだ。今回は、ずっと雪が降り続いたのでやめにした。

クリックすると大きな写真になります 山小屋の楽しみは、自炊さえいとわなければ食事を豪華に(?)できることである。多くの場合、養父市の9号線沿いにある小さな精肉店(羽淵精肉店)で、焼き肉用の肉を買っていく。今回は多少たくさん買ったので、100g1250円のサーロインステーキの端が残っていたのをサービスしてくれたらしい。雪遊びに腹を減らした孫がパクついていた。隙間だらけの小屋なので、部屋の中で炭火を使ってもあまり問題はない。

クリックすると大きな写真になります 16日の午後から降り止まない雪の中、久方ぶりにチェーンを巻いて、山を下りた。高速道路でも落ちなかった車の屋根の雪が翌朝まで残っていた。この時期の高速道路は、冬用のタイヤ装着規制をするところが増えている。1年に何回も必要ではないが、スタッドレスタイヤはこの時期の必需品なのかもしれない。