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2013年8月18日

信州蝶撮りの旅 7月25日?27日 -6 花々


 私は、花については無知である。写真の撮り方も不勉強である。蝶は花に止まる場面が多く、蝶の写真を撮っていると、花も撮ることになる。写真の説明をするときも、何という花にとまっているのか示せるほうが良い。花の種類は、蝶の種類とは比較にならないほど多く。似たような花も多い。そこで、山の花のハンドブックや、インターネットで検索するのだが、写真ではわかりにくいところもあり、苦戦している。
  今回の信州の山歩きでは、花の写真を少し撮ってみた。必ずしも高山植物だけではない。前述のとおり、名前は間違っているかもしれないが、お許しいただきたいと思う。

1.タカネナデシコ?
ナデシコ属ナデシコ科には、北半球の温帯域を中心に約300種が分布するという。花の基部(苞)の形はタカネナデシコのようだ。標高1,600mあたりで撮影した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
タカネナデシコ?;クリックすると大きな写真になります。
2.ナデシコ(カワラナデシコ)?
「国営あずみのアルプス公園」に植えられていた。秋の七草のひとつ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/2500秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
ナデシコ(カワラナデシコ)?;クリックすると大きな写真になります。
3.コウリンカ -1
地味な花だった。ギンボシヒョウモンが吸蜜していたのを見たが、あまり蝶が好む花ではなさそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -1;クリックすると大きな写真になります。
4.コウリンカ -2
花びらの形が少し違うように見えたが、これもコウリンカだと思う。紅輪花と書く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 6.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカ -2;クリックすると大きな写真になります。
5.マルバダケブキ
大きな葉である。オオバダケブキという呼び方もあるのだろうか。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキ;クリックすると大きな写真になります。
6.ニッコウキスゲ
群落となって咲いているところをよく見るが、これはぽつんと一輪が咲いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64) 露出補正 -0.3段
ニッコウキスゲ;クリックすると大きな写真になります。
7.ウスユキソウ -1
言うまでもなく、エーデルワイズの仲間だ。ミネウスユキソウ、ヒメウスユキソウなどがあるよだが、私には同定できない。薄雪草と書く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスユキソウ -1;クリックすると大きな写真になります。
8.ウスユキソウ -2
こんなにまとまって咲いているウスユキソウは初めて見た。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4 1/250秒 13.4mm ISO84 ) 露出補正 なし
ウスユキソウ -2;クリックすると大きな写真になります。
9.ハクサンフウロ -1
小さな五弁の花が愛らしい。ヒメシジミが吸蜜に来ているところを撮ることができた。フウロとは、風と露のことだそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ハクサンフウロ -1;クリックすると大きな写真になります。
10.ハクサンフウロ -2
ハクサンフウロは、日本の民間薬の代表格であるゲンノショウコの仲間だそうだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハクサンフウロ -2;クリックすると大きな写真になります。
11.ヒメシャジン
はじめて見たが、可愛い花だ。亜高山から高山の岩場に生え、中部地方以北の本州に分布する。キキョウ科ツリガネニンジン属だそうだ。漢字で姫沙参と書くが、小型のツリガネニンジンという意味だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
ヒメシャジン;クリックすると大きな写真になります。
12.イワキンバイ
フィールドガイドで調べると、同じような花がたくさんある。葉の形を確認できたので、イワキンバイだと思う。岩にへばりつくように生えているところは、いかにも高山植物という風情だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イワキンバイ;クリックすると大きな写真になります。
13.キバナノヤマオダマキ
あまり多くは咲いていなかった。下を向いて花が咲いている。オダマキという名は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環(おだまき)」に花の形が似ているところから付けられたそうだ。糸繰草(いとくりそう)と呼ばれることもある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キバナノヤマオダマキ;クリックすると大きな写真になります。
14.ウツボグサ
シソ科の植物だそうだ。マクロで撮ると、どこにピントを合わせたらよいのか迷う。ウツボグサという名は、弓矢の矢を収める「靫(うつぼ)あるいは空穂(うつぼ)」に形が似ている事に由来するとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウツボグサ;クリックすると大きな写真になります。
15.ヤマホタルブクロ
萼片の間が盛り上がっているので、ホタルブクロと区別できた。ホタルブクロという和名は、子供がその袋のような花に、ホタルを入れて遊んだことに由来するという。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマホタルブクロ;クリックすると大きな写真になります。
16.オミナエシ
これは、国立安曇野アルプス公園で撮った。漢字で女郎花と書く。その由来は、オミナエシの「オミナ」は「若い女性、女性、美人」のことだそうで、「エシ」は飯(メシ)のことで、黄色い花を粟(アワ)に例えた、という説や、エシ=減し、つまり「ヘシ」と読み、花が美しいので、女性の美しさを減す。美女より美しさに勝る。・・・といった説があるようだが、良くわからないそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1600秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 ー0.7段
オミナエシ;クリックすると大きな写真になります。
17.ハンゲショウ
これも国立安曇野アルプス公園で撮った。名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日。グレゴリオ暦で毎年7月2日頃)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるそうだ。「半化粧」説の方が親しみやすい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハンゲショウ;クリックすると大きな写真になります。
18.ガクアジサイ -1
蕎麦処「あさかわ」の庭に咲いていた。葉からしてガクアジサイの飾り花だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -1;クリックすると大きな写真になります。
19.ガクアジサイ -2
18.と隣り合わせに咲いていた。何とも渋い色だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
ガクアジサイ -2;クリックすると大きな写真になります。


2009年6月24日

潮来と佐原

 6月18日、日帰りバスツアーで潮来のあやめ園、佐原の水生植物園、佐原の古い町並みを見に行ってきた。朝8時、通勤客が増えてきた横浜駅を出発し、曇り空の中、首都高湾岸線から、東関東自動車道を潮来へ進んだ。潮来の前川あやめ園であやめ、花菖蒲を見たが、時期的には少し遅い。昼食後、佐原の水生植物園へ。ざっぱ舟にも乗った。ここは花菖蒲が多く、見頃である。一時大粒の雨が降ったがすぐやみ、雨の後の花菖蒲もきれいだった。このあと訪れた佐原の古い町並みは情緒があってなかなか良かった。
潮来 前川あやめ園:クリックすると大きな写真になります 1.潮来 前川あやめ園
茨城県潮来の前川あやめ園には、10時ごろに着いた。横浜から2時間である。菖蒲(アヤメ)、杜若(カキツバタ)、花菖蒲(ハナショウブ)は区別がつき難い。アヤメのほうが咲く時期が早いようだ。この写真は、花びらの付け根が黄色いのでハナショウブのようである。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/332秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
幼稚園の遠足:クリックすると大きな写真になります 2.幼稚園の遠足
潮来は水郷。船頭さんが艪で漕ぐ遊覧船が水の上を音もなく進んでいる。幼稚園の遠足なのだろうか、小さな子供たちが楽しそうに舟に乗っている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/99秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
長勝寺:クリックすると大きな写真になります 3.長勝寺
前川あやめ園を散策していると、「長勝寺500M」という案内板を見つけた。集合時間までまだ小1時間あるので足を伸ばしてみることにする。前川あやめ園は人が多かったが、ここは静寂そのもの。菩提樹の花が咲いていた。なにかすごく得をしたような気になった。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/88秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
ざっぱ舟:クリックすると大きな写真になります 4.ざっぱ舟
昼食後、佐原水生植物園へ行った。ここはハナショウブが多く、いまが最盛期のようである。昭和44年に開園されたと言う 6ha の園内には水路があり、そこを船頭さんが漕ぐざっぱ舟という小さな船で巡る。所要時間約10分。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/206秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段 
Capture NXで補正
水路:クリックすると大きな写真になります 5.水路
ざっぱ舟が通る水路には蓮の花も咲いていたが、この黄色い小さな花も風情があった。ちょっとモネを気取ってみた。モネなら睡蓮を撮るべきだったか。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4 1/77秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
水郷佐原水生植物園:クリックすると大きな写真になります 6.水郷佐原水生植物園 
写真が前後してしまったが、佐原水生植物園はこんな感じのところである。雨が降ってきたのでざっぱ舟に屋根がかけられた。ハナショウブにはそれぞれ名前が付けられている。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/90秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
佐原の古い町並み:クリックすると大きな写真になります 7.佐原の古い町並み
千葉県佐原市は昔、舟運で栄えた。小野川河畔とその周辺には、河岸問屋や醸造など商工業者が軒を連ねていたといい、現在でも、隆盛を極めたころを彷彿とさせる古い商家が立ち並び、水郷の情緒を醸し出している。平成8年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。この写真の手前の建物は、明治26年建築の福新呉服店、奥は明治23年建築の小堀屋本店。小堀屋本店は創業が天明2年の蕎麦屋で今も営業中である。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F4 1/58秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
樋橋:クリックすると大きな写真になります 8.樋橋
利根川に注ぐ小野川沿いに伊能忠敬にちなむ忠敬橋があるが、そこを利根川と反対方向に進むと、樋橋がある。通称ジャージャー橋と言うらしい。30分おきに橋の下から、写真のように水が流される。昔は灌漑用の水路であったようだが、今は観光用とのこと。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/66秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
佐原三菱館:クリックすると大きな写真になります 9.佐原三菱館
旧三菱銀行佐原支店として大正13年に建てられた。イギリスより輸入したレンガを使ったという。現在は市に寄贈され、観光案内所となっている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/108秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
舟運の町:クリックすると大きな写真になります 10.舟運の町
忠敬橋から先ほどのジャージャー橋とは逆に利根川のほうへ向かっていくと、古い建物が、河畔の柳の木とともに美しく、情緒がある。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/86秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
小野川河畔 ガクアジサイ:クリックすると大きな写真になります 11.小野川河畔 ガクアジサイ
どんよりとした曇り空に古い建物とガクアジサイがとてもマッチしている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/104秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
新しい建物:クリックすると大きな写真になります 12.新しい建物
佐原市は伝統的建造物の保存に力を入れているようで、新しく建てられた店舗も、木の色は真新しいものの、その建て方は伝統的である。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/85秒 ASA71 ) 露出補正 -0.3段